敗北宣言

ポルネス・フリューゲル

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君に出逢えて...

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昨夜、ぼくは眠って居る間にこの命が秘かに終わろうとしているのを感じた。

君が2階で洗濯物を干している時に。。

もうひとりの君を保護しようと狙いすました夜だった。

玄関先でガチャりと捕獲器が鳴り、虎猫の衰弱した今は名前付きの『蓮』君だ。

昨夜は夜を捕獲器で過ごしてもらおうと2人で相談した。

ぼくの命が危うくなると必ず決まって猫ちゃんを保護して来た。

今朝は妻が蓮をお風呂に入れてくれました。

そして、午前のうちに最寄りの動物病院へ車で向かって去勢手術をお願いした。

オプションサービスは猫白血病検査と猫エイズ検査と爪切りと推定年齢等などをお願いした。

午後3時頃引き渡しの約束でぼくらは3時まで家でまったり過ごした。

不意にぼくが妻に「正門から入院する」と言った。

妻は『添い寝しようよ』と言ってくれました。

添い寝している間も偶に起き上がっては

筆箱の鉛筆を削り原稿用紙と机代わりにトマトジュースの段ボールを使い、頭の中で草案を練るも10月末日と言う事もありきりが悪いので明日以降に預けて再び添い寝した。

不意にチャトランの蘭がピアノの上からジャンプして肉球がぼくの左目に直撃した。

幸い左目は閉じていたので大事には至らなかったがやっぱり『痛いぞ!蘭!』と心で吠えた。

暫くすると妻のスマホが鳴り、『今から去勢手術します』と連絡があった。

妻の情報によると蓮は推定年齢8歳との事。。

2人で動物病院へ直行した。

手術完了、検査結果、猫白血病陰性、猫エイズ検査、陽性という具合で看護師さんの話しによると処置が良かったのか、大事には至っていない。

爪切りもしてくれて居て本人は衰弱した様子だ。

そしてぼくらは暗黙の了解で保護して共に生きて行くと潔く決めた。

元々、保護する前から蓮の暮らすゲージは前段階で完了済みだった。

ぼくは精神を長く病んで居て、仏様が蓮と暮らして共に癒やされるのだよ!と言って下さったのだと感じました。

これを書いている間にも蓮は少しずつ穏やかになっている。

蘭のジャンプ蹴りはきっとお父さんをちゃんと助けろ!と言うSignだったのだな。






長文を読んで下さり、誠にありがとうございます。

少なからず今日の出来事がぼくの一筋の光明となりました。

本当にありがとうございます。
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