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第1章 A Walking Lie
11.流転のバークレイ姉弟 2
しおりを挟む「ロイド! グレン! 戻ってきなさい!」
双子の名を呼びながら、屋台の通りを歩く。
「ジェーン、待ってくれよ。どうして君が怒るのか、さっぱりだ」
無理やり突き返された金貨の袋を持ったランサムが、ジェーンの後を追いかけてくる。
違う人だ。ランサムは違う世界の人だ。
貧乏人の自分と騎士であるランサムが同じ世界の住人でない事はもとより明らかであったが、なんというか、魂の在り処や感覚といったものが根底から異なっている。
「ジェーン」
ランサムがジェーンを追い越し、正面に立った。
「仮に悪いことをして稼いだものでも、金自体に罪がある訳ではないよ」
そしてジェーンに袋を差し出す。
「……君が私から騙し取った金貨は、食べ物を買うために使ったんだろう? それを食べた双子たちは、罪を背負ったことになるのかい」
「そんな訳ないでしょう。彼らは、知らないんだもの。私が……何をしたのか。でも私は貴方が何をしてお金を手に入れたのか、知ってしまった」
もはや押し問答の域に入ってしまった。通りの脇で、ジェーンは肩身の狭い思いでひそひそと会話を続けていたが、ランサムは堂々としたものだった。
「あはは。君は真面目だなあ」
だが彼が肩を揺らして笑い声を上げた時、またジェーンの中で何かが壊れそうになった。
「貴方が! 不真面目なのよ!」
彼が軽い男で女誑しだということは分かっていたが、ここまで堕落した思考の持ち主だとは思っていなかった。純潔を捧げる前に気づいて良かった!
「それで、私に金を返して、君はこの後どうするつもりなんだい」
「あの安宿に戻って、何か……何か考えるわ」
「いくら考えたところで、君たちの状況は変わらないと思うんだけどなあ」
「う、ううっ」
そうだ。それがある。正義を振りかざして彼を糾弾したはよいものの、振出しに戻ってしまった。お金を受取るべきだと言っていたグレンにはどう説明しよう……。
「姉ちゃん、姉ちゃん!」
その時ロイドが手を振りながら走って戻って来た。何かの焼き菓子を買い食いしたのだろうか、口の周りには食べかすがついている。グレンは兄の後を大人しく歩いてついて来たようだった。
「姉ちゃん、ちょっとこっち来てよ」
「なあに、どうしたの。お小遣いならもうあげないわよ」
「違うって。あの花屋の所にある細い道さあ、どこに繋がってたと思う?」
ロイドの指さした方角には、荷車に生花を積んで売っている女性がいる。そしてその脇には薄暗い路地の入口があった。日当たりが悪く、周囲は苔生している。子供が目にしたらワクワクしそうな場所ではある。
「あんたたち、探検でもしてきたの」
「おうよ!」
ロイドはびしっと親指を立てた。
「それでさ、あそこの道を入ってずうっと行ったらさ、なんと、おれたちが前住んでいた家の所に出たんだぜ!」
「……前の家?」
それはつまり、半年ほど前……父親がまだ生きていた頃に住んでいた家のことだろう。辺りを見回してみるが、確かに方角的にはこちらの方だ。だがこの屋台通りと繋がる道があるとは知らなかった。
「姉ちゃんも、行ってみようぜ」
「あっ、ちょっと」
ロイドに手を引っ張られ、薄暗い路地の方へ誘導される。
昔住んでいた家……父が死んだあと借金が発覚して、葬儀が終わると同時に怖い人たちが乗り込んできたのだ。衣類とちょっとした日用品、母の形見だけを持ち出すことができたが、あの家は今頃売りに出されている筈だ。いや、もう買い手がついて知らない人が住んでいるのかも……。それを見てしまったら辛くなりそうだが、もうあの家はジェーンの手に戻って来ないのだと、一つのけじめになるかもしれない。ジェーンは黙って弟たちの後についた。
中産階級の者たちが住む住宅地にあり、背の低い質素な塀に囲まれた、小さな家である。
最後に目にしたのと変わりない姿でそこに存在していた。だが住む人間がいないと、魂が抜けたように寂しい建物に見えた。家の前に立て掛けられた看板には「売家」と書かれていたが、その上に×印が付けてあった。
つまり最近、買い手がついたのだ。
父と母と弟たち、思い出の詰まった家が誰かのものになってしまう。ジェーンの胸が痛んだ。だが今の自分に出来ることは、せめて新しい住人がこの家を大切に扱ってくれるよう祈る事だけだ。
「姉ちゃん。これ、売れちゃったってこと?」
「そうみたいね」
「姉さん、あのお金……」
グレンがぼそっと呟いてジェーンの袖を引っ張った。ランサムに貰ったお金で買い戻せないかと考えているのだろう。確かに買い戻せば住居の心配は消える。新しい買い手の方と交渉することになるだろうが……。
でもあれはイカサマで儲けたお金なのよ。ほいほい受け取って使う訳にはいかないし、大金を所持していたとしても、身寄りのない娘と交渉してくれる人間はまずいないだろう。
グレンにあのお金は自分たちのものにはならないことを、どう説明しようか考えていると、視界の端にランサムの姿が映った。彼はここまでついてきていたのだ。
「ま……」
まだいたの、と言おうとして顔を上げた時、
「おおい、バークレイさん! バークレイさんじゃないか!」
声のした方を見ると、はす向かいの家から中年の男性が出てくるところだった。もちろん、顔見知りの元ご近所さんである。
「あ、お久しぶりです。ピアーズさん」
「お父さんのことは残念だったね……でも、君たちもいきなりいなくなっちゃったから、心配してたよ。元気だったの?」
家を追い立てられたのは本当に急だったので、近所に挨拶する暇もなかったのだ。
「はい、なんとか……」
これまで半年間なんとかやってきたし、これからもなんとかやっていくしかない。
「でも、会えてよかったよ。実はあんたに手紙を預かっていたんだ」
「手紙? 私に、ですか」
ピアーズ氏は手に持っていた封筒をジェーンに見せた。受取って裏返してみると差出人は「レジナルド・バークレイ」と記してある。知らない人だ。でも、同じ名字だ……。
「君のお父さんのお葬式が終わって、君たちもいなくなって、しばらくした後にここを訪ねて来た人がいたんだ。どうやら、君の伯父さんらしかった」
「えっ?」
父に兄弟がいたなんて、聞いたことがなかった。
「弟さんの訃報をどこからか聞いて、王都から訪ねてきたんだって。けど、すでにこの家には誰もいなくて、売りに出されていたから……」
そこでピアーズ氏が、この家には子供が三人いる、しかし葬儀の後行方知れずだと教えてあげると、レジナルド・バークレイはピアーズ氏に手紙を託して王都へ戻って行ったという。
「姉ちゃん、俺たちに伯父さんがいたの?」
「姉さん、手紙には、なんて書いてあるの」
自分たちに身寄りがいた……! 弟たちもこの話に興奮している。ジェーンに詰め寄って、早く読んでとせがんでいる。ジェーンは震える手で封を切った。
手紙には、ジェーンの知らなかったことが色々と書いてあった。
ジェーンの両親は結婚を反対されての駆け落ち婚であった。だから二人とも自分の生い立ちや家族については何も語らなかったのだ。そしてジェーンの母が亡くなり、父が亡くなり、借金が残った。金貸しの連中がジェーンの父の周囲を洗ったためだろう、王都に住む親族の所へも連絡がいき、レジナルドはジェーンの父の訃報と借金を同時に知ったようだった。
事の次第を確かめにレジナルドがルルザへ向かうと、すでに屋敷は売りに出され、ジェーンたちも追い払われた後であった。
そして、もう父を怒ってはいないこと、むしろ結婚を認めてやらなかったことを後悔していること。ジェーンたち姉弟がもしも生活に困っているのだったら、王都のレジナルド・バークレイを訪ねるように。そういったことが書かれていた。
「すっげえ! 王都だって!」
「ぼくたち、王都に伯父さんがいたんだ……」
ロイドもグレンも、王都という単語に顔を輝かせている。
これは、手紙の言葉に甘えて王都へ向かうべきなのだろうか。初めて会う自分の身内。どんな人なのだろう。
そこでピアーズ氏が「身なりの良い上品な感じの人だったよ」などと伯父の風貌についてつけ加えたものだから、ジェーンも舞い上がりそうになった。
「やべえ! もしかして、姉ちゃんお姫様だったんじゃねえ?」
「いくらなんでもそれは無いでしょ。妙な期待するんじゃないの」
興奮するロイドをそう宥めたものの、内心ではジェーンもわくわくとしてきていた。お姫様とまではいかなくても、貴族だったり豪商だったりして……と。
いや、しかし。そんなうまい話があるものか。レジナルドは本当は悪い人で、年頃の娘がいると知って呼び寄せたいだけなのかも。王都を訪ねたら最後、ジェーンはどこかに売られてしまうのでは……。弟たちも鞭打たれて奴隷としてこき使われたりして……。
いやいやいや。わざわざここまで足を運んで、ピアーズ氏に手紙を残してくれていたのだから、善意なのだと思いたい。
すでに王都へ行けるものだと思い込んで、ロイドはグレンの手を取ってくるくる回りながらスキップをしている。彼らの経験のためにも、王都まで行ってみるべきだろうか。それに、もしこの手紙が何かの間違いだったとしても、王都ならばルルザよりも仕事を見つけやすいかもしれない。子供連れでも住み込みで雇ってくれる場所があるかも。なんとなく前向きに検討を始めていると、
「私が送って行こうか」
ランサムが言った。彼は成り行きをずっと見守っていたらしい。
「女子供だけで旅をするのは危ないよ。私の行く先も王都だ……君たち三人を、王都のバークレイ家まで送り届けよう」
彼は件の金貨を皆の路銀に当てればよいと言った。ジェーン姉弟の旅の装備を整え、道中の宿を確保するために、と。
ピアーズ氏は「騎士様に送ってもらえるなら安心だね」と自分の家へ戻っていく。ロイドとグレンはまだはしゃいでいる。誰にも聞かれていないことを確かめてから、ジェーンは言った。
「そ、それで……今度はどういう契約になるの。送っていく代わりに、私と寝たいってこと?」
こんなにいい加減で胡散臭い男に処女は捧げられない。さっき、そう思ったばかりだった。それに王都までならば、切り詰めれば今持っている金貨二枚で辿りつける筈だ。安宿と、野宿と、乗合馬車と、徒歩を組み合わせてなんとか。
「ジェーン、君と双子たちだけじゃ危ないよ。女子供だけで野宿なんて、襲ってくださいと言っているようなものじゃないか。向かう先が一緒なのだから、私が付き添った方がいいと思うんだけどなあ」
「だって……そしたら私は貴方と……」
寝なくちゃいけないのでしょう? 言葉にはせずに目で訴える。ランサムはくすくすと笑った。
「ぜひそうしたい……と言いたいところだが、君は気が進まないらしいね」
「あ、当たり前でしょう」
「じゃあ、こうしよう。王都までの道中、私は君を口説くし、迫る」
「……は?」
「契約や義務で私と寝る必要はない。ただ、その気になったらぜひ、という感じだね」
ランサムは王都まで送ってくれる。ジェーンたちの旅の装備や宿代に……あのお金が使われるのだと思うと心苦しいが、袋いっぱいの金貨をただ手渡されるよりなら、困惑は少ない。そして無理に抱かれる必要はないのだという。彼はジェーンを口説いて、その気にさせると言っているのだ。彼にしてはずいぶんとまともで回りくどいやり方に思えるが。
「ジェーン。ここはフェアに行こう。私の考えを正直に話すよ」
「フェ、フェア……?」
ランサムはジェーンの肩を掴み、その瞳を覗きこんだ。そしてこれまでに見たことのないほどくそ真面目な表情を作って、告げた。
「私はね、ジェーン。あんなぎりぎりの所までいっておいて、結ばれなかった女性は君が初めてなんだ。君の中の感触を確かめるまでは、死んでも死にきれないよ」
この男、言い切った。
ジェーンは唖然とした。
いつものランサムが口にするような、甘いうわべだけのいい加減な言葉は出てこなかった。だからこそ真実味も増してくる。
彼がジェーンを抱きたいと思うのは、好きだからではない。それは分かっていたことだが──。
狩りの途中だから。
狩りを途中で止めたくないから。
つまり、そういうことなのだろう。
あまりに身も蓋もない物言いに呆れそうになったが、そもそも自分がその気にならなければ良い話だ。
「そういうことで、いいよね」
目を見開いて突っ立ているジェーンにランサムはふっと微笑むと、今度は双子たちに声をかけた。
「さあ、双子たち。旅の準備をしよう。グレンは新しい靴が必要なんじゃないかな?」
「……靴を買ってもいいの?」
「もちろんだよ。旅をするのだから、ちゃんと足に合っているものを選ぼう」
「ランサム! あのさ、あのさ、おれは、かっこいい外套がほしい!」
「わかった、わかった。好きなのを選ぶといい。さあ、市場へ行ってみようか」
彼らの後ろをぼんやりと歩きながら、思った。
そう、自分がその気にならなければいいだけ。
いくらランサムが堕天使のように罪深い容姿をしていようが、女子供に親切だろうが、彼の甘い言葉に耳を傾けなければよいのだ。
簡単な事だ、簡単な事だ……。
ジェーンは自分にそう言い聞かせていた。
(第1章 A Walking Lie 了)
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