【R18】美少女専門学園 強制"性転換"部 特別洗脳コース【TS】

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第三章 美少女学園一年目 芽吹き根付く乙女心

【第118話】 翔の消失(8)◆完結

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「あっ……だ、だめっ……」

 イリスはディルドを引き抜いてしまう。
 もの欲しそうにひくついている翔のアナルから、抜き去ってしまう。

 急に大人のおもちゃを取り上げられて、翔のお尻はペニスを求めて突き出す格好になった。
 お腹の奥にスッポリと空しくて切ない空間が広がっていく。
 発情したまま急にお預けにされてしまったことで、気が狂いそうになる。

「……あぁん……おかして……おかして……翔を……おかして……」

 翔は今もなお、オウム返しの余韻で淫乱に叫んでいる。
 いや、ペニスを欲しがる様子は、本心と言った方がいいだろうか。

 そんな翔の発情した女体を放置したまま、イリスは一方的に会話を続ける。

「翔ちゃん。その体位はね、正常位って言うのよ。男の人が、女の人に覆いかぶさって犯す体位」

「……おかして…………おかして………あぁん……おかし………」

「男の人が上で、女の人が下よ」

「……おねがい……おかして」

「翔ちゃんは男の人の下に組み敷かれる側なの。犯される側なの。どういうことか分かるかしら?」

「おかして……翔をおかして」

「翔ちゃんは、イリスお姉さんの話を聞けない悪い娘ね。そんなに言うんだったら、徹底的に犯してあげるわ」

「えっ……あっ」

 アリスとイリスは共同で翔の体をひっくり返す。
 イリスは翔の下腹部を抱きかかえて、アリスは翔の背中に手を当てながら、翔の両腕を上にひっぱる。
 翔は、お尻を上に突き出したエッチな体勢に変えられる。
 大きく反った背中から艶めかしいくびれのラインが見える。
 胸を下に突き出す形になり、おっぱいが床に直に触れてひしゃげている。
 フローリングの冷たさが、豊かな乳房を通じて伝わってくる。

 バレエのレッスンで培われた柔軟性で、翔のお尻の孔はほぼ真上を向いていた。

「ほら。翔ちゃん。これからお望み通り太くて固いおちんちんを挿れてあげるわ。翔ちゃんの大きなクリトリスとは違う、大人のおちんちんよ。心ゆくまで堪能しなさい」

 そう言いながら、別の手に持っていた極太のペニスを一気に挿入する。

「あぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん」

 一度挿れられただけで、体をガクガクと震わせて翔はイってしまう。

「もっと犯してあげるわ。イったからって許してあげないんだから」

 お尻を掴みながら、またディルドを深くに刺す。

「ぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

 翔は、大声を張り上げる。いつもよりもさらに高い喘ぎ声だ。

「もっと欲しいんでしょ。犯してほしいんでしょ」

 ズニュ

「あぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん💗」

「ほら、翔ちゃんの女の子の入り口が喜んでるわよ。もっと挿れちゃうわ」

「もうむりゅぁーーーーーあはあああああああああ💗」

 既にイっている翔に、更なる快楽を押し売りする。
 白目をむいている翔に、より深く極太ペニスを挿入し、Gスポットに押し付ける。

「こわれちゃ……あぁぁぁああああああはぁぁぁぁぁんっ💗💗」

「もっと感じなさい。感じられるはずよ。だって翔ちゃんはもう女の子なんだから」

「はぁぁああああああああああああああああああああああああああん💗💗💗💗💗💗」

 翔は、敏感なGスポットを突かれるたびに、涎をたらして体をがくがく言わせて白目をむく。
 癖になるほど濃密なオーガズムが折り重なっていく。
 女の悦びの嵐が、翔の中の男の部分を押し流す。
 おっぱいが大きく揺れて、乳腺がくすぐったい快感でいっぱいになる。
 お尻の感覚が消失して、体がぐるぐると天に昇っていく。
 そして、最後に大きなペニクリから愛液をまき散らしながら、翔は純粋に淫乱なメスと化していく。

 ドビュ ドビュ ドビュ

 透明なサラサラの愛液が、翔のクリトリスから噴出し、

「ぁぁーーああああぁぁあああああああ💗💗💗💗💗💗」
 
 と叫び、昇天した。
ーーーー

 さらに二時間にも及ぶ激しいセックスで、翔の声は嗄れ果てて、目は完全にイってしまっている。

「はぁ はぁ はぁ」

 地獄のような天国を漂うこと三十分。
 息も絶え絶えに、ようやく翔は現実世界に戻ってきた。

「ふふっ。翔ちゃん、どうだった?」

 しばらくの静寂の後、翔はもごもごと呟いた。

「翔は……翔は、翔なの」

 訳のわからないことをボツボツと繰り返している。

 翔の残滓は、ほとんどが砕け散って、人格を保つのがやっとといった感じだ。

「翔はね。翔なの。お姉さん」

 自分のことを僕と呼べなくなっている。
 まるで幼い女の子のように、名前で自分を呼んでいる。

 あと一押しだろうか。

「翔ちゃん。聞いていいかしら。翔ちゃんは男の子? それとも女の子?」

「翔は……しょうなの」

 イリスは攻勢に入る。翔の精神にとどめを刺しに入る。

「翔ちゃん? 男の子に犯されたいのはね、女の子ってことなの」

「犯されたいは……女の子?」

 翔はぼーっとしながら呟く。

「犯されたい」と「女の子」が翔の中で、初めて結びつく。

 何度も犯されたいと叫んだ。

 おちんちんがお尻に入っていたのが、狂いそうなほど気持ちがよかった。

 それだけは、翔も記憶していた。

「犯されたい……のは……女の子……翔……犯されたい」

「ふふ、そうよね。あとね。抱かれたいと思うのも女の子なの」

「抱かれたい……翔ねっ……大きな体にぎゅっとされたいの……」

「そうよ。それにいいかしら、翔ちゃん。男の子は女の子のことが、女の子は男の子のことが好きなの」

「……好き?」

「そうよ。翔ちゃんは誰が好き? 誰でもいいか世界で一番好きな人を思い浮かべて」

 翔の目は死んでいる。
 死んだ目で、ぼーっとしながら、何かを思い出そうとする。

「ほら、思い出して。大変だったわよね。辛かったわよね。みんなに男女って言われていじめられて」

「翔……知らないの……いじめられてなんて……いじめられて……」

 翔の目に涙がこみ上げてくる。
 記憶がないはずなのに、辛い気持ちが胸に溢れてくる。
 ずっと耐えてきた。
 誰も支えもなく……誰も支えもなく?

「ほら、翔ちゃん。悪いことばかりじゃなかったはずよ。自分の胸に聞いてみなさい。いいことだって沢山あったはずよ」

「翔……知らないの……いいことなんて……いいこと……なんて……」

 翔の胸が暖かくなる。体の中で、ある感情が沸騰していく。

(好き。大好き。――さまを愛してるの)

(誰? 翔の頭に入ってくるのは)

(つらい時も、苦しい時も、いつも――さまがいてくれたわ)

 翔の表情はさらに虚ろとなっていく。
 魂の抜け殻と言った方が正しいだろうか。

(あなたはあたし。あたしはあなたよ)

(だれ? あたしって誰? 翔は翔なの)

(そうよ。翔は翔。そして翔はつばさなの)

(つばさ? 翔はつばさ?)

 魂の抜け殻の中で、何かが蠢いていた。

(そうよ。認めるの。あたしと同化するの。そうすればあなたは消えなくて済むわ。あたしにとりこまれて女として一生生き続けるの)

(つばさ?)

(そうよ。あなたは翔でつばさ。思い出すの。おじさまのことを。翔、あなたもよく知っているはずよ)

「あぁ……おじさま。翔……おじさまが」

(そうよ。ずっとつらいあたしに寄り添ってくれたおじさまよ。翔はどう思ってるの? おじさまのこと)


 翔の精神はただただ真っ暗な世界にいた。
 何もない、凍えるような深淵にぽつりと取り残されている。

 そこに一人、真っ白な光の筋の中に男の人が現れた。
 その人は、笑顔で翔においでおいでと手招きしている。
 翔の心に光がさしていく。

「翔は……おじさまのことが……好き。大好き」

 翔の目から涙がこぼれてくる。唇が震えている。
 例え記憶がなくても、翔の心は覚えていた。
 好きという、最も純粋な自分の気持ちを。

「そうよ。翔ちゃん。翔ちゃんの大好きなおじさまは男の人よ。男の人を好きな翔ちゃんは、男の子かしら。それとも女の子かしら」

 イリスの質問に、翔はやせ細った声で、でもどこか満足げに答えた。

「翔は、おじさまが好き。翔はつばさ……つばさは翔なの。つばさは女の子。だから」

 翔とつばさの心が融合していく。

 一つになっていく。

「翔も女の子なの。エッチな女の子なの。あぁん」

 そう言って、翔は安らかに瞼を閉じた。

ーーーー
以上「つばさ編」完結です。

ノクターンでの物語繋がりをよくするため、幕間として入学直後の三人娘の様子を2話描いてから、あおい編の続きに戻ります。

お付き合いいただき、ありがとうございました。
ご感想頂ければ、喜びます。よろしくお願いいたします。m(_ _)m

P.S. あおい編を所々書き直しました。全体の流れに変更はありませんが、ご興味のある方はぜひ。
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