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第二章
深淵の底で揺蕩う僕たちは 2 ≪side 光希≫
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≪光希視点≫
途方もない時間、この闇の中を歩いている。それなのに疲れを全く感じないのはなぜだろう。やはり、まだこの場所の影響を受けているのかもしれない。
「お前は、どこへ向かおうとしている?」
楽しそうに僕の手を引く鏡幻に問いかけても、彼は答えない。まるで僕を認識していないかのように。
「なぁ、なんか変だよ。何か言えよ。静かすぎて、気が狂いそうだ。」
精神的な疲れが重しのように積み重なり、一歩ごとに息が上がりそうになる。
どこまでも変わらない景色に、視界に時折入る人間だった残骸。現実に戻れるのだろうか、人として死ぬのも許されないのだろうか。
もう何かを考えるのはよそう。これ以上考えると戻れなくなる。
なんとか、気持ちを切り替えるように頭を横に振る。それでも、どこか重い気分は晴れない。
ふと、小さな光が目に入る。闇の中だから小さくても、はっきりとわかる。
「一瞬、何か光ったような?って、いっっった!……これって、ガラスの破片?」
少し血のついたその破片はとても澄んでいた。砂の中にあったそれを宙にかざすと、闇の中に溶けていくように見えた。でも、しっかりと重さを感じるから実体はあるのだろう。
「兄弟、それは、……くくっ、そうか。拾ったってことはもう着いているってことだな。」
少し嬉しそうで、懐かしげな顔で鏡幻は僕の持つ破片を指す。大事なおもちゃを見つけた子供のようにその様子はひどく無垢に見えた。
「着いたって一体どういうことだ?」
「まぁまぁ、見ていろって。今からすごいやつ見せてやるから。」
指をパチンと鳴らすと、指先を照らす程度の炎が地面いっぱいに広がった。ゆらゆらと揺らめいた炎は、淡い光の塊へ徐々に姿を変えていく。
先ほどまでの薄暗い思考がすべて吹き飛ばされるような、幻想的な景色。
「綺麗……。ここでこんな景色を見られるとは思わなかった。あの距離を歩いた甲斐があったと思う。」
「そうだろう?俺も初めてここに来たときは同じことを思ったよ。……やっぱ、同じことを考えるんだな。」
鏡幻が何かボソッと呟いたような気がする。何か落ち込んでいるようだし、ここはそっとしておこう。
景色の美しさに目を奪われていた僕は光っているものに近づいた。五枚のガラスの花弁が重なり、ひび割れがかえって輝きを強めていた。
「なにか、映っている?これは人か。すごい、写真みたいだな。は?なんで――」
僕とそっくりな顔がたくさん映っているんだ?しかも、全員何かが違う。
ある花弁には詰襟の学生服を着た僕が。その隣のには月代で腰に刀を差している僕が。また別のには、家族に囲まれて笑っている僕が。
周りの花々を片っ端から見ても、その花弁にはすべて僕が映っている。
「驚いただろう?あぁ、その顔。いつまでも変わらないのか。」
混乱している僕に驚く様子も見せずに鏡幻はゆっくりと花に手を添える。うっとりと見惚れながら、割れ物に触れるような繊細さで。
その顔は花弁に映っていた僕にとても似ていて、似ていなかった。それが言外に彼の正体を提示しているようだった。
「どうして、僕に接触してきた。お前にとってはもう何もかも手遅れだったはずなのに。」
「まだ、手遅れじゃないからさ。それにしても、そんなところまで気づいたんだ。さっきは同じって言ったけど訂正するよ。お前は俺たちの中で飛びきり優秀らしい。」
僕が思う通り、彼の自嘲気味の返答をした。平常心を失うかと思ったけれど、意外にも僕は冷静でいられたらしい。花弁の中の自分を見たときは頭が真っ白になったけど、それだけで、絶望に蝕まれることはなかった。
「……普通なら、この場所に長くいれば心も体も蝕まれる。だが、お前は違う。」
鏡幻は、あの異形の姿でも、瞬時に僕を見抜いた。僕らしいところなんて一つもなかったというのに。
彼はここで多くの人間が人の形ではなくなり、思念になり果てる様を見てきたのだろう。
『お前、今とんでもないことになってるの、分かるかぁ?』
彼のあの氷のように冷たく、しかし微かに震えていた声。その震えは、悲しさをかみ砕いて飲み込んでいる証だった。
以前の会話を思い出す。鍵はきっとそこにある。
「あのとき、『半分正解』って言ったのは
お前が、お前という自我が生まれたのは僕の生きている世界線とは異なる世界なんだろう。」
なぜ、彼が僕にこの花畑を見せたかったのか。その理由をようやく理解した。
「フフッ、アハハ。そこまで答えが分かっているのなら、どうしてそんなに苦々しくこちらを見る。お前が言ったことは正しいことなんだ。誇れよ。」
「お前を構成しているのは、一人の意思じゃない。いくつもの僕たちが寄り集まっている。――そうだろう?」
「……っ!」
「しらばっくれる必要はもうないだろう。世界は一つだけじゃない。いくつも存在しているということだ。」
虚を突かれたように鏡幻は目を見開いて、呆然とし言葉を発することができないようだった。『嘘だろ』、『どうする』、当惑する彼の声が僕の耳に入ってくる。それらは彼自身のものではない。
「あそこに、大きい樹があるの、見えるか。」
彼が指さした先には一株の樹があった。その樹は遠目で見て巨大でてっぺんまでが見えない。よくよく観察してみると、この場所もあの樹の枝の陰になっている。
「俺たちはあそこから落ちてきた。あんなに高い樹登るなんて、普通なら無理だろう?普通の生命体なら、岸辺に上がれたとしても、あの樹に挑むことはしない。だから、生きることを無意識のうちに諦めるんだ。」
「凡百な生命体は、ってどういうことだ。……そうじゃない存在もいるってことか?」
乾いた声で笑う彼は、すべてが擦り切れてしまっているみたいだった。しかし、なんてことないように僕に接する彼の目にはあの樹に対する憎悪が見え隠れする。
「そんなに焦らなくても全部答えてやるさ。」
子供を諭す親のように、優しく話す今の彼はせせらぎに通づるところがある。姿は僕の方が似ていると思うけど、精神性や仕草は彼女みたいに気品があるのだ。
彼の近くにもせせらぎがいたのだろうか。きっと、そうだと思いたい。僕は彼女がいなかったら、物言わぬ躯に違いなかったから。
「未練なく死ぬ人間なんていない。俺は……どうしても諦められなかった。ただ、もう一度せせらぎの手を握りたかった。それだけなんだ。
地縛霊とかになって、現世にとどまる奴もいる。俺はそれすらも許されなかった。」
鏡幻は何もない手の中を寂しげに見つめる。今まで感情を押しつぶすように淡々と話していた彼が、感情をあらわにする。
「あぁ、分かるよ。そうだよな、何も言えずにお別れだなんて、嫌だよな。」
せせらぎとの別れ際の彼女の表情が、今もまだ目に焼き付いている。縋ることしかできなかった自分がばかばかしいと思っていた。
もし、僕も彼女と前振りもなく別れるとなったら、ずっと胸の奥底に彼女に対する未練が残り続ける。
それでも僕は、まだ幸運な方だった。彼女と二度と会えないわけじゃないから。
「そんなちんけな未練を、他の世界線の俺たちも同じように抱えていた。そして、集合して一つの遺志になった。……それこそが鏡幻なんだ。」
彼の心情を聞いた今、彼が次にどのような言葉を紡ごうとするのかが、手に取るようにわかる。そんな気がする。
僕が彼なら、僕もそうするのかもしれない。
「だけど、泣いてばかりはいられない。だからこそ――さぁ、立て。お前のすべての力を持って、俺を討ち滅ぼせ。それができないのなら、お前はカイエンに勝てないぞ。
俺はお前の強さを信じている。」
僕を射抜く彼の青い目には、多くの意思が、祈りが宿っていた。
その重さが胸にのしかかり、呼吸が詰まる。逃げ場などどこにもないと悟る。
やっと、彼のことを知れた気がするのに――それでも、あぁ、やっぱり戦いは避けられないのか。
途方もない時間、この闇の中を歩いている。それなのに疲れを全く感じないのはなぜだろう。やはり、まだこの場所の影響を受けているのかもしれない。
「お前は、どこへ向かおうとしている?」
楽しそうに僕の手を引く鏡幻に問いかけても、彼は答えない。まるで僕を認識していないかのように。
「なぁ、なんか変だよ。何か言えよ。静かすぎて、気が狂いそうだ。」
精神的な疲れが重しのように積み重なり、一歩ごとに息が上がりそうになる。
どこまでも変わらない景色に、視界に時折入る人間だった残骸。現実に戻れるのだろうか、人として死ぬのも許されないのだろうか。
もう何かを考えるのはよそう。これ以上考えると戻れなくなる。
なんとか、気持ちを切り替えるように頭を横に振る。それでも、どこか重い気分は晴れない。
ふと、小さな光が目に入る。闇の中だから小さくても、はっきりとわかる。
「一瞬、何か光ったような?って、いっっった!……これって、ガラスの破片?」
少し血のついたその破片はとても澄んでいた。砂の中にあったそれを宙にかざすと、闇の中に溶けていくように見えた。でも、しっかりと重さを感じるから実体はあるのだろう。
「兄弟、それは、……くくっ、そうか。拾ったってことはもう着いているってことだな。」
少し嬉しそうで、懐かしげな顔で鏡幻は僕の持つ破片を指す。大事なおもちゃを見つけた子供のようにその様子はひどく無垢に見えた。
「着いたって一体どういうことだ?」
「まぁまぁ、見ていろって。今からすごいやつ見せてやるから。」
指をパチンと鳴らすと、指先を照らす程度の炎が地面いっぱいに広がった。ゆらゆらと揺らめいた炎は、淡い光の塊へ徐々に姿を変えていく。
先ほどまでの薄暗い思考がすべて吹き飛ばされるような、幻想的な景色。
「綺麗……。ここでこんな景色を見られるとは思わなかった。あの距離を歩いた甲斐があったと思う。」
「そうだろう?俺も初めてここに来たときは同じことを思ったよ。……やっぱ、同じことを考えるんだな。」
鏡幻が何かボソッと呟いたような気がする。何か落ち込んでいるようだし、ここはそっとしておこう。
景色の美しさに目を奪われていた僕は光っているものに近づいた。五枚のガラスの花弁が重なり、ひび割れがかえって輝きを強めていた。
「なにか、映っている?これは人か。すごい、写真みたいだな。は?なんで――」
僕とそっくりな顔がたくさん映っているんだ?しかも、全員何かが違う。
ある花弁には詰襟の学生服を着た僕が。その隣のには月代で腰に刀を差している僕が。また別のには、家族に囲まれて笑っている僕が。
周りの花々を片っ端から見ても、その花弁にはすべて僕が映っている。
「驚いただろう?あぁ、その顔。いつまでも変わらないのか。」
混乱している僕に驚く様子も見せずに鏡幻はゆっくりと花に手を添える。うっとりと見惚れながら、割れ物に触れるような繊細さで。
その顔は花弁に映っていた僕にとても似ていて、似ていなかった。それが言外に彼の正体を提示しているようだった。
「どうして、僕に接触してきた。お前にとってはもう何もかも手遅れだったはずなのに。」
「まだ、手遅れじゃないからさ。それにしても、そんなところまで気づいたんだ。さっきは同じって言ったけど訂正するよ。お前は俺たちの中で飛びきり優秀らしい。」
僕が思う通り、彼の自嘲気味の返答をした。平常心を失うかと思ったけれど、意外にも僕は冷静でいられたらしい。花弁の中の自分を見たときは頭が真っ白になったけど、それだけで、絶望に蝕まれることはなかった。
「……普通なら、この場所に長くいれば心も体も蝕まれる。だが、お前は違う。」
鏡幻は、あの異形の姿でも、瞬時に僕を見抜いた。僕らしいところなんて一つもなかったというのに。
彼はここで多くの人間が人の形ではなくなり、思念になり果てる様を見てきたのだろう。
『お前、今とんでもないことになってるの、分かるかぁ?』
彼のあの氷のように冷たく、しかし微かに震えていた声。その震えは、悲しさをかみ砕いて飲み込んでいる証だった。
以前の会話を思い出す。鍵はきっとそこにある。
「あのとき、『半分正解』って言ったのは
お前が、お前という自我が生まれたのは僕の生きている世界線とは異なる世界なんだろう。」
なぜ、彼が僕にこの花畑を見せたかったのか。その理由をようやく理解した。
「フフッ、アハハ。そこまで答えが分かっているのなら、どうしてそんなに苦々しくこちらを見る。お前が言ったことは正しいことなんだ。誇れよ。」
「お前を構成しているのは、一人の意思じゃない。いくつもの僕たちが寄り集まっている。――そうだろう?」
「……っ!」
「しらばっくれる必要はもうないだろう。世界は一つだけじゃない。いくつも存在しているということだ。」
虚を突かれたように鏡幻は目を見開いて、呆然とし言葉を発することができないようだった。『嘘だろ』、『どうする』、当惑する彼の声が僕の耳に入ってくる。それらは彼自身のものではない。
「あそこに、大きい樹があるの、見えるか。」
彼が指さした先には一株の樹があった。その樹は遠目で見て巨大でてっぺんまでが見えない。よくよく観察してみると、この場所もあの樹の枝の陰になっている。
「俺たちはあそこから落ちてきた。あんなに高い樹登るなんて、普通なら無理だろう?普通の生命体なら、岸辺に上がれたとしても、あの樹に挑むことはしない。だから、生きることを無意識のうちに諦めるんだ。」
「凡百な生命体は、ってどういうことだ。……そうじゃない存在もいるってことか?」
乾いた声で笑う彼は、すべてが擦り切れてしまっているみたいだった。しかし、なんてことないように僕に接する彼の目にはあの樹に対する憎悪が見え隠れする。
「そんなに焦らなくても全部答えてやるさ。」
子供を諭す親のように、優しく話す今の彼はせせらぎに通づるところがある。姿は僕の方が似ていると思うけど、精神性や仕草は彼女みたいに気品があるのだ。
彼の近くにもせせらぎがいたのだろうか。きっと、そうだと思いたい。僕は彼女がいなかったら、物言わぬ躯に違いなかったから。
「未練なく死ぬ人間なんていない。俺は……どうしても諦められなかった。ただ、もう一度せせらぎの手を握りたかった。それだけなんだ。
地縛霊とかになって、現世にとどまる奴もいる。俺はそれすらも許されなかった。」
鏡幻は何もない手の中を寂しげに見つめる。今まで感情を押しつぶすように淡々と話していた彼が、感情をあらわにする。
「あぁ、分かるよ。そうだよな、何も言えずにお別れだなんて、嫌だよな。」
せせらぎとの別れ際の彼女の表情が、今もまだ目に焼き付いている。縋ることしかできなかった自分がばかばかしいと思っていた。
もし、僕も彼女と前振りもなく別れるとなったら、ずっと胸の奥底に彼女に対する未練が残り続ける。
それでも僕は、まだ幸運な方だった。彼女と二度と会えないわけじゃないから。
「そんなちんけな未練を、他の世界線の俺たちも同じように抱えていた。そして、集合して一つの遺志になった。……それこそが鏡幻なんだ。」
彼の心情を聞いた今、彼が次にどのような言葉を紡ごうとするのかが、手に取るようにわかる。そんな気がする。
僕が彼なら、僕もそうするのかもしれない。
「だけど、泣いてばかりはいられない。だからこそ――さぁ、立て。お前のすべての力を持って、俺を討ち滅ぼせ。それができないのなら、お前はカイエンに勝てないぞ。
俺はお前の強さを信じている。」
僕を射抜く彼の青い目には、多くの意思が、祈りが宿っていた。
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