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君は僕を好き、僕は君をどう思っているのだろう?
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「ね、セイちゃんは『カナミヤ』で働いている、で合ってる?」
コンビニで買った朝ごはんのおにぎりに齧りつきながら、セイちゃんに質問をする。会社に休む電話を入れてからずっと気になっていたことだ。ここはマンション近くにあるコンビニのイートイン。
「ああ。情報管理部。」
3個目のおにぎりの包装を剥きながらセイちゃんが答えた。僕は1個で充分だったけれど。セイちゃん、すごい食欲だ。
「情報管理部?」
「ああ。2年間営業をやっていて、合わないと思い異動させてもらった。」
胸にツキンと痛みが走る。セイちゃんにそっくりだけど、嶺さんとは別人。事実を受け止め切れない自分がいる。
「嶺さんは営業部……。」
「何となく分かっていた。」
嶺さんが帰ってきたら、そして、このセイちゃんと鉢合わせしたらどうなるのだろう? それよりもセイちゃんはここでどうやって生活をしていくつもり?
「これからどうするの?」
ようやく飲める温度になったコーヒーにミルクを入れながら、さりげない調子で聞いてみる。セイちゃんもコーヒーでおにぎりを流し込んでから答えてくれた。
「拠点はアステルコートに置くつもりだ。」
「嶺さんが帰ってくる。」
「……その時は考える。」
嶺さんが帰ってきたらどうなってしまうんだろう? それに、セイちゃんの仕事は? 生活は? いつか、もとの世界に帰るつもり?
疑問は山のようにある。でもまだこうやって話をしていること自体が現実のものとは思えなくて、何も言い出せなかった。
「……よし、行こう。」
無言でコーヒーを飲んでいたけれど、ゴミを纏めて立ち上がったセイちゃんに続いた。コーヒーのカップだけ持ちながら店を後にする。
「金、ありがとうな。」
「あ、いや、どういたしまして。」
こちらの世界に来た時には財布は持ってなかったらしい。でもコンビニでおにぎりやコーヒーを奢るぐらい、どうってことはない。
セイちゃんのスラックスは洗濯で、縦皺がすっかりとれていた。ワイシャツはアイロン不要のものだったらしく、それなりにきちんと見えるけど。
『ズボンプレッサー、貸すんだったな。』
出てくる時に、貸したショートパンツを洗うというセイちゃんと、やるやらないの口論になってすっかり忘れてしまった。手に持っている背広もアイロンがけは必要だと思うんだけど。
「道、分かるの?」
「ああ、ここいら辺は問題ない。」
迷わずに歩くセイちゃんに、少しだけ合わせて歩く自分がいる。色々考えてもしょうがない。まずはセイちゃんがこれからどうするのかが重要課題だろう。
そんな気持ちになりながら、しばらく黙って歩き続けた。
コンビニで買った朝ごはんのおにぎりに齧りつきながら、セイちゃんに質問をする。会社に休む電話を入れてからずっと気になっていたことだ。ここはマンション近くにあるコンビニのイートイン。
「ああ。情報管理部。」
3個目のおにぎりの包装を剥きながらセイちゃんが答えた。僕は1個で充分だったけれど。セイちゃん、すごい食欲だ。
「情報管理部?」
「ああ。2年間営業をやっていて、合わないと思い異動させてもらった。」
胸にツキンと痛みが走る。セイちゃんにそっくりだけど、嶺さんとは別人。事実を受け止め切れない自分がいる。
「嶺さんは営業部……。」
「何となく分かっていた。」
嶺さんが帰ってきたら、そして、このセイちゃんと鉢合わせしたらどうなるのだろう? それよりもセイちゃんはここでどうやって生活をしていくつもり?
「これからどうするの?」
ようやく飲める温度になったコーヒーにミルクを入れながら、さりげない調子で聞いてみる。セイちゃんもコーヒーでおにぎりを流し込んでから答えてくれた。
「拠点はアステルコートに置くつもりだ。」
「嶺さんが帰ってくる。」
「……その時は考える。」
嶺さんが帰ってきたらどうなってしまうんだろう? それに、セイちゃんの仕事は? 生活は? いつか、もとの世界に帰るつもり?
疑問は山のようにある。でもまだこうやって話をしていること自体が現実のものとは思えなくて、何も言い出せなかった。
「……よし、行こう。」
無言でコーヒーを飲んでいたけれど、ゴミを纏めて立ち上がったセイちゃんに続いた。コーヒーのカップだけ持ちながら店を後にする。
「金、ありがとうな。」
「あ、いや、どういたしまして。」
こちらの世界に来た時には財布は持ってなかったらしい。でもコンビニでおにぎりやコーヒーを奢るぐらい、どうってことはない。
セイちゃんのスラックスは洗濯で、縦皺がすっかりとれていた。ワイシャツはアイロン不要のものだったらしく、それなりにきちんと見えるけど。
『ズボンプレッサー、貸すんだったな。』
出てくる時に、貸したショートパンツを洗うというセイちゃんと、やるやらないの口論になってすっかり忘れてしまった。手に持っている背広もアイロンがけは必要だと思うんだけど。
「道、分かるの?」
「ああ、ここいら辺は問題ない。」
迷わずに歩くセイちゃんに、少しだけ合わせて歩く自分がいる。色々考えてもしょうがない。まずはセイちゃんがこれからどうするのかが重要課題だろう。
そんな気持ちになりながら、しばらく黙って歩き続けた。
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