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高校生更正プロジェクト
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「これ、しっかりと目を通しておくように。進路がこれで決まる人がいるかもしれないからね」
先生から配布されたプリント。いつもよりも、若干、いい紙が使われている。ちょっとツルッとした紙。
「これ、スゲーじゃん!俺、ぜってぇこれやる!」
クラスの一際声が大きい男子が騒ぐ。それにともない、クラスがザワザワする。
「蒼士、これ、見てよ」
隣の席に座る、幼馴染みにプリントを見るように促す。
「なんだ?高校生更生プロジェクト?」
「さっき、先生がしっかりと目を通しておくようにって言ってたじゃん。」
「なになに、えっと、選考会を通過すれば、大学進学が確定する?そんな話があるわけないさ。」
蒼士は乗り気ではないらしい。さっそく、今日もらった課題の残りに手をつけている。
「でも、文部科学省からの通達だよ。せっかくだし、参加しようよ」
「俺はパス。他の友達でも誘った方がいいよ。それに、選考会を通過できなければ時間の無駄になるわけだし。しかも、通過してようやくスタートラインって感じだし」
蒼士は、紅葉にプリントを返す。
「まぁ、そんな感じはするけど。通過してから、無人島にいって太平洋の真ん中まで行くんだもんね」
紅葉はプリントをファイルに挟む。
「ようやく分かってくれた。紅葉も、そんなプロジェクトに参加せずに家で、勉強している方がいいと思う。」
終礼とほぼ同時に、男子は更衣を始める。女子はそそくさと教室を出て、更衣室まで急ぐ。
「高校生更生プロジェクト、紅葉は行く?選考会を通過してからパスって手もあるらしいけど。そしたら、大学進学を確定させて、無人島には行かなくていいって」
同じ、陸上部の結羽が、紅葉を誘う。もう、彼女は部活の服に着替えている。
「行こっかな。その日は暇だし。」
高校二年生の4月の話である。選考会は、3日間の日程がもうけられており、どの日でもいいらしい。学校を通して応募するのだとか。詳細は選考会の結果によって受けとる人と受け取らない人で別れる。
5月 某日
ここが、選考会の会場。ゴクリと唾を飲む。今日でもしかすると大学が決まるかもしれない。そう思うと、妙に緊張してしまう。
「結羽、どうしよ、なんか緊張してきた。」
結羽は自分の鞄をガサゴソとすると、飴を一つ、紅葉に差し出す。
「大丈夫だよ。ここでダメなのが普通だし」
「ちょっと、そんなことを言わないでよ」
「あ、見てあれ、結構、北高の人も来てる。」
北高というのは、紅葉や結羽、蒼士が通う高校の愛称だ。スッと視線を大きな体育館のバスケットゴール下に投げる。
「蒼士もいるじゃん!アイツ、行かないって言ってたのに。」
「へー、そーなんだ」
「なに、その興味のない感じ」
体育館にはざっと千二百人くらい制服を着た生徒がいる。この小さな町からどうやって千二百人をかき集めたのか謎だ。
「ほら、紅葉、次、あんたの番」
前の人から、順々に小さい黒い何かを持って、列から外れていく。係員からその黒い小さな機械と手紙を受けとる。
「紅葉、これつけて」
「O K」
どうやらこの黒い機械を、手首につけなくてはいけないらしい。いろいろあって右腕を骨折中の結羽は一人でつけるのが難しいらしい。
「なんなんだろうね、これ」
「手紙にも何にもかかれてないし。火気厳禁、小さなお子さまの届かないところにおいてください、水はいいみたいだけど。」
「寝ているとき、どうしても火に近づくとき、風呂にはいるときだけ外してって、随分一方的。しかも、二週間!ね、紅葉、なにかくらい教えてくれてもいいのに」
「変なのは、着けたくないし、選考会に行ったって言いふらしてるみたいな感じだし。何か嫌だよね」
「皆さん、ただいまより選考会を開始いたします」
皆さんのところで大きくハウリングした。思わず、耳を塞ぐ。
「順に並んでください」
5人ずつくらいまとめて、体育館から出ていく。会場は、南高だから、教室で選考会を行うのだとか。全校生徒の人数から察するに、各学年3クラスずつと言ったところか。
思いのほか、早く順番が回ってきた。5人ずつ呼ばれるのだが、紅葉が五番目で結羽は、隣の教室で選考会を受けることになった。心細いが仕方ない。四番目の人と少し世間話をして、緊張をほぐす。
「さ、どうぞ」
中からぞろぞろと五人が出てきて30秒経ってから呼ばれた。
「‥県立 北ノ宮高等学校 2年1組 藤原 紅葉」
順番に自己紹介をさせられた。緊張で声が若干、小さくなってしまった。
「自分がこれだけは負けないと思うことを、30秒間でスピーチしてください」
そんなことをいきなり言われてできる高校生は少ない。別に思うことだけだし、これで決まるなら。そんなかで、紅葉はすらすらと話して見せた。
「私が誰にも負けないと思うことは、思い立った事を行動に移す力です。」
正直、その後になにを話したのかは覚えていない。
「では、退出してください、1か月後に結果を通知致します。」
選考委員の人にお辞儀をしたあと、教室を出た。ちょうど、隣の教室から、結羽が出てくる。
「なんか、もう、運任せだわ」
「私も、最後とか何言ってたっけって感じだし」
「おんなじだ」
結羽は、緊張から解放されたからか、グーッと伸びをする。
しばらく、体育館で待たされた。どうやら、細かいことの説明があるらしい。
「えー、皆さん、選考会は終わったわけではありません。皆さんの手首につけてもらっている黒い機械は、小型カメラです。なので、就寝時、お風呂の時、トイレに行くとき、更衣の時、激しい運動をするときははずしてください。えー、装着目的としては、皆さんの日頃の生活を選考においての参考にするためです。画像は選考委員会のみ閲覧することができる厳重なシステムを使って保護しています。ですが、それでもカメラの装着が嫌な人は、このあと、回収にまわります。また、この高校生更正プロジェクトから外れていいただきます。」
ヤジのような言葉が誰からか発せられた事を皮切りに、ザワザワとした雰囲気はあっという間に大波に呑まれてしまった。しかし、担当者は極めて冷静に、カメラを回収する。3分の1以上は辞退したようだ。紅葉は、結羽と相談して、もしも、選ばれたときの大学進学はデカイという話でまとまり、辞退はしなかった。
先生から配布されたプリント。いつもよりも、若干、いい紙が使われている。ちょっとツルッとした紙。
「これ、スゲーじゃん!俺、ぜってぇこれやる!」
クラスの一際声が大きい男子が騒ぐ。それにともない、クラスがザワザワする。
「蒼士、これ、見てよ」
隣の席に座る、幼馴染みにプリントを見るように促す。
「なんだ?高校生更生プロジェクト?」
「さっき、先生がしっかりと目を通しておくようにって言ってたじゃん。」
「なになに、えっと、選考会を通過すれば、大学進学が確定する?そんな話があるわけないさ。」
蒼士は乗り気ではないらしい。さっそく、今日もらった課題の残りに手をつけている。
「でも、文部科学省からの通達だよ。せっかくだし、参加しようよ」
「俺はパス。他の友達でも誘った方がいいよ。それに、選考会を通過できなければ時間の無駄になるわけだし。しかも、通過してようやくスタートラインって感じだし」
蒼士は、紅葉にプリントを返す。
「まぁ、そんな感じはするけど。通過してから、無人島にいって太平洋の真ん中まで行くんだもんね」
紅葉はプリントをファイルに挟む。
「ようやく分かってくれた。紅葉も、そんなプロジェクトに参加せずに家で、勉強している方がいいと思う。」
終礼とほぼ同時に、男子は更衣を始める。女子はそそくさと教室を出て、更衣室まで急ぐ。
「高校生更生プロジェクト、紅葉は行く?選考会を通過してからパスって手もあるらしいけど。そしたら、大学進学を確定させて、無人島には行かなくていいって」
同じ、陸上部の結羽が、紅葉を誘う。もう、彼女は部活の服に着替えている。
「行こっかな。その日は暇だし。」
高校二年生の4月の話である。選考会は、3日間の日程がもうけられており、どの日でもいいらしい。学校を通して応募するのだとか。詳細は選考会の結果によって受けとる人と受け取らない人で別れる。
5月 某日
ここが、選考会の会場。ゴクリと唾を飲む。今日でもしかすると大学が決まるかもしれない。そう思うと、妙に緊張してしまう。
「結羽、どうしよ、なんか緊張してきた。」
結羽は自分の鞄をガサゴソとすると、飴を一つ、紅葉に差し出す。
「大丈夫だよ。ここでダメなのが普通だし」
「ちょっと、そんなことを言わないでよ」
「あ、見てあれ、結構、北高の人も来てる。」
北高というのは、紅葉や結羽、蒼士が通う高校の愛称だ。スッと視線を大きな体育館のバスケットゴール下に投げる。
「蒼士もいるじゃん!アイツ、行かないって言ってたのに。」
「へー、そーなんだ」
「なに、その興味のない感じ」
体育館にはざっと千二百人くらい制服を着た生徒がいる。この小さな町からどうやって千二百人をかき集めたのか謎だ。
「ほら、紅葉、次、あんたの番」
前の人から、順々に小さい黒い何かを持って、列から外れていく。係員からその黒い小さな機械と手紙を受けとる。
「紅葉、これつけて」
「O K」
どうやらこの黒い機械を、手首につけなくてはいけないらしい。いろいろあって右腕を骨折中の結羽は一人でつけるのが難しいらしい。
「なんなんだろうね、これ」
「手紙にも何にもかかれてないし。火気厳禁、小さなお子さまの届かないところにおいてください、水はいいみたいだけど。」
「寝ているとき、どうしても火に近づくとき、風呂にはいるときだけ外してって、随分一方的。しかも、二週間!ね、紅葉、なにかくらい教えてくれてもいいのに」
「変なのは、着けたくないし、選考会に行ったって言いふらしてるみたいな感じだし。何か嫌だよね」
「皆さん、ただいまより選考会を開始いたします」
皆さんのところで大きくハウリングした。思わず、耳を塞ぐ。
「順に並んでください」
5人ずつくらいまとめて、体育館から出ていく。会場は、南高だから、教室で選考会を行うのだとか。全校生徒の人数から察するに、各学年3クラスずつと言ったところか。
思いのほか、早く順番が回ってきた。5人ずつ呼ばれるのだが、紅葉が五番目で結羽は、隣の教室で選考会を受けることになった。心細いが仕方ない。四番目の人と少し世間話をして、緊張をほぐす。
「さ、どうぞ」
中からぞろぞろと五人が出てきて30秒経ってから呼ばれた。
「‥県立 北ノ宮高等学校 2年1組 藤原 紅葉」
順番に自己紹介をさせられた。緊張で声が若干、小さくなってしまった。
「自分がこれだけは負けないと思うことを、30秒間でスピーチしてください」
そんなことをいきなり言われてできる高校生は少ない。別に思うことだけだし、これで決まるなら。そんなかで、紅葉はすらすらと話して見せた。
「私が誰にも負けないと思うことは、思い立った事を行動に移す力です。」
正直、その後になにを話したのかは覚えていない。
「では、退出してください、1か月後に結果を通知致します。」
選考委員の人にお辞儀をしたあと、教室を出た。ちょうど、隣の教室から、結羽が出てくる。
「なんか、もう、運任せだわ」
「私も、最後とか何言ってたっけって感じだし」
「おんなじだ」
結羽は、緊張から解放されたからか、グーッと伸びをする。
しばらく、体育館で待たされた。どうやら、細かいことの説明があるらしい。
「えー、皆さん、選考会は終わったわけではありません。皆さんの手首につけてもらっている黒い機械は、小型カメラです。なので、就寝時、お風呂の時、トイレに行くとき、更衣の時、激しい運動をするときははずしてください。えー、装着目的としては、皆さんの日頃の生活を選考においての参考にするためです。画像は選考委員会のみ閲覧することができる厳重なシステムを使って保護しています。ですが、それでもカメラの装着が嫌な人は、このあと、回収にまわります。また、この高校生更正プロジェクトから外れていいただきます。」
ヤジのような言葉が誰からか発せられた事を皮切りに、ザワザワとした雰囲気はあっという間に大波に呑まれてしまった。しかし、担当者は極めて冷静に、カメラを回収する。3分の1以上は辞退したようだ。紅葉は、結羽と相談して、もしも、選ばれたときの大学進学はデカイという話でまとまり、辞退はしなかった。
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