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第2章 You're Kidding!
10.王都に一番近い街
しおりを挟むマドルカスの街は屋台が有名らしい。王都へ向かうキャラバンが試しに店を出してみたり、逆に王都での商売を終えて帰ってくるキャラバンが売れ残ったものを安く並べたりする。食料品はもちろん、布地や食器、アクセサリーなども数多く売っていた。
「おおー、すげえ! 肉だ、肉! 肉がいっぱい!」
その日の宿を決めてから屋台の並んだ通りに出ると、ロイドはさっそくはしゃぎ出した。確かに肉がたくさんある。串に刺した肉をその場で焼いて提供する店ももちろんあるし、燻製肉を屋台にぶら下げて売っている者もいる。それから、生きている鶏や豚を売っている店もあった。これも肉といえば肉だ。さすがに牛や馬といった大型の獣を生きた状態で売っている店はなかったが。
グレンが夢中になって見ている屋台をジェーンも一緒に覗いてみれば、そこには石のようなものがたくさん並べられていた。
「何これ……石?」
「化石だよ。姉さん、ほら」
グレンは葉っぱの模様が刻みこまれた石を指さした。気の遠くなるくらいの年月をかけて、石に自分の痕跡を残した葉っぱだ。
「わあ、すごい。こっちは……鼠かしら」
隣には何かの小動物の化石が置いてある。ロイドもやってきて、みんなで一緒に化石を覗きこんだ。
「たぶん。でも、ずっとずっと昔の鼠だから、僕たちが知っているものとは少し違うのかも」
「ずっと昔って、いつぐらいだ? じいちゃんのじいちゃんの、そのまたじいちゃんの時代ぐらいか?」
「もっとだよ。ひょっとしたら、人類が誕生する前かも」
「なんだそれ。訳わかんねえ」
グレンは色々と知識を披露してくれたが、人類が生まれる前と言われても、ジェーンにもピンとこない。
それにこの露店……こんな石ばかり並べちゃって、いったいどこの誰に需要があるのだろうと不思議に思ったが、現にグレンは興味津々で覗いている。王都では立派な学校に通っている子供たちも、こういったものに興味を持つのかもしれない。
学校かあ……。伯父からの手紙には「困ったことがあったら訪ねてきなさい」と書いてあったが、どこまで頼ってよいのだろう。伯父の家の片隅にでも住まわせてもらえればとても助かるのだが。そしたら自分は仕事を見つけて、生活の基盤を整えて、弟たちを学校に通わせる……それがジェーンの目標だ。
「誰かっ。ひったくりよ! 捕まえてっ!」
その時、通りの向こうで女の叫び声がした。驚いて声のした方を見ると、人ごみを綺麗にかわしながら、荷物を抱えた覆面男がこちらへやって来るところだった。
「誰かー! ひったくり! どろぼうっ! あたしの荷物っ」
雑踏の向こうで女が叫んでいる。大勢の人間がいるから、簡単には追って来られないのだろう。
「おお、泥棒ってあいつか」
「ロイド、やめなさい」
捕まえてやろうとでも思ったのか、ロイドが姿勢をぐんと正したので、ジェーンは彼の腕を引っ張って自分の後ろに隠した。
「危ないわ。刃物を持っているかもしれないのよ」
これだけの人間がいながら、男を捕まえるのに皆躊躇している理由はそこにある。ひったくり男が武器を持っていなかったとしても、それはどう見ても大人で、十一歳のロイドがどうにかできるような相手ではない。ロイドが蛮勇を発揮してしまわないよう、ジェーンは弟をしっかりと捕まえておいた。
ジェーンの視界の端で誰かがサッと動き、ひったくりの前に立ちはだかった。
ランサムである。
彼は腕を振り上げると、手にしていたもので正面からひったくりを殴りつけた。ボグッと鈍い音がする。ひったくりが体勢を崩し、ランサムはもう一度腕を振り上げる。
「ぐわっ」
殴られた男は手にしていた荷物を放り出して屈みこみ、頭を守る。ランサムは三度、四度と大きな武器で男を殴りつけ……やり過ぎなのでは、男が死んでしまうのではとハラハラしながらランサムの手に持っていた武器に注目してみれば、それは大きな肉であった。
彼は屋台に吊るされていた燻製肉を手に取り、それを武器にしたのだ。何かの動物の足の部分だ。持ち手にちょうど良い場所を握り、それでひったくりを殴っている。
他の男たちが集まって来てひったくりを取り押さえる。ランサムが肉でひったくりを殴っているのだと気づいた者たちから、笑い声や拍手があがった。荷物を取られた女性が追いついてきて、ランサムに礼を言っている。
「ランサムすげー! おもしれえ!」
ロイドも手を叩いて笑った。グレンも笑っている。
以前ランサムは自分自身の事を弱いと言っていたが、あれは剣の腕前だけについてのことなのだろうか。確かにひったくりを倒した武器は剣ではないし、このような人ごみで抜身の剣を振り回す訳にはいかない。彼の選んだ武器は最高のものといえよう。
弟たちはまだ笑っていた。
「なあなあ姉ちゃん、ランサム、めちゃくちゃ面白かったよな!」
「姉さん、ランサム……カッコよかったよね」
ランサムは肉を拝借した屋台の店主に詫びながら、これを買い取ると申し出ている。
「そうね」
ジェーンもとうとう笑った。
でも、面白かったというか、カッコよかったというか……ジェーンは当てはまる言葉を一生懸命探した。
「すっごく……いかしてた!」
ランサムが買い取ると申し出た肉は、かなり安く売ってもらえた。屋台の店主曰く「面白いものを見せてもらったから」だそうだ。とはいえ四人でも食べきれる量ではなく、王都まで持ち歩く訳にもいかず、結局は泊まっている宿屋に引き取ってもらった。すると、厨房で調理して宿泊客全員に振舞ってくれた。
翌朝は陽が昇ると同時に出発することになっていた。マドルカスから王都までは離れておらず、朝のうちに街を出れば夕刻前には到着する計算であったが、「親類とはいえ初めて会うのだし、ひょっとしたらお世話になるかもしれないのだから、失礼の無い時間に訪ねましょう」とジェーンは言う。
しかし夜中に雨が降り出し、朝となっても止む気配はない。マドルカスへの滞在はもう一日伸びることとなった。
「あー……退屈だなあ。今日はずっと宿屋の中で過ごすのかあ」
昼食後のお茶を飲みながら、ロイドが窓の外を眺める。この天気ではどこにも出かけられないし、昨日は賑やかだった屋台の通りも閉まっている店が殆どであろう。
「出発した後で雨に降られるよりは、これで良かったのかもね。今日は身体を休めておきましょう」
前の街ではロイドが熱を出して倒れたのだから、グレンも無理しちゃだめよとジェーンが言ってきかせている。
彼らとの時間が一日増えたことにランサムは何故か安堵を覚えていたが、今日一日ぐらいでジェーンとの間に出来た溝は埋まりそうもない。
ジェーンが、向こうに本棚があるわよと言って、グレンを呼んだ。昨日は気づかなかったが、今日の自分たちのように足止めをくらった客のためだろうか、この宿屋には本が置いてあるらしい。
グレンが嬉しそうにどんな本が揃っているのか背表紙を確認している。
「明日には発つんだから、続き物は止めときなさいよ」
「うん。あ、でもこのシリーズなら文字が少ないから夜までに読めそう」
「えっ。こんなに読めるものなの? あんた、読むの速いのねえ……」
とうとう、何も出来なかったなあ……。
ランサムはぼんやりとジェーンとグレンの会話を聞きながら、雨が窓ガラスにぶつかる様子を眺めていた。
本当に、あと少しだった。先っぽの半分くらいの位置までは入っていた……入っていたのに!
恥をかくことを恐れて一度出しておくなんて言わなければよかった。一回出した時点で恥なのだろうが、ジェーンに「初体験はすぐ終わった」と一生覚えていられる事を考えるとそれよりは、と思ってしまったのだ。ああ、でもどちらにしろロイドは熱を出してグレンが扉をノックすることになるのだった。
どれほどぎりぎりだったか、それを思い起こせば頭を掻き毟りたくなるくらい残念でならない。こうなってくると、ジェーンと自分は結ばれない運命にあるのだろうかと、ランサムらしくない後ろ向きな考えに囚われてしまう。
王都が近づいてきて、バークレイ姉弟との……ジェーンとの別れが名残惜しいと思ってしまうのは、結局ジェーンをものに出来なかったから。……それだけなのだろうか。
「なあ。おれたちが伯父さんの家に着いたら、ランサムはどこに泊まんの?」
本に興味のないロイドはお茶の入ったカップを手に、ランサムの顔を覗きこむ。
「えっ。私かい」
「もしかして、王都に家があんの? ランサムのいる所を教えてもらえれば、そしたらおれたちまた会えるだろっ」
「あ、ああ。私は……」
ジェーンたちを送り届け、一人になったら剣術大会の事を調べてみるつもりであった。どのような頻度で行われる大会なのだろう。一年先などと言われなければよいのだが。
「なんかランサムって、自分のことあんまり教えてくれないよなあ……あっ、わかった!」
どうしたものか言葉を濁していると、ロイドは顔を輝かせ、ランサムに顔を寄せて小声で囁いた。
「ランサムって、王様から秘密の任務を頼まれてる騎士なんだろ。だから内緒なんだな?」
「あはは。ロイドは想像力豊かだなあ。それはないよ」
そういえばロイドは騎士に憧れているのだ。ランサムも何かカッコいい任務を請け負っているのだと信じたいようだったが、残念ながらランサムは仕事をしに来たわけではない。
ロイドは騎士に夢を抱き、グレンは学校へ通って偉くなりたいと言っている。そしてジェーンは彼らの願いを叶えようと頑張っている。
そして自分は……何もしていない。何もしていないどころか、家を追い出され、廃嫡の危機にある情けない状況である。モルディスを発った頃は、王都に到着さえすれば何とかなる、まずは美味い酒と可愛い女の子を味わおう、などと気楽に考えていたが……。
「ロイドは私みたいなだめな騎士になってはいけないよ」
「えっ? なんでだよー。騎士ってカッコいいじゃねーか」
それは子供が夢見る対象の「騎士」がカッコいいだけであって、私自身はだめなやつなんだ……。
自分は自分で思っていたほどカッコよくはない。ここにきてランサムは、それをじわじわと思い知らされていた。
「姉ちゃんだって昨日、ランサムのこと褒めてたぜ」
「えっ。な、何て……ジェーンは何て言っていたんだい」
思わず身を乗り出してしまい、しまったこれでは余裕がなさ過ぎだと思ったが、幸いロイドはランサムの舞い上がりに気づく様子もなかった。
「えーと。何て言ってたっけな……いか……いかがわしい?」
「……。」
褒めてないよそれ。自分がいかがわしい言動ばかりなのは否定できないが、しかし。
「なんか、姉ちゃんっぽくない言葉だったんだよなあ。いか、いか……」
ロイドが「いか」とばかり繰り返すので、だんだんイカ臭いとかだったらどうしようと不安になってきた。ちょうど、リリィを拒絶してジェーンに拒絶された夜、ランサムは一人で精を抜いた。その日は一人寝であったし、リリィと妙な空気になって収まりがつかなかったのだから仕方がない。仕方がないが、ジェーンにはばれていたのだろうか……。それとも彼女の腹の上に吐き出したもののことを指しているのだろうか。しかもそれをロイドに言うってどういうことだいジェーン……。過激すぎるよジェーン……。
いくらなんでもそれはないだろうと思いたいが、ロイドの口からどんな単語が飛び出してくるのか知るのが恐ろしくなった。
「えーと、いか……」
「あ、ああ。もういい、いいよ、ロイド」
「あー……何だっけなあ……」
ここまで出かかってるのになあ、とロイドは自分の喉の辺りを示す。
「も、もういい。いいから」
ぜひその辺で留めておいてくれとランサムはロイドを手で制した。
それにしても、ジェーンが自分をどう言っていたのか、どうしてこれほど気になるのだろう。褒めていたと聞いて、すごく知りたくなった。だがロイドは何か思い違いをしているのだろうか……とにかく、それが褒め言葉ではなかったと分かって、今度はすごく怖くなった。
貴方って……すごいのね。
ランサム……とても素敵なひと……。
今まで寝床を共にした女性たちは、ランサムをうっとりした目で見つめ、決まってそう囁いた。もちろんいい気分になったし、「そんなの当たり前じゃないか」とも思っていた。
しかしジェーンはそんな事は言ってくれない。言いそうにもない。
「……。」
こんなだめなやつに、言ってくれる訳がないのだ。勘当寸前で、身元を隠してコソコソとしているようなだめなやつには。
ランサムは頬杖をついて窓の外を見た。朝よりも雨は弱まり、雲の隙間から光が射している部分もある。
明日は王都に向けて出立できそうだった。
王都フェルビアは城下町ごと高く分厚い城壁に囲まれていた。一般市民の出入りする門は東西南北に設えられており、王宮の騎士と役人たちが守っている。彼らは夜も任務に就いているが、夜間は門は閉ざされる。一般人は火急の用でない限り出入りできなくなるようだ。
これまでも守りの固い街を通っては来たが、王都だけあって門は見たこともないほど立派で、騎士や役人たちの数も比べ物にならない。ジェーンたちの他にも王都へやってきた──或いは帰ってきた──人間も多く、役人たちの審査を受ける順番を並んで待っている。
王都なのだから当たり前かもしれないが、出入りが容易ではないことに思わず慄いてしまう。ルルザも結構な都会だと思っていたけれど、自分は意外と田舎者なのかもしれない。
自分たちの順番が近づいてくるにつれて緊張が高まり、落ち着きなく外套の留め具を弄っていると、ランサムが教えてくれた。
「ジェーン。君たちは王都に住む伯父さんを訪ねてきたと言えば充分だよ。何か言われた時のために、手紙をすぐに出せるようにしておけば、なお良いんじゃないかな」
「あ……う、うん」
自分の鞄の中に手を入れて、レジナルド・バークレイからの手紙をすぐ取り出せるように位置を直す。
「次!」
大きな声で呼ばれジェーンは弟たちの肩に手を添えて役人たちの前へ向かった。ピリピリした空気だからか、さすがにロイドも物珍しそうに周囲を見渡すだけで、騒いだり走ったりはしなかった。
「どこから来た?」
「ルルザです」
「王都へ入る目的は」
「伯父が……王都に住んでいまして」
「その場所は」
「ええと、西地区の、三十八番地です」
役人は威圧的で感じが悪かったが、王都の荘厳さや堅強さを誇示するためにも、おそらくはそういった人物を選んで城門に立たせているのだろう。ジェーンは手紙を出せるように鞄に手を入れたが、証拠を見せろとまでは言われなかった。
「で、王都へ入るのは三人か?」
そう問われてふとランサムを見れば、彼は隣の列で審査を受けていた。ルルザから一緒に旅してきたとはいえ、王都へ入る目的は違うのだし、それもそうかと考える。ランサムは一目で騎士と分かる恰好──大きな馬を引き、金の拍車に立派な剣をぶら下げている──をしているから、殆ど何も聞かれていないようだ。
彼はやはり騎士で、社会的地位のある人なのだなあと、ランサムを見つめていると、
「なあ、姉ちゃん。ランサムの泊まるところ、聞いておいてよ」
「え……」
「ぼくも知りたい。ぼくたちが落ち着いたら、ちゃんとお礼しに行きたいし……ランサムともう会えないのはいやだよ」
「あんたたち……」
弟たちがジェーンの服を引っ張った。
ランサムがいてくれたからこうして無事に王都まで辿り着けた。ジェーンと弟たちだけで旅していたら……カナルヴィルの闘技場で遭ったようなトラブルに、もっと頻繁に巻き込まれていたかもしれない。
だがランサム自身の旅の目的は何なのだろう。西の方……モルディスからやって来たと言ってはいたが、元々は王宮の騎士なのかもしれない。何かの任務でモルディスに滞在していたとか……。逆に、もしかしたらモルディス地方で武勇で名を馳せた存在になり、王宮からお呼びがかかったとか。自分で自分を「弱い」と言っていたけれど、闘技場の巨漢やマドルカスでひったくりに立ち向かった場面を思えば、彼は腰抜けではないと思う。
いい加減だしイカサマはするしお酒は飲むし女の子は大好きだし……とんでもなく駄目な奴だと思ってはいたけれど、ランサムは決してそれだけの男ではない。
果てしなくジェーン好みの罪深い容貌をしていて、女子供に優しいからますます始末が悪い。
それでも、ふらりとどこかへ消えてしまうような男と、大切な弟たちを天秤にかけることはできない。ランサムにうつつを抜かして、やるべきことを見失う訳にはいかないのだ。
ウィンドールの街の『銀の百合亭』では色々な出来事が起こった。ジェーンはランサムに言い寄られ、流されてそのまま抱かれそうになり、ロイドが熱を出して……挙句、リリィという女性が現れた。
あの出来事の後も、ジェーンを抱こうとランサムがへらへらと言い寄っていたならば、ジェーンはランサムの事を見下し軽蔑し、あっさりと嫌いになることが出来ていただろう。だがランサムはそうはしなかった。
ジェーンたちを伯父の家に送り届けたら、彼とは別れることになっている。旅がはじまる時から分かっていたことだ。
ランサムはジェーンを口説き落とすことに失敗し──或いは諦め──、ジェーンは落ちそうで落ちなかった。旅が終わり、ランサムとの駆け引きも終わる。そういうことだ。
「あとで……聞いておくわ」
弟たちにはそう答えたが、ジェーンはランサムの居所を訊ねるつもりはないし、仮に訊いたとしても彼は答えてくれないだろう。何せ、素性を隠しておきたいようだから。
門を抜けると、整った街並みが広がっている。が、人々の様子は雑然としていた。従者らしきものを引き連れた派手な服装の人もいれば、襤褸を纏って物乞いをしている人もいる。花や飲み物を売っている屋台もあったし、広場の隅では小さな猿に芸をさせている人間もいた。ルルザも大きな街ではあったが、人の多さは比べ物にならない。
「さあ、行こうか。西地区だったね……?」
ランサムがジェーンを振り返る。
彼の目的や滞在場所を訊ねるつもりはない。
だがこの先、ジェーンにどんな未来が待っていたとしても。たとえどこかの誰かと恋に落ちて、将来を誓い合う仲になったとしても……誰の側に居ても、誰と語らっても……ランサムと共有した時間を忘れることは、決してないだろう。
目の奥が熱くなったが、ジェーンはそれをぐっと堪え、頷いた。
「ええ、行きましょう」
(第2章 You're kidding! 了)
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