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56D 新水前寺、定時! 進行!
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運転士は、線路左にある「新水前寺」駅表示を確認。
黄色に黒の文字。
やや下り勾配と、表示が線路上にある。
信号、停止!
既に、排気ブレーキ減速中。
速度は、制限45より低い。
金属的な、独特の走行音で
特急「あそ」は到着する。
しゅー・・・・・。
空気バネで、ふわふわと揺れる。
機械式ディスクブレーキが、軋む。
停止位置、よし!
車掌が、ドアスイッチを上げる。
空気が抜ける音がして、シリンダーが縮む。
折り戸が、ばたり、と開く。
「うー・・・・・。」
友里絵は、どどどど・・・(^^;
由香が、友里絵のバッグを持ってやった。
「便所、便所!」
2号車である。乗ったのは1号車。
客室扉が自動で開き、廊下を、それでも走らずに。
2号車へ。
便所ドアを開き、ばたん。
じゃー・・・・・・(^^;;;;。
「ふー・・・・・。間に合った。」
由香は「幼稚園の頃から、ああなんだよね」と、にこにこ。
菜由は「かわいいのね」
愛紗は「ほんと」と、にこにこ。
生き生きしてて、人間らしいなぁと、愛紗は思う。
とても、マネはできないけど(^^;
友里絵は、便所から出てきて「あー、すっきりすっきり」と、にこにこ。
由香は「おまえ、BBAだろ、ほんとは」と、笑う。
友里絵は「出るもんしょうがないじゃん」と、にかっと笑う。
由香「犬かい」
友里絵「猫派」
由香「・・・たしかにそうかも」
・・・と言う事で、2号車は指定席だから
3号車に乗る事に。
割と人が乗っているから、座席を回さずに。
横一列。
「こういうのも、なんか新鮮かも」と、友里絵。
「そだね」と由香。友里絵が窓側、通路が由香。
「うん」と、愛紗。窓側。
「なんとなく、この配置」と、菜由。
「代わろうか?」と、愛紗。
「いいよ」と、菜由。
列車は、既に発車。カーブを抜けて。勾配を登って行く。
電化区間だけれども、巡航速度は電車と変わらない。
肥後大津から先は架線が無いので、ディーゼルなのである。
なぜ電化しないか?
あまり人が乗らない。それもある。
このあたりは、よく災害があるので・・・・そんな理由もある。
復旧が楽なのだ。
水害や地震で、幾度か路盤が流れたりしたが
比較的早く復旧した。
もともと、阿蘇、と言うか九州全土が
阿蘇山の上に乗っている構造なのである。
火山灰土なので、雨にも弱い。
豊肥本線だけでなく、久大本線もよく被災する。
肥薩線もそうである。
ディーゼル・エンジンが床下で、がらがらがら・・・・ごー。と
低い音を立てて。
真っ直ぐな線路を登って行く。並木道。
大学があったり。
友里絵が、静かだな・・・と思って
由香がそーっと、つっついた(^^;
「ふにゃ、むにゃ・・もう食えない」
寝てる(^^)
「まだ食ってるんかい。それじゃ出る方も出るわ」と、由香(^^;
愛紗は「おなか、大丈夫かな」と、心配。
由香は「大丈夫、だいじょぶ。バカは丈夫だから」(^^)。
菜由は「いいなぁ、ヘビーデューティー。」
由香は「ものはいいようだな」と、笑う。
菜由「ホント」と、にこにこ。
友里絵は、すやすや・・・と、寝てる。
「赤ちゃんみたい」と、菜由。
「寝てればかわいいけど」と、由香。
「うふふ」と、愛紗。
赤い特急「あそ」は、ぐんぐん坂を登って行く・・・。そろそろ夕方。
・
・
・
回送「有明」は、場内信号機が青になるのを待っている。
待機線、最後尾の車掌室で、恵、それと真由美。
すこし、のんびりと。
「あーあ、くたびれた」と、恵。凛とした美人だけれども、そんな表情をすると
愛らしい。
「真由美ちゃんは、あの子たちと・・ああ、友里絵ちゃんか。一緒に居たの?ずっと。
あれから」
真由美ちゃんは「はい。一緒に、KKRに泊まって。いっぱいお話して。温泉入って。」
恵は「温泉、いいなー。あたしも行きたいな。・・・そうそう、友里絵ちゃんって20歳?
若いねー。ひとつ下か。あたしの。そんなふうに見えないね。女子高生かと思っちゃった。」と、にこにこ。
真由美ちゃんは「はい。友里絵さんは20歳で。愛紗さんだけ21ですね・・・
。あ、恵さん、来ます?人吉温泉。
これから、兄と一緒に帰りますから、ご一緒に。」
恵は「いいね。お邪魔じゃないかしら。あした乗務でしょ?」
と、夕陽を眺めながら。
真由美ちゃんは「いえ、明日はB番ですから。9時くらいでいいんです。
よろしかったら、どうぞ?」
恵は「ありがとう」と、にこにこ。
「いいなぁ。9時でいいのね。家が近いんでしょ?」
真由美ちゃんは「ハイ、歩いてちょっと」
と、にこにこ。
恵は「いいなー。わたしも引っ越そうかな、そっちへ」と、実感。
熊本は都会だから、そうそう駅の近所には住めない。
地価もあるし、ちょっと治安もあるし・・・。
黄色に黒の文字。
やや下り勾配と、表示が線路上にある。
信号、停止!
既に、排気ブレーキ減速中。
速度は、制限45より低い。
金属的な、独特の走行音で
特急「あそ」は到着する。
しゅー・・・・・。
空気バネで、ふわふわと揺れる。
機械式ディスクブレーキが、軋む。
停止位置、よし!
車掌が、ドアスイッチを上げる。
空気が抜ける音がして、シリンダーが縮む。
折り戸が、ばたり、と開く。
「うー・・・・・。」
友里絵は、どどどど・・・(^^;
由香が、友里絵のバッグを持ってやった。
「便所、便所!」
2号車である。乗ったのは1号車。
客室扉が自動で開き、廊下を、それでも走らずに。
2号車へ。
便所ドアを開き、ばたん。
じゃー・・・・・・(^^;;;;。
「ふー・・・・・。間に合った。」
由香は「幼稚園の頃から、ああなんだよね」と、にこにこ。
菜由は「かわいいのね」
愛紗は「ほんと」と、にこにこ。
生き生きしてて、人間らしいなぁと、愛紗は思う。
とても、マネはできないけど(^^;
友里絵は、便所から出てきて「あー、すっきりすっきり」と、にこにこ。
由香は「おまえ、BBAだろ、ほんとは」と、笑う。
友里絵は「出るもんしょうがないじゃん」と、にかっと笑う。
由香「犬かい」
友里絵「猫派」
由香「・・・たしかにそうかも」
・・・と言う事で、2号車は指定席だから
3号車に乗る事に。
割と人が乗っているから、座席を回さずに。
横一列。
「こういうのも、なんか新鮮かも」と、友里絵。
「そだね」と由香。友里絵が窓側、通路が由香。
「うん」と、愛紗。窓側。
「なんとなく、この配置」と、菜由。
「代わろうか?」と、愛紗。
「いいよ」と、菜由。
列車は、既に発車。カーブを抜けて。勾配を登って行く。
電化区間だけれども、巡航速度は電車と変わらない。
肥後大津から先は架線が無いので、ディーゼルなのである。
なぜ電化しないか?
あまり人が乗らない。それもある。
このあたりは、よく災害があるので・・・・そんな理由もある。
復旧が楽なのだ。
水害や地震で、幾度か路盤が流れたりしたが
比較的早く復旧した。
もともと、阿蘇、と言うか九州全土が
阿蘇山の上に乗っている構造なのである。
火山灰土なので、雨にも弱い。
豊肥本線だけでなく、久大本線もよく被災する。
肥薩線もそうである。
ディーゼル・エンジンが床下で、がらがらがら・・・・ごー。と
低い音を立てて。
真っ直ぐな線路を登って行く。並木道。
大学があったり。
友里絵が、静かだな・・・と思って
由香がそーっと、つっついた(^^;
「ふにゃ、むにゃ・・もう食えない」
寝てる(^^)
「まだ食ってるんかい。それじゃ出る方も出るわ」と、由香(^^;
愛紗は「おなか、大丈夫かな」と、心配。
由香は「大丈夫、だいじょぶ。バカは丈夫だから」(^^)。
菜由は「いいなぁ、ヘビーデューティー。」
由香は「ものはいいようだな」と、笑う。
菜由「ホント」と、にこにこ。
友里絵は、すやすや・・・と、寝てる。
「赤ちゃんみたい」と、菜由。
「寝てればかわいいけど」と、由香。
「うふふ」と、愛紗。
赤い特急「あそ」は、ぐんぐん坂を登って行く・・・。そろそろ夕方。
・
・
・
回送「有明」は、場内信号機が青になるのを待っている。
待機線、最後尾の車掌室で、恵、それと真由美。
すこし、のんびりと。
「あーあ、くたびれた」と、恵。凛とした美人だけれども、そんな表情をすると
愛らしい。
「真由美ちゃんは、あの子たちと・・ああ、友里絵ちゃんか。一緒に居たの?ずっと。
あれから」
真由美ちゃんは「はい。一緒に、KKRに泊まって。いっぱいお話して。温泉入って。」
恵は「温泉、いいなー。あたしも行きたいな。・・・そうそう、友里絵ちゃんって20歳?
若いねー。ひとつ下か。あたしの。そんなふうに見えないね。女子高生かと思っちゃった。」と、にこにこ。
真由美ちゃんは「はい。友里絵さんは20歳で。愛紗さんだけ21ですね・・・
。あ、恵さん、来ます?人吉温泉。
これから、兄と一緒に帰りますから、ご一緒に。」
恵は「いいね。お邪魔じゃないかしら。あした乗務でしょ?」
と、夕陽を眺めながら。
真由美ちゃんは「いえ、明日はB番ですから。9時くらいでいいんです。
よろしかったら、どうぞ?」
恵は「ありがとう」と、にこにこ。
「いいなぁ。9時でいいのね。家が近いんでしょ?」
真由美ちゃんは「ハイ、歩いてちょっと」
と、にこにこ。
恵は「いいなー。わたしも引っ越そうかな、そっちへ」と、実感。
熊本は都会だから、そうそう駅の近所には住めない。
地価もあるし、ちょっと治安もあるし・・・。
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