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767A , 東京、定発!
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「愛紗も入れちゃう?」と、3Fエレベータの脇のコイン・ランドリーで
菜由。
「え、あ・・・あたしはいいわ」と、愛紗。
友里絵は「遠慮しなくていーよ。あ、それとも・・・タマちゃんへのお土産に?
匂いつきパンツ」
由香は「やめろって、そういうの、女子寮じゃないんだから。アホ」
エレベータを降りた人たちが、楽しそうに歩いていく。
友里絵は「あ、そっかー。ははは」
愛紗は、まあ、自分の使った下着・・・なので
ちょっと羞恥。
菜由は、まあ、主婦だし(笑)
友里絵と由香は、気心知れた仲。
そんな理由で、ちょっと・・愛紗は引き気味だったけど
少し、がんばろうかなと思って「じゃ」と。
ランドリーバックに入れて出した。
友里絵は「ひっひっひ・・・」と、ヘンな顔をして「乙女のパンツじゃ」
由香は「ホントによせって!」と、それをひったくって
コインランドリーの、横型ドラムに入れた。
「なんか、勿体無いねこれだけだと」と、菜由。
「お、流石は主婦!」と、由香。「あたしたちの持ってきたシャツとかさ・・、靴下とか。
ソフター一杯入れれば平気だよ」
「じゃ、部屋行って持ってくる」と、友里絵は
愛紗から鍵を受け取って「あ、でもみんなで行かないと」
「そりゃそうだ。あんた、やっぱアホだわ」と、由香。
鍵持って305へ。
部屋に入って「タマちゃん、匂いつき下着なんて喜ぶかな」と、友里絵(^^)。
由香は「そういうタイプじゃないよね」
友里絵はなんとなく解る。「あたしの体抱いても平気だったし」
菜由は「抱いたの?」
由香は「あー、これこれ。キミは言葉がヘンだ。菜由ね、それは
友里絵がぶつかってきて、倒れそうになったのを支えただけ」
菜由は「あー、びっくりした」
友里絵は「でも、元気になってたよ」
菜由は「なにが?」
友里絵は「アレ。うまか棒」
由香は「はっはっは。なんじゃそりゃ。まあ、EDじゃないんだな。」
菜由は「んじゃ、匂いつき下着も好きかもね」
友里絵は「『下着よっか、中身だよ』って。木滑さんが言ってたな、タマちゃんの好みの下
着聞いたら」
菜由は「そういう冗談は言うんだね、男同士だと」
由香は「そっかもね、明るいもんね、木滑さんも」
こだま767号、名古屋行きに乗車した深町は
そんなふうに言われてるとは知らず(笑)
窓際、山側、7番のシートをすこし傾けて。
走り出した新幹線の、乗り心地を楽しんでいた。
♪
オルゴールが鳴る。
その曲は・・・そう、友里絵と出逢った頃、ラジオでよく流れていた
「アンビシャス・ジャパン」だった。
ずいぶん、その曲に癒されたと彼は思う。
心が荒んでいた時、希望を持てるイメージ。
友里絵の存在にも、癒された。そう感じている。
このチャイムを聞くと思い出す。
アナウンスが流れる。
Welcome to shinkansen. this is a kodama-superexpress 'bound for nagoya.
we will make a brief stop at shinagawa,shin-yokohama,odawara,atami...
菜由。
「え、あ・・・あたしはいいわ」と、愛紗。
友里絵は「遠慮しなくていーよ。あ、それとも・・・タマちゃんへのお土産に?
匂いつきパンツ」
由香は「やめろって、そういうの、女子寮じゃないんだから。アホ」
エレベータを降りた人たちが、楽しそうに歩いていく。
友里絵は「あ、そっかー。ははは」
愛紗は、まあ、自分の使った下着・・・なので
ちょっと羞恥。
菜由は、まあ、主婦だし(笑)
友里絵と由香は、気心知れた仲。
そんな理由で、ちょっと・・愛紗は引き気味だったけど
少し、がんばろうかなと思って「じゃ」と。
ランドリーバックに入れて出した。
友里絵は「ひっひっひ・・・」と、ヘンな顔をして「乙女のパンツじゃ」
由香は「ホントによせって!」と、それをひったくって
コインランドリーの、横型ドラムに入れた。
「なんか、勿体無いねこれだけだと」と、菜由。
「お、流石は主婦!」と、由香。「あたしたちの持ってきたシャツとかさ・・、靴下とか。
ソフター一杯入れれば平気だよ」
「じゃ、部屋行って持ってくる」と、友里絵は
愛紗から鍵を受け取って「あ、でもみんなで行かないと」
「そりゃそうだ。あんた、やっぱアホだわ」と、由香。
鍵持って305へ。
部屋に入って「タマちゃん、匂いつき下着なんて喜ぶかな」と、友里絵(^^)。
由香は「そういうタイプじゃないよね」
友里絵はなんとなく解る。「あたしの体抱いても平気だったし」
菜由は「抱いたの?」
由香は「あー、これこれ。キミは言葉がヘンだ。菜由ね、それは
友里絵がぶつかってきて、倒れそうになったのを支えただけ」
菜由は「あー、びっくりした」
友里絵は「でも、元気になってたよ」
菜由は「なにが?」
友里絵は「アレ。うまか棒」
由香は「はっはっは。なんじゃそりゃ。まあ、EDじゃないんだな。」
菜由は「んじゃ、匂いつき下着も好きかもね」
友里絵は「『下着よっか、中身だよ』って。木滑さんが言ってたな、タマちゃんの好みの下
着聞いたら」
菜由は「そういう冗談は言うんだね、男同士だと」
由香は「そっかもね、明るいもんね、木滑さんも」
こだま767号、名古屋行きに乗車した深町は
そんなふうに言われてるとは知らず(笑)
窓際、山側、7番のシートをすこし傾けて。
走り出した新幹線の、乗り心地を楽しんでいた。
♪
オルゴールが鳴る。
その曲は・・・そう、友里絵と出逢った頃、ラジオでよく流れていた
「アンビシャス・ジャパン」だった。
ずいぶん、その曲に癒されたと彼は思う。
心が荒んでいた時、希望を持てるイメージ。
友里絵の存在にも、癒された。そう感じている。
このチャイムを聞くと思い出す。
アナウンスが流れる。
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