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第十一話 穏やかな朝
騒動が収まって二週間後、フロンドル家の屋敷は以前よりも和やかな空気が漂っていた。
食堂で旦那様と挨拶を交わしながら今までのことを振り返る。
嬉しいことに僕と旦那様は毎日食事を共にするくらい仲が良くなった。たまにぎこちないこともあるけど、スムーズに会話ができるようになったのは大きな変化だ。
初めのうちは食堂に旦那様が入ってくるだけで緊張したが、すっかり慣れてしまった。今では向かい合わせに座っても穏やかな気持ちで食事ができている。
料理長特製の朝食プレートは今日も変わらずとても美味しい。カリカリに焼かれたベーコンの香りに思わず笑みがこぼれる。
そんな美味しい朝食を前に旦那様は浮かない顔をしていた。のそのそとパンを食べ始めたけど、やがてその手も止まってしまった。
「旦那様、どうかなさいましたか?」
「ああ、いや、なんでもない」
怪しい。これは絶対僕も関係している。あからさまに視線を逸らした旦那様をじっと見つめる。
「旦那様?」
「わかったから、そんなに見つめるのはやめてほしい」
少しだけ目の力を緩めると、旦那様は一度目を閉じて考え込んでから、根負けしたように溜息を吐いて教えてくれた。
「明日、アルチュールの謹慎を解こうと思う」
「それは何よりです!」
「君は、いいのか?」
「はい。彼も反省しているようですし、いい落とし所だと思います」
「だが……」
旦那様が煮え切らない態度でテーブルに視線を落とす。
本心から言っているのに、信じてもらえないようだ。
この二週間、アルチュールはもちろん、旦那様やレジスから何回も謝罪を受けている。その度に怒っていないと伝えているのに、旦那様はまだ心のどこかで罪悪感を抱えているみたいだ。
「旦那様、僕は本当に気にしてませんから。これ以上謝ってきたらそのベーコン頂きますよ」
旦那様のお皿をじーっと見ていたら僕の言いたいことが伝わったようだ。
「別に譲るのはかまわないが……でもそうだな。ありがとう」
安心したように表情を緩める旦那様に、こちらも自然と笑顔になる。
結局、気が晴れた様子の旦那様は朝食を完食してしまった。少しだけ残念な気持ちになりながら綺麗にカットされたフルーツに手を伸ばす。
「もしよかったらこれも」
目の前に置かれたお皿には旦那様の分のフルーツが乗っていた。
「いいんですか?」
「ああ」
「ありがとうございます! 大好物だから嬉しいです」
「知ってる。前にアルチュールから聞いた」
さらりと言われた言葉にすぐ返事ができなかった。
あの時、僕のことなんかこれっぽっちも興味がなさそうだったのに。旦那様なりに向き合ってくれていたんだ。
「もったいないので時間をかけてちょっとずつ食べます」
「たくさんあるから遠慮せずに食べなさい」
どうしても上がってしまう口角をごまかすため急いでリンゴを口に運ぶ。
今までの苦労が無駄ではなかったという達成感からか、でもそれだけではないような、自分でもなぜここまで嬉しいのかよくわからなくて、旦那様と微妙に噛み合わない会話をしばらく続けた。
翌日、旦那様の宣言通りアルチュールの謹慎が解除された。
朝食を終え自室でジョゼフと話していたらノックの音が響き、アルチュールがものすごく申し訳なさそうな顔で入室してきた。
「この度は、私の身勝手な振る舞いにて不愉快な思いをさせてしまいましたこと、心よりお詫び申し上げます」
アルチュールが深々と頭を下げる。その姿は心から反省しているように思えた。
「頭を上げて。僕は気にしてない。謝罪も受け入れてるから」
「ですが……」
「もう終わったことだよ。今後、自分も周りも傷つけるようなことをしないならそれでいい」
「ノア様……寛大なご配慮を賜り誠にありがとうございます」
頭を上げたアルチュールは深く沈んだ目をしていた。なんだか既視感があるなと思ったら、あれだ。レジスに言い詰められた時のジョゼフだ。
ジョゼフも親近感を覚えたのか、アルチュールに同情するようにうんうんと頷いている。その顔は「わかります。レジスさん怖いですよね」という気持ちで溢れているように見えた。
「アルチュールに丁寧な言葉使われると調子狂うなぁ。あ、この三人でいる時は普段の口調でいいよ」
「いや、それは、ご容赦ください」
「そっか。残念」
僕がくすりと笑うと、ガチガチに固まっていたアルチュールの表情筋がようやく和らいだ。
重い空気が明るくなり、しばらく三人で談笑していると、アルチュールが真剣な顔で話を切り出してきた。
「そういえばノア様。いつのまに使用人たちと仲良くなったんですか?」
「全員と話したことはあるけど」
なぜそんなことを聞くのか、と首を傾げたらアルチュールが深く息を吐いた。
「私がやらかしたことが屋敷の人間に知れ渡っていましてね。それはまあ、自業自得なのですが」
「うん。ずいぶん早く話が回ってたね」
「僕なんてレジスさんから直接聞きましたもん」
僕の返しにジョゼフも同調する。
「それから周囲の態度が変わりまして」
「あー、そうですね」
心当たりがあったのかジョゼフが納得の声を上げた。
「特に女性陣から白い目で見られるようになりまして。今朝も今まで見逃してもらってた雑用を押し付けられました。特に家政婦長からの当たりが……」
アルチュールが? 彼の仕事ぶりを見るに上手くやっていたように思えたから、にわかには信じがたい。
「庭師や馬丁まで冷たいし。極めつけは料理長に『次はないと思え』って凄まれて……本気で殺されるかと思いました」
料理長! 短い付き合いなのにここまで僕のことを心配してくれるなんて。脅すのはよくないけど、その気持ちはとても嬉しい。
「まあ、だいたいそんな状況です。屋敷の人間からずいぶん慕われている様子だったので、私が謹慎している間に何かあったのではないかと思いまして」
「わからないなぁ。なんでだろ」
アルチュールには悪いが全く心当たりがない。三人で頭を抱えていたらジョゼフが何かを思い出したかのように手を叩いた。
「きっとあれですよ。ノア様が旦那様に掛け合ったやつです」
「それだけでこんな状況になるかな?」
「なんですか? あれとかそれって」
不思議そうな顔をするアルチュールの疑問に、ジョゼフが笑顔で答えた。
「ノア様が業務量の見直しをなさったんです。そのおかげで負担が減って、使用人一同ノア様に感謝しております」
「人手と業務量が明らかに釣り合ってなかったからね」
「いつのまにそのようなことを……」
アルチュールが呆然とした様子で呟く。
「さすがに旦那様の意向を無視してでしゃばるのは違うなと思って、こっちに来てから下調べだけしてたんだ。その過程で使用人といろいろ話すようになってさ」
「ノア様は真摯に僕たちの話を聞いて下さって……あ、この後レジスさんからこの件について説明があると思いますよ」
僕とジョゼフの話を聞いて、アルチュールが頭を抱えた。
「終わったぁ」
「え? アルチュール?」
「素がでてません? 大丈夫ですか?」
「こんなの、屋敷の全員から嫌われるのは時間の問題……おしまいだ」
涙目でうずくまるアルチュールを元気づけるため僕は声を張り上げた。
「そんなことないよ! アルチュールが仕事には真面目なことみんなわかってるから!」
「そうですよ! 一時的なものですから! 僕はアルチュールさんのこと嫌いではないですよ!」
「そこは嘘でも好きだと言ってくれよ」
僕たちの不器用な励まし合戦は、アルチュールがなかなか戻ってこないことに痺れを切らしたレジスが部屋を訪ねて来るまで続いた。
大丈夫だよ、元気出してという言葉だけがこだまする空間で、レジスは目を丸くさせながら立ちすくんでいて、なんだか申し訳ないなぁと思った。
食堂で旦那様と挨拶を交わしながら今までのことを振り返る。
嬉しいことに僕と旦那様は毎日食事を共にするくらい仲が良くなった。たまにぎこちないこともあるけど、スムーズに会話ができるようになったのは大きな変化だ。
初めのうちは食堂に旦那様が入ってくるだけで緊張したが、すっかり慣れてしまった。今では向かい合わせに座っても穏やかな気持ちで食事ができている。
料理長特製の朝食プレートは今日も変わらずとても美味しい。カリカリに焼かれたベーコンの香りに思わず笑みがこぼれる。
そんな美味しい朝食を前に旦那様は浮かない顔をしていた。のそのそとパンを食べ始めたけど、やがてその手も止まってしまった。
「旦那様、どうかなさいましたか?」
「ああ、いや、なんでもない」
怪しい。これは絶対僕も関係している。あからさまに視線を逸らした旦那様をじっと見つめる。
「旦那様?」
「わかったから、そんなに見つめるのはやめてほしい」
少しだけ目の力を緩めると、旦那様は一度目を閉じて考え込んでから、根負けしたように溜息を吐いて教えてくれた。
「明日、アルチュールの謹慎を解こうと思う」
「それは何よりです!」
「君は、いいのか?」
「はい。彼も反省しているようですし、いい落とし所だと思います」
「だが……」
旦那様が煮え切らない態度でテーブルに視線を落とす。
本心から言っているのに、信じてもらえないようだ。
この二週間、アルチュールはもちろん、旦那様やレジスから何回も謝罪を受けている。その度に怒っていないと伝えているのに、旦那様はまだ心のどこかで罪悪感を抱えているみたいだ。
「旦那様、僕は本当に気にしてませんから。これ以上謝ってきたらそのベーコン頂きますよ」
旦那様のお皿をじーっと見ていたら僕の言いたいことが伝わったようだ。
「別に譲るのはかまわないが……でもそうだな。ありがとう」
安心したように表情を緩める旦那様に、こちらも自然と笑顔になる。
結局、気が晴れた様子の旦那様は朝食を完食してしまった。少しだけ残念な気持ちになりながら綺麗にカットされたフルーツに手を伸ばす。
「もしよかったらこれも」
目の前に置かれたお皿には旦那様の分のフルーツが乗っていた。
「いいんですか?」
「ああ」
「ありがとうございます! 大好物だから嬉しいです」
「知ってる。前にアルチュールから聞いた」
さらりと言われた言葉にすぐ返事ができなかった。
あの時、僕のことなんかこれっぽっちも興味がなさそうだったのに。旦那様なりに向き合ってくれていたんだ。
「もったいないので時間をかけてちょっとずつ食べます」
「たくさんあるから遠慮せずに食べなさい」
どうしても上がってしまう口角をごまかすため急いでリンゴを口に運ぶ。
今までの苦労が無駄ではなかったという達成感からか、でもそれだけではないような、自分でもなぜここまで嬉しいのかよくわからなくて、旦那様と微妙に噛み合わない会話をしばらく続けた。
翌日、旦那様の宣言通りアルチュールの謹慎が解除された。
朝食を終え自室でジョゼフと話していたらノックの音が響き、アルチュールがものすごく申し訳なさそうな顔で入室してきた。
「この度は、私の身勝手な振る舞いにて不愉快な思いをさせてしまいましたこと、心よりお詫び申し上げます」
アルチュールが深々と頭を下げる。その姿は心から反省しているように思えた。
「頭を上げて。僕は気にしてない。謝罪も受け入れてるから」
「ですが……」
「もう終わったことだよ。今後、自分も周りも傷つけるようなことをしないならそれでいい」
「ノア様……寛大なご配慮を賜り誠にありがとうございます」
頭を上げたアルチュールは深く沈んだ目をしていた。なんだか既視感があるなと思ったら、あれだ。レジスに言い詰められた時のジョゼフだ。
ジョゼフも親近感を覚えたのか、アルチュールに同情するようにうんうんと頷いている。その顔は「わかります。レジスさん怖いですよね」という気持ちで溢れているように見えた。
「アルチュールに丁寧な言葉使われると調子狂うなぁ。あ、この三人でいる時は普段の口調でいいよ」
「いや、それは、ご容赦ください」
「そっか。残念」
僕がくすりと笑うと、ガチガチに固まっていたアルチュールの表情筋がようやく和らいだ。
重い空気が明るくなり、しばらく三人で談笑していると、アルチュールが真剣な顔で話を切り出してきた。
「そういえばノア様。いつのまに使用人たちと仲良くなったんですか?」
「全員と話したことはあるけど」
なぜそんなことを聞くのか、と首を傾げたらアルチュールが深く息を吐いた。
「私がやらかしたことが屋敷の人間に知れ渡っていましてね。それはまあ、自業自得なのですが」
「うん。ずいぶん早く話が回ってたね」
「僕なんてレジスさんから直接聞きましたもん」
僕の返しにジョゼフも同調する。
「それから周囲の態度が変わりまして」
「あー、そうですね」
心当たりがあったのかジョゼフが納得の声を上げた。
「特に女性陣から白い目で見られるようになりまして。今朝も今まで見逃してもらってた雑用を押し付けられました。特に家政婦長からの当たりが……」
アルチュールが? 彼の仕事ぶりを見るに上手くやっていたように思えたから、にわかには信じがたい。
「庭師や馬丁まで冷たいし。極めつけは料理長に『次はないと思え』って凄まれて……本気で殺されるかと思いました」
料理長! 短い付き合いなのにここまで僕のことを心配してくれるなんて。脅すのはよくないけど、その気持ちはとても嬉しい。
「まあ、だいたいそんな状況です。屋敷の人間からずいぶん慕われている様子だったので、私が謹慎している間に何かあったのではないかと思いまして」
「わからないなぁ。なんでだろ」
アルチュールには悪いが全く心当たりがない。三人で頭を抱えていたらジョゼフが何かを思い出したかのように手を叩いた。
「きっとあれですよ。ノア様が旦那様に掛け合ったやつです」
「それだけでこんな状況になるかな?」
「なんですか? あれとかそれって」
不思議そうな顔をするアルチュールの疑問に、ジョゼフが笑顔で答えた。
「ノア様が業務量の見直しをなさったんです。そのおかげで負担が減って、使用人一同ノア様に感謝しております」
「人手と業務量が明らかに釣り合ってなかったからね」
「いつのまにそのようなことを……」
アルチュールが呆然とした様子で呟く。
「さすがに旦那様の意向を無視してでしゃばるのは違うなと思って、こっちに来てから下調べだけしてたんだ。その過程で使用人といろいろ話すようになってさ」
「ノア様は真摯に僕たちの話を聞いて下さって……あ、この後レジスさんからこの件について説明があると思いますよ」
僕とジョゼフの話を聞いて、アルチュールが頭を抱えた。
「終わったぁ」
「え? アルチュール?」
「素がでてません? 大丈夫ですか?」
「こんなの、屋敷の全員から嫌われるのは時間の問題……おしまいだ」
涙目でうずくまるアルチュールを元気づけるため僕は声を張り上げた。
「そんなことないよ! アルチュールが仕事には真面目なことみんなわかってるから!」
「そうですよ! 一時的なものですから! 僕はアルチュールさんのこと嫌いではないですよ!」
「そこは嘘でも好きだと言ってくれよ」
僕たちの不器用な励まし合戦は、アルチュールがなかなか戻ってこないことに痺れを切らしたレジスが部屋を訪ねて来るまで続いた。
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