1 / 57
転生しました
しおりを挟む
「私と契約結婚しませんか?」
「へぇ……契約結婚ねぇ」
私リリカは今この国アルマーニ王国の王太子に契約結婚を持ち掛けているところだ。
そこから時は遡り、、、
「ここはどこ!?」
私は目が覚めると全く見知らぬ場所にいた。質の良い布団、部屋には豪華絢爛な装飾品。そして、鏡を見ると銀髪の美少女が立っていた。
「もしかして私? いやいやっ、これは夢よね!!」
うん。こんなところ知らないし、夢に決まってるわ。
そう思った瞬間、
「っ!!」
頭の中に映像が流れ込んできた。これはこの子の記憶?
そうよ。今の私はリリカ・エバルディ。エバルディ公爵家の令嬢。つい先ほどまで前の世界にいたのはたぶん事実。ってことはこの子の魂と融合した?みたいな感じなのかしら。転生ものの小説とかたくさん読んでいたけれど、まさか私が転生することになるなんて思わなかったわ。こうなったらこの世界を思いっきり楽しみましょうっ!!
あっ、そうよ、この世界には魔法があるのよね。ファンタジー好きの私からしたら、そんな世界に転生出来るなんて最高じゃないっ!!
「お嬢様、お目覚めですか?」
「おはよう、レイナ」
レイナはリリカの専属侍女で艶のある美しい紫色の髪の女性だ。
「おはようございます。こちらモーニングティーでございます」
喉が渇いていたこともありゴクリと飲んだが
「っ!!」
これは!! そうよね。ここは異世界。当然紅茶よね。でも一応は飲めるのはどうしてかしら?
前世では紅茶は砂糖を入れないと飲めなかった。いや飲めるのは飲めたが美味しくなかったのだ。子ども舌だったから。子どもは甘いものが好きなものだ。砂糖を入れて甘くして飲んでいた。だからおやつとして、ジュース感覚で飲んでいた。それが今は何も入れずに飲めている。それはこの身体になったからだろうか。
異世界だからって無条件に喜んじゃったけど、でも日本茶が恋しい……。あの美味しいお茶が飲みたい!!
前世の記憶を思い出した以上、身体が日本茶を求めている。
「どうかされましたか?」
「いえ、なんでもないわ。下がってちょうだい」
「はい。お嬢様」
今後のことを考えなくちゃ。
リリカは公爵令嬢として完璧な教育を受けていたこともあり、様々な国の知識を持っている。この世界には日本はない。魔法もあることから全く違う世界線だ。しかし、日本と似ている国自体は存在する。それが東方諸国だ。そこにもしかしたら日本茶のようなお茶が存在している可能性がある。だが、リリカの記憶には東方の茶葉はなかった。
早速、調べてみましょう。
公爵家にはそれはもう大きな図書室があり百万冊近く所蔵されている。
「東方……東方……っと。あった!!」
東方の植物辞典を見つけた。それは確実に数百ページはあるとても厚い本だった。きっとこれに書かれているはずだ。
「重っ!!」
公爵令嬢だから体力がないの!?
確かに今まではレイナに任せっきりだったけれど……。体力もつけないといけないわね。
どうにか部屋まで持って帰ることが出来た。
しばらくして、、、
「全く見つからなかったわ」
植物辞典を隈なく確認してみたがどこにも茶葉が見当たらない。
いえ、このどこかにあるのかもしれないけれど、説明が雑っ!!
植物の絵と生えている場所が載っているだけ、これだけで分かるかっ!!
はっ……。
横からレイナの視線を感じる。
危ない危ない。つい心の声が口から飛び出すところだったわ。
豊富な知識を持っているリリカの記憶にも茶葉どころか植物の知識自体ほとんどない。
公爵令嬢だからだと思っていたけれど、たぶんあれよね。辞典の情報量が少なすぎて覚える意味が全然ないからだわ。
「うーん、どうしようかな」
「どうかされましたか? お嬢様」
「あっ、えっとね、東方諸国で売られている茶葉がほしいんだけど」
「茶葉ですか。そもそも東方の国は遠すぎるので両国間の貿易もあまりしていませんからね。機会があるとするなら、一年に一度、商人の方が東方諸国から売りに来られるときですね」
「次はいつなの!?」
「正確なことまでは。ただ毎回、今の時期で一週間ほど滞在されるそうですよ」
「!! 早速行かないと!!」
そうして、リリカはその商人が毎回商売を行っているという港に慌てて向かったのだが、地元の人々の話ではまだ来ていないらしい。リリカは商人に会えるまで足繁く通うことにした。
1ヶ月後、その商人にようやく会うことが出来た。
長かった。しかし、
「これだけ……ですか?」
「はい。申し訳ありません。他の茶葉は生産量が少なく」
1種類の茶葉しか販売されていなかったのだ。
でもまあ、ないよりはいいけど。
リリカはその茶葉をとりあえず1袋購入し、屋敷に戻って来た。
「さあ、レイナ。早速淹れてちょうだい」
「はい」
「ご用意出来ました。しかし、こちらの茶葉は初めてですので上手に淹れられたかは……。申し訳ありません」
お茶は淹れ方によって味が変わる。急に頼んだことだし、それは仕方のないことだ。
「いいえ。ありがとう」
ゴクッとまず一口だけ飲んだ。
「っこれは!! 美味しいっ」
ゴクゴクと一気に飲み進めてしまう。
「これよっ!! これを求めていたのよ!!」
リコルテは前世のほうじ茶と同じ味だった。
「それは何よりです」
後は緑茶もあれば良いのだけど。
「さあ、明日も買いに行くわよ」
「はい。お嬢様」
そして、リリカはきっちり1週間毎日買いに行った。
「こんなに売れたのは初めてですよ」
「そうなの?」
「はい。いつもは見知らぬ商品ばかりだからか全然売れないんです」
確かに人は初めて見るものは警戒するものだからそうかもしれないわ。だからこそ、私がたくさん買うことが出来たのでしょうね。
「でも、それなのに毎年販売を?」
「はい。楽しみにしてくださる方もいらっしゃいますから」
「そうね。私も楽しみにしているわ」
「ありがとうございます」
「さてとしばらく分の買い溜めは出来たけどさすがにあと1年間は持たないし、何か考えないと」
屋敷に戻ったリリカはベッドに寝転がりながら、考えていた。
「お嬢様?」
「ああ、いえ。リコルテをどこかで手に入れられないかなと思ったのよ」
「そうですね。リコルテは他では販売されていませんし、あとは王宮で育てられているぐらいですからね」
レイナの言葉を聞いたリリカは勢いよく起き上がる。
「それ本当なの!?」
「はい。リコルテもそうですが王宮では他にも珍しい植物を多く育てているとか」
もしかして、王宮には緑茶も?
はっ!! いいこと思い付いたわ。
そして、現在に至る。
「へぇ……契約結婚ねぇ」
私リリカは今この国アルマーニ王国の王太子に契約結婚を持ち掛けているところだ。
そこから時は遡り、、、
「ここはどこ!?」
私は目が覚めると全く見知らぬ場所にいた。質の良い布団、部屋には豪華絢爛な装飾品。そして、鏡を見ると銀髪の美少女が立っていた。
「もしかして私? いやいやっ、これは夢よね!!」
うん。こんなところ知らないし、夢に決まってるわ。
そう思った瞬間、
「っ!!」
頭の中に映像が流れ込んできた。これはこの子の記憶?
そうよ。今の私はリリカ・エバルディ。エバルディ公爵家の令嬢。つい先ほどまで前の世界にいたのはたぶん事実。ってことはこの子の魂と融合した?みたいな感じなのかしら。転生ものの小説とかたくさん読んでいたけれど、まさか私が転生することになるなんて思わなかったわ。こうなったらこの世界を思いっきり楽しみましょうっ!!
あっ、そうよ、この世界には魔法があるのよね。ファンタジー好きの私からしたら、そんな世界に転生出来るなんて最高じゃないっ!!
「お嬢様、お目覚めですか?」
「おはよう、レイナ」
レイナはリリカの専属侍女で艶のある美しい紫色の髪の女性だ。
「おはようございます。こちらモーニングティーでございます」
喉が渇いていたこともありゴクリと飲んだが
「っ!!」
これは!! そうよね。ここは異世界。当然紅茶よね。でも一応は飲めるのはどうしてかしら?
前世では紅茶は砂糖を入れないと飲めなかった。いや飲めるのは飲めたが美味しくなかったのだ。子ども舌だったから。子どもは甘いものが好きなものだ。砂糖を入れて甘くして飲んでいた。だからおやつとして、ジュース感覚で飲んでいた。それが今は何も入れずに飲めている。それはこの身体になったからだろうか。
異世界だからって無条件に喜んじゃったけど、でも日本茶が恋しい……。あの美味しいお茶が飲みたい!!
前世の記憶を思い出した以上、身体が日本茶を求めている。
「どうかされましたか?」
「いえ、なんでもないわ。下がってちょうだい」
「はい。お嬢様」
今後のことを考えなくちゃ。
リリカは公爵令嬢として完璧な教育を受けていたこともあり、様々な国の知識を持っている。この世界には日本はない。魔法もあることから全く違う世界線だ。しかし、日本と似ている国自体は存在する。それが東方諸国だ。そこにもしかしたら日本茶のようなお茶が存在している可能性がある。だが、リリカの記憶には東方の茶葉はなかった。
早速、調べてみましょう。
公爵家にはそれはもう大きな図書室があり百万冊近く所蔵されている。
「東方……東方……っと。あった!!」
東方の植物辞典を見つけた。それは確実に数百ページはあるとても厚い本だった。きっとこれに書かれているはずだ。
「重っ!!」
公爵令嬢だから体力がないの!?
確かに今まではレイナに任せっきりだったけれど……。体力もつけないといけないわね。
どうにか部屋まで持って帰ることが出来た。
しばらくして、、、
「全く見つからなかったわ」
植物辞典を隈なく確認してみたがどこにも茶葉が見当たらない。
いえ、このどこかにあるのかもしれないけれど、説明が雑っ!!
植物の絵と生えている場所が載っているだけ、これだけで分かるかっ!!
はっ……。
横からレイナの視線を感じる。
危ない危ない。つい心の声が口から飛び出すところだったわ。
豊富な知識を持っているリリカの記憶にも茶葉どころか植物の知識自体ほとんどない。
公爵令嬢だからだと思っていたけれど、たぶんあれよね。辞典の情報量が少なすぎて覚える意味が全然ないからだわ。
「うーん、どうしようかな」
「どうかされましたか? お嬢様」
「あっ、えっとね、東方諸国で売られている茶葉がほしいんだけど」
「茶葉ですか。そもそも東方の国は遠すぎるので両国間の貿易もあまりしていませんからね。機会があるとするなら、一年に一度、商人の方が東方諸国から売りに来られるときですね」
「次はいつなの!?」
「正確なことまでは。ただ毎回、今の時期で一週間ほど滞在されるそうですよ」
「!! 早速行かないと!!」
そうして、リリカはその商人が毎回商売を行っているという港に慌てて向かったのだが、地元の人々の話ではまだ来ていないらしい。リリカは商人に会えるまで足繁く通うことにした。
1ヶ月後、その商人にようやく会うことが出来た。
長かった。しかし、
「これだけ……ですか?」
「はい。申し訳ありません。他の茶葉は生産量が少なく」
1種類の茶葉しか販売されていなかったのだ。
でもまあ、ないよりはいいけど。
リリカはその茶葉をとりあえず1袋購入し、屋敷に戻って来た。
「さあ、レイナ。早速淹れてちょうだい」
「はい」
「ご用意出来ました。しかし、こちらの茶葉は初めてですので上手に淹れられたかは……。申し訳ありません」
お茶は淹れ方によって味が変わる。急に頼んだことだし、それは仕方のないことだ。
「いいえ。ありがとう」
ゴクッとまず一口だけ飲んだ。
「っこれは!! 美味しいっ」
ゴクゴクと一気に飲み進めてしまう。
「これよっ!! これを求めていたのよ!!」
リコルテは前世のほうじ茶と同じ味だった。
「それは何よりです」
後は緑茶もあれば良いのだけど。
「さあ、明日も買いに行くわよ」
「はい。お嬢様」
そして、リリカはきっちり1週間毎日買いに行った。
「こんなに売れたのは初めてですよ」
「そうなの?」
「はい。いつもは見知らぬ商品ばかりだからか全然売れないんです」
確かに人は初めて見るものは警戒するものだからそうかもしれないわ。だからこそ、私がたくさん買うことが出来たのでしょうね。
「でも、それなのに毎年販売を?」
「はい。楽しみにしてくださる方もいらっしゃいますから」
「そうね。私も楽しみにしているわ」
「ありがとうございます」
「さてとしばらく分の買い溜めは出来たけどさすがにあと1年間は持たないし、何か考えないと」
屋敷に戻ったリリカはベッドに寝転がりながら、考えていた。
「お嬢様?」
「ああ、いえ。リコルテをどこかで手に入れられないかなと思ったのよ」
「そうですね。リコルテは他では販売されていませんし、あとは王宮で育てられているぐらいですからね」
レイナの言葉を聞いたリリカは勢いよく起き上がる。
「それ本当なの!?」
「はい。リコルテもそうですが王宮では他にも珍しい植物を多く育てているとか」
もしかして、王宮には緑茶も?
はっ!! いいこと思い付いたわ。
そして、現在に至る。
11
あなたにおすすめの小説
「婚約破棄された転生令嬢ですが、王城のメイド五百人に慕われるメイド長になりました。なお元婚約者は私のメイドに土下座中です」
まさき
恋愛
社畜OLとして過労死した私は、異世界の令嬢・アリア・ヴェルナーに転生した。
目が覚めたら、婚約破棄されていた。
理由は「地味で面白みがない」から。
泣く暇もなかった。翌朝、王城のメイド採用面接に向かった。
最初は鼻で笑われた。雑用係からのスタートだった。
でも——前世で叩き込まれた仕事術と、一人ひとりの話を聞く姿勢で、少しずつメイドたちが集まってきた。
厨房が変わった。リネンが変わった。王城全体が変わっていった。
そして就任スピーチで宣言した。
「500人全員の名前を、覚えます」
冷酷と噂される王太子は、静かに見ていた。
悪役令嬢は妨害を仕掛けてきた。
元婚約者は——後悔し始めていた。
婚約破棄された令嬢が、500人に慕われるメイド長になるまでの物語。
なお元婚約者は、私のメイドたちの前で土下座中です。
悪役令嬢は死んで生き返ってついでに中身も入れ替えました
蒼黒せい
恋愛
侯爵令嬢ミリアはその性格の悪さと家の権威散らし、散財から学園内では大層嫌われていた。しかし、突如不治の病にかかった彼女は5年という長い年月苦しみ続け、そして治療の甲斐もなく亡くなってしまう。しかし、直後に彼女は息を吹き返す。病を克服して。
だが、その中身は全くの別人であった。かつて『日本人』として生きていた女性は、異世界という新たな世界で二度目の生を謳歌する… ※同名アカウントでなろう・カクヨムにも投稿しています
十三回目の人生でようやく自分が悪役令嬢ポジと気づいたので、もう殿下の邪魔はしませんから構わないで下さい!
翠玉 結
恋愛
公爵令嬢である私、エリーザは挙式前夜の式典で命を落とした。
「貴様とは、婚約破棄する」と残酷な事を突きつける婚約者、王太子殿下クラウド様の手によって。
そしてそれが一度ではなく、何度も繰り返していることに気が付いたのは〖十三回目〗の人生。
死んだ理由…それは、毎回悪役令嬢というポジションで立ち振る舞い、殿下の恋路を邪魔していたいたからだった。
どう頑張ろうと、殿下からの愛を受け取ることなく死ぬ。
その結末をが分かっているならもう二度と同じ過ちは繰り返さない!
そして死なない!!
そう思って殿下と関わらないようにしていたのに、
何故か前の記憶とは違って、まさかのご執心で溺愛ルートまっしぐらで?!
「殿下!私、死にたくありません!」
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
※他サイトより転載した作品です。
私だけが愛して1度も笑ったことの無い夫が、死んだはずの息子を連れてもどってきた
まつめ
恋愛
夫はただの一度も私に笑いかけたことは無く、穏やかに夫婦の時間をもったこともない。魔法騎士団の、騎士団長を務める彼は、23年間の結婚生活のほとんどを戦地で過ごしている。22歳の息子の戦死の知らせが届く。けれど夫は元気な息子を連れて私の元に戻って来てくれた。
王太子妃専属侍女の結婚事情
蒼あかり
恋愛
伯爵家の令嬢シンシアは、ラドフォード王国 王太子妃の専属侍女だ。
未だ婚約者のいない彼女のために、王太子と王太子妃の命で見合いをすることに。
相手は王太子の側近セドリック。
ところが、幼い見た目とは裏腹に令嬢らしからぬはっきりとした物言いのキツイ性格のシンシアは、それが元でお見合いをこじらせてしまうことに。
そんな二人の行く末は......。
☆恋愛色は薄めです。
☆完結、予約投稿済み。
新年一作目は頑張ってハッピーエンドにしてみました。
ふたりの喧嘩のような言い合いを楽しんでいただければと思います。
そこまで激しくはないですが、そういうのが苦手な方はご遠慮ください。
よろしくお願いいたします。
【完結】無口な旦那様は妻が可愛くて仕方ない
ベル
恋愛
旦那様とは政略結婚。
公爵家の次期当主であった旦那様と、領地の経営が悪化し、没落寸前の伯爵令嬢だった私。
旦那様と結婚したおかげで私の家は安定し、今では昔よりも裕福な暮らしができるようになりました。
そんな私は旦那様に感謝しています。
無口で何を考えているか分かりにくい方ですが、とてもお優しい方なのです。
そんな二人の日常を書いてみました。
お読みいただき本当にありがとうございますm(_ _)m
無事完結しました!
【完結】旦那様!単身赴任だけは勘弁して下さい!
たまこ
恋愛
エミリーの大好きな夫、アランは王宮騎士団の副団長。ある日、栄転の為に辺境へ異動することになり、エミリーはてっきり夫婦で引っ越すものだと思い込み、いそいそと荷造りを始める。
だが、アランの部下に「副団長は単身赴任すると言っていた」と聞き、エミリーは呆然としてしまう。アランが大好きで離れたくないエミリーが取った行動とは。
好きな人に『その気持ちが迷惑だ』と言われたので、姿を消します【完結済み】
皇 翼
恋愛
「正直、貴女のその気持ちは迷惑なのですよ……この場だから言いますが、既に想い人が居るんです。諦めて頂けませんか?」
「っ――――!!」
「賢い貴女の事だ。地位も身分も財力も何もかもが貴女にとっては高嶺の花だと元々分かっていたのでしょう?そんな感情を持っているだけ時間が無駄だと思いませんか?」
クロエの気持ちなどお構いなしに、言葉は続けられる。既に想い人がいる。気持ちが迷惑。諦めろ。時間の無駄。彼は止まらず話し続ける。彼が口を開く度に、まるで弾丸のように心を抉っていった。
******
・執筆時間空けてしまった間に途中過程が気に食わなくなったので、設定などを少し変えて改稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる