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第三章 美少女学園一年目 芽吹き根付く乙女心
【第31話】 再教育(31)あおい
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■あおいサイド(11)
あおいのお嬢様としての生活が本格的に始まった。
お屋敷の朝は早い。
クイーンサイズのプリンセスベッドで、華やかなネグリジェを着て寝ているあおいを待ち受けているのは、ファッションショーさながらの着せ替えタイムだ。
厳しい女性化教育の一環なので、あおいに選択肢はない。
今週のテーマは中世のお姫様だ。
今日も、アリスによってきついビスチェコルセットを付けさせられている。
「き、きつい。息ができない……。お願い、緩めて」
「我慢しなさい。あおいちゃんは、少し太り過ぎよ。怠け過ぎだわ。十分痩せるまでは朝食抜きよ」
「う、うえっ」
「こらっ。レディーなんだから、そんなはしたない声を出さない!」
アリスは、これでもかとばかりに、あおいのウエストを細く縛っていく。
肋骨からミシミシと言う悲鳴が聞こえてくるかのようだ。
内臓が圧迫されて、息が苦しい。
食べ物も、通らないほどだ。
本当にここまでやる必要があるのだろうか。
腰を締め付けられる一方で、逆に胸のところはまだ余裕があるらしく、パッドが敷き詰められている。
「お胸はBカップまで育ってきてるけど、まだ全然足りないわ」
あおいの胸は、無理やり寄せれば谷間を作れるところまではきている。
だが、お姫様ドレスに似合うほどまでは育っていない。
もっとも、これに関してはアリスは心配していない。
数カ月前はまだ男の子の胸だったことを考えると、十分以上の成長速度と言えるからだ。
恐らく、元々女性ホルモン受容体が多いのだろう。
しかも今のあおいは、卵巣によって体内で女性ホルモンが豊潤に生成される体になっている。
一年あれば、素晴らしく艶めかしい女体に成長するはずだ。
早紀が世界最高の素材と繰り返すだけのことはある。
パッドは、おっぱいが成長するまでの、一時的な処置だ。
ショーツは生地面積が小さく、デザインの細かいセクシーなものを着けさせられた。
扇情的な赤い生地に、ピンクのバラの刺繍がほどこされている。
勝負下着と言っていいほど、大人らしいデザインだ。
「おちんちんがないと、ショーツもすっきりしていいわね。似合ってるわよ、あおいちゃん」
何もついていない頼りない股間を指摘されて、あおいは情けなく感じて、泣きそうになる。
もう、もっこりと股間を持ち上げるものは付いていない。
もう二度と戻ってこない。
アリスはショーツ越しにあおいの股間を撫でる。
くすぐったさに、あおいは内股になってしまう。
その女の子らしい仕草に、アリスはくすっと笑った。
「本当に羨ましいほど感じやすいのね」
アリスからの言葉攻めは続く。
今日の衣装は、ゴシックドレスだ。
黒基調に、白くて胸元にひだのあるブラウス、首の黒いリボンが幼くも上品な奮起を醸している。
あおいの真っ白な柔肌を、ひらひらで上品なドレスが包んでいく。
ドレスを着た後は、メークの勉強の時間だ。
「あおいちゃんは、そのままでも可愛いけど、女の子のたしなみとして、お化粧もきちんと勉強しましょうね」
アリスはそう言いながら、美肌効果のあるファンデーション、チーク、アイメーク、リップを施していく。
子供っぽさを感じさせる葵の顔は、化粧によって大人の女性に変わっていく。
あおいも、見よう見まねで真剣に取り組んでいる。
ブレイスレットは既に水色に染まっている。
これ以上青く染まったら、何をされるか分かったもんじゃない。
マゾ雌調教は何としてでも避けたかった。
「頭にヘッドリボンを着けて、完成よ」
あおいは、二メートルほどの高さの全身鏡の前に立たされた。
そこにはため息が出るほど可愛らしいお嬢様が写っている。
男の子の証を失ったからだろうか。以前にも増して女らしさに磨きがかかっているように見える。
「ほら見て。すごく似合ってるでしょ。あおいちゃんは、どんな服でも着こなせるから羨ましいわ」
あおいのお嬢様としての生活が本格的に始まった。
お屋敷の朝は早い。
クイーンサイズのプリンセスベッドで、華やかなネグリジェを着て寝ているあおいを待ち受けているのは、ファッションショーさながらの着せ替えタイムだ。
厳しい女性化教育の一環なので、あおいに選択肢はない。
今週のテーマは中世のお姫様だ。
今日も、アリスによってきついビスチェコルセットを付けさせられている。
「き、きつい。息ができない……。お願い、緩めて」
「我慢しなさい。あおいちゃんは、少し太り過ぎよ。怠け過ぎだわ。十分痩せるまでは朝食抜きよ」
「う、うえっ」
「こらっ。レディーなんだから、そんなはしたない声を出さない!」
アリスは、これでもかとばかりに、あおいのウエストを細く縛っていく。
肋骨からミシミシと言う悲鳴が聞こえてくるかのようだ。
内臓が圧迫されて、息が苦しい。
食べ物も、通らないほどだ。
本当にここまでやる必要があるのだろうか。
腰を締め付けられる一方で、逆に胸のところはまだ余裕があるらしく、パッドが敷き詰められている。
「お胸はBカップまで育ってきてるけど、まだ全然足りないわ」
あおいの胸は、無理やり寄せれば谷間を作れるところまではきている。
だが、お姫様ドレスに似合うほどまでは育っていない。
もっとも、これに関してはアリスは心配していない。
数カ月前はまだ男の子の胸だったことを考えると、十分以上の成長速度と言えるからだ。
恐らく、元々女性ホルモン受容体が多いのだろう。
しかも今のあおいは、卵巣によって体内で女性ホルモンが豊潤に生成される体になっている。
一年あれば、素晴らしく艶めかしい女体に成長するはずだ。
早紀が世界最高の素材と繰り返すだけのことはある。
パッドは、おっぱいが成長するまでの、一時的な処置だ。
ショーツは生地面積が小さく、デザインの細かいセクシーなものを着けさせられた。
扇情的な赤い生地に、ピンクのバラの刺繍がほどこされている。
勝負下着と言っていいほど、大人らしいデザインだ。
「おちんちんがないと、ショーツもすっきりしていいわね。似合ってるわよ、あおいちゃん」
何もついていない頼りない股間を指摘されて、あおいは情けなく感じて、泣きそうになる。
もう、もっこりと股間を持ち上げるものは付いていない。
もう二度と戻ってこない。
アリスはショーツ越しにあおいの股間を撫でる。
くすぐったさに、あおいは内股になってしまう。
その女の子らしい仕草に、アリスはくすっと笑った。
「本当に羨ましいほど感じやすいのね」
アリスからの言葉攻めは続く。
今日の衣装は、ゴシックドレスだ。
黒基調に、白くて胸元にひだのあるブラウス、首の黒いリボンが幼くも上品な奮起を醸している。
あおいの真っ白な柔肌を、ひらひらで上品なドレスが包んでいく。
ドレスを着た後は、メークの勉強の時間だ。
「あおいちゃんは、そのままでも可愛いけど、女の子のたしなみとして、お化粧もきちんと勉強しましょうね」
アリスはそう言いながら、美肌効果のあるファンデーション、チーク、アイメーク、リップを施していく。
子供っぽさを感じさせる葵の顔は、化粧によって大人の女性に変わっていく。
あおいも、見よう見まねで真剣に取り組んでいる。
ブレイスレットは既に水色に染まっている。
これ以上青く染まったら、何をされるか分かったもんじゃない。
マゾ雌調教は何としてでも避けたかった。
「頭にヘッドリボンを着けて、完成よ」
あおいは、二メートルほどの高さの全身鏡の前に立たされた。
そこにはため息が出るほど可愛らしいお嬢様が写っている。
男の子の証を失ったからだろうか。以前にも増して女らしさに磨きがかかっているように見える。
「ほら見て。すごく似合ってるでしょ。あおいちゃんは、どんな服でも着こなせるから羨ましいわ」
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