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きれいな世界
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でも、結局
金持ちのおじいちゃんの後妻でいいなら
加藤のような、慎ましくても
心豊かに暮らしたいと
思う人とは合わないと
自身、思っていた。
金ってなんだろう?
贅沢は、素敵かもしれないけれども
いつも贅沢していたら
素敵に思えなくなってしまうのだろうと
加藤は思った。
「でも、みんな
そうなっているのさ」
加藤は諦めていた。
そういう人たちと
一緒には暮らせないから
なるべく、距離を置いて
生きて行こう。
そんな風に、漠然と思っていた。
音楽を聴いていれば
十分幸せだったし
それだけでいいとも思った。
友梨絵は、そういう
世間の女の子たちとは
ちょっと違っていて
ずっと過去から、時間旅行してきたような
優しい気持ちを見せてくれた。
ひょっとして、タイムトラベラーなのではないかと
加藤自身が、近未来からの
トラベラーだから
そんな風にも思うのだった。
友梨絵は、ドラえもんが好きだと言って
バイトしながら、レシートの
裏に絵を書いていたり。
17才の割には、酷く幼いようなところもあって。
「本当は7才なんじゃないかな(笑)」なんて
加藤は思っていたりもするのだった。
そのくらい、自然に
年の離れた妹のように
加藤に張り付く友梨絵を
見て、バイト仲間たちは
すっかり、加藤たちが
恋仲にあるのだろうと
誤解して
ふたりでいると、遠巻きに
遠慮するのだった。
友梨絵の友人である、青島由香は
友人の気安さなのか
そんな友梨絵と加藤の間に
割って入って来て
「由香とも遊んで下さいよー、ね?」と
すりすりして来るのだった(笑)。
でも、ふたりとも
ほかの年上の男、例えば
コンビニエンスの本部から来る若い男たちには
そんな事はしないから
加藤は、友人として
認められたのだろうと
そんな風に自身、感じた。
それはそれで、高校生に
戻ったような
楽しい気持ちで加藤は
毎日を過ごした。
いつも、ふたりきりの
朝のアルバイト。
時々、店の残り物で
サンドイッチを作って
加藤に持ってくる、友梨絵。
「あたしね、料理得意なんだよ?」
ライ麦パンのサンドイッチ。
レタスとハムの、簡素な
ものだったけれども
水っぽくもなく、塩辛くもなく
食べ物になっていた(笑)
事に、加藤は驚いて
「うん、美味しい。」
「ほんと?よかった。」
にこにこする友梨絵は
幼い女の子のようで
とても愛らしかった。
「あたしね、早く結婚して
可愛い赤ちゃんほしいな」と、加藤に突然変な事を言う
友梨絵は、小柄なせいか
いつも仰いで見るので
その視線と、顎のラインが
なんとなく、色っぽかったりもして(笑)
アンバランスな友梨絵は
不思議な存在だった。
「あたしね、13で家出して
中学もあんまり行ってないの。こんなアタシだけど
どう思う?」と
友梨絵が聞く。
真面目っぽいので
「いいんじゃない?とても
。可愛いし」と、加藤が
言うと
飛び上がるように喜ぶ
友梨絵。
「良かった。ほんと」
何が良かったんだか(笑)と
加藤は思ったけど
幼い女の子がよく、そういう事を聞くので
そういう感じなんだろうと加藤は思っていた。
金持ちのおじいちゃんの後妻でいいなら
加藤のような、慎ましくても
心豊かに暮らしたいと
思う人とは合わないと
自身、思っていた。
金ってなんだろう?
贅沢は、素敵かもしれないけれども
いつも贅沢していたら
素敵に思えなくなってしまうのだろうと
加藤は思った。
「でも、みんな
そうなっているのさ」
加藤は諦めていた。
そういう人たちと
一緒には暮らせないから
なるべく、距離を置いて
生きて行こう。
そんな風に、漠然と思っていた。
音楽を聴いていれば
十分幸せだったし
それだけでいいとも思った。
友梨絵は、そういう
世間の女の子たちとは
ちょっと違っていて
ずっと過去から、時間旅行してきたような
優しい気持ちを見せてくれた。
ひょっとして、タイムトラベラーなのではないかと
加藤自身が、近未来からの
トラベラーだから
そんな風にも思うのだった。
友梨絵は、ドラえもんが好きだと言って
バイトしながら、レシートの
裏に絵を書いていたり。
17才の割には、酷く幼いようなところもあって。
「本当は7才なんじゃないかな(笑)」なんて
加藤は思っていたりもするのだった。
そのくらい、自然に
年の離れた妹のように
加藤に張り付く友梨絵を
見て、バイト仲間たちは
すっかり、加藤たちが
恋仲にあるのだろうと
誤解して
ふたりでいると、遠巻きに
遠慮するのだった。
友梨絵の友人である、青島由香は
友人の気安さなのか
そんな友梨絵と加藤の間に
割って入って来て
「由香とも遊んで下さいよー、ね?」と
すりすりして来るのだった(笑)。
でも、ふたりとも
ほかの年上の男、例えば
コンビニエンスの本部から来る若い男たちには
そんな事はしないから
加藤は、友人として
認められたのだろうと
そんな風に自身、感じた。
それはそれで、高校生に
戻ったような
楽しい気持ちで加藤は
毎日を過ごした。
いつも、ふたりきりの
朝のアルバイト。
時々、店の残り物で
サンドイッチを作って
加藤に持ってくる、友梨絵。
「あたしね、料理得意なんだよ?」
ライ麦パンのサンドイッチ。
レタスとハムの、簡素な
ものだったけれども
水っぽくもなく、塩辛くもなく
食べ物になっていた(笑)
事に、加藤は驚いて
「うん、美味しい。」
「ほんと?よかった。」
にこにこする友梨絵は
幼い女の子のようで
とても愛らしかった。
「あたしね、早く結婚して
可愛い赤ちゃんほしいな」と、加藤に突然変な事を言う
友梨絵は、小柄なせいか
いつも仰いで見るので
その視線と、顎のラインが
なんとなく、色っぽかったりもして(笑)
アンバランスな友梨絵は
不思議な存在だった。
「あたしね、13で家出して
中学もあんまり行ってないの。こんなアタシだけど
どう思う?」と
友梨絵が聞く。
真面目っぽいので
「いいんじゃない?とても
。可愛いし」と、加藤が
言うと
飛び上がるように喜ぶ
友梨絵。
「良かった。ほんと」
何が良かったんだか(笑)と
加藤は思ったけど
幼い女の子がよく、そういう事を聞くので
そういう感じなんだろうと加藤は思っていた。
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