愚者の旅路

Canaan

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第1章 A Walking Lie

01.愚かなる幕開け

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 ──ソレンソン伯爵領・モルディス──

 この日の昼近く、アイザック・ソレンソン伯爵は城の入り口のあたりを苛々としながらうろついていた。
 息子のランサムが昨日の夕刻に出かけたまま、未だに帰って来ないのである。別に戦や野盗退治に出かけた訳ではない。ランサムはただ、夜遊びを繰り返しているだけだ。

「旦那様。いかがされました」
 通りかかった家令にそう訊ねられ、アイザックは息子を叱ってやろうと待ち構えているのだと答えた。すると、家令は肩を竦めた。
「ランサム坊ちゃんでしたら、朝方にお帰りになったようですよ」
「……なんだと」
「あれは……鶏が鳴き出す前の、まだ暗い時刻でしたね」
 朝日が昇る前に帰ってくるのは珍しい……一瞬、これを進歩と思ってしまった自分に目眩がした。出掛けたとしても普通は日付の変わる前に帰ってきて、ベッドに入り、朝には起きるものだ。それが、ランサムときたら夜遊びを繰り返し、朝になってから酒のにおいをまき散らして帰ってくる。そのままベッドに入り、昼過ぎに起きてきてはワインを探し回り、目に入った使用人の若い娘とふざけ合う。そして日が暮れる頃には再び街へ繰り出していく……。もう我慢がならない。次に顔を見たら叱り飛ばしてやる。そのつもりであったが、今朝はいつもに比べたら少しだけ、ほんの少しだけ早めに帰ってきたようだ。
 息子が起き出すにはまだ早い時刻だろうが、揺り起こしてしまおうか。そして次期伯爵として節度ある行いをするようにと、言い聞かせよう。
 アイザックは息子に向かって何を言うべきか考えながら階段を上り、彼の部屋の扉を開けた。しかしランサムは自分の寝台にはいなかった。辺りを見回しても部屋に息子の気配はない。首を傾げる。
 ひょっとして父親に注意される前に心を入れ替え、領地の見回りにでも出かけたのか。だがランサムの馬は厩舎にいた。アイザックが伯爵としての仕事を行う書斎にもその姿は無い。
 そしてアイザックが息子の姿をやっと見つけたのは──城の食料貯蔵庫の中であった。
 息子は床に仰向けの状態で手足を投げ出して、寝息を立てていた。
 辺りに置いてあった干し肉やチーズを貪り食い、ワイン樽も開けたのだろう。床には食べかすと空のゴブレットが転がっており、ランサムの着ているものにはワインの染みが点々とついていた。
「あ、ああ……マダム。食事はもう結構ですから……可愛らしい女の子を呼んで下さい」
 娼館にいる夢でも見ているのだろうか、ランサムはむにゃむにゃとそんな事を口走り、微笑みを浮かべた。
 アイザックは床の汚れとだらしなく眠っている息子を暫し眺めていたが、自分のこめかみのあたりがぴくぴくと痙攣してくるのが分かった。それから、城中に響き渡るような声で叫んでいた。
「ラ、ランサム……! お前という奴はー!」




『ああ、これは可愛らしい女性だ……しかも二人とも!』
 ランサムは高級娼館の一室で長椅子に座り、両側に女性を侍らせていた。
『ランサム様ぁ。あたしと遊んでっ』
『ダメよぉ。ランサム様は、今夜あたしと一緒に過ごすんだからあ』
『何よォ。あたしの方がランサム様を満足させられるわ!』
『……言ったわね? この際だから言わせてもらうけど、アンタ生意気なのよ。お店の女の子、皆アンタの事避けてるって気づいてる?』
『なんですってぇ?』
『ああ。待って、待って。駄目だよ、君たち。ケンカなんかしちゃあ……ね?』
 ランサムは女性たちの肩に手を回してぎゅっと引き寄せ、彼女らの顔を交互に見やる。
『今夜は私たち三人で仲良くするのだから、さ……ほら、ベッドに行って遊ぼうよ。楽しく過ごさなきゃあ……』


「……ンサム」
「ああ、二人とも。そんなに焦らないで……。どっちも可愛がってあげるからさあ……」
「ランサム! 起きなさい!!」
「うあっ……!?」
 急に浴びせられた冷たい感覚に、びっくりして起き上がると目の前には父親が立っていた。彼は甕を抱え、顔を真っ赤にしてランサムを見下ろしている。
 甕に入っていた水をかけられたのだろう。ランサムの全身はびしょびしょになっていた。
「ち、父上……? そんな、手荒いことしなくたって……」

 起き上がった途端、頭がずきずきと痛んだ。ここは……城の貯蔵庫か? 私はどうしてこんなところで寝ていたんだ?
「ランサム! 今日という今日は勘弁ならん!」
「あ、ちょ、ちょ……父上……」
 父親の怒鳴り声も頭に響く。こめかみを指で押しながらランサムは考えた。
 ……そうだ。夕べ入った街の酒場。そこで飲み明かそうと思っていたのに、酔っ払いたちのケンカが始まったのだ。ガラスが割れ、テーブルがひっくり返って、給仕の娘たちの悲鳴と客の怒号が飛び交い、大騒ぎとなった。それが原因で真夜中に店じまいとなってしまい、これから別の店に入り込むのも気が引けて、ランサムは帰路についた。いったん自室へ戻ったものの、やはり飲み足りていない事に気が付いて……そうそう。それで貯蔵庫を漁ろうと思ったのだ。
「ああ、そうだった」
「ランサム! 聞いているのか!」
「……ええ。聞こえていますよ。ですから父上、そんなに大きな声を出さなくとも……ああ、大変だ。服が汚れてしまった。父上、リリィを呼んでからでいいですか」
 ワインの染みがついたチュニックを見おろし、使用人に着替えを持ってきてもらうつもりであった。リリィ、とはランサムと親しい若い娘である。黒の巻毛にむちむちした身体つきの、色っぽい娘。事あるごとにランサムに秋波を送ってくるが、さすがのランサムでも使用人に手を出すつもりはない……今のところは。
 だが、いつかお互いにとって良い機会が巡ってくるかもしれないし、リリィの方から「お願い、どうしても」なんて言ってきたら……。
「リリィには昨日、暇を出した」
「……は?」
「安心しなさい。退職金は多めに渡してある。今頃故郷へ向かっている途中だろう」
「え? ちょ、ちょっと。父上。だって、リリィは私の世話係……」
「そのお前と間違いが起こっては困るからだ!」
 父はリリィのランサムを見る目つき、そしてランサムがリリィに向ける下心にとっくに気づいていたのだ。こんなことなら、美味しく頂いておけばよかった。
「そんなあ」
「やかましい! 私がお前の歳の頃には、とうに妻を娶って身を固めていた!」
「ええ~? だって……」
「私が王都フェルビアの剣術大会で優秀な成績を修めたのも、お前の歳と一緒だ!」
「ああ。すごいですよねえ。私など、剣はからきしで……」
 お説教はまだまだ終わらないらしい。が、祖父が早くに亡くなったから、伯爵家を継ぐのにそうする必要があっただけでしょう? などと本当の事を言っては父親の怒鳴り声はますます大きくなってしまう気がする。
「ところがなんだ! お前の生活態度は! お前に、将来家督を継ぐのだと言う自覚はあるのかっ」
「それは、まだまだ先の話じゃないですかあ。父上はとてもお元気なのですから」
「お、お前は……!」

 ランサムはソレンソン伯爵家の嫡男として生まれ、幼いころに父の友人であるルドルフ・アンテス男爵の元に里子に出され、そこで騎士としての教育を受けた。その後、父の領地であるモルディスに戻り、今は悠々自適な生活を送っている。父はまだまだ元気だし、自分が伯爵となるのもずいぶん先に思える。だから父のお説教も、他人事のように受け止めていた。
 夕べは活気を求めて流行りの酒場に入ったが、またケンカ騒ぎが起きてはかなわない。今夜はもう少し落ち着いた店へ入ろうかな。そして可愛い女の子のいる店がいい。まずは、湯浴みをしてひと眠りしようか……。そうそう、二日酔いに効く薬湯も飲んでおこう。ゆるゆると立ち上がれば、父はまだ怒鳴り続けている。

「こらーっ! 聞こえているのか!!」
「はいはい。聞こえてますって……」
「聞こえたのなら、さっさと荷物を纏めてここから出て行け!」
 荷物? ランサムは辺りを見回し、転がっていたゴブレットを拾った。
「そうではなあい! 私の城から……このモルディスから出て行けと言っているんだ!!」
「は……はい?」





 冗談だろう?
 だが何度瞬きをしてみても、城門は間違いなく、固く閉ざされていた。
 父の怒りはランサムの想像をはるかに超えたものであったらしい。彼の一声で城の兵士たちがやってきたかと思うと、ランサムはいとも簡単につまみ出されてしまった。
「ああ。この歳になって締め出されてしまうとは……まいったね」
 だが、時間が経てば怒りも醒めるだろう。
 しかしまだ頭が痛い。後頭部を指で揉みながらどこで時間を潰そうか考える。幸い、ポケットの中には幾ばくかの銀貨が入っている。娼館で豪遊……という訳にはいかないが、酒場で一晩過ごすだけならば充分だ。
 酒場で時間を潰すのは決まった。だがその酒場は夕刻まで開かないし、頭が痛いから今すぐに酒、という気分でもない。それまでどうしようか、とランサムは空を見上げる。昼を少し過ぎたところだろうか? ああ、そういえばチュニックが汚れたままだ。こんな恰好で街へ出るなどとんでもない。どうにかして着替えをしなくては。
 などとランサムが考えていると、脇の方から馬と、兵士が二人やって来る。彼らの先頭にいるのは……

「母上!」
 母親のヴァイオラだ。城門は閉じたままだから、厩舎のある裏門の方から回ってきたのだろう。母は出かけるのだろうか。しかし彼女が連れているのはどう見てもランサムの馬、ヴェガであった。
「ランサム」
「やあ、母上。お出かけですか。良い天気ですからね」
「お父様はね、お前にたいそうご立腹ですよ」
「ほんと。あれには参っちゃいましたよー」
 へらへら笑いながら頭を掻いて見せる。母はじっと息子の様子を窺っていた。つられて微笑む様子もない。これは母上もお怒りなのかな、と考えつつもランサムは微笑み続ける。

「お父様は、お前の廃嫡をお考えですよ」

 母の言葉に、ランサムの笑みもさすがに消えた。しかし一瞬頭の中に疑問符が浮かんだだけで、また笑い続ける。
「またまたご冗談を。でも、今のは私でもちょっとびっくりしちゃいましたよ」
「お父様は本気です」
 母の声音は硬く、冷たかった。
「え、いや……しかし。ソレンソン家の息子は私一人ではないですか」
 そう。ソレンソン伯爵とその妻の間には子供が三人いるが、男はランサムだけであった。二人の姉はとっくに嫁いでいる。どれほど羽目を外そうがソレンソン伯爵家の後継ぎはランサムしかいない。家督を継ぐための自覚はないが、油断や思い上がりは確かにランサムの中にあった。
「そのことがお前を甘やかし、増長させてしまったようね。それは私とお父様の反省すべき点だわ」
「そうそう、確かに最近の私は少し遊びが過ぎました。父上のような立派な伯爵になるために、これからは行動を改めます」
 ……と、反省めいた言葉を並べてみるが、ランサムの心中はこうだ。「ここはこう言っておけば、なんとかなるだろう」と。そして二、三日大人しくしていれば、父の怒りもおさまるだろうと。
 だが、ランサムの薄っぺらな言葉と態度はしっかりと見抜かれていた。
「お前に何かあったら、爵位はお父様の従弟のコーネリアス・ソレンソンに移る事になっているのよ」
「……はい?」
「コーネリアスは今は異国に住んでいるし、お父様ともお手紙のやりとりをするくらいですから、お前がその存在を知らなくても不思議はないかもしれないわね」
 もっとも後継ぎとしての自覚があれば、それに伴った行動をしていれば、彼のことを知る機会はいくらでもあったでしょうけれどね、と母は続ける。
「え、ちょっ……しかし、母上」
「……さすがのお前も、廃嫡は嫌なのかしら」
「え、ええ、まあ。それは、ちょっと」
 廃嫡されたらどうなるのだろう。この領地から永久に追放されるのだろうか。それとも、そのコーネリアスとやらが伯爵となったこの城で、彼の情けに縋って片隅に住まわせてもらう事になるのだろうか。それは嫌だなあ。
「で、では、母上。私はどうすれば……」
「ま。お前はそんな事も自分で考えられないの」
 未だに頭はずきずきと痛むが、酒の余韻は抜けてきていた。何せ、廃嫡という言葉が出てきたのは初めての事である。
「お父様は、お前になんとお説教したの?」
「え、ええと……私と同じ年の頃には、すでに身を固めていたとか。王都の剣術大会で優勝したことがあるとか、そんなところですかね」
「アイザックは優勝ではなくて準優勝だったわ。でも、私はそれでも構わなかった。そう。お前のお父上は王都の剣術大会で正々堂々と戦って、それで私に求婚してくれたのだから……」
 母はほうっとため息をついて、一瞬だけ瞳を和らげた。だがすぐに厳しい顔に戻ってランサムに向き直る。
「お前も成し遂げなさい」
「は? 成し遂げる……とは、剣術大会のことですか。無理に決まってるじゃないですか。だって、私は弱いんですから」
 ランサムの言葉に母は大きなため息をつく。
「まったく……強く成長するようにと、アンテス卿にお前をお願いしたというのに。なんて事でしょう」
 その、かつての主であり剣の師であるルドルフ・アンテスには、ただの一撃もくれてやることができなかったのだ。
「それに、自分で自分を弱いと認めて開き直るなんて。男らしくないと思わないの」
「素直でいいじゃないですか。虚飾は良くない事ですよ」
「はぁあ……ああ言えばこう言う……口だけは達者なんて、母親として情けなくて涙が出そう」
「母上。そんな顔しないでください。美しいお顔が台無しですよ。笑ってください、ね?」
「やかましいッ」
「痛っ」
 母とて女だ。甘く優しい言葉を吐けば態度は軟化すると思ったのだが、ぴしゃりと手の甲を叩かれてしまった。
 これは不味ったな。母を味方に引き入れるどころか、かえって怒らせてしまった。やはり二、三日、姿をくらませた方がいいかもしれない。夜は街の酒場を梯子するとしても……眠る場所が必要だ。できれば女の子も。だが数枚の銀貨でそれは無理だよなあ……身の振り方について思案していると、母はランサムの馬であるヴェガの手綱を引き、彼の前に出す。
「母からの、せめてもの情けです」
「情けって……」
 そもそもヴェガは私の馬ではないですか。
「お父様はお前を着の身着のままで追い出したようだけれど、さすがにそれは可哀想ですからね。ヴェガを連れて行きなさい」
 連れて行く? どこへ? 馬を見れば、その背には荷物が括りつけてある。
「毛布と着替え。とりあえず、二日分のパンとチーズを積んであります」
「……え? ちょっと、母上? とりあえずって……」
「お前が何かを成し遂げるまでは、モルディスに帰って来てはなりません。それに、ソレンソンの家名に頼ろうなどとは、間違ってもしてはいけませんからね。自分の力で成し遂げるのです」

 母親は兵士を伴って去って行く。
「ちょっと待ってくださいよ、母上っ! 母上ぇえ!」
 捨てられた子供のように情けない声が出たが、事実、ランサムは捨てられた子供であった。だがその声にも母が振り返ることはなかった。
 母親の姿が見えなくなってもランサムは視線を動かせずにいたが、馬がブルンと小さく嘶いて、ようやく我に返った。閉ざされた城門と馬を見比べる。
「……わ、私に、どうしろと言うのだ……」
 ──お前も成し遂げなさい
 母の言葉がよみがえり、首を振った。
 成し遂げる? 王都の剣術大会で? この私が?
「そんなの……無理に決まってるじゃないか」


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