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2:君の唐揚げ
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「望、知り合い?」
おばちゃん論争を中断して、伸一と雅人が俺と茶髪の男を交互に見ていた。
「うん、知り合い知り合い。昨日B棟に忘れ物しててさ。お昼の時に1号室に取りに入ったら、俺が忘れ物していた席のすぐ近くで唐揚げ食べてたんだ。すごーく美味しそうだった。」
そう……駿也の唐揚げと同じ見た目、同じ香りの……味も同じかな?
「……それで唐揚げ君の弁当見たらさ、俺すっごく食べたくなったんだよね。」
何だか俺の話を茶髪の男も聞いていると思うと、口が止まらない。何喋ってんだ? 俺。
「だから、今日は唐揚げなんだ。」
雅人の言葉に自然と笑顔になる。昨日、君が食べていた唐揚げ。見た目は劣るけど、今1番求めていた味。
「そ。昨日売り切れてたから。いただきます!」
箸を手に取り、早速一つ目に齧り付いた。今日の味付けはいつもと違う……? 何だか駿也の唐揚げの味がする。
「う、美味いっ!美味いよ!これ!!」
箸を掴んだまま茶髪の男をみると、呆れたような眼差しをよこされた。しょうがないだろ。……好きなんだから。
「美味いっ!一つ食べる?」
呆れた顔の茶髪の君に話しかける。一個だけならあげてもいいぞ!?
「いや、いい。」
やっぱり駿也と似た声が、茶髪の君から発せられた。顔や体の作りが似ているからかな? 身長は駿也より若干小さいか? っていうくらいだけど、本当にそっくりだ。茶髪の君は自分のお盆に向き直り、鯖に手をつけ始めた。
鯖の味噌煮、美味いよな。家でも母さんがよく作る。大量のネギと煮込んで作るんだ。俺は甘塩っぱい味噌ダレがついたネギの方が好きだった。学食の鯖の味噌煮には……ネギは無いな。
「雅人は今、何のバイトしてるの?」
伸一の言葉から、雅人のバイトの話になった。雅人は今本屋でアルバイトをしているらしい。
「彼女と一緒って……! お前彼女いたのか!?」
雅人に彼女がいる事を知らなかったらしい伸一が、驚きの声を上げて根掘り葉掘り聞き出した。俺は……知ってる。
「いいなぁ。俺も彼女欲しい…….。」
「望君、お待たせっ!」
伸一が溜息をつくと同時に、美久ちゃんが現れた。
「おうっ!待ってない。伸一たちと先に食べてた。」
唐揚げを摘んで上げて見せる。美久ちゃんは、カレーの乗ったお盆を俺の隣に置いて座った。
「伸一君、また望君と肩組んで歩いてたでしょ?沙織ちゃんに聞いたわ。あの2人怪しくない?って言われちゃった!」
怪しい……って……何だ!? ま、まさか俺と伸一が……? 隣に茶髪の君がいると思うと、何故か手を振って全否定したくなる。俺の肩に腕を回すのは、伸一だけじゃない。雅人だって、良太だって……それに、高校の時にはもっといた……駿也も……。
「何、美久ちゃん妬いた?学部が違うと高校の時の友達にも中々会えないんだぜ?懐かしいじゃん。」
「俺ら、結構頻繁に会ってるよな?」
俺が突っ込むと、伸一が笑い声を上げた。
「ははははっ! そうだった。結構頻繁に学食に来てるわ。」
おばちゃん論争を中断して、伸一と雅人が俺と茶髪の男を交互に見ていた。
「うん、知り合い知り合い。昨日B棟に忘れ物しててさ。お昼の時に1号室に取りに入ったら、俺が忘れ物していた席のすぐ近くで唐揚げ食べてたんだ。すごーく美味しそうだった。」
そう……駿也の唐揚げと同じ見た目、同じ香りの……味も同じかな?
「……それで唐揚げ君の弁当見たらさ、俺すっごく食べたくなったんだよね。」
何だか俺の話を茶髪の男も聞いていると思うと、口が止まらない。何喋ってんだ? 俺。
「だから、今日は唐揚げなんだ。」
雅人の言葉に自然と笑顔になる。昨日、君が食べていた唐揚げ。見た目は劣るけど、今1番求めていた味。
「そ。昨日売り切れてたから。いただきます!」
箸を手に取り、早速一つ目に齧り付いた。今日の味付けはいつもと違う……? 何だか駿也の唐揚げの味がする。
「う、美味いっ!美味いよ!これ!!」
箸を掴んだまま茶髪の男をみると、呆れたような眼差しをよこされた。しょうがないだろ。……好きなんだから。
「美味いっ!一つ食べる?」
呆れた顔の茶髪の君に話しかける。一個だけならあげてもいいぞ!?
「いや、いい。」
やっぱり駿也と似た声が、茶髪の君から発せられた。顔や体の作りが似ているからかな? 身長は駿也より若干小さいか? っていうくらいだけど、本当にそっくりだ。茶髪の君は自分のお盆に向き直り、鯖に手をつけ始めた。
鯖の味噌煮、美味いよな。家でも母さんがよく作る。大量のネギと煮込んで作るんだ。俺は甘塩っぱい味噌ダレがついたネギの方が好きだった。学食の鯖の味噌煮には……ネギは無いな。
「雅人は今、何のバイトしてるの?」
伸一の言葉から、雅人のバイトの話になった。雅人は今本屋でアルバイトをしているらしい。
「彼女と一緒って……! お前彼女いたのか!?」
雅人に彼女がいる事を知らなかったらしい伸一が、驚きの声を上げて根掘り葉掘り聞き出した。俺は……知ってる。
「いいなぁ。俺も彼女欲しい…….。」
「望君、お待たせっ!」
伸一が溜息をつくと同時に、美久ちゃんが現れた。
「おうっ!待ってない。伸一たちと先に食べてた。」
唐揚げを摘んで上げて見せる。美久ちゃんは、カレーの乗ったお盆を俺の隣に置いて座った。
「伸一君、また望君と肩組んで歩いてたでしょ?沙織ちゃんに聞いたわ。あの2人怪しくない?って言われちゃった!」
怪しい……って……何だ!? ま、まさか俺と伸一が……? 隣に茶髪の君がいると思うと、何故か手を振って全否定したくなる。俺の肩に腕を回すのは、伸一だけじゃない。雅人だって、良太だって……それに、高校の時にはもっといた……駿也も……。
「何、美久ちゃん妬いた?学部が違うと高校の時の友達にも中々会えないんだぜ?懐かしいじゃん。」
「俺ら、結構頻繁に会ってるよな?」
俺が突っ込むと、伸一が笑い声を上げた。
「ははははっ! そうだった。結構頻繁に学食に来てるわ。」
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