【R18】美少女専門学園 強制"性転換"部 特別洗脳コース【TS】

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第三章 美少女学園一年目 芽吹き根付く乙女心

【第9話】 再教育(9)クリスティーナ◆

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■クリスティーナサイド(3)

 クリスティーナはベッドに押し倒された。
 すぐさま覆いかぶさるように、聡が乗っかってくる。

 まるでプレゼントの包装を破くように、荒々しくワンピースを捲り上げられる。
 両手を握り合う形で万歳で抑え込まれて、唇を奪われる。
 口の奥まで吸い上げられる。
 それが言いようがないほど、心地よい。

「んっ……んん……んっ」

(口の中がとろけちゃう)

 舌が絡み合うねっとりした感覚にうっとりしてしまう。
 火照った体が、訴える。

 ーー好き。

 強引にされるのが。

 好き。

 荒々しく求められるのが。

 好き。

 男性の厚い胸板に胸を圧迫されるのが。

 好き。

 大きくなったおちんちんが、素股に触れるのが。

 好き。

 彼の舌が自分の中で、貪り狂うように暴れているのが。

 好き。

 さとし君のことが……。



 好き。



 --だけど。

(本当に飲まれては、だめっ。流されては、だめっ)

 クリスティーナは首を振る。
 ここで負けては全てが終わってしまう。
 彼女の中に眠る狂犬クリスの心は、まだ死んでいない。

 これは、あくまでも演技。
 媚薬に屈服したように見せかける、作戦。
 イリスを油断させるための、起死回生の一手。

 そう。クリスティーナは運命を託したのだ。
 聡という切り札に。
 自分の作戦のカギとなる、この少年に。

 手錠の鍵は、イリスのズボンの中に入っている。
 それがこの最悪の事態を脱出するためのカギだ。

「聡君。お願い。聞いて」

 イリスに感づかれないように小声で彼に話しかける。
 聡は既に、クリスティーナのショーツをずらしにかかっている。
 脚に彼のペニスが押し当てられる。

(あれで強く犯されたらどんなに気持ちいいの……って変なこと考えたらだめっ)

 ペニスの存在を近くに感じるだけで、クリスティーナは屈服しそうになる。
 どうしても、エッチな想像をしてしまう。
 体が彼を求めてしまう。
 股間を貫かれることを求めてしまう。
 
 そもそも、聡が自分の言うことを聞いてくれるのだろうか。
 ここまでエッチが進んだ段階で、性欲を押さえてまで協力してくれるのだろうか。

「どうした、ティーナ」

 聡の声には理性が残っていた。
 クリスティーナは聡に一縷の希望を感じる。
 賭けるしかない。
 聡の腕力と、意志の力に。

「イリスの右ポケット……にあるの」

 クリスティーナは熱に浮かされながらも、言葉をひねり出す。
 それを聞いて、聡ははっとした表情を浮かべる。

(ティーナはまだ、逃げることをあきらめてはいない。なのにオレは)

 もう少しで野獣に堕ちているところだった。

 流されてはダメだ。
 クリスティーナの「信じてる」の意味を理解する。

 自分が一番助けたいと思っている女の子が、自分を信頼してくれている。
 この場を切り抜ける切り札と考えてくれている。
 それなのに自分は、この状況を利用して、自分勝手に……。

「くっ……」

 聡は自分の首を力強くつねる。
 あざができるほどの力で。

 その痛みが、暴走しかけた性欲を押さえ、失いかけた冷静さを引き戻してくれる。

 聡は冷静に状況を確認する。
 イリスとの距離の三メートルに対して、手錠が結ばれている鎖の長さは、一メートル半といったところか。

 届くか微妙なところだ。

「お願い、犯して。あたしを、めちゃくちゃにして」

 クリスティーナはイリスに聞こえる大きな声で演技をしながら、目でイリスの位置を伝えてくる。
 そんな彼女の健気な演技に、聡も合わせる。

「ティーナ。好きだ。大好きだ」

 そう言いながら、ズボンのチャックを勢いよく下ろして、彼女を犯しにかかるふりをする。




 二人のエッチをイリスは無警戒に、そして、嗜虐的な笑みを浮かべてながら見ていた。
 一番いいところと思っているのか、ガードが低くなっている。
 より近くで二人が交わるのを見ようと、前のめりになっている。 

 今しかない。
 そう目で訴えるクリスティーナに聡は頷く。
 二人の間に友情以上のものが芽生えつつある。

 聡は大きく息を吸う。
 男を見せるのは、今しかない。
 今戦わなくて、いつ戦うんだ。
 熱い思いが、頭のもやもやを吹き飛ばす。

「くっそたれー」

 手錠を引き裂く勢いで、聡は起き上がり、イリスに向かって殴りかかる。
 鎖の擦れる音が響く。

「なっ」

 何事か?

 イリスは目の前の状況についていけず、驚きの声をあげる。
 まさか、反撃してくるとは。

 予想しなかった事態にイリスの体は硬直し、逃げることができない。

 聡は渾身の力で、体をイリスの方に伸ばす。
 金属が擦れる高い音と共に、鎖がピンと張る。
 手錠がつながれている右手首に激痛が走り、聡は顔をしかめる。
 だが、それでも聡は勢いを緩めない。
 諦めたら、終わりだ。

 イリスを倒す。倒して、クリスティーナと二人で一緒に逃げるんだ。

 そんな、強い決意をまとった聡の左手が、ぎりぎりイリスの脚をとらえる。
 イリスの足首に手が届く。

(やった! ギリギリだけど、届いた。絶対に逃すものか)

 これで終わりではない。

 希望の鍵はイリスのポケットの中にある。
 
 それを奪うまで、諦めるわけにはいかない。

「つかまえた! もっとこっちにこい」

「ぎゃっ。やめっ」

 イリスの足首をがっしり掴んで、そのまま自分の方へと引きずり込む。
 不覚を取ったせいだろうか。イリスは未だ動転して、事態に対処できていない。
 聡はイリスを引き込もうと、腕をめいいっぱいの力で曲げる。

 足を取られて、イリスは大きくバランスを崩す。
 そして、勢いを殺すことができず後ろに倒れ、思いっきり頭を打つ。

 バンッ

 鈍い音が、牢屋に響いた。
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