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第25話 媚薬に融かされて
「頑張ったね」
「ううん、全然だよ。もっと頑張らなくちゃいけないの。お父さんもいなくて、お母さんが頼れるのは私しかいないから」
「君は十分頑張っている。見ているこっちが辛くなるほどに。平民でさえ高級スイーツを嗜むことができるサンダルシアで、ひたむきに頑張れる人なんてそうはいない」
安い同情や上辺だけの言葉ではない、平民のリッカを真摯に認める言葉。
頬を包む手の平の温度に、ああ、と小さいため息が漏れた。
頑張ったね、なんてもう何年も言われたことなかったような気がする。
子どもの頃は何したって褒められるけど、成人になってからはそうもいかない。
プロ意識を持って仕事をするのは当たり前。
自立してお金を稼ぐのも当たり前。
理不尽な目に遭っても、泣きたくなるような日が続いても、一人で乗り越えていくのが当たり前。
そうやって歯車のように回り続けて、光が見えないまま一生を終えるとしても。
いつしか擦れて錆びついていた心が、じわりと解れていく。
──ああ、また泣いちゃう。
──だめだ、施術中なのに。またアベルさんにだって迷惑をかけちゃう。
「全く、あの馬鹿兄貴は、いっつも黙ったまま何してるんだか」
心底呆れたように、アベルが遠くを見つめて独り言のように呟いた。
「アベルさん?」
「なんでもないよ。それより、少しは落ち着いたかな」
「あ、ごめんね、何度も迷惑かけちゃって、本当に」
「謝らなくていいし、これくらい礼を言われる覚えもないよ。それより、施術はどうする? 時間余ってるけど、もう辞めとく?」
「いえ、やります。これは、私の仕事だから」
──ここで甘えてしまったら、受付嬢として失格だ。
「わかった。無理するな、なんて言うのはもう野暮だろうね」
アベルは薄く笑うと再びうつ伏せになり、リッカに身を委ねた。
ひとしきり背中をやり終えた後、下半身へと移る。
太ももを揉み解すのと同時に、手のひらに向けて魔力を練り上げる。
汗が額に珠のように浮かぶけど、拭うことも忘れるくらいの集中力で。
アベルはやや驚いた反応を見せながらも、先ほどよりも手足が脱力していることが感じ取れた。
「……もしかして、魔法を使っているのかな」
「分かりますか? 癒し魔法としては基礎中の基礎なんですけど」
「平民でも稀に魔法を使える人がいるけど、珍しいね。何か心当たりがあるのかな。魔法が使える家系の生まれとか」
「いえ、全然そんなことはないです。家業は農家で野菜や果物を育てているだけですし」
「そうか。でも、おかげでとても心地いいし、疲れが取れていくのを実感するよ」
「魔法と言っても、軽い傷を癒したり、血行をよくする程度の力しかなくて。ソフィアさんのようにカインを助けられなかったし、お母さんの痛みを和らげることもできない役立たずの力なんです」
──体力には自信あるのだし、どうせなら剣の才能があったらよかったのに。
「でも、僕は確かに癒されている。君の施術は役立たずなんかじゃない、間違いなく誰かのためになっている」
「ありがとうございます」
お世辞だろうと思っていても、嬉しいものは嬉しい。
ふくらはぎを揉み込む腕に一層力が入るというもの。
──ペース、飛ばし過ぎたかな。
異変に気づいたのはそれから少し経過した後だった。
「すごいね、だいぶ楽になったよ。飛び跳ねたら、空を飛べそうってくらい身体が軽いや」
「それはよかった、です」
「技術も優れているけど、なによりリッカちゃんの気持ちが施術を通して伝わってくるね」
「ありがとう……ござい、ます」
嬉しいはずの言葉が、右から左へ抜けていく。
──はぁっ……はぁっ。
息苦しいような、暑苦しいような。
──身体が、熱い。汗が止まらない。
──魔力を使い過ぎた? 褒められて調子に乗って、体力を消耗した?
──いや、それだけじゃない。
「アベルさん、この香りって……」
花芯に鼻先を近づけた時のような、甘くてエキゾチックな香り。
「ライライムっていうアロマなんだけど。とある薬屋で見つけてね」
聞き覚えがあった。
サンダルシア城下街の奥にひっそりと佇む、ハラシュ・ダスティンが営む薬屋。
一角獣の幼角薬を探している時に、ちゃっかりオススメされていたことを思い出す。
「この香りには、ストレスを和らげて、リラックスさせる効果があるらしい。癒しの泉では、オプションでアロマの持ち込みも許可しているから持ってきたんだけど、どう?」
「どうって……」
──アベルさん、それ、媚薬なんじゃ。
ハラシュは言っていた。
ライライムの精油は、官能的で、媚薬や催淫剤として用いられると。
どうしてそんなものを、と考える思考はすぐに緩んだ紐のように解けてしまう。
──どうしよう。
──なんだか変な気分になってきた、なんて言えるわけない。
うつ伏せのまま話しているアベルにこちらの表情は見えていない。
リッカは湯浴みをした直後のように頬が上気し、目尻はとろんと垂れ下がっている。
「はぁっ……ふぅ……」
部屋の空気が無くなってしまったかのように呼吸に喘ぐ。
──アロマのせい? 感覚が過敏になっている?
どくん、どくんと、自身の胸の音が、いつもよりはっきりと聞こえる。
心臓の音だけでなく、自身の制服やシーツの衣擦れ音までも、普段ならなんてことないのに、妙に際立って鼓膜に響く。
無意識に、もじもじと内ももを擦り合わせていることにリッカは気づいていない。
煌々と灯る暖色の灯りは近くで炎が燃えているかのように熱く感じるし、明かりに照らされたアベル
の背中がチカチカと反射して眩しい。
彫刻のように鋭くも滑らかな曲線を描く肩甲骨。
分厚い筋肉を割るように浮き上がる血管。
ショートパンツにくるまれた引き締まった臀部。
ごくり、と暑苦しさに乾いた喉が僅かな唾液を呑み込む。
──はっ!? 今、勝手に目が泳いで……?
──どうしちゃったの、私。これじゃあ欲求不満みたいじゃない。
実際、先ほどリッカは業務中にも関わらず、こっそりと机の下で自身を慰めていた。
あと少しで昇り詰めそう……という直前でアベルに見つかりそうになって中断せざるを得なかった。
──あの時、アベルさんが私に話しかけてこなかったら……。
ライライムの淫蕩な香りに、ここまで揺さぶられることはなかったかもしれない。
恨みがましくアベルを一瞥するも、かえってリッカの視線の方が吸い寄せられてしまう。
陶器のように白い肌だけど、骨格の形はカインと酷似している。
広い背中は、身長も体格も小さいリッカを、人形を抱きしめるようにすっぽりと納めてしまう大きさ。
ベッドの上でよろけてしまい、アベルにもたれかかった時を思い出して。
──重なる。
『お前だけだ』
……と、普段は見せない切羽詰まった顔をした彼が、リッカの細い体を強く引き寄せた時。
似ている兄弟だからか。
アベルの姿に重なるように、カインの輪郭がぼんやりと、砂漠のオアシスのようにゆらゆらと映るのだ。
──私ったら、一体何考えて。
「リッカちゃん?」
「なんでもないです!」
「?」
──なんでもない、なんでもないはず、なのに。
揺蕩うアロマが、熱せられた空気が、リッカにあらぬ幻覚を映し出す。
目を閉じて気の迷いを鎮めようとするも逆効果。
自身の荒い息遣い。狭い密室、一つのベッドで密着する二人の男女。
施術をしているだけなのに、まるでこれから絡み合う夜の営みのような不埒な光景に錯覚してしまう。
──汗が垂れちゃう。タオルは、どこに置いたっけ。
重くなった頭を振って、ベッド脇のローテーブルを見つける。
リッカはアベルの臀部を跨ぐように姿勢を保っている。
動悸が激しい今、無理に立ち上がろうとすれば立ち眩みして、またよろけてしまうかもしれない。
──ちょっと手を伸ばせば、大丈夫。
朦朧とする意識の中で、四つん這いのままどうにかタオルを指先にひっかける。
小さい身長はこういう時に不便だ。
ローテーブルはベッドから近い位置にあるものの、思ったよりも背が低く、うんと手を伸ばさなければ届かない。
ギリギリまで距離を稼ぐために、さらに片足を上げたのが災いした。
「わ、ぁあ!?」
結局、無理な体勢が祟ってしまい重心がふらつく。
アベルにぶつかって怪我をさせるわけにはいかないと必死に身体をずらした結果、ベッドの上から盛大に転がり落ちてしまった。
「リッカちゃん!?」
「ううん、全然だよ。もっと頑張らなくちゃいけないの。お父さんもいなくて、お母さんが頼れるのは私しかいないから」
「君は十分頑張っている。見ているこっちが辛くなるほどに。平民でさえ高級スイーツを嗜むことができるサンダルシアで、ひたむきに頑張れる人なんてそうはいない」
安い同情や上辺だけの言葉ではない、平民のリッカを真摯に認める言葉。
頬を包む手の平の温度に、ああ、と小さいため息が漏れた。
頑張ったね、なんてもう何年も言われたことなかったような気がする。
子どもの頃は何したって褒められるけど、成人になってからはそうもいかない。
プロ意識を持って仕事をするのは当たり前。
自立してお金を稼ぐのも当たり前。
理不尽な目に遭っても、泣きたくなるような日が続いても、一人で乗り越えていくのが当たり前。
そうやって歯車のように回り続けて、光が見えないまま一生を終えるとしても。
いつしか擦れて錆びついていた心が、じわりと解れていく。
──ああ、また泣いちゃう。
──だめだ、施術中なのに。またアベルさんにだって迷惑をかけちゃう。
「全く、あの馬鹿兄貴は、いっつも黙ったまま何してるんだか」
心底呆れたように、アベルが遠くを見つめて独り言のように呟いた。
「アベルさん?」
「なんでもないよ。それより、少しは落ち着いたかな」
「あ、ごめんね、何度も迷惑かけちゃって、本当に」
「謝らなくていいし、これくらい礼を言われる覚えもないよ。それより、施術はどうする? 時間余ってるけど、もう辞めとく?」
「いえ、やります。これは、私の仕事だから」
──ここで甘えてしまったら、受付嬢として失格だ。
「わかった。無理するな、なんて言うのはもう野暮だろうね」
アベルは薄く笑うと再びうつ伏せになり、リッカに身を委ねた。
ひとしきり背中をやり終えた後、下半身へと移る。
太ももを揉み解すのと同時に、手のひらに向けて魔力を練り上げる。
汗が額に珠のように浮かぶけど、拭うことも忘れるくらいの集中力で。
アベルはやや驚いた反応を見せながらも、先ほどよりも手足が脱力していることが感じ取れた。
「……もしかして、魔法を使っているのかな」
「分かりますか? 癒し魔法としては基礎中の基礎なんですけど」
「平民でも稀に魔法を使える人がいるけど、珍しいね。何か心当たりがあるのかな。魔法が使える家系の生まれとか」
「いえ、全然そんなことはないです。家業は農家で野菜や果物を育てているだけですし」
「そうか。でも、おかげでとても心地いいし、疲れが取れていくのを実感するよ」
「魔法と言っても、軽い傷を癒したり、血行をよくする程度の力しかなくて。ソフィアさんのようにカインを助けられなかったし、お母さんの痛みを和らげることもできない役立たずの力なんです」
──体力には自信あるのだし、どうせなら剣の才能があったらよかったのに。
「でも、僕は確かに癒されている。君の施術は役立たずなんかじゃない、間違いなく誰かのためになっている」
「ありがとうございます」
お世辞だろうと思っていても、嬉しいものは嬉しい。
ふくらはぎを揉み込む腕に一層力が入るというもの。
──ペース、飛ばし過ぎたかな。
異変に気づいたのはそれから少し経過した後だった。
「すごいね、だいぶ楽になったよ。飛び跳ねたら、空を飛べそうってくらい身体が軽いや」
「それはよかった、です」
「技術も優れているけど、なによりリッカちゃんの気持ちが施術を通して伝わってくるね」
「ありがとう……ござい、ます」
嬉しいはずの言葉が、右から左へ抜けていく。
──はぁっ……はぁっ。
息苦しいような、暑苦しいような。
──身体が、熱い。汗が止まらない。
──魔力を使い過ぎた? 褒められて調子に乗って、体力を消耗した?
──いや、それだけじゃない。
「アベルさん、この香りって……」
花芯に鼻先を近づけた時のような、甘くてエキゾチックな香り。
「ライライムっていうアロマなんだけど。とある薬屋で見つけてね」
聞き覚えがあった。
サンダルシア城下街の奥にひっそりと佇む、ハラシュ・ダスティンが営む薬屋。
一角獣の幼角薬を探している時に、ちゃっかりオススメされていたことを思い出す。
「この香りには、ストレスを和らげて、リラックスさせる効果があるらしい。癒しの泉では、オプションでアロマの持ち込みも許可しているから持ってきたんだけど、どう?」
「どうって……」
──アベルさん、それ、媚薬なんじゃ。
ハラシュは言っていた。
ライライムの精油は、官能的で、媚薬や催淫剤として用いられると。
どうしてそんなものを、と考える思考はすぐに緩んだ紐のように解けてしまう。
──どうしよう。
──なんだか変な気分になってきた、なんて言えるわけない。
うつ伏せのまま話しているアベルにこちらの表情は見えていない。
リッカは湯浴みをした直後のように頬が上気し、目尻はとろんと垂れ下がっている。
「はぁっ……ふぅ……」
部屋の空気が無くなってしまったかのように呼吸に喘ぐ。
──アロマのせい? 感覚が過敏になっている?
どくん、どくんと、自身の胸の音が、いつもよりはっきりと聞こえる。
心臓の音だけでなく、自身の制服やシーツの衣擦れ音までも、普段ならなんてことないのに、妙に際立って鼓膜に響く。
無意識に、もじもじと内ももを擦り合わせていることにリッカは気づいていない。
煌々と灯る暖色の灯りは近くで炎が燃えているかのように熱く感じるし、明かりに照らされたアベル
の背中がチカチカと反射して眩しい。
彫刻のように鋭くも滑らかな曲線を描く肩甲骨。
分厚い筋肉を割るように浮き上がる血管。
ショートパンツにくるまれた引き締まった臀部。
ごくり、と暑苦しさに乾いた喉が僅かな唾液を呑み込む。
──はっ!? 今、勝手に目が泳いで……?
──どうしちゃったの、私。これじゃあ欲求不満みたいじゃない。
実際、先ほどリッカは業務中にも関わらず、こっそりと机の下で自身を慰めていた。
あと少しで昇り詰めそう……という直前でアベルに見つかりそうになって中断せざるを得なかった。
──あの時、アベルさんが私に話しかけてこなかったら……。
ライライムの淫蕩な香りに、ここまで揺さぶられることはなかったかもしれない。
恨みがましくアベルを一瞥するも、かえってリッカの視線の方が吸い寄せられてしまう。
陶器のように白い肌だけど、骨格の形はカインと酷似している。
広い背中は、身長も体格も小さいリッカを、人形を抱きしめるようにすっぽりと納めてしまう大きさ。
ベッドの上でよろけてしまい、アベルにもたれかかった時を思い出して。
──重なる。
『お前だけだ』
……と、普段は見せない切羽詰まった顔をした彼が、リッカの細い体を強く引き寄せた時。
似ている兄弟だからか。
アベルの姿に重なるように、カインの輪郭がぼんやりと、砂漠のオアシスのようにゆらゆらと映るのだ。
──私ったら、一体何考えて。
「リッカちゃん?」
「なんでもないです!」
「?」
──なんでもない、なんでもないはず、なのに。
揺蕩うアロマが、熱せられた空気が、リッカにあらぬ幻覚を映し出す。
目を閉じて気の迷いを鎮めようとするも逆効果。
自身の荒い息遣い。狭い密室、一つのベッドで密着する二人の男女。
施術をしているだけなのに、まるでこれから絡み合う夜の営みのような不埒な光景に錯覚してしまう。
──汗が垂れちゃう。タオルは、どこに置いたっけ。
重くなった頭を振って、ベッド脇のローテーブルを見つける。
リッカはアベルの臀部を跨ぐように姿勢を保っている。
動悸が激しい今、無理に立ち上がろうとすれば立ち眩みして、またよろけてしまうかもしれない。
──ちょっと手を伸ばせば、大丈夫。
朦朧とする意識の中で、四つん這いのままどうにかタオルを指先にひっかける。
小さい身長はこういう時に不便だ。
ローテーブルはベッドから近い位置にあるものの、思ったよりも背が低く、うんと手を伸ばさなければ届かない。
ギリギリまで距離を稼ぐために、さらに片足を上げたのが災いした。
「わ、ぁあ!?」
結局、無理な体勢が祟ってしまい重心がふらつく。
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