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第二部 異世界での新しい生活
156. プロローグ-3 あれから・・・
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第二部を開始します。
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ジェンとお互いの気持ちを確認してからいろいろなことがあった。
時間を見つけては二人でデートをした。いつ地球に戻るか不安になったのでできるだけ色々と思い出がほしかったのだ。
そうはいっても他になにもしなかったわけではない。結局しばらくの間と言うことでサクラに拠点を決めてひたすら鍛錬を行った。そして冒険者の階位も上がり、ジェンとのことにもけりをつけたつもりだ。
正直なところ地球に帰りたいという気持ちはあったんだが、このままでもいいかもしれないという気持ちにもなっていた。ジェンを二度と会えなくなってしまうかもしれないということが怖かったのだ。
そう考えていろいろと悩んでいる頃になって急に声が聞こえてきた。
「聞こえますか?」
「「??もしかしてアミナ様?」」
「そのとおりです。今の状況をお話しますのでそのまま聞いていて下さい。
まずは連絡が遅くなって申し訳ありませんでした。あなた方のことをやっと申請することができました。すぐに何かの対応があるわけではありませんが、ちゃんと処理を行ってくれるはずです。
ただ少なくとも今までと同じくらいの時間はかかると思って下さい。
ただし今回は今までとは状況が異なりますので、戻るタイミングや時期についてどうなるのかについては正直わかりません。おそらく何かしらの説明があるのではないかと思っています。
また今回の処理については色々と不手際があったと思われますので、戻ることになった際には私たちもできる限り協力したいと思っています。
人の時間では長いかもしれませんが、それまで無事であることを祈っています。」
「「・・・」」
神様のお告げってほんとにいきなりだよなあ。まあ向こうも状況は見ているとは思うから戦闘中とかではなかったからいいけどね。
「同じ位ってことはあと3年はかかるってことなのかな?」
「そういうことだと思うわ。」
少なくとも3年はあるってことはまたいろいろとジェンと一緒にいろいろと行ってみてもいいかもしれないな?このままここで暮らしていっても確かに一緒にいる時間は長くて思い出にはなるけど、強烈な記憶と言うことにはならないだろう。
「せっかくだから旅に出てみる?」
「そうね。せっかくこの1年頑張ったんだしね。」
こうして再び旅に出ることを決意したのである。
~???~
ここでは多くの人が多くの情報と格闘していた。多くの作業は自動で処理が行われるようになっているが、やはりすべてを自動で処理することはできないため、人の手による作業もかなり多くあるのだ。
手につながったコンソールで浮かんだ情報の確認作業を行い、問題点があった箇所を修正していく。このシステム本体の修正や日々更新される多くの情報の整理、調整などを行っているのである。
いくつか大きな問題点については詳細がまとめられてその上司と思われる人へ報告がなされていた。
「・・・以上が今回挙げられた問題点です。」
「ご苦労さま。」
「ああ、あと、今回の次元統括本部への報告はちゃんと行えたのかしら?」
「うちの部署であげる内容については事前に確認していただいた内容を最終確認して送付しています。特に懸案であった異世界からの訪問の件は特記事項としてあげています。」
「わかりました。本当はうちがおこなう案件でもなかったのだけど、迷惑をかけたわね。あとは向こうの処理待ちということね。」
「はい、その通りです。」
「わかりました。この件については以上でいったん終了とします。」
「わかりました。」
そう言うと報告者は部屋から退出していった。
「とりあえず報告をあげたけど、今までのことから考えると対応は早くて3年後かしらね?同じような世界からの訪問であればそこまで問題なかったのだけど、科学文明の発達した世界からと言うのがちょっとまずいわね。
せっかくここまで育ててきた世界をまた破壊させるわけにはいかないわ。でも異世界からやってきた生命に手出しをするというのは規約違反になってしまう。
唯一の救いは二人が自制してくれているということかしらね。そうでなければ規約に触れたとしても特例として処理をしなければならなかったところだわ。
とりあえず二人にもちゃんと報告しておいてあげないといけないかしらね。報告を見るとかなり好感が持てる二人だし、ちょっと応援してあげたくなってしまうわ。」
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ジェンとお互いの気持ちを確認してからいろいろなことがあった。
時間を見つけては二人でデートをした。いつ地球に戻るか不安になったのでできるだけ色々と思い出がほしかったのだ。
そうはいっても他になにもしなかったわけではない。結局しばらくの間と言うことでサクラに拠点を決めてひたすら鍛錬を行った。そして冒険者の階位も上がり、ジェンとのことにもけりをつけたつもりだ。
正直なところ地球に帰りたいという気持ちはあったんだが、このままでもいいかもしれないという気持ちにもなっていた。ジェンを二度と会えなくなってしまうかもしれないということが怖かったのだ。
そう考えていろいろと悩んでいる頃になって急に声が聞こえてきた。
「聞こえますか?」
「「??もしかしてアミナ様?」」
「そのとおりです。今の状況をお話しますのでそのまま聞いていて下さい。
まずは連絡が遅くなって申し訳ありませんでした。あなた方のことをやっと申請することができました。すぐに何かの対応があるわけではありませんが、ちゃんと処理を行ってくれるはずです。
ただ少なくとも今までと同じくらいの時間はかかると思って下さい。
ただし今回は今までとは状況が異なりますので、戻るタイミングや時期についてどうなるのかについては正直わかりません。おそらく何かしらの説明があるのではないかと思っています。
また今回の処理については色々と不手際があったと思われますので、戻ることになった際には私たちもできる限り協力したいと思っています。
人の時間では長いかもしれませんが、それまで無事であることを祈っています。」
「「・・・」」
神様のお告げってほんとにいきなりだよなあ。まあ向こうも状況は見ているとは思うから戦闘中とかではなかったからいいけどね。
「同じ位ってことはあと3年はかかるってことなのかな?」
「そういうことだと思うわ。」
少なくとも3年はあるってことはまたいろいろとジェンと一緒にいろいろと行ってみてもいいかもしれないな?このままここで暮らしていっても確かに一緒にいる時間は長くて思い出にはなるけど、強烈な記憶と言うことにはならないだろう。
「せっかくだから旅に出てみる?」
「そうね。せっかくこの1年頑張ったんだしね。」
こうして再び旅に出ることを決意したのである。
~???~
ここでは多くの人が多くの情報と格闘していた。多くの作業は自動で処理が行われるようになっているが、やはりすべてを自動で処理することはできないため、人の手による作業もかなり多くあるのだ。
手につながったコンソールで浮かんだ情報の確認作業を行い、問題点があった箇所を修正していく。このシステム本体の修正や日々更新される多くの情報の整理、調整などを行っているのである。
いくつか大きな問題点については詳細がまとめられてその上司と思われる人へ報告がなされていた。
「・・・以上が今回挙げられた問題点です。」
「ご苦労さま。」
「ああ、あと、今回の次元統括本部への報告はちゃんと行えたのかしら?」
「うちの部署であげる内容については事前に確認していただいた内容を最終確認して送付しています。特に懸案であった異世界からの訪問の件は特記事項としてあげています。」
「わかりました。本当はうちがおこなう案件でもなかったのだけど、迷惑をかけたわね。あとは向こうの処理待ちということね。」
「はい、その通りです。」
「わかりました。この件については以上でいったん終了とします。」
「わかりました。」
そう言うと報告者は部屋から退出していった。
「とりあえず報告をあげたけど、今までのことから考えると対応は早くて3年後かしらね?同じような世界からの訪問であればそこまで問題なかったのだけど、科学文明の発達した世界からと言うのがちょっとまずいわね。
せっかくここまで育ててきた世界をまた破壊させるわけにはいかないわ。でも異世界からやってきた生命に手出しをするというのは規約違反になってしまう。
唯一の救いは二人が自制してくれているということかしらね。そうでなければ規約に触れたとしても特例として処理をしなければならなかったところだわ。
とりあえず二人にもちゃんと報告しておいてあげないといけないかしらね。報告を見るとかなり好感が持てる二人だし、ちょっと応援してあげたくなってしまうわ。」
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