俺が送ったメールは瞬時に既読になる。けど、アイツからの返事は一切ないんだ。……俺はいつまで待っていればいい? 〜明日のその先〜

もこ

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3:2度目のキスと……

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一瞬で俺の上に体を動かした駿也に、顔が両手で包まれた。

「俺がどれだけ我慢してると思ってるんだ?」
鋭い目で射抜かれ、そう呟いたかと思うと、駿也の激しいキスが落ちてきた。

「ん、んんんんんっ!」
声が出せない。駿也っ! そう叫ぼうと思った瞬間に、駿也の舌が入り込んできた。俺の舌に絡ませたかと思うと、上顎を奥の方まで愛撫する。望んでいたはずなのに、駿也に翻弄されている自分がいた。

チュッ

リップ音を響かせて、唇を離した駿也が俺の頭を抱え込む。
「望……お前、経験ないだろ?」
け、経験? 経験って……アレ? ……あるわけないじゃないか。

「俺は望が大事だ。望の頭の先から爪先まで俺のものにしたい……そういう気持ちが湧いてきても、今までずっと抑えてきた。望は? 望はどう考えてる?」
「お、俺?」
俺は狼狽えた。駿也が好きだ……。でも、その経験って……そもそも男どうしでのセッ・スの知識すらない。駿也を見つめる俺の瞼にキスが落ちてきた。

「望……好きだ。誰にも渡したくない、触れさせるのも嫌だ。俺だけがいい。俺だけ……。」
駿也が目を瞑って顔を傾け、唇を合わせてきた。俺も目を瞑る……。何だか変な気分だ。独占欲剥き出しの駿也の言葉に満たされている俺がいる。

いつだったか……ファーストキスを思い出して、抜いたっけ……。

『……ヤバい。』
俺の分身が反応していた。触らなくたって分かる。こ、これはどうにかしなっきゃ。

「んん。し、駿也、ヤバい……離れて。」
早くトイレに駆け込みたい。こんなの、駿也に気づかれたくない。

「離れない。」
駿也が俺の耳に囁くと、首筋に唇を当ててきた。駿也の左手がそっと、俺の起ち上がった分身を撫でる。

「望……苦しそうだ。」
そう言って駿也の手が、俺のスエットの中に滑り込んできた。

「あっ。」
駿也の熱い手のひらに握られた途端に、俺のものがビクンと動いたように感じた。指を筒状にして俺のものを扱く。自分とは違うその緩急をつけた刺激に、我慢ができなくなるのを感じていた。

「あっ、あ、あっ、出るっ! 駿也っ! 出ちゃ。」
「イって!」
俺の言葉が駿也の唇で塞がれた途端に、分身が弾けるのが分かった。

「はっ、はっ、はっ……。」
俺は放心状態だった。誰かに触られる経験なんて初めてだ……。気持ちが……良かった……。駿也は手をスウェットから出して、俺のものを舐めとっていた。その様子を見て、顔が熱くなる……。な、何だか恥ずかしい。

駿也の手がまた俺の顔を包み込んだ。

「望とセッ・スしたい……。できれば望の中に入れたい。でも、望の気持ちが一番大切なんだ。俺はまだ待てる……。」
1つになれるのなら、望が俺の中に入っても構わない。顔中にキスをしながら言ってくる駿也の言葉に、また顔が熱くなるのを感じた。




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