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伯爵たちの最後
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リリカたちがダイニングに到着し、中に入ると伯爵たちは縄で縛り上げられた状態で床に座らされていた。
「君たちがスカーレット嬢とフレディ殿だね」
「「はい」」
「なっ!? スカーレット、フレディ、なぜお前たちは縛られていないのだ!!」
「そうよ。ずるいわ。どうしてお義姉さまたちは縛られていないのよ!!」
「えっと、それはその……」
スカーレットはアイラの剣幕に怯えている。弟の前だからと強がってはいるようだが声が震えていた。
「へえ。そこのスカーレット嬢が君の義姉なんだね」
会話を聞いていたレイリックが間に割って入る。
「ええ。そうよ。私じゃなくて馬鹿で無能なお義姉さまを縛りなさいよ!!」
そうアイラは反論するが、横で伯爵と伯爵夫人は青くなっている。虚偽報告だと把握されていることに気がついたのだろう。
「大人しくしていなさい」
「そうよ。静かにしてちょうだい」
「はあ? なんでよ。お父様もお母様もいつも言っているじゃない。私の方が可愛いから、お義姉さまがいつも酷い目に遭って苦しむのが当然だって。それなのにどうしちゃったのよ!!」
「ちょ、ちょっとアイラ。いつ私たちがそんなことを言ったのよ」
「そうだぞ、アイラ。嘘をつくんじゃない」
こんな人たちでも流石にマズイことをしていた自覚はあったようで、慌てて否定する。
「何言っているのよ。嘘なんかじゃないわ」
「一発殴って来てもいいかしら」
ついリリカが呟く。
「ははっ。リリカ嬢がわざわざそんなことする必要はないよ。綺麗な手が汚れるし、菌が移っても困るからね」
「そうですわね」
その会話を聞いて伯爵は歯軋りしていた。
(くっ……好き勝手言いおって。おそらく嘘がバレているのだ。だとしたらもう終わりだ。こいつらのせいで私の人生は台無しだ。せめて巻き添えにしてやる)
などと悪い考えを頭に浮かべた伯爵はレイリックとリリカをキッと睨む。
いつの間に縄を解いたのだろう。伯爵はリリカたちが目を離した隙に隠し持っていたナイフをリリカに向かって投げた。
「危ないっ!!」
「きゃっ!!」
レイリックが慌てて間に入ろうとするが間に合わない。
しかし、リリカの手前でカンッと甲高い音が鳴り、ナイフは弾き落とされた。
「何が起きて……」
見ると目の前にレイラが立っていた。
いつの間に前に?
「お嬢様を攻撃しましたね?」
そう言うとレイラは内ポケットからペンを取り出した。
一体何をするつもりなのかしら?
次の瞬間、レイラは伯爵に向けて思いっきりペンを投げた。すると、なんとペンが伯爵の頭のすぐ横を通り過ぎ、壁にグサッと突き刺さったのだ。
「ひっ、ひぃぃ」
伯爵は悲鳴を上げる。
すごっ……。
リリカとレイリックはその光景を見て目を丸くしている。
「嘘だろ……」
ロベルトも後ろで驚きの声を上げる。
「あっ、あのーレイラ?」
リリカはそおっと声を掛ける。
「私、ペン投げ得意なんですよ。ペンは軽いですからね。投げやすくて助かります」
「へっ? えっと……そうなのね」
あっ。もしかして、かなり過保護で心配性なお兄様なのに、昔から私に護衛をあまり付けていなかったのはレイラがいたからなのかしら。
「凄いね……。リリカ嬢、大丈夫かい?」
「はい。平気です」
「もっ、申し訳ありませんっ!!」
伯爵に縄を掛けた騎士が土下座する勢いで謝っている。
「大丈夫よ。次からは気を付けてくれればいいから」
「相変わらず君は優しすぎる気がするけど。リリカ嬢に免じて今回だけは許してあげるよ」
「っ感謝いたします」
「さてと、伯爵。君には公爵令嬢に対する殺害未遂罪も追加されたね」
無論、あのままナイフが向かって来てもネックレスの効果で防御は出来るのだが。
「上の身分の者に対する攻撃は重罪だ。君でも知っているだろう」
「本当よ!! 何やっているのよ、お父様」
「し、仕方無いだろう。どちらにせよもう終わりなんだ」
レイリックはヒュゥッと冷たい空気を纏っている。
凍え死にそう。
誰もがそう感じていたが皆口には出さなかった。理由は想像が付いていたからだ。
あの王太子殿下が溺愛しているご令嬢を攻撃したのだから。
そう、レイリックとリリカの王宮での様子を見た騎士から王太子と婚約者が仲睦まじいという噂が広まっていたのだ。レイリックが自ら女性に話しかけに行くなんてという驚きとともに。その噂がいつしか溺愛している、に変わっていた。二人の様子を見てきたロベルトに言わせれば、それはあながち間違いではない、というより事実溺愛していると思っていた。もっともレイリック本人にまだその自覚はないが。
「なんだか寒いわね」
リリカはそのような周囲をお構いなしに普通に言った。
その一言を聞いたレイリックはリリカの元に歩み寄り、リリカの手を取った。
「あったかい……」
徐々に身体が温まっていく。どうやら魔法を使っているようだ。
魔法にこんな使い方があったなんて。
「ありがとうございます」
「風邪を引いたら大変だからね」
原因は殿下でしょう、と皆心の中で思っていた。
「じゃあ話しを進めるけど、すでに調査結果が出ている通り、アイラ嬢は伯爵夫人の実子だね。そして、スカーレット嬢とフレディ殿が前伯爵夫人の子だ。よって、アイラ嬢には伯爵家を継ぐ一切の権利がない」
「は? どういうことよ」
「この国ではその家の血を少しでも引いていなければ、家を継ぐことは出来ない。そもそも現伯爵はスカーレット嬢やフレディ殿が成人するまでのただの代理だ。本来スカーレット嬢が成人したらすぐにスカーレット嬢が継ぐことになる」
「なんでよ!! 私が継ぐわ!! この家の物は全て私の物よ」
「さっき理由言ったばかりなんだけど。馬鹿の相手をするのは大変だよ」
「なっ、なんですって!?」
アイラは顔を真っ赤にして怒っている。
「伯爵、伯爵夫人。君たちの教育にはかなりの問題があったようだね。まあ、それはともかく王宮への書類偽造の証拠は全て揃っている。そして、スカーレット嬢とフレディ殿に対する今までの行いも把握している」
「なっ!?」
「話しは以上だ」
レイリックは騎士に合図を出し、伯爵と伯爵夫人、アイラは連行される。
「まっ、待ってちょうだい!! 私は関係ありませんわ。勝手に夫がやったことですわ」
伯爵夫人はせめて自分だけでも助かろうと思ったのか、そのようなことを言い出した。
「なっ、なにを言っている!! お前がそうすればいいと言ったのだろうが。自分だけ助かろうとでもする気か!!」
伯爵と伯爵夫人は激しい言い争いを始めた。
「うるさい。早く連れて行け」
レイリックがそう言うと二人とも引きずられるようにして騎士たちに連れられ、そして後からアイラも付いていくように去って行った。
「助けてくださりありがとうございました」
「いや、礼ならリリカ嬢に言ってくれ。今回の件はこちらの確認不足で起きたことでもあるから、僕にお礼なんて言う必要はないよ」
レイリックの言葉を受け、スカーレットはリリカの方に身体を向けた。
「ありがとうございます。お陰で助かりました」
「無事で良かったわ」
そう言ってリリカは微笑む。スカーレットもフレディも安堵した表情を見せている。
これからは幸せに暮らしてほしいわ。
「まず、これからのことだけど、一旦王家が伯爵位は預かる。そして、フレディ殿が成人したら伯爵位はフレディ殿に譲ることになったよ」
「僕がですか?」
「そうだ。そのために必要な勉強は公爵家で教えてもらうと良い」
「「えっ?」」
スカーレットとフレディの声が重なった。
「公爵に許可を取ったんだ。まだ幼いのに唯一の家族とも離れ離れになるのは嫌だろう」
「だったらお姉様と一緒にいられるの?」
「そうだよ」
「やった~!!」
フレディは手放しで喜んでいる。
可愛いすぎるわっ。弟がいるってこんな感じなのかしら。
「ありがとうございます、殿下」
「いや、その代わりと言ってはなんだけど、スカーレット嬢には少し頼みたいこともあったからね」
「なんでしょうか?」
「くれぐれも公爵と仲良くしてくれ。僕たちのためにもね」
「?分かりました」
スカーレットはよく理解してはいなかったがとりあえず頷いた。
そして、リリカたちは一旦公爵邸に向かうこととなった。
「君たちがスカーレット嬢とフレディ殿だね」
「「はい」」
「なっ!? スカーレット、フレディ、なぜお前たちは縛られていないのだ!!」
「そうよ。ずるいわ。どうしてお義姉さまたちは縛られていないのよ!!」
「えっと、それはその……」
スカーレットはアイラの剣幕に怯えている。弟の前だからと強がってはいるようだが声が震えていた。
「へえ。そこのスカーレット嬢が君の義姉なんだね」
会話を聞いていたレイリックが間に割って入る。
「ええ。そうよ。私じゃなくて馬鹿で無能なお義姉さまを縛りなさいよ!!」
そうアイラは反論するが、横で伯爵と伯爵夫人は青くなっている。虚偽報告だと把握されていることに気がついたのだろう。
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「そうよ。静かにしてちょうだい」
「はあ? なんでよ。お父様もお母様もいつも言っているじゃない。私の方が可愛いから、お義姉さまがいつも酷い目に遭って苦しむのが当然だって。それなのにどうしちゃったのよ!!」
「ちょ、ちょっとアイラ。いつ私たちがそんなことを言ったのよ」
「そうだぞ、アイラ。嘘をつくんじゃない」
こんな人たちでも流石にマズイことをしていた自覚はあったようで、慌てて否定する。
「何言っているのよ。嘘なんかじゃないわ」
「一発殴って来てもいいかしら」
ついリリカが呟く。
「ははっ。リリカ嬢がわざわざそんなことする必要はないよ。綺麗な手が汚れるし、菌が移っても困るからね」
「そうですわね」
その会話を聞いて伯爵は歯軋りしていた。
(くっ……好き勝手言いおって。おそらく嘘がバレているのだ。だとしたらもう終わりだ。こいつらのせいで私の人生は台無しだ。せめて巻き添えにしてやる)
などと悪い考えを頭に浮かべた伯爵はレイリックとリリカをキッと睨む。
いつの間に縄を解いたのだろう。伯爵はリリカたちが目を離した隙に隠し持っていたナイフをリリカに向かって投げた。
「危ないっ!!」
「きゃっ!!」
レイリックが慌てて間に入ろうとするが間に合わない。
しかし、リリカの手前でカンッと甲高い音が鳴り、ナイフは弾き落とされた。
「何が起きて……」
見ると目の前にレイラが立っていた。
いつの間に前に?
「お嬢様を攻撃しましたね?」
そう言うとレイラは内ポケットからペンを取り出した。
一体何をするつもりなのかしら?
次の瞬間、レイラは伯爵に向けて思いっきりペンを投げた。すると、なんとペンが伯爵の頭のすぐ横を通り過ぎ、壁にグサッと突き刺さったのだ。
「ひっ、ひぃぃ」
伯爵は悲鳴を上げる。
すごっ……。
リリカとレイリックはその光景を見て目を丸くしている。
「嘘だろ……」
ロベルトも後ろで驚きの声を上げる。
「あっ、あのーレイラ?」
リリカはそおっと声を掛ける。
「私、ペン投げ得意なんですよ。ペンは軽いですからね。投げやすくて助かります」
「へっ? えっと……そうなのね」
あっ。もしかして、かなり過保護で心配性なお兄様なのに、昔から私に護衛をあまり付けていなかったのはレイラがいたからなのかしら。
「凄いね……。リリカ嬢、大丈夫かい?」
「はい。平気です」
「もっ、申し訳ありませんっ!!」
伯爵に縄を掛けた騎士が土下座する勢いで謝っている。
「大丈夫よ。次からは気を付けてくれればいいから」
「相変わらず君は優しすぎる気がするけど。リリカ嬢に免じて今回だけは許してあげるよ」
「っ感謝いたします」
「さてと、伯爵。君には公爵令嬢に対する殺害未遂罪も追加されたね」
無論、あのままナイフが向かって来てもネックレスの効果で防御は出来るのだが。
「上の身分の者に対する攻撃は重罪だ。君でも知っているだろう」
「本当よ!! 何やっているのよ、お父様」
「し、仕方無いだろう。どちらにせよもう終わりなんだ」
レイリックはヒュゥッと冷たい空気を纏っている。
凍え死にそう。
誰もがそう感じていたが皆口には出さなかった。理由は想像が付いていたからだ。
あの王太子殿下が溺愛しているご令嬢を攻撃したのだから。
そう、レイリックとリリカの王宮での様子を見た騎士から王太子と婚約者が仲睦まじいという噂が広まっていたのだ。レイリックが自ら女性に話しかけに行くなんてという驚きとともに。その噂がいつしか溺愛している、に変わっていた。二人の様子を見てきたロベルトに言わせれば、それはあながち間違いではない、というより事実溺愛していると思っていた。もっともレイリック本人にまだその自覚はないが。
「なんだか寒いわね」
リリカはそのような周囲をお構いなしに普通に言った。
その一言を聞いたレイリックはリリカの元に歩み寄り、リリカの手を取った。
「あったかい……」
徐々に身体が温まっていく。どうやら魔法を使っているようだ。
魔法にこんな使い方があったなんて。
「ありがとうございます」
「風邪を引いたら大変だからね」
原因は殿下でしょう、と皆心の中で思っていた。
「じゃあ話しを進めるけど、すでに調査結果が出ている通り、アイラ嬢は伯爵夫人の実子だね。そして、スカーレット嬢とフレディ殿が前伯爵夫人の子だ。よって、アイラ嬢には伯爵家を継ぐ一切の権利がない」
「は? どういうことよ」
「この国ではその家の血を少しでも引いていなければ、家を継ぐことは出来ない。そもそも現伯爵はスカーレット嬢やフレディ殿が成人するまでのただの代理だ。本来スカーレット嬢が成人したらすぐにスカーレット嬢が継ぐことになる」
「なんでよ!! 私が継ぐわ!! この家の物は全て私の物よ」
「さっき理由言ったばかりなんだけど。馬鹿の相手をするのは大変だよ」
「なっ、なんですって!?」
アイラは顔を真っ赤にして怒っている。
「伯爵、伯爵夫人。君たちの教育にはかなりの問題があったようだね。まあ、それはともかく王宮への書類偽造の証拠は全て揃っている。そして、スカーレット嬢とフレディ殿に対する今までの行いも把握している」
「なっ!?」
「話しは以上だ」
レイリックは騎士に合図を出し、伯爵と伯爵夫人、アイラは連行される。
「まっ、待ってちょうだい!! 私は関係ありませんわ。勝手に夫がやったことですわ」
伯爵夫人はせめて自分だけでも助かろうと思ったのか、そのようなことを言い出した。
「なっ、なにを言っている!! お前がそうすればいいと言ったのだろうが。自分だけ助かろうとでもする気か!!」
伯爵と伯爵夫人は激しい言い争いを始めた。
「うるさい。早く連れて行け」
レイリックがそう言うと二人とも引きずられるようにして騎士たちに連れられ、そして後からアイラも付いていくように去って行った。
「助けてくださりありがとうございました」
「いや、礼ならリリカ嬢に言ってくれ。今回の件はこちらの確認不足で起きたことでもあるから、僕にお礼なんて言う必要はないよ」
レイリックの言葉を受け、スカーレットはリリカの方に身体を向けた。
「ありがとうございます。お陰で助かりました」
「無事で良かったわ」
そう言ってリリカは微笑む。スカーレットもフレディも安堵した表情を見せている。
これからは幸せに暮らしてほしいわ。
「まず、これからのことだけど、一旦王家が伯爵位は預かる。そして、フレディ殿が成人したら伯爵位はフレディ殿に譲ることになったよ」
「僕がですか?」
「そうだ。そのために必要な勉強は公爵家で教えてもらうと良い」
「「えっ?」」
スカーレットとフレディの声が重なった。
「公爵に許可を取ったんだ。まだ幼いのに唯一の家族とも離れ離れになるのは嫌だろう」
「だったらお姉様と一緒にいられるの?」
「そうだよ」
「やった~!!」
フレディは手放しで喜んでいる。
可愛いすぎるわっ。弟がいるってこんな感じなのかしら。
「ありがとうございます、殿下」
「いや、その代わりと言ってはなんだけど、スカーレット嬢には少し頼みたいこともあったからね」
「なんでしょうか?」
「くれぐれも公爵と仲良くしてくれ。僕たちのためにもね」
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