寅さんと「少年寅次郎」

深町珠

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50作 おかえり寅さん

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これは初見だったのです。なぜ小説家なのか?と言う疑問への回答がありましたね。今回は「寅さんの心にある愛の象徴」と言う視点でこれを書いていますが、
光子さんの存在がとても大きいですね。実母(=血縁)家族(=制度)<愛。寅さんはその為に生きてきた。いい人生ね。

満男くんの書いた小説が「幻影少女」と言うから、ラノベ作家かと思ったのですが、Hな漫画みたいなタイトルだったんで。そうじゃなくて、寅さん同様「愛の象徴」を持っている。それを書いたんでしょうね。出版社新人賞取ったのかな。小説はいいですね。なんだって作れるし。楽器で言うとシンセね。

ラストで種明かしになりますね。50作全体が満男くんのお話だ、と言うか...夢だったんでしょうね。ホントは、靴屋さんに勤めてて、未来の空想をしてる..と考えると合点。泉ちゃんが国連職員と言うのもちょっと不自然だし。ホントはとらやはあのままで、寅さんはどっかを旅してる...。ね。
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