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少年
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「今日の死刑人は一般庶民のリキ!
刑は王族に失礼な行動を行ったことだ!」
死刑だと言われて城の屋上にある死刑台まで連れてこられているというのにリキという少年は全く怖がっている様子も何も無い。
姫が階段を上って死刑台まであと数歩というところで足を止めた。
「お前、なにか最後に言いたいことはあるのか」
姫が冷たくリキに聞く。
リキは少し後ろを向き姫の顔を見た瞬間
涙を流した。
「…何も無いんだなでは、」
こいつも結局は死ぬことが怖いんだなと
冷めた目でリキを見、死刑執行を告げようとした瞬間
「なんでなんですか…」
とリキが姫を見ていった。
「なんでもだお前が王族に失礼な行動を…」
「違う!!!なんでなんですか!!」
「だから!!」
「なんで姫笑ってないんですか!!」
「え…」
「姫、いつも不機嫌だけど死刑執行の時だけはいつも笑ってるって…俺、姫を笑顔にしたくてここに来たのに!」
「何なんだお前。」
「死刑執行の時だけは笑ってるって
なんで今日笑わないんですか!俺死ぬ意味ないじゃないですか!!」
しまいにリキは怒り出してしまった。
「意味がわからない。
なぜそもそも私がお前に笑わされないといけないのだ」
「それは…僕が姫のことが好きだからです。笑顔にしたいんです。」
「意味がわからん。死刑執行だ!!」
姫が高らかに言った。
その瞬間待ってましたとばかりに雷が鳴り出し大雨が降り始めた。
「きゃ!」
姫が驚いたようにしゃがみこんだ。
死刑執行人も驚いてリキをつないでいたロープを手から離してしまった。
その瞬間にリキは走って姫のところへ行き、しゃがんだままの姫をひょいと持ち上げ城に入った。
「姫、大丈夫ですか??」
「うるさい!!汚い!!さわるな!!」
「あぁ、すみません」
「」
刑は王族に失礼な行動を行ったことだ!」
死刑だと言われて城の屋上にある死刑台まで連れてこられているというのにリキという少年は全く怖がっている様子も何も無い。
姫が階段を上って死刑台まであと数歩というところで足を止めた。
「お前、なにか最後に言いたいことはあるのか」
姫が冷たくリキに聞く。
リキは少し後ろを向き姫の顔を見た瞬間
涙を流した。
「…何も無いんだなでは、」
こいつも結局は死ぬことが怖いんだなと
冷めた目でリキを見、死刑執行を告げようとした瞬間
「なんでなんですか…」
とリキが姫を見ていった。
「なんでもだお前が王族に失礼な行動を…」
「違う!!!なんでなんですか!!」
「だから!!」
「なんで姫笑ってないんですか!!」
「え…」
「姫、いつも不機嫌だけど死刑執行の時だけはいつも笑ってるって…俺、姫を笑顔にしたくてここに来たのに!」
「何なんだお前。」
「死刑執行の時だけは笑ってるって
なんで今日笑わないんですか!俺死ぬ意味ないじゃないですか!!」
しまいにリキは怒り出してしまった。
「意味がわからない。
なぜそもそも私がお前に笑わされないといけないのだ」
「それは…僕が姫のことが好きだからです。笑顔にしたいんです。」
「意味がわからん。死刑執行だ!!」
姫が高らかに言った。
その瞬間待ってましたとばかりに雷が鳴り出し大雨が降り始めた。
「きゃ!」
姫が驚いたようにしゃがみこんだ。
死刑執行人も驚いてリキをつないでいたロープを手から離してしまった。
その瞬間にリキは走って姫のところへ行き、しゃがんだままの姫をひょいと持ち上げ城に入った。
「姫、大丈夫ですか??」
「うるさい!!汚い!!さわるな!!」
「あぁ、すみません」
「」
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