科学は、如何にしてヒトを幸せにするか~ななの例~

深町珠

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悪魔の世界

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魔法使いルーフィは、加藤の
奉仕的な活動を見て


「天使だね」と、笑う。


神様は「高島米子みたいなのを、悪魔みたいって呼ぶんじゃろうな。悪魔が憤慨するであろう」と、笑った。




悪魔は、人間が想像する程悪いものでもない。
むしろ、人間世界に悪魔が来なくなって
人間が甘えて、高島米子みたいなのが
増えたのだ。



昔なら、悪魔が人間の形を取って
悪い事をする人間を抹殺したりしたから

高島米子みたいなのは、世の中に出て来れなかったのだった。



出て来ても、店長、のような人達が
店の治安を守っていた。




「店長がだらしないのさ。パートの婆さんが
勝手な事したら首にして、新しいのを
入れればいいんだ」と、ルーフィは笑う。


「それをしても、自分は儲からない、じゃろうな」と、神様。





「結局、損得勘定で生きる癖がいけないとなると加藤さんのエネルギー革命が正しいのですね」と、ルーフィ。


「君の魔法を使ったんじゃろう?」と、神様は笑う。




「そうですけど」と、ルーフィも笑った。




「あの変な自動車のデザインに象徴されてますね」と、ルーフィ。


前面だけが鬼のお面のように派手で、後ろが奇妙に小さい。
黒塗りで、豚のように肥大している。

「魔物そのものじゃの」と、神様は笑う。


「正常な感覚では恥ずかしくて乗れませんね。1975年の倍になった、とか言いますが。
日本の自動車登録台数。
精神病院に入る人も倍になったそうですから」と、ルーフィは笑った。



「ああいうもので、威嚇したいと思う気持ちがあるんじゃろ。それだけ世の中が乱れているって事じゃな。不憫な事じゃ」と
神様は歎いた。




「それで、加藤さんの革命が起きたんでしょうね」と、ルーフィ。








地上の加藤は、天使のような人間でもなく

悪魔のような冷徹さも持っている。



高島米子が、加藤にだけ大人しかった訳でもなかったが

加藤は平然と、いないもの、と
扱った。



それで怖いのは高島米子の方である。


体の大きな加藤が、誰もいない店でひとり
微笑みながら仕事をしていると


殴られるのではないか、と
妄想するようになった(笑)。


怒りっぽい人は妄想的である。


神経が興奮しているので、いろいろな
事を思い出してしまうのだが

いつも怒っていると、怒りと
闘争の記憶ばかりだから(笑)

大抵良くない妄想であり


それを、被害妄想などと言う。




高島米子も、昔の人なので
殴られる痛みを知っているから

それを恐れる。



だが、2010年。


殴られる痛みを知らない子供が大人
になっている。



日本の教育の誤りで、人の迷惑などを
考えずに行動する
モンスターペアレント、みたいなのが増えたが
結局、殴られないから増長しただけ、である。


悪い事をしたら罰がある。


当然だと加藤は思う。




加藤が20代の頃、とある国営企業に勤めて居たが



そこで、加藤は3年後には課長代理になった。



それを妬む男が、官庁とのコネクションで
課長に就任した。

松本と言う男で、目が細く丸顔の
モンゴル風の顔で
何か、勘違いをしているようだった。


加藤が昼休みに寝ていたら、頭を叩いたので
加藤は軽く平手打ちをして返した



松本は
半狂乱になり、部長を呼んだ(笑)。



部長も閉口(笑)昼休みに。



そんな、低次元な事で呼ばれたくないだろう。




加藤は「松本が殴って来たんです。部長、普段の私をご存知でしょう?暴力が好きなのは
松本の方です。」と


松本は怒る。「呼び捨てとはなんだ!」



加藤は微笑みながら「職制を勘違いしている人は敬えませんから、敬称略(笑)NHKでも
犯人は呼び捨てですね。暴行犯でしょう。
松本容疑者さん?警察呼びますよ」と、加藤が笑顔で。

松本は怒り狂い「お前も叩いただろう、私の頬を。お前も犯人だ!」

加藤は冷静に「正当防衛ですからあなたは犯人、私は無罪です。さあ、警察呼びましょうか?前科が増える事になりますよ」



そんな風に、加藤は曲がった人間を許さなかった経緯もある。


心に冷徹な仁王が居るような、日本ふうの
人物なのだ。


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