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第二章第九話 盟友からの最後の手紙

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ふとジャックが目を覚ますと時計は真夜中の4時を差していた。

ジャックはお手洗いを済ませ、もう一度寝ようと枕を頭に寄せ込み毛布を被ろうとした時、ガラス窓を強くツツク音に目覚めた。

窓を開けると、ジョンコナーペテルギウスからの手紙を咥えた伝書鳩のアローだった。

ジャックは手紙を受け取ると、アローはUターンして再びペテルギウスの元へ帰って行った。



【我が敬愛する古き心の友へ】


ジャックこの地球という所はそう長くは持ちこたえられない。

世界は魔の手の陰謀に依って地球人類は核兵器によって終焉の時を迎える事になりそうだ。


本題に入る、同封された手紙に私の皮膚と頭の毛がある皮膚と頭のDNAを君の最新のロボットに更に情報を明確化したモノに出来ると思う。

それと100億個のカプセルを限界値迄送るのでそれらに地球人類終焉から数えて約1000年後にカプセルライフによる地球人類存続をアシストしてくれ!

無理な、不仕付けな俺からの最後の願いだ。

ジョンコナー・ペテルギウスより


ジャック・レオナルドは盟友の死を心に焼付けた。

ふと転移盤をみるとカプセルがどんどん贈られて来る。

ジャック・レオナルドはフリューゲルを起動してジョンコナー・ペテルギウスの転生の儀の準備を急ピッチで始めた。西暦年3,100年にめがけてカプセルのコピーも保存した。

贈られて来た、カプセルは80億個に登った。
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