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第十話 お城は怖い件 前編
ヴィセア王国は、今でこそ人類最大の国家として存続しているが、大陸西の国々が勢力を維持しているころはただの数ある中小国家の一つにすぎなかった。
十年前の魔王の出現と魔物の大陸侵攻、大陸西の大国による数次にわたる大会戦の末、いくつもの国が滅び、人類の生存圏は大きく東へ後退した。わずかな避難民は保護されたものの、彼らの多くは明らかに王侯貴族の生き残りや裕福な商人たちであり——土地に根差し何も知らなかった民がどれほど魔物に殺されたかは、知る由もない。
西からの避難民たちから、ヴィセア王国は人類の矛と盾となることを求められた。彼らはただそのために多くの財産や知識を差し出し、ヴィセア王国もまた快く了承した。なぜなら、降って湧いた大金と最先端の情報がタダで手に入るのだから、口約束などし放題である。
つまるところ、ヴィセア王国は魔物との戦いについてろくに分かっていなかった。自分たちがどんな立場に立たされるのかも、具体的には想像さえできていなかった。大臣の一人は、魔物が大陸西で満足して帰るかもしれない、などという楽天的な意見さえ口にしていたほどだ。
そして、一ヶ月前。転機が訪れた。
ヴィセア王国西方、国境の砦において第一王子が戦死したのだ。
戦士という言い方は正しくない。物見遊山で魔物の侵攻などないことを確かめに行き、それを功績として城での発言権を高めようとした次期国王たる第一王子は、あっけなく襲来した魔物に叩きのめされた。遺されたのは頭髪の一部と帽子だけである。
それからというもの、ヴィセア王国の国王以下上層部にはとてつもない危機感が共有されることとなった。明日には城まで魔物の大群が押し寄せてくるかもしれない、と逃げ出す者さえいたが、これを捕らえて状況の主導権を握ったのは王女イディールだ。
「王国の滅亡、いえ、人類の滅亡が迫っているのです。ここは秘儀たる英雄の召喚を試み、戦況を一気に変えてしまわねばなりません。亡くなられた兄上のためにも、魔物に負けるわけにはいかないのです。儀式はわたくしが主導して行いましょう、どうかご安心を、国王陛下」
そんなふうに城の大広間で演説した王女イディールに、反対できる者はいなかった。古より伝えられてきた王家の秘儀、異世界よりの英雄の召喚という難度の高い儀式だ。王家の血を引く者にしか儀式を行えず、召喚の対価がどのようなものかは長い歴史の中ですっかり忘れ去られてしまっている。最悪、命を落とす可能性すらあるのだから、誰だってやりたくはない。王家の人々は命惜しさに誰もその儀式について口にしなかったが、王女イディールだけは違った。
(どのみち魔物が押し寄せれば命はない。なら、王家の末席にお情けで置かれているわたくしは、この絶体絶命の危機を千載一遇の好機として、のし上がってみせますわ。英雄召喚の功績があれば、たとえ奴隷の子であろうと次の玉座を狙える立ち位置につけますもの!)
もちろん、王女イディールの抱える打算の存在は、誰の目にも明らかだった。王族は眉をひそめつつも我が身惜しさに口を閉ざし、大臣や貴族たちは成功しようと失敗しようと奴隷の母を持つ王女イディールならば失っても惜しくはない、と無責任にもてはやして儀式の準備を進めた。
滅亡の危機を前にしても自己保身と権威欲にまみれた城の人々を、国王も古株の大臣であるルシウスも失望して見守るしかなかった。特に国王は可愛がっていた第一王子を失って失意の中にあるし、何か主体的な行動を期待できるほど気力が回復していない。ルシウスに至っては、他の大臣たちが賛成する英雄召喚の儀式に対して異議を唱えたため、露骨に儀式の進行から遠ざけられ、あまつさえ数々の嫌がらせによって通常の政務にも参加できない日々が続いた。
それゆえに、ルシウスはアスベルを儀式の実施現場に配置する小細工を弄する程度しかできず、事態の推移を見守っていたのだが——。
つい昨日のことだ。
英雄たちが帰ってきた。誰一人欠けず、『先遣隊』とされた十人と救援隊の三人は無事戻ってきたが、魔物の討伐や占領された土地の奪還などという目に見える成果は一切なかった。
その報告を聞いた大臣の一人は、こう言った。
「衣食住をたっぷりと保証され、散々支援物資を受け取って、その有り様か」
その発言の意図や背景をどれほど勘案しても「どの口が言うか」と罵られそうなものだが、何せ大臣たちは英雄召喚という功績を持つ王女イディールを持ち上げた以上、直接批判できない。ゆえに、成果を上げていない英雄たちを非難するしかない。
悪いのは能力不足の使命を果たせない弱い英雄たち、偉大なる王女イディールの行動は間違っていない。そんな雰囲気を作り出し、さらに身内同士ではこんな陰口を叩く。
「『先遣隊』とやらはやはり失敗したのか」
「所詮は子どものみで戦わせるなど無理難題だったのだろうよ」
「ではどうする? 英雄はそのためにいるのだろう。我々の持つ兵士を無駄に死なせては、我々が危ないではないか」
「また英雄たちを送り込むしかあるまい。今度こそは成果を上げるよう、きつく申し渡すべきだ」
そんな風の噂として城内の口々に上る非難の数々を、ルシウスは無視して己のやるべきことへ励む。
カツキのもたらす情報、知識、それらは間違いなく危機への対処となる。そう確信したルシウスは、英雄たちの華々しい戦果よりも、魔物による国家国民への悪影響を防ぐ活動に力を注ぐことにした。何も、武器を持つだけが戦いではない。食糧、羽ペンと羊皮紙、帳簿、物資の運搬、あらゆることが今となっては魔物との戦いに繋がる。
ルシウスの執務室へ、先日アイギナ村のカツキの元へ送り出したばかりのルネが慌ただしくやってきた。いつもどおりのドレス姿は喋らなければどこかの令嬢にしか見えないが、その手にはご令嬢には不釣り合いな紙の束が握られ、大きめの布袋がいくつか下がっている。
「閣下、戻りました」
「おお、ルネ。早かったな。ご苦労、どうだ?」
「毒素の対処法は簡単なものです。こちらを」
ルネはそう言って、紙の束の一番上から一枚の紙をルシウスへとまず差し出す。
「カツキ曰く、生命力を吸収する作用があるのであれば、より多くの生命力を吸収させ、パンクさせればいいとのこと。そして、その方法は存外簡単に実施できることが分かりました。大地を肥えさせる『肥料』の大量生産と確実な施用、その徹底をお願いいたします」
簡潔に、要点だけをまとめた一枚の紙について、さらにその内容を言葉でまとめ上げて伝える。ルシウスがルネに期待したことは、カツキのもたらした成果を現実に的確にフィードバックさせることだ。こればかりはアスベルに任せることはできず、問題処理能力と実務能力の高いルネにやらせるしかなかった。
そして、ルシウスはそのまとめられた提案を、是とした。
「よし、これをすみやかに国王陛下へ奏上しよう。下命があり次第、すぐにでもお前の領地内の配下を動かせるよう準備するのだ。まずはお前の領地からその証明をせねばな」
「承知いたしました。それと、カツキから新たな要望が」
「何だ?」
「魔物を退ける可能性を確かめるため、こちらを手順どおりに魔物の生息地中心へ植えてほしい、と」
ルネは腕にぶら下げていた布袋たちを持ち上げる。執務机に置いた紙の束、その一枚を指差し、その『手順』をルシウスへ示した。
それは若干、難しくはあったが——ルシウスは実現可能であると判断を下した。
「分かった、やれるだけやってみよう」
閑職に追いやられつつあった大臣ルシウスは、杖とルネを頼りに国王のもとへと急ぐ。
その瞳は、未だ消え去らぬ使命に燃え、年甲斐もなく未来への絶大な希望に満ちていた。
十年前の魔王の出現と魔物の大陸侵攻、大陸西の大国による数次にわたる大会戦の末、いくつもの国が滅び、人類の生存圏は大きく東へ後退した。わずかな避難民は保護されたものの、彼らの多くは明らかに王侯貴族の生き残りや裕福な商人たちであり——土地に根差し何も知らなかった民がどれほど魔物に殺されたかは、知る由もない。
西からの避難民たちから、ヴィセア王国は人類の矛と盾となることを求められた。彼らはただそのために多くの財産や知識を差し出し、ヴィセア王国もまた快く了承した。なぜなら、降って湧いた大金と最先端の情報がタダで手に入るのだから、口約束などし放題である。
つまるところ、ヴィセア王国は魔物との戦いについてろくに分かっていなかった。自分たちがどんな立場に立たされるのかも、具体的には想像さえできていなかった。大臣の一人は、魔物が大陸西で満足して帰るかもしれない、などという楽天的な意見さえ口にしていたほどだ。
そして、一ヶ月前。転機が訪れた。
ヴィセア王国西方、国境の砦において第一王子が戦死したのだ。
戦士という言い方は正しくない。物見遊山で魔物の侵攻などないことを確かめに行き、それを功績として城での発言権を高めようとした次期国王たる第一王子は、あっけなく襲来した魔物に叩きのめされた。遺されたのは頭髪の一部と帽子だけである。
それからというもの、ヴィセア王国の国王以下上層部にはとてつもない危機感が共有されることとなった。明日には城まで魔物の大群が押し寄せてくるかもしれない、と逃げ出す者さえいたが、これを捕らえて状況の主導権を握ったのは王女イディールだ。
「王国の滅亡、いえ、人類の滅亡が迫っているのです。ここは秘儀たる英雄の召喚を試み、戦況を一気に変えてしまわねばなりません。亡くなられた兄上のためにも、魔物に負けるわけにはいかないのです。儀式はわたくしが主導して行いましょう、どうかご安心を、国王陛下」
そんなふうに城の大広間で演説した王女イディールに、反対できる者はいなかった。古より伝えられてきた王家の秘儀、異世界よりの英雄の召喚という難度の高い儀式だ。王家の血を引く者にしか儀式を行えず、召喚の対価がどのようなものかは長い歴史の中ですっかり忘れ去られてしまっている。最悪、命を落とす可能性すらあるのだから、誰だってやりたくはない。王家の人々は命惜しさに誰もその儀式について口にしなかったが、王女イディールだけは違った。
(どのみち魔物が押し寄せれば命はない。なら、王家の末席にお情けで置かれているわたくしは、この絶体絶命の危機を千載一遇の好機として、のし上がってみせますわ。英雄召喚の功績があれば、たとえ奴隷の子であろうと次の玉座を狙える立ち位置につけますもの!)
もちろん、王女イディールの抱える打算の存在は、誰の目にも明らかだった。王族は眉をひそめつつも我が身惜しさに口を閉ざし、大臣や貴族たちは成功しようと失敗しようと奴隷の母を持つ王女イディールならば失っても惜しくはない、と無責任にもてはやして儀式の準備を進めた。
滅亡の危機を前にしても自己保身と権威欲にまみれた城の人々を、国王も古株の大臣であるルシウスも失望して見守るしかなかった。特に国王は可愛がっていた第一王子を失って失意の中にあるし、何か主体的な行動を期待できるほど気力が回復していない。ルシウスに至っては、他の大臣たちが賛成する英雄召喚の儀式に対して異議を唱えたため、露骨に儀式の進行から遠ざけられ、あまつさえ数々の嫌がらせによって通常の政務にも参加できない日々が続いた。
それゆえに、ルシウスはアスベルを儀式の実施現場に配置する小細工を弄する程度しかできず、事態の推移を見守っていたのだが——。
つい昨日のことだ。
英雄たちが帰ってきた。誰一人欠けず、『先遣隊』とされた十人と救援隊の三人は無事戻ってきたが、魔物の討伐や占領された土地の奪還などという目に見える成果は一切なかった。
その報告を聞いた大臣の一人は、こう言った。
「衣食住をたっぷりと保証され、散々支援物資を受け取って、その有り様か」
その発言の意図や背景をどれほど勘案しても「どの口が言うか」と罵られそうなものだが、何せ大臣たちは英雄召喚という功績を持つ王女イディールを持ち上げた以上、直接批判できない。ゆえに、成果を上げていない英雄たちを非難するしかない。
悪いのは能力不足の使命を果たせない弱い英雄たち、偉大なる王女イディールの行動は間違っていない。そんな雰囲気を作り出し、さらに身内同士ではこんな陰口を叩く。
「『先遣隊』とやらはやはり失敗したのか」
「所詮は子どものみで戦わせるなど無理難題だったのだろうよ」
「ではどうする? 英雄はそのためにいるのだろう。我々の持つ兵士を無駄に死なせては、我々が危ないではないか」
「また英雄たちを送り込むしかあるまい。今度こそは成果を上げるよう、きつく申し渡すべきだ」
そんな風の噂として城内の口々に上る非難の数々を、ルシウスは無視して己のやるべきことへ励む。
カツキのもたらす情報、知識、それらは間違いなく危機への対処となる。そう確信したルシウスは、英雄たちの華々しい戦果よりも、魔物による国家国民への悪影響を防ぐ活動に力を注ぐことにした。何も、武器を持つだけが戦いではない。食糧、羽ペンと羊皮紙、帳簿、物資の運搬、あらゆることが今となっては魔物との戦いに繋がる。
ルシウスの執務室へ、先日アイギナ村のカツキの元へ送り出したばかりのルネが慌ただしくやってきた。いつもどおりのドレス姿は喋らなければどこかの令嬢にしか見えないが、その手にはご令嬢には不釣り合いな紙の束が握られ、大きめの布袋がいくつか下がっている。
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そして、ルシウスはそのまとめられた提案を、是とした。
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「承知いたしました。それと、カツキから新たな要望が」
「何だ?」
「魔物を退ける可能性を確かめるため、こちらを手順どおりに魔物の生息地中心へ植えてほしい、と」
ルネは腕にぶら下げていた布袋たちを持ち上げる。執務机に置いた紙の束、その一枚を指差し、その『手順』をルシウスへ示した。
それは若干、難しくはあったが——ルシウスは実現可能であると判断を下した。
「分かった、やれるだけやってみよう」
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