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第二章
すれ違う2人の思い ≪光希&刹那視点≫
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≪光希視点≫
鳥たちのさえずりが軽やかに耳をくすぐる。まるで朝の訪れを知らせるベルのようだった。
その声を耳にしながら目を覚ますと、視界が低いことに気づく。今僕が寝ているのは確実にベッドじゃない。この感触……どうやら床で寝てしまったらしい。
「ふぁあ~……またベッドから落ちたのか。ここまで寝相が悪いと、もはや特技かもしれないな……ん?」
眠い目をこすりながら自分の周りを確認すると、視界に白くちゃんと敷かれた布団が映る。……いや、なぜここに布団が?
状況を整理しよう。……そうだ、昨日は授業のあとに図書館で本を借りて……それから【安寧の部屋】で読んで……学院長先生とも話したな。それが終わった後は?
「……ん……ちゃ……」
聞きなじみのある声が聞こえる。それも、昨日話していた刹那のものだ。声が聞こえる方を向くと、案の定布団にくるまって眠る刹那がいた。
あぁ、完全に思い出した。部屋に戻って、幻と刹那と話をしていたら全員寝落ちしたんだ。
「……お、はよう……あれ、どうして……こうきくんが?」
「どうしても何も、ここ、僕の部屋だよ?」
刹那が寝ぼけながら僕を見るが、昨日のことを思い出したようだ。さっきまでポヤポヤとしていた顔がサッと青ざめる。
「あ、すみません。結局寝落ちしてしまって……昨日のことに加えてこの始末。一体どうしたら……」
「別に気にしなくていいよ。お前が寝たあと、俺もすぐ寝ちゃったし……それに幻なんて、見てみろよ。」
幻は相当疲れていたようで、こうやって話していても全く起きる気配がない。それどころか心地よさそうに眠っている。
「……わたあめ……しゅっぱぁつ」
「何の夢見てんだ」
幻は普段から何かと不思議ちゃんなところはあるが、寝ているときもそうらしい。
幻の様子を見た刹那はさらに意気消沈してしまっている。普段からかなり生真面目な分、しばらく昨日のことを引きずっているな、これは。
「刹那、今日は休日だけど何か予定とかあるか?」
「予定ですか?……特にないですよ。それがどうかしたのですか?」
「もし予定がないなら、訓練場で付き合ってくれないか?どうしても試してみたいことがあるんだ。」
――
休日だというのに、訓練場には誰の姿もなく実質的な貸し切り状態になっていた。
「それで、今日はどんな訓練をするつもりなんですか?いつも通り実践訓練ですか?」
「いや、今日は実践じゃなくて――対近接戦の訓練をしてみたい。」
刹那は目を丸くする。それもそのはず、僕の武器は近接武器じゃない弓を主力に使っている。それを刹那はよく知っているからこそ疑問に思っているのだろう。
「分かりました。それならば確かに僕が適任ですね。近接と言っても、近接で攻撃するのと防御するので結構訓練も変わってくるのですが、どちらでしょう?」
「防御を重点に。ただ、多少は攻撃のコツも掴みたい。」
「了解です。」
あの時……カイエンと戦ったときに改めて分かった。僕は敵が接近してきたときの対処をするのがすごく苦手であるということ。そして、これはあまりにも致命的過ぎる。
実際、負傷していたとはいえ明らかに大ぶりの動きだったカイエンの刃を避けられなかった。その後はもう形勢が大きく崩れてしまった。それが悔しくてたまらない。
あのような醜態を晒さないためにも、打開策を思いつかなければならない。もう二度とあいつのペースに飲まれるものか。
「僕のように防御を行うのなら、相手の攻撃タイミングと方向を見ることを意識してください。そして、避けられないと判断したら躊躇なく結界を張るのもまあ重要です。」
刹那は僕よりもか小柄でがっちりとした体格をしているわけではない。しかし、彼は生粋の近接戦闘系だ。
彼は、クルイモノたちとの戦いでランスを駆使し、カウンターで応戦する戦法を取っている。近接戦闘が得意な人には防御にも優れている人が多いが、その中でも突出しているように見える。
「動きの重心が安定している分、衝撃をうまく受け流してる感じですね。やっぱり体格も関係してるんでしょうか。防御関連の霊術もうまく扱えているので近接の攻守に特に問題はないと思いますよ」
「…………そうか。あの施設でせせらぎが暴走したときも、巻き込まれていたのにほとんど無傷だった。」
「それなら、あの怪我からの回復の速さにも納得がいきますね。ただ、体が大きい分素早さに欠けているような気がしますね。」
体格差と言う問題がまさかここで出てくることになろうとは……。でも、僕が想定しているカイエンも刹那ぐらいの体格だったはずだ。
とはいえ、これは痛手過ぎるな。このままじゃまずい。
「よし、それならばシャボン玉の膜みたいに、空気と見分けがつかないほど薄くて繊細な結界を、常に纏うんです。」
「そんなに薄く張ってちゃんと効果はあるのか?」
「えぇ、ありますよ。一撃必殺級の攻撃でさえなければ、攻撃と言うのは何かにあたると方向が変わったり威力が減衰します。こうすれば素早さの課題はある程度改善できると思いますよ。」
なるほど、一理あるな。結界を最初から当たる前提に貼っておけば貼る速さが遅いという欠点をカバーできる。それに結界は僕の得意な水系統の霊術とかなり相性がいい。
「ありがとう。おかげで今僕が何をするべきか分かったような気がする。」
「お役に立てたのならよかったです。……今から飲み物を買ってこようと思うのですが、何を呑みます?」
「いいのか。それならスポドリを買ってきてくれないか?代金なら後で払う。」
「別にいいですよ。昨日の迷惑代だとでも思ってください。」
――
≪刹那視点≫
「それで、どうしてそんなにちょこまかと動いているんです?……涼介さん」
「……ばれていたか。」
自動販売機の近くで、後ろにずっと付いて来ている誰かに声をかける。やはり、僕の予想通り涼介さんだったみたいだ。
「あれだけ執着深い気配を纏っていたら、誰だってわかりますよ」
「でも、光希は気付いていなかった。」
「それは……」
……でも光希くんなら、あの場で気配に気づかないはずがない。あの時の返事も……今思えばおかしかった。
『キョロキョロして、どうかなさいましたか?』
『いや……気のせいかもしれないんだが、涼介がいたような気がしてな。』
ふと、先ほどの会話を思い出してみる。うん、これは気づいていないというには無理がある。
「なんだよ。」
「いえ、何でもありません。こちらの事情ですので。……それよりも、どうして付いて来ていたのかを教えていただけます?」
改めて涼介さんに向き直る。僕の問いかけに対して目を逸らし沈黙しているようだ。彼らしくない。いつもならすぐに何かを言い返しているのに。
「光希の訓練を手伝うのをやめろ」
「は?……あぁ、いつもの嫌味ですか。僕らが彼と仲良くしているところが気に食わない……」
言い終わる前に、涼介さんが壁に手をついて、僕の進路を塞いだ。その瞳には、普段見せない焦りが滲んでいた。
普段は怒りを表に出さないように気を付けている彼が、そんな荒々しい行動をしてしまうということは僕の発言の通りの部分もあるのだろう。
「光希はもう、せせらぎの力を使えない。つまり、以前よりずっと無防備だ。……だからさ。」
「クルイモノ達と戦わせたくないから訓練をするのをやめろ。これ以上あいつが傷つくところを見たくはない。……そう言いたいみたいですね?」
つくづく彼らしくない行動だ。いつもは相手に意図を悟らせずに要求を呑ませるが、今日の彼は違う。彼自身はいつも通りのつもりだったらしく、眉間にしわを寄せる。
「それが分かっているのなら、やめろ。あいつのいるべき場所はそこじゃない。」
「そうですか。でも、お断りします。……あなたは見誤っている。光希君の本質的な強さはせせらぎさんがいたことではありません。」
本当に馬鹿馬鹿しい。光希君は前を向いて歩いて行こうとしているのに、それを無視して箱庭に閉じ込めようとするなんて。まったく、どちらが依存しているんだか。……滑稽ですよ、本当に。
涼介さんはいつだってそうだ。彼は頭がいい分、理解するのは早い。早いんだが、その頭の回転の速さゆえに相手の発現を捻じ曲げて解釈することがある。
「そうかよ。何が起こっても知らねぇからな。」
涼介さんは僕の発言が相当癪に障ったのだろう。機嫌が悪いまま、自販機から去っていく。しかしその背中は、言葉とは裏腹にどこか未練がましく見えた。
「はぁ、これは相当面倒なことになりますね。」
さっきまで澄み切っていた空に、いつの間にか灰色の雲が広がり始めていた。まるで、胸の奥に渦巻く不安が、雲になって現れたかのように。
鳥たちのさえずりが軽やかに耳をくすぐる。まるで朝の訪れを知らせるベルのようだった。
その声を耳にしながら目を覚ますと、視界が低いことに気づく。今僕が寝ているのは確実にベッドじゃない。この感触……どうやら床で寝てしまったらしい。
「ふぁあ~……またベッドから落ちたのか。ここまで寝相が悪いと、もはや特技かもしれないな……ん?」
眠い目をこすりながら自分の周りを確認すると、視界に白くちゃんと敷かれた布団が映る。……いや、なぜここに布団が?
状況を整理しよう。……そうだ、昨日は授業のあとに図書館で本を借りて……それから【安寧の部屋】で読んで……学院長先生とも話したな。それが終わった後は?
「……ん……ちゃ……」
聞きなじみのある声が聞こえる。それも、昨日話していた刹那のものだ。声が聞こえる方を向くと、案の定布団にくるまって眠る刹那がいた。
あぁ、完全に思い出した。部屋に戻って、幻と刹那と話をしていたら全員寝落ちしたんだ。
「……お、はよう……あれ、どうして……こうきくんが?」
「どうしても何も、ここ、僕の部屋だよ?」
刹那が寝ぼけながら僕を見るが、昨日のことを思い出したようだ。さっきまでポヤポヤとしていた顔がサッと青ざめる。
「あ、すみません。結局寝落ちしてしまって……昨日のことに加えてこの始末。一体どうしたら……」
「別に気にしなくていいよ。お前が寝たあと、俺もすぐ寝ちゃったし……それに幻なんて、見てみろよ。」
幻は相当疲れていたようで、こうやって話していても全く起きる気配がない。それどころか心地よさそうに眠っている。
「……わたあめ……しゅっぱぁつ」
「何の夢見てんだ」
幻は普段から何かと不思議ちゃんなところはあるが、寝ているときもそうらしい。
幻の様子を見た刹那はさらに意気消沈してしまっている。普段からかなり生真面目な分、しばらく昨日のことを引きずっているな、これは。
「刹那、今日は休日だけど何か予定とかあるか?」
「予定ですか?……特にないですよ。それがどうかしたのですか?」
「もし予定がないなら、訓練場で付き合ってくれないか?どうしても試してみたいことがあるんだ。」
――
休日だというのに、訓練場には誰の姿もなく実質的な貸し切り状態になっていた。
「それで、今日はどんな訓練をするつもりなんですか?いつも通り実践訓練ですか?」
「いや、今日は実践じゃなくて――対近接戦の訓練をしてみたい。」
刹那は目を丸くする。それもそのはず、僕の武器は近接武器じゃない弓を主力に使っている。それを刹那はよく知っているからこそ疑問に思っているのだろう。
「分かりました。それならば確かに僕が適任ですね。近接と言っても、近接で攻撃するのと防御するので結構訓練も変わってくるのですが、どちらでしょう?」
「防御を重点に。ただ、多少は攻撃のコツも掴みたい。」
「了解です。」
あの時……カイエンと戦ったときに改めて分かった。僕は敵が接近してきたときの対処をするのがすごく苦手であるということ。そして、これはあまりにも致命的過ぎる。
実際、負傷していたとはいえ明らかに大ぶりの動きだったカイエンの刃を避けられなかった。その後はもう形勢が大きく崩れてしまった。それが悔しくてたまらない。
あのような醜態を晒さないためにも、打開策を思いつかなければならない。もう二度とあいつのペースに飲まれるものか。
「僕のように防御を行うのなら、相手の攻撃タイミングと方向を見ることを意識してください。そして、避けられないと判断したら躊躇なく結界を張るのもまあ重要です。」
刹那は僕よりもか小柄でがっちりとした体格をしているわけではない。しかし、彼は生粋の近接戦闘系だ。
彼は、クルイモノたちとの戦いでランスを駆使し、カウンターで応戦する戦法を取っている。近接戦闘が得意な人には防御にも優れている人が多いが、その中でも突出しているように見える。
「動きの重心が安定している分、衝撃をうまく受け流してる感じですね。やっぱり体格も関係してるんでしょうか。防御関連の霊術もうまく扱えているので近接の攻守に特に問題はないと思いますよ」
「…………そうか。あの施設でせせらぎが暴走したときも、巻き込まれていたのにほとんど無傷だった。」
「それなら、あの怪我からの回復の速さにも納得がいきますね。ただ、体が大きい分素早さに欠けているような気がしますね。」
体格差と言う問題がまさかここで出てくることになろうとは……。でも、僕が想定しているカイエンも刹那ぐらいの体格だったはずだ。
とはいえ、これは痛手過ぎるな。このままじゃまずい。
「よし、それならばシャボン玉の膜みたいに、空気と見分けがつかないほど薄くて繊細な結界を、常に纏うんです。」
「そんなに薄く張ってちゃんと効果はあるのか?」
「えぇ、ありますよ。一撃必殺級の攻撃でさえなければ、攻撃と言うのは何かにあたると方向が変わったり威力が減衰します。こうすれば素早さの課題はある程度改善できると思いますよ。」
なるほど、一理あるな。結界を最初から当たる前提に貼っておけば貼る速さが遅いという欠点をカバーできる。それに結界は僕の得意な水系統の霊術とかなり相性がいい。
「ありがとう。おかげで今僕が何をするべきか分かったような気がする。」
「お役に立てたのならよかったです。……今から飲み物を買ってこようと思うのですが、何を呑みます?」
「いいのか。それならスポドリを買ってきてくれないか?代金なら後で払う。」
「別にいいですよ。昨日の迷惑代だとでも思ってください。」
――
≪刹那視点≫
「それで、どうしてそんなにちょこまかと動いているんです?……涼介さん」
「……ばれていたか。」
自動販売機の近くで、後ろにずっと付いて来ている誰かに声をかける。やはり、僕の予想通り涼介さんだったみたいだ。
「あれだけ執着深い気配を纏っていたら、誰だってわかりますよ」
「でも、光希は気付いていなかった。」
「それは……」
……でも光希くんなら、あの場で気配に気づかないはずがない。あの時の返事も……今思えばおかしかった。
『キョロキョロして、どうかなさいましたか?』
『いや……気のせいかもしれないんだが、涼介がいたような気がしてな。』
ふと、先ほどの会話を思い出してみる。うん、これは気づいていないというには無理がある。
「なんだよ。」
「いえ、何でもありません。こちらの事情ですので。……それよりも、どうして付いて来ていたのかを教えていただけます?」
改めて涼介さんに向き直る。僕の問いかけに対して目を逸らし沈黙しているようだ。彼らしくない。いつもならすぐに何かを言い返しているのに。
「光希の訓練を手伝うのをやめろ」
「は?……あぁ、いつもの嫌味ですか。僕らが彼と仲良くしているところが気に食わない……」
言い終わる前に、涼介さんが壁に手をついて、僕の進路を塞いだ。その瞳には、普段見せない焦りが滲んでいた。
普段は怒りを表に出さないように気を付けている彼が、そんな荒々しい行動をしてしまうということは僕の発言の通りの部分もあるのだろう。
「光希はもう、せせらぎの力を使えない。つまり、以前よりずっと無防備だ。……だからさ。」
「クルイモノ達と戦わせたくないから訓練をするのをやめろ。これ以上あいつが傷つくところを見たくはない。……そう言いたいみたいですね?」
つくづく彼らしくない行動だ。いつもは相手に意図を悟らせずに要求を呑ませるが、今日の彼は違う。彼自身はいつも通りのつもりだったらしく、眉間にしわを寄せる。
「それが分かっているのなら、やめろ。あいつのいるべき場所はそこじゃない。」
「そうですか。でも、お断りします。……あなたは見誤っている。光希君の本質的な強さはせせらぎさんがいたことではありません。」
本当に馬鹿馬鹿しい。光希君は前を向いて歩いて行こうとしているのに、それを無視して箱庭に閉じ込めようとするなんて。まったく、どちらが依存しているんだか。……滑稽ですよ、本当に。
涼介さんはいつだってそうだ。彼は頭がいい分、理解するのは早い。早いんだが、その頭の回転の速さゆえに相手の発現を捻じ曲げて解釈することがある。
「そうかよ。何が起こっても知らねぇからな。」
涼介さんは僕の発言が相当癪に障ったのだろう。機嫌が悪いまま、自販機から去っていく。しかしその背中は、言葉とは裏腹にどこか未練がましく見えた。
「はぁ、これは相当面倒なことになりますね。」
さっきまで澄み切っていた空に、いつの間にか灰色の雲が広がり始めていた。まるで、胸の奥に渦巻く不安が、雲になって現れたかのように。
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