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133.残骸
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虫の監視下の中、進む事一時間弱。やっと洞窟を抜けたと思ったら、眼下に何やら建物が並んでいる場所に出た。
「何だここ?」
「地下都市じゃない」
「は?何でそんな事分かんだよ」
地下で建物ときたらそれしかないでしょ。普通に考えて。
そうと分かればお決まりのあの仕掛けもどこかにあるはず……あ、あったあった。
側溝に火の玉を突っ込む。するとバババッと炎が走っていき、あっという間に地下都市に十分な灯りをもたらした。
「ほら、行くよ」
何ぼけっとしてんの。置いてくよ?
「お前、何であんな落ちこぼれなんかと手組んでんだよ」
「落ちこぼれって」
「あ?テオの事に決まってんだろ」
ああ。そういえば赤毛の事、そんな感じで呼んでたっけ。
とは言え、そんな事は俺にはどうでもいいので地下都市を見るのに専念するけど。
…ん?
「あれ」
さっきまで充満していた俺の魔力が根こそぎ無くなっている。
これってもしかして…まずい?
「何だここ?」
「地下都市じゃない」
「は?何でそんな事分かんだよ」
地下で建物ときたらそれしかないでしょ。普通に考えて。
そうと分かればお決まりのあの仕掛けもどこかにあるはず……あ、あったあった。
側溝に火の玉を突っ込む。するとバババッと炎が走っていき、あっという間に地下都市に十分な灯りをもたらした。
「ほら、行くよ」
何ぼけっとしてんの。置いてくよ?
「お前、何であんな落ちこぼれなんかと手組んでんだよ」
「落ちこぼれって」
「あ?テオの事に決まってんだろ」
ああ。そういえば赤毛の事、そんな感じで呼んでたっけ。
とは言え、そんな事は俺にはどうでもいいので地下都市を見るのに専念するけど。
…ん?
「あれ」
さっきまで充満していた俺の魔力が根こそぎ無くなっている。
これってもしかして…まずい?
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