寅さんと「少年寅次郎」

深町珠

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12作

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きょうも前作に似て、何か才能のある方のお話。ご婦人の場合は、当時は大変なご苦労がありましたね。まあ、男も似ては居ますが,にやにやした顔。今は自由になりました。

旧友の妹なので、寅さんは懐古的になっています。はっきりした物言い、筋を通す。自らの誤りもきっぱり正す。そんな所が寅さんの記憶にある(幻想)のディテールに近いのかも知れません。彼女が病気になったので、より、病死した養母を連想したのでしょう。元気になってほしい。そう奮闘する寅さん。



「気に入った作品は売りたくない」と言う清廉なひと、りつ子さん
(お名前もいいですね)ショパンが好き。
その彼女は、寅さんになぜか失恋の事、片想いだった事を告げます。
絵画。そう言うものに没頭する方。彼女も、寅さんに安堵しています。
そのまま、のんびりと過ごしていれば良かったのですね。

心に年齢はありませんから、りつ子さんと寅さんは、それを素直に表現できる自由さを心に持っている。どことなく似ているのかもしれません。
寅さんを見舞ったりつ子さん。そこで寅さんの想いを知ってしまいます。ちょっと、それからぎこちない。可愛らしいですね。そう言う純真さ。いい映画です。


芸術、表現の為に(生物的な本質を)抑止する。狩猟採集生活だったらおそらく無かった考えですね。狩猟は危険ですから、楽しかった事でしょうね。そう言う生活に悩みは無かったでしょう。悩んでいる時間は無かった。どちらが幸せなのか。今回はその辺りまで踏み込む意欲作ですね。

それで、りつ子さんも旅に出てしまいます。失意、と言うか、想い人がお金の為に望まない婚姻をした(→靑観さんのお話に継る。)し、我が身も危ない。寅さんが、或いは守護神になってあげられたかもしれないけど。人間社会は不自然ですね。(当時は人が少なかったのもあります。今は割と自由ですね)


旅と言うと、今回はとらや一家が九州へ行きます。大分空港ー別府ーやまなみハイウェイー阿蘇ー島原、かな。大人数なので結構豪華な旅行ですね。福引券かなにかかな。草千里も、変わらないですね、今も。映画の最後、阿蘇山頂で寅さんが売をしますが(ロケ行ったのかな、一緒に.)。阿蘇も変わらない。



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