クレマンティーヌとなりたかった

ルーシャオ

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タニアとクレマン

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 晴れ渡る空、空に浮かぶ白昼の星月——そんな静謐な空気の下で行われた卒業前の貴族学校のプロムで、大惨事が起きていた。

 状況を説明しよう。

 私、タニア。二年前に乙女ゲー世界の主人公に転生してきた平民だ。

 目の前のガーデンパーティでは、立食形式の場とダンスを踊る広いステージが並ぶが、ちょうど私はお皿のローストビーフを一切れ食べていたところで、ステージ上に現れた五人組のセンター、金髪碧眼のご令嬢が私を指差してこう言った。

「今日という今日は許しませんわ、タニア! 私の婚約者であるクレマン様をたぶらかした罪、償っていただきますわよ!」

 彼女はこの乙女ゲーの悪役令嬢、セシリア。確か侯爵令嬢とかその辺りだったはずで、セシリアの婚約者は今、彼女の隣でバツが悪そうな顔をしている同じく金髪碧眼の麗しいクレマン王子だ。

 クレマン王子は何かと主人公ヒロインのタニアに興味を持ってちょっかいをかけてくるメイン攻略対象で、平民出身のタニアにカルチャーギャップ的なものを覚えて惹かれる、みたいなストーリーラインである。

 ちょっと本来の乙女ゲーにおけるシナリオの記憶がおぼつかないが、おおむね問題ない。

 要するに、この場においては私・セシリア・クレマン王子の三角関係なのだ。

 これでステージ上の五人組のうち二人の身元が判明したわけだが、残る三人は攻略対象キャラの美青少年である。

 信号と同じ赤黄青の髪をした三人組は、正直名前を覚えていないので、赤チャラ男と黄色ガキンチョと青マジメとしておこう。

「まったく、今まで見過ごしていた我々にも責任はある! ここでタニア嬢の断罪をして、卒業を機に関係を清算していただきましょうか、ねえ殿下?」
「それがいいと思うよ? もし陛下の耳に入ったら、タニア嬢だって無事じゃ済まないんだからさ」
「そもそもは王子がだらしないせいでセシリア様にご迷惑をかけたのですよ。そのくらいはして当然です」

 などと、赤黄青の美青少年三人組は口々に騒がしい。

 彼らはクレマン王子の取り巻きである。もっとも、態度は明らかにセシリア寄りで、抱き込まれていると見ていい。

 そんなステージ上の五人組は、周囲の迷惑を考えていないのはお前たちだ、と婚約者や意中の恋人を誘ってダンスしていた男性陣から睨まれているし、その男性陣に守られてステージの端に避難した女性陣もそういうのどうでもいいからという顔をしている。

 みんな、この日を楽しみにして、着飾って友人や恋人を誘って——と苦労してきたからだ。卒業すれば否応なく大人扱いされ、領地に帰る者もいれば官僚見習いとして出仕する者もいる。

 もちろん、ほとんどの女性陣は結婚して『なんとか夫人』と呼ばれ、家の管理に苦労することになる。舞踏会や晩餐会、サロンは気の置ける友人たちとばかり会えばいいというものではなく、当面は目上への挨拶や顔つなぎばかりやらされるだろう。

 彼ら彼女らにとって最後の気晴らしとなるはずだったプロムが、五人組のせいで最悪の雰囲気なのである。

 ここで問題は、私ことタニアはクレマン王子へ何をしたのか? ということだ。

 ぶっちゃけ、いわゆる男女としては何もしてない。

 それもそのはずである。

「あのー……王子様、あのことを喋ってもよろしいですか?」

 私は挙手して、発言の機会を求める。

 しかし、セシリアは却下した。

「お黙りなさい、泥棒猫! あなたの言い訳を許すわけがないでしょう!」
「なら、王子様に聞いてください。私と王子様が何をしていたか、とかそういうの」
「お伺いするまでもないわ、結局のところあなたに騙された、それだけです! そうでしょう?」

 セシリアの問いに、ついにうつむき気味のクレマン王子が口を開いた。

「セシリア……僕は、君とは結婚できない」
「——えっ……」

 クレマン王子はちらりと婚約者へと目を向けたが、セシリアの鳩が豆鉄砲を喰らったような顔からすぐに目を逸らした。

 気まずい雰囲気が流れ、セシリア推しの赤黄青の三人組がクレマン王子を責めるようにわめく。

「殿下、その発言はいただけません。王族が自分の意思で婚約者を変えられるとは思っておられませんよね?」
「セシリア様よりあんなちんちくりんの小娘と結婚したいってこと? どうしてさ!?」
「ありえない! どう考えたってセシリア様のほうが女としてありとあらゆる面で比べようもないほど上だろうに!」

 赤黄青の三人組、好き勝手言うものである。

 本当に好き勝手だ。クレマン王子のことも考えず、お前らは本当にクレマン王子に仕えているのかと詰問したくなる。顔がよけりゃ許されると思ってんじゃねぇぞ。

 しかし、今の私に発言権はない。黙ってステージ上の推移を見守るだけだ。

 そう思っていたら、セシリアが顔を真っ赤にして私へとブチギレてきた。

「あなたのせいよ! 何とかおっしゃい!」

 そんな無茶な。

 黙れと言ったり、喋れと言ったり、忙しいご令嬢である。

 仕方ないので、私は腕を組み、胸を張った。

「クレマン王子殿下は……いえ、は、ずっと悩んでおられたんですよ。知ってます?」

 最後はちょっと挑発してしまったが、それを聞いたこの場にいるすべての人間——私とクレマン王子以外——は、他人様には見せられないとんでもない顔をして驚いていた。これが漫画やアニメなら作画崩壊寸前である。

 クレマン王子は『クレマンティーヌ』として生きたいと言うので、私タニアはその相談を受けて一緒に色々と考えていただけなのだ。

 無論、クレマンティーヌという名前も、私と一緒に付けた女性としての名前だ。

 性別固定、貞操観念の強い中近世欧州の人間の考えでは、まったくもって受け入れられないクレマン王子の嗜好をどこまでどう把握したのかは定かではないが、とにかく私とクレマン王子の関係を疑っていたセシリアたちはもう私の断罪など眼中にない。

 クレマン王子とセシリア+三人組の間で、新たな修羅場勃発である。

「ど、どどど、どうい、どういうことですの!?」
「すまない、セシリア! 分かってくれとは言えなかったんだ!」
「待って何を!? いえ、聞きたくない! 聞きませんわ!」
「殿下をお連れしろ! 急げ!」
「早く控え室へ!」
「セシリア様、お気を確かに!」

 あとは、私をガン無視して、五人組はステージから大疾走していった。

 しばしの沈黙ののち、再び賑やかさを取り戻したプロムは、何事もなかったかのように進行していく。

 うん、気まずいもんな。

 でも、私はそれ以上に、失望が大きかった。

「……結局、誰もクレマン王子のことを考えてなかった、ってことね」

 私は、皿のローストビーフを食べ終えると、プロムの会場からさっさと出ていった。






 クレマン王子とセシリアの婚約は、セシリア側から一方的に破棄された。

 そのことが話題となっていた貴族学校卒業から間もないある日、私は王城に呼ばれた。

 呼びつけたのは王妃様だ。

 クレマン王子の実母であり、元からセシリアとの結婚に反対していたこともあってか、今回の婚約破棄騒動に喜んでいた。

「ほほほっ! よくやった、タニア。あの忌々しい女狐を追い払ってくれた礼よ、好きなだけ褒美を取らせよう」

 上機嫌の王妃様へ、旅装の身なりを整えた私は平身低頭、考えてきたことを話すだけである。

「有り難く存じます。僭越ながら、王妃殿下、お聞きしたいことがございます」
「ふむ、何か?」
「クレマン王子は、王になるのですか?」
「いずれはそうなろう。それがどうかしたか?」
「殿下は才気煥発さいきかんぱつの御身であり、しかし人の感情の機微をよく察し、国や民の分け隔てなく慈悲を持って思いやる心をお持ちのまことに稀有なお方です」
「うむ、うむうむ! 我が子ながら、よくできた王子よ」
「それゆえに、元婚約者のセシリア様はクレマン王子の威光を利用しておりました。三人の臣下も同じです、彼らはクレマン王子のために働くつもりがありませんでした」
「そうよな。確かに、それは彼奴らを選んだ者どもの目が節穴であったということ。お前でも見抜けることを、王城の廷臣たちは見抜けなんだ」
「左様でございます。私は、クレマン王子がそういう人々に食い物にされるのを黙って見ていられなかっただけなのです。その証拠に、私は貴族学校を卒業しましたのでこの国を離れ、実家の商いの手伝いに戻ります。おそらく、二度とクレマン王子に拝謁することはないでしょう。それでいいのです」
「殊勝な心がけよな、タニア。王子のためにそこまでしてくれるか」
「ゆえに、一つだけお願いがございます」
「よい、言うてみよ」
「はい、では」

 私は、王妃様へある『提案』をした。

 前世のサラリーマン時代の小技、取引先へ営業内容を説明するときは真言マントラのごとくはっきり分かりやすく練って一分以内に話す、を活用した結果、王妃様は至極深刻そうに、こうつぶやいた。

「……大胆な願いよな」
「恐れ入ります。しかし」
「よい、お前に言えと申したのはわたしだ。それに、わたしもそうしたいと思っておったところ」

 王妃様はそれでも低く唸り、考え込んでいる。

 私は、最後の一押しをかけた。

におかれましては、ぜひこの国の摂政として長く国を安寧に導いていただければ、と存じます」

 古今東西、権力者は甘言に乗りやすいものである。

 なぜなら、常人よりもはるかに大きな野望があるから。

 その心をくすぐれば、王妃様は私の『提案』をすっかり気に入って、承諾してくれた。

 あとは、果実が実るまで、私は実家に戻って準備をするだけである。







 二年後、私は実家の貿易業を手伝って、さっさと乗っ取った。

 タニアの父を国内事業に専念させるという名目で隠居させ、私ことタニアは国外事業——つまり、多国間貿易で手腕を発揮することになる。

 なぜかって?

 そりゃあ、現代知識のある私からすれば、複式簿記が普及しはじめた時代の商売なんて児戯にも等しい。

 元サラリーマンを舐めちゃいけない。情報収集に特化した専門郵便事業から商用船舶の航路管理まで一手に担い、それから無数に分立する各国為替相場の通貨価値を徹底的に調査、太い顧客へ助言すればボロ儲けである。

 もちろん、この世界の人々とは一千年単位で歴史や経験の蓄積が違うため、物事の因果については敏感に予測できる。

 それに関して、私のやったことは三つだけだ。

・私、タニアは貴族学校でクレマン王子と秘密を共有した。
・クレマン王子にとって邪魔となるセシリアや取り巻きを排除した。
・さらに、私は王妃様に『提案』をした。

 あとは、勝手に物事が動き出す。

 シナリオとは、そういうものだ。 

 人足たちが働く倉庫で、輸出用の木箱の山を前にして、私は昨日付けの新聞を読んでいた。

 一つの見出しと文章だけで、とにかく速報を出したかったのだろうという体裁だ。

 見出しは——『悪の摂政王太后、国王の処刑』だ。

「こんなものか。まあ、すぐにギロチンの嵐だろうとは思ってたけど」

 新聞の中身の文章曰く、こうだ。

 前国王に退位を迫り、息子であるクレマン王子を国王の座に就けた王妃は、王太后となって国政を摂政としてほしいままにした。傀儡であった国王は何もできず、叔父の公爵が反王太后派を率いて国を乱した罪により王太后と傀儡の国王である親子を処刑。王太后派の主だった貴族や大臣たちも次々に投獄され、裁判を経ずに処刑を待つ身だという。

 そりゃあそうなるよ、と私は驚くこともなく受け入れた。

 何せ、王妃様は『無能な国王を排除してクレマン王子を早く王位に就けるべき』という私からのそそのかしをまともに受け取った。我が子可愛さに、そして権力欲しさにその道を選んだのだ。

 当然ながら、それはクレマン王子とも打ち合わせてのことだ。

 クレマン王子、傀儡となっていた国王は、好き放題にやり過ぎた王太后とともに処刑された。

 少なくとも、新聞ではそうなっている。

 では、私の前に現れた長身の金髪碧眼美女は、誰なのだろう。

 貴婦人然とした美女は、私へ嬉しそうに微笑んで、名前を呼んだ。

「久しぶり、タニア」

 周囲の人足も振り返るほどの美貌を誇る彼女のことを、忘れるわけがない。

 私は彼女の名を呼び返す。

「クレマンティーヌ」
「その名で呼んでくれるのは君だけだね」

 相変わらず、その名前を気に入っているようだ。 

 クレマンティーヌ——元クレマン王子——は私の隣に寄ってきて、新聞を一瞥するとはにかんだ。

「これで、認めてくれた? 君の言うとおり邪魔な国王王妃を排除して、叔父を説得して王位につけてきた。僕の、いや、の人生を邪魔するものはもういないよ」

 そうだね、と私は、賞賛に値する働きをこなしてきたクレマンティーヌを認めた。哀れな誰かを身代わりにして、彼は死んだことになって、貴婦人クレマンティーヌとなってやってきたのだ。

 ならば、私は貴族学校では断ってきた関係と向き合わなくてはならない。

「レディにそこまでしてもらって、背を向けるのは失礼ってものだ。おいで、他国行きの馬車を手配するから、これからは安全な土地で一緒に暮らそう」

 私の誘いに、クレマンティーヌは満面の笑顔で承諾の頷きを返した。

 すると、人足たちの責任者が遠慮しがちに待っていたので、私は手招きして呼び寄せた。

「すいません、若旦那! そちらのご令嬢は?」
「ああ、婚約者。これから一緒に行くってさ」
「了解です! いやあ、若旦那も隅に置けませんねぇ。商売敵を追い落とすために潜入した貴族学校で、花嫁を拾ってくるとは!」
「ちゃんと完璧にレディを演じてたんだけどなぁ。まあいっか」

 私は人足たちの責任者からいくつか報告を受け、書類にサインして返す。

 彼は私とクレマンティーヌの邪魔をしてはならないとばかりにそそくさと帰っていき、人足たちへ「何見てんだ、さっさと仕事しろ!」と怒鳴っていた。

 貴婦人クレマンティーヌは、私へ問いかける。

「ところで、表向きは、君はどちらの性別なの?」

 私は肩をすくめ、こう答えた。

「さあてね。平民ご令嬢のタニアも若旦那のタティアンも、どちらも私だよ」

 それを聞いたクレマンティーヌは、やっぱりね、と納得していた。

 私は私だ。

 それは、『タニア』という令嬢の体になった今も、前世と同じく中身は元サラリーマンの中年男なのだ。

 体は男でも貴婦人クレマンティーヌとなった『クレマン王子』とは、お似合いだろう。

 私はクレマンティーヌへ、タバコを吸っていいかと尋ねた。

 では私も、と言って、互いにそれぞれ手持ちの紙巻きタバコに火をつけて一緒に吹かし始めると、何だか気分が晴れ晴れとしてきて、あのプロムの日の青空を思い出した。


(了)
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