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80.二択 sideアメ
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服も着て、せっかくだから採った魚の何匹かは晩御飯用に。
残りは明日街へ持って行って売る用に池に生け簀(いけす)を作って入れておいた。
え?何で作ったのかって?
その辺に生えてたツタに生け簀になーれって魔法かけたら出来たの。結構頑丈だよ。
「水浴び行かなくて良いの」
「彼がいるのに行ける訳ないだろう」
彼、と言ってルカが見た先にはまだ気絶している赤毛。
「何で」
起きたとしても縛ってるし、こんな奴に負けないよ?
「ていうかこの赤毛なに。知ってる人?」
「いや」
「服ボロボロだけど」
「最初からだ」
「ふーん。何かダサいね」
「そう言ってやるな。もしかしたら金に困っていたのかもしれない。だからこんな格好をせざるを得なかったんだろう」
なるほど。
「やっぱり雑魚じゃないの。この赤毛」
「だが事情を聞かない訳にはいかないだろう。それにそうだとしてもやはりアメと二人きりにはさせられない」
「大丈夫だよ。いざとなったら焚き火の材料にするから」
「悪魔か!」
失礼な。魔王だよ。
あれ、今の誰の声。
「さっきから聞いてればアンタら酷くない!?あとオレはダサくない!」
何だ、起きてたの。
そうならそうと早く言ってよね。魚の餌にするか薪(まき)にするか迷ってたのに。
残りは明日街へ持って行って売る用に池に生け簀(いけす)を作って入れておいた。
え?何で作ったのかって?
その辺に生えてたツタに生け簀になーれって魔法かけたら出来たの。結構頑丈だよ。
「水浴び行かなくて良いの」
「彼がいるのに行ける訳ないだろう」
彼、と言ってルカが見た先にはまだ気絶している赤毛。
「何で」
起きたとしても縛ってるし、こんな奴に負けないよ?
「ていうかこの赤毛なに。知ってる人?」
「いや」
「服ボロボロだけど」
「最初からだ」
「ふーん。何かダサいね」
「そう言ってやるな。もしかしたら金に困っていたのかもしれない。だからこんな格好をせざるを得なかったんだろう」
なるほど。
「やっぱり雑魚じゃないの。この赤毛」
「だが事情を聞かない訳にはいかないだろう。それにそうだとしてもやはりアメと二人きりにはさせられない」
「大丈夫だよ。いざとなったら焚き火の材料にするから」
「悪魔か!」
失礼な。魔王だよ。
あれ、今の誰の声。
「さっきから聞いてればアンタら酷くない!?あとオレはダサくない!」
何だ、起きてたの。
そうならそうと早く言ってよね。魚の餌にするか薪(まき)にするか迷ってたのに。
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