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第十三章
597:潜入捜査
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工場を出てから数十分後、ピーター・ウェル農場からヌマタに向けて連絡が入る。
事件を知ったピーターがジンダイを通じて連絡を入れさせたのだ。
ヌマタの現在地を確認したピーターは、農場へ戻ることを提案してきた。
ヌマタもそのつもりだったので、ピーターの言葉に従うことにした。
今はとにかく、腰を据えて情報を集めたいところだ。
通信を切った後、ヌマタは農場へ向けて二時間ほど歩き続けた。
その間、一人の人ともすれ違うことはなかったが、インデスト市内への進入が制限されている以上、インデストに向かう人を見ないのは無理もなかった。
工場を出てから、ヌマタが最初に他人を見たのはもうすぐ正午、というときである。
トーカMC社の制服を着た一組の男女が、息を切らせながらインデスト市内へ向けて走ってきたのである。
このときは、そんなものかと気に留めることもなく見送ったが、それから一時間の間に更に三人のトーカMC社の制服を着た者達とすれ違う。
(トーカMC社で何かあったのか?)
さすがに気になって、次にトーカMC社の者を見かけたら声をかけようと決めた。
それから約三〇分後、一人のトーカMC社の制服を着たヌマタと同年代と思われる男性が息を切らせて走ってきた。
「おーい、すまない、ちょっと聞きたいことがあるのだが」
ヌマタが声をかけると、相手はヌマタの脇を少し通り過ぎてからその場で足踏みした状態でヌマタのほうを向いた。
「急いでいるんだが、何か用だろうか?」
不機嫌、とまではいかないものの、相手はややヌマタに不快感を持ったようであった。
「すまない。何があったんだ?」
「昨日の事件は知っているだろう? その関係で急いで社に戻れと言われているんだ。他に用事がなければ行かせて欲しいのだが」
「わかった、ひとつ確認させてくれ。俺はエフ・ティ・ロジ社の者だが、お宅が管理している宿泊所は問題なく使えるのか?」
そう尋ねながらヌマタは、エフ・ティ・ロジ社のIDカードを見せる。
「エフ・ティ・ロジさんか。宿泊所なら大丈夫だ、遠慮なく使ってくれ。それじゃ、気をつけてな」
それだけ答えると、相手はインデストの方へ向けて走り去ってしまった。
(トーカMC社で何かあったのか……? それにしても変だが……)
ヌマタは先ほどの男の様子に何とも言えない違和感を覚えていた。
彼自身、その違和感をうまく説明できないのだが、とにかく気になるものは気になる。
そこで農場へ戻るまでの間にある簡易宿泊所に立ち寄り、中を調べることにした。
宿泊所にはトーカMC社の社員が待機する場所があるので、そこに何らかの形跡が残っていないかと考えたのだ。
目指す宿泊所は現在地から歩いて一時間強の距離だ。
調査に二時間をかけたとして、そこからゆっくり歩いても農場へは一時間もかからない。
(……遅くても夕方六時過ぎには農場に戻れるな、ならば)
ヌマタは宿泊所へと急いだ。
宿泊所に到着したのは午後二時半少し前であった。
ヌマタは他に人や監視カメラの存在がないことを確認すると、管理人室に入り込む。
通信用の端末の電源が入ったままになっている。
しかし、部外者には端末を操作する権限がなく、ヌマタにはどうすることもできなかった。
仕方なく周辺を調べてみる。
部屋には机と簡易ベッドくらいしかない。
机は引き出しがすべて半開きになった状態で放置されていた。
「不用心だな……まあ、それを漁る俺も俺だが……」
引き出しの中は、まっさらなメモ帳が数冊と、わずかな筆記用具が入っているだけであった。
紙の切れ端のようなものがいくつか落ちていたので、中に入っていた書類などを慌てて持ち出したか隠したかしたのではないかと考えた。
次に、簡易ベッドを調べてみたが不審な点は見当たらなかった。
しかし、机の上に載っている電子式のカレンダーが目に留まった。
記憶チップを挿す部分がわずかに出っ張っているように見えた。
ヌマタは慎重に中に入っているチップを引っ張り出した。
それは正確には記憶チップではなく、チップの挿入口を保護するダミーチップに偽装した小型のケースであった。
ケースを開けると、更に小型の記憶チップと認証用のチップが一枚ずつと、小さなメモ書きが出てきた。
メモには意味不明な文字列があったが、ヌマタはこれが通信端末用のパスワードであると理解した。
(どこの会社も似たようなものだなぁ……)
ヌマタはOP社に所属していた時代のことを思い出しながら、半ば呆れ気味に認証用チップを通信用の端末にかざした。
そして、指定されたパスワードを入力する。
しばらく通信用の端末と格闘するが、めぼしい情報は見当たらない。
(さすがに表にはヤバいものは置かないか……)
今度は小型の記憶チップを調べる。
ECN社製のチップであることに間違いはなかったが、一般に出回っているものとは規格が異なる。
主に企業などが機密情報を保管しておくのに利用されるもので、一般用の読取装置では、中の情報が読み取れない。
アカシが労働者組合を立ち上げる際、組合員の名簿を保管するのにこのタイプのチップを用いていたことをヌマタは知っていた。
(トーカMC社の機密情報と考えるのが筋だろうが……)
ヌマタは少し迷ってから、チップの情報を自分の携帯端末にコピーしようと考えた。
現在持っている読取装置ではチップ内の情報は読み取れず、近くにもこのチップに対応した読取装置は見当たらない。
チップを持ち出して専用の読み取り装置に読ませる手もあるが、チップがこの場から無くなればトーカMC社の人間に気づかれる恐れがある。
そこでヌマタは一つのアイデアを思いついた。
ヌマタの携帯端末では記憶チップの情報を読み取ることができないが、記憶チップの情報をコピーすることはできる。
そして、携帯端末にコピーした情報を専用の読取装置に読ませればよい。
専用の読取装置で情報を読む際も認証が必要であろうが、認証済みの状態で情報を持ち出せば持ち出した先で再度認証を行う必要はない。
「多分、こいつだろう……」
ヌマタは記憶チップと認証チップを自分の携帯端末の読取装置の上に置いた。
そして紙に書かれた文字列を打ち込む。
すると、「認証OK」の文字とともに、記憶チップの中にある情報が明らかになる。ただし、ヌマタの端末では意味をなさない記号の列にしか見えない。
ヌマタは情報を自分の携帯端末にコピーし、チップや紙を元の場所に戻した。
(一時間以上経っちまったか。まだ時間はあるが、早めに動いたほうがよさそうだな)
急いで荷物をまとめて、簡易宿泊所を後にする。
時刻は午後四時少し前、急げば四時半過ぎに農場に戻ることができる。
「こいつにいったい何が隠されているか、だな」
ヌマタはそうつぶやいて、農場への道を急いだ。
事件を知ったピーターがジンダイを通じて連絡を入れさせたのだ。
ヌマタの現在地を確認したピーターは、農場へ戻ることを提案してきた。
ヌマタもそのつもりだったので、ピーターの言葉に従うことにした。
今はとにかく、腰を据えて情報を集めたいところだ。
通信を切った後、ヌマタは農場へ向けて二時間ほど歩き続けた。
その間、一人の人ともすれ違うことはなかったが、インデスト市内への進入が制限されている以上、インデストに向かう人を見ないのは無理もなかった。
工場を出てから、ヌマタが最初に他人を見たのはもうすぐ正午、というときである。
トーカMC社の制服を着た一組の男女が、息を切らせながらインデスト市内へ向けて走ってきたのである。
このときは、そんなものかと気に留めることもなく見送ったが、それから一時間の間に更に三人のトーカMC社の制服を着た者達とすれ違う。
(トーカMC社で何かあったのか?)
さすがに気になって、次にトーカMC社の者を見かけたら声をかけようと決めた。
それから約三〇分後、一人のトーカMC社の制服を着たヌマタと同年代と思われる男性が息を切らせて走ってきた。
「おーい、すまない、ちょっと聞きたいことがあるのだが」
ヌマタが声をかけると、相手はヌマタの脇を少し通り過ぎてからその場で足踏みした状態でヌマタのほうを向いた。
「急いでいるんだが、何か用だろうか?」
不機嫌、とまではいかないものの、相手はややヌマタに不快感を持ったようであった。
「すまない。何があったんだ?」
「昨日の事件は知っているだろう? その関係で急いで社に戻れと言われているんだ。他に用事がなければ行かせて欲しいのだが」
「わかった、ひとつ確認させてくれ。俺はエフ・ティ・ロジ社の者だが、お宅が管理している宿泊所は問題なく使えるのか?」
そう尋ねながらヌマタは、エフ・ティ・ロジ社のIDカードを見せる。
「エフ・ティ・ロジさんか。宿泊所なら大丈夫だ、遠慮なく使ってくれ。それじゃ、気をつけてな」
それだけ答えると、相手はインデストの方へ向けて走り去ってしまった。
(トーカMC社で何かあったのか……? それにしても変だが……)
ヌマタは先ほどの男の様子に何とも言えない違和感を覚えていた。
彼自身、その違和感をうまく説明できないのだが、とにかく気になるものは気になる。
そこで農場へ戻るまでの間にある簡易宿泊所に立ち寄り、中を調べることにした。
宿泊所にはトーカMC社の社員が待機する場所があるので、そこに何らかの形跡が残っていないかと考えたのだ。
目指す宿泊所は現在地から歩いて一時間強の距離だ。
調査に二時間をかけたとして、そこからゆっくり歩いても農場へは一時間もかからない。
(……遅くても夕方六時過ぎには農場に戻れるな、ならば)
ヌマタは宿泊所へと急いだ。
宿泊所に到着したのは午後二時半少し前であった。
ヌマタは他に人や監視カメラの存在がないことを確認すると、管理人室に入り込む。
通信用の端末の電源が入ったままになっている。
しかし、部外者には端末を操作する権限がなく、ヌマタにはどうすることもできなかった。
仕方なく周辺を調べてみる。
部屋には机と簡易ベッドくらいしかない。
机は引き出しがすべて半開きになった状態で放置されていた。
「不用心だな……まあ、それを漁る俺も俺だが……」
引き出しの中は、まっさらなメモ帳が数冊と、わずかな筆記用具が入っているだけであった。
紙の切れ端のようなものがいくつか落ちていたので、中に入っていた書類などを慌てて持ち出したか隠したかしたのではないかと考えた。
次に、簡易ベッドを調べてみたが不審な点は見当たらなかった。
しかし、机の上に載っている電子式のカレンダーが目に留まった。
記憶チップを挿す部分がわずかに出っ張っているように見えた。
ヌマタは慎重に中に入っているチップを引っ張り出した。
それは正確には記憶チップではなく、チップの挿入口を保護するダミーチップに偽装した小型のケースであった。
ケースを開けると、更に小型の記憶チップと認証用のチップが一枚ずつと、小さなメモ書きが出てきた。
メモには意味不明な文字列があったが、ヌマタはこれが通信端末用のパスワードであると理解した。
(どこの会社も似たようなものだなぁ……)
ヌマタはOP社に所属していた時代のことを思い出しながら、半ば呆れ気味に認証用チップを通信用の端末にかざした。
そして、指定されたパスワードを入力する。
しばらく通信用の端末と格闘するが、めぼしい情報は見当たらない。
(さすがに表にはヤバいものは置かないか……)
今度は小型の記憶チップを調べる。
ECN社製のチップであることに間違いはなかったが、一般に出回っているものとは規格が異なる。
主に企業などが機密情報を保管しておくのに利用されるもので、一般用の読取装置では、中の情報が読み取れない。
アカシが労働者組合を立ち上げる際、組合員の名簿を保管するのにこのタイプのチップを用いていたことをヌマタは知っていた。
(トーカMC社の機密情報と考えるのが筋だろうが……)
ヌマタは少し迷ってから、チップの情報を自分の携帯端末にコピーしようと考えた。
現在持っている読取装置ではチップ内の情報は読み取れず、近くにもこのチップに対応した読取装置は見当たらない。
チップを持ち出して専用の読み取り装置に読ませる手もあるが、チップがこの場から無くなればトーカMC社の人間に気づかれる恐れがある。
そこでヌマタは一つのアイデアを思いついた。
ヌマタの携帯端末では記憶チップの情報を読み取ることができないが、記憶チップの情報をコピーすることはできる。
そして、携帯端末にコピーした情報を専用の読取装置に読ませればよい。
専用の読取装置で情報を読む際も認証が必要であろうが、認証済みの状態で情報を持ち出せば持ち出した先で再度認証を行う必要はない。
「多分、こいつだろう……」
ヌマタは記憶チップと認証チップを自分の携帯端末の読取装置の上に置いた。
そして紙に書かれた文字列を打ち込む。
すると、「認証OK」の文字とともに、記憶チップの中にある情報が明らかになる。ただし、ヌマタの端末では意味をなさない記号の列にしか見えない。
ヌマタは情報を自分の携帯端末にコピーし、チップや紙を元の場所に戻した。
(一時間以上経っちまったか。まだ時間はあるが、早めに動いたほうがよさそうだな)
急いで荷物をまとめて、簡易宿泊所を後にする。
時刻は午後四時少し前、急げば四時半過ぎに農場に戻ることができる。
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