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103.遠からず
しおりを挟む「アメくんてさ、何か魔王っぽいよな」
「!?」
「え。何そんな驚いてんだよ。ルカもいつも見てんだろ?あの傍若無人ぶり。綺麗な顔してんのに中身は悪魔とか。アメくんが女の子だったらそれでも大歓迎だったけどさぁ。あそこまでいくともう悪魔の域超えて魔王だろ。魔王」
「…あ、ああ」
そういう意味か。焦った。
「まあ本物はどんなのだったか知らないけどさ。で?何でアメくんはご機嫌斜めだった訳?街で何かあったのかよ」
「いや…まあ、色々とあってな」
「色々?」
「……、そういえば何か私に用があったんじゃなかったか」
このままでは色々と気持ち的にも落ち着かないので、一旦話題を変える。
「ん?あ、そーだったそーだった。これなんだけどさ、一緒に出てくんない?」
そう言ってテオは懐から一枚の紙を取り出した。
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