俺は勇者の付添人なだけなので、皆さんお構いなく 勇者が溺愛してくるんだが……

雨月 良夜

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第11章 苦難を越えて、皆ちょっと待って

孤独な魔導師、家族としての愛

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薄い膜の張った瞳をそっと閉じたエストの美貌が、俺の左頬に近づく。柔らかな唇が俺の頬に口付けを一瞬だけ落とした。エストの温かな手がそっと、俺の背中を離れていった。


「……アイツに返すのは忍びないが……。次が待っているからな」

さぁ行っておいで、と穏やかに微笑んだエストが流れるように俺の右手を別の人へと差し出した。夏の日差しが眩しい空とは違う、麗らかな春の空を思わせる瞳が俺を捉えると、優しく微笑んだ。


「やっと、私の番が来ましたね?……久々に私と踊ってくださいますか?ヒズミ」

肩まで伸びたミルクティー色の髪が柔らかく揺らしながら、アトリがくすっと小さく笑い俺の手を恭しく持ち上げた。

落ち着いた柔らかな声が、沢山の人たちの告白を受けて嬉しくも切なく揺れる心境を、静かな湖の水面のように穏やかに凪いでくれる。心の内に優しく語り掛ける様なアトリの声は、いつ聞いても心を落ち着かせてくれるんだ。


「喜んで。お手柔らかに、アトリ」

しなやかな指先をそっと握り返すと、アトリは俺の腰に手を回してふふっと嬉しそうに笑う。ゆったりとした音楽に合わせて、足取りも静かに揺れるだけ。左右にゆっくりと揺れるだけのダンスは、お湯の中を揺蕩っているように心地よい。

こうやってアトリと踊るのは、あの冒険者ギルドでの夜以来だ。学園の入学試験を受けるため出発する前夜、緊張して眠れなくなった俺を気遣ってアトリが夜のダンスに誘ってくれた。

懐かしさに目を細めていると、頭上からアトリの柔らかな声が聞こえてきた。


「ヒズミもソレイユも、あの頃とは比べ物にならないくらい、立派に成長しましたね。……2人のことを、私は誇りに思います」

尊敬している先生の心からの賛辞に、胸の奥深くからじんわりとした熱がこみ上げてきて、何とも言えない喜びと感謝の思いで胸一杯になった。

アトリがいなければ、今の俺たちはここに存在しない。学園に入学することもできなかったし、おそらく2人揃ってスタンピード時に命を落としていただろう。アトリが一番最初に俺の言葉を信じて、スタンピードから守るために動いてくれたから、そして魔法を教えてくれたから生き延びれたのだ。


「俺たちをここまで成長させてくれたのは、他でもないアトリだよ。とびっきり優秀で優しくて、俺達の自慢の先生だ。……感謝しても、しきれない」

まっすぐと空色の瞳を見つめ返して、俺は恩師であるアトリに溢れる感謝を素直に伝えた。そんなに褒められると流石に照れますねぇと、頬をほんのりと赤く染めながらアトリがくすぐったそうに目を細める。穏やかな美形お兄さんが照れる姿は、何とも可愛らしい……。

そんなほんわかした姿に自然と微笑みが溢れる中で、いつもの穏やかお兄さんのイメージとは少し違う、大人で聡明な魔導師の衣装を身に纏うアトリをまじまじと見る。

シンプルなワイシャツの胸元に、彼の瞳と同じ色のブローチが光を反射して瞬くのが華やかだ。裾の長い上着に落ち着いた白色で、下に向かうにつれて紺色に染まる。金糸で繊細な模様が縫われた黒色の襟元も相まってカッコイイ。そこはかとなく漂う気品に見惚れていると、アトリがおもむろに口を開いた。


「出会った当初のヒズミは美しく強かったですが、どこか自分を蔑ろにする危うさがあって……。なによりも遠くを見つめ寂し気な目をしていました……」

平民で初の国立魔法師団幹部に就任し、王宮内での信頼していた部下に裏切られ、散々人の汚い部分に触れて心が疲れ切ったアトリは、魔導士団を辞めて片田舎の冒険者ギルド職員として心を休めていた。しかし、時間が経過してもなお、アトリの心には暗い淀みが沈んでいたという。

もう、人を信じないと心に決めていた。


そんな折に俺に出会い、アトリは汚れていた心が洗われたようだったと語る。荒くれ者である冒険者の心を動かすほど、貴方の意思は強く凛としていた。

こんなにも、綺麗な人が世の中にはいるのかと目を奪われました。それと同時に綺麗だからこそ繊細で、何かの拍子に粉々に壊れやすいようにも見えました。

優し気な色を宿した瞳で俺を見つめながら、心地よい声音が話を続ける。


「何かに駆り立てられるように、自分を犠牲にして人々を守り、孤独に人知れず耐えている貴方が放ってはおけなかった。……最初は、ヒズミのことを守りたい一心でした」

1人の孤独な少年に、少しでも安らぎを与えられたら。
だだ純粋に。


全くの赤の他人である俺に、そんな心を向けてくれたのはアトリの過去から来ているのだろう。

アトリには家族がいない。幼いころに両親を病気で亡くしたアトリは、カンパーニュの孤児院で育った。そう、ソルがいたあの孤児院で育ったのだ。そこから血の滲むような努力をして国立魔導師団に入ったものの、アトリに待ち受けていたのは孤独だった。貴族が大半を占める魔導師団の中でアトリは孤立した。

帰る場所も居場所もなく、家族もいないということが、どれだけ哀しく辛い事なのかアトリは良く知っていた。だからこその想いだった。


冒険者ギルドを訪れると必ず俺に声を掛けてくれて、『行ってらっしゃい』と『おかえりなさい』を言ってくれる。アトリの穏やかな声で『おかえり』を告げられれば、無事に帰って来れたと安堵したものだ。『頑張りましたね』と頭を撫でられると、心がくすぐったくも温かくて嬉しかった。

何かあったら頼りなさいと言ってくれることが、何よりも心強かった。


「でも、ヒズミと過ごすうちに……。貴方の帰る場所が私の腕の中で、安らぎを与える存在が私であれば良いのにと。……そう、思うようになっていました」

誇れるほどの実力があるのにそれに奢る事無く、自分に教えを乞う姿は実に健気で。周りを心配させまいと気丈に振る舞いながら、夜は孤独と不安にひっそりと瞳を震わせている。人を気遣う姿は美徳だけれども、もっと甘やかしたいとも思った。

この清らかな人を、どこまでも守りたい。誰よりも優しい愛で包んであげたい。

揺れるだけの足元をゆっくりと止めて、アトリは俺の両手をそっと持ち上げて優しく握った。雲の無い澄み切った空を思わせる深い水色に、静かな熱を込めて、アトリは愛しさを惜しげもなく俺に向けた。


「愛しています、ヒズミ。貴方の誠実さと健気さに、私の鬱屈とした心はどれほど救われたことでしょう。ありがとう、ヒズミ」

人を信じれなくなった自分に、再び人と心を通わせることを教えてくれた。長く苦しい心の枷を、貴方が壊してくれた。


「ソレイユと結ばれたと知った時は寂しかったですけど、同時に嬉しくもありました。……私の弟子たちが幸せなことに、越したことはありませんから」

どうしたって二人は私が育て上げた可愛い可愛い弟子ですから、そんな大切な弟子たちが、心底幸せそうに笑い合う。その姿を見ていることは、私にとって幸せなことでしたよと、アトリは穏やかに微笑んだ。

自分の恋心がよりも、弟子たちの行く末と幸せを願うなんて。目の前の先生はあまりにも優し過ぎる。


「俺はアトリに故郷を与えてもらえて、いつでも帰って来て良いよと言われて……。心が震えるほどに嬉しかったんだ」

ある日突然、自分の命が奪われて別世界に来て不安しかなかった。家族に別れも告げられないまま、温かいあの日々に、戻ることができないという現実を目の当たりにして苦しかった。

ふと、この世界で俺は独りぼっちなのだなと、心に穴が空いたように寂しくなった。


そんな俺に、故郷を与えてくれたのがアトリで。
いつでも好きな時に、帰っておいでと。どんな時でも味方だと言われたときに、どれだけ俺の心は救われたことだろう。辛い時は理由も聞かず優しく包み込むように慰めて、嬉しい時は自分のことのように一緒に喜んでくれる。

そんな、家族のような無条件の愛。


アトリの告白は、それとは違う熱を持っていると俺は気が付いている。普段の柔らかない印象の青年が、真剣な目で見つめて俺の言葉を待っているのだから。

本当はこんなことを言うのは、彼にとって酷なのかもしれない。でも、アトリが好きだと言ってくれた誠実さを持って、俺は素直に心の内を打ち明ける。


「……俺は、アトリのことが大好きだ。先生でもあり、兄のように慕って大切に想っているよ。何があっても、俺はアトリの味方でいたい。大切な家族でありたい」

恋愛感情の愛は返せない。
でも、この世界で初めての家族で。
俺に居場所を与えてくれた、かけがえのない人だから。

空色のキレイな瞳に、一瞬だけ光が揺れた。


「兄か……。ほんのちょっぴり寂しいですけど、これからはヒズミの唯一のお兄ちゃんですね?」

里帰りの際はぜひ『お兄ちゃん』と呼んで?と茶目っ気を出して笑うアトリは、やはり優しいお兄ちゃんだ。家族と言われて、心から嬉しそうに目を細めた。

ぽんぽんっと頭を撫でる手は、どこまでも優しくて穏やかだ。アトリに頭を撫でられると、あまりの慈しみの深さに無性に泣きたくなる。


「二人がどんな道を選んでも、どんな事があったとしても、私はヒズミとソレイユの味方です。……いつでも帰っておいで」

俺の前髪をしなやかな指先がそっと撫で分けると、露わになった額に柔らかな感触が落とされた。静かに額に触れた口付けは、どこまでも深い慈しみを感じる。視界の端でベージュ色の髪がはらりと落ちるのを、俺は綺麗だなっと思いながら、優しい口付けを心地よく受けとめる。


「おやおや……。私のもう1人の弟子は随分と嫉妬深いのだから、困ったものですね。さあ、王子様が待っていますよ。行ってらっしゃい」


しなやかな指先がするりと俺の手を離れていく。重厚なカーテンから覗く夜闇へと俺の身体が流れていった。舞踏会の煌びやかな広間に隠れるように密やかに設けらたバルコニーだ。


「おかえり、ヒズミ」



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