12 / 105
Phase 1 生まれ変わってもブラック会社に勤めていた迷宮探索者の憂鬱
第12話 回復術士アルマ
しおりを挟む
迷宮探索をしているとあるパーティー。
「おい!もたもたしてるんじゃない!早くしな!」
「すいません!」
大声で叱責したのは、鋼鉄の大剣と丸盾を持つ金属の鎧を着た大柄な女。
その怒鳴り声におののき、謝罪して少し後ろから追いかけてくるのは、白いローブ姿の小柄な少女だった。
大柄な女は見た姿の通り戦士であり、このパーティーのリーダーであるB級探索者、名をロイダといい、かつてはA級探索者として最前線で戦っていたことがある。
ロイダはかつて組んでいたA級探索者たちのパーティーと喧嘩別れした後、決まったメンバーでパーティーを組むことが少ない。それは彼女のあまりにもチームワークというものから離れた行動に一緒に組みたがる者がおらず、それでもクランで用意されたメンバーでパーティーを組んでいるからだ。
そんな経緯から次第に格下の仲間だけになってゆき、いつの間にかA級探索者から降格する羽目になっていた。
それは彼女にとっては仲間が悪いせいであり、元A級であったというプライドだけは高い。
そんなことがあって、ロイダは何か問題があるたびに仲間のせいにして恫喝しているため、パーティーの仲間たちからも怖がられている。
遅れてきた白いローブの少女が息を切らせながら「すいません」と謝罪すると、ロイダは舌打ちしながらつぶやいた。
「まったく、とんだ足手まといだよ。何もできないだけならまだしも、足を引っ張りやがる」
「すいません、荷物が重くて……」
「はあ?!」
白いローブの少女が思わず言い訳をした瞬間、ロイダは顔を赤くしながら烈火のごとく激怒した。
「おまえが戦闘で何もできないから、せめて荷物持ちをやらせてやってるんじゃないか!それにすら文句言ってくるなんてどんだけ面の皮が厚いんだい?!それじゃおまえ何ができるって言うんだよ?!」
「ひっ!す、すいま……」
「寄越しな!」
ロイダは白ローブの少女の背負っていた布袋を奪い取ると、腰に差してあった予備のショートソードを抜いて彼女の前の地面に突き刺した。
「ひっ!」
驚いて尻もちをついた少女に、ロイダは次の言葉を言い放つ。
「荷物持ちができないなら前に出て戦いな!私らがどれだけ大変な仕事をしてるか身をもって理解するんだよ!」
「でも、私は回復術士なので……」
「ああ?!」
「す、すいません……」
「その回復魔法を使う機会がないんだから、言ってるんだろ?!おまえだけ遊んでて、みんなと同じ報酬をもらうつもりか?!」
「そんな……」
「べつにお前だけ前に出て戦えって言ってるじゃないんだよ!私がフォローしてやるって言ってるんだ。いくら回復術士って言ったって、戦闘になったら普通槍や弓でフォローするもんだろ!武器は重くて持てないなんてふざけたこと言ってるんじゃないよ!それが嫌ならここでお前を置いて行ってもいいんだよ!」
「それは……」
「わかったらその剣を取って付いてくるんだね!」
ロイダはそう言うと再び前に向かって歩き出す。
少女に他の仲間が声を掛ける。痩身の女だ。
「アルマ。あんただってロイダの言い分もわかるだろ?私らだってあんたが何もしないことにいら立ってるんだよ。見てごらん、あたしもベロニカもあんたと目を合わせもしないだろう?」
そう言われて、白ローブの少女は他の仲間の顔色も伺う。
声を掛けてきた魔法使いサンドラも、もう一人の弓を背負った女ベロニカも不機嫌そうな顔をしていた。
そう。自分はこのパーティーに歓迎されていない。それは早い段階から気づいていた。
白いローブを着た少女の名前はアルマ。
迷宮探索者では珍しい、回復術士だ。
回復術士アルマは後方支援しかできず、パーティーメンバーから悪く思われていた
迷宮探索者の中の回復術士はレアである。なぜなら回復術を使える者は、大抵神殿に就職してしまうからだ。
迷宮探索者は常に命の危険が伴うが、神殿で治療希望者への回復魔法を掛ける毎日には命の危険はない。
余程迷宮探索への憧れを持っているか、ハイリスクハイリターンを求める命知らずでなければ、回復魔法が使えて迷宮探索者を志すことはない。
アルマはそんな貴重な回復術士として期待されたが、実際は出番が少ない。回復魔法しか使えないからだ。
回復術士が少ないという現状は、怪我の治癒には回復薬に頼るしかない。回復薬というものは決して安いものではない。効果の高いものになるほど値段が跳ね上がる。
そのため迷宮探索者は怪我をしないよう、慎重に探索を進めるのが常だ。
だから回復魔法しか使えないアルマはほとんど何もできないお荷物のような存在になっている。
他のメンバーは戦闘中危険に身を晒して戦い時には傷ついているのに、アルマは安全な後方で隠れて何もしない。そんな現状をずるいと受け止められたようだ。
回復術士といえども普通は槍や弓などを使い、後方から戦闘にも参加するものだ。だが非力なアルマは攻撃には何の役にも立てないどころか、逆に足を引っ張ってしまうばかりであった。
家族からも期待されてこの迷宮都市に出てきたのに、うまくいかない現状にアルマは悔しくてたまらない気持ちになる。
目を潤ませたアルマは今にも流れ出そうになっている涙をこらえると、仕方なくロイダが地面に刺した剣を引き抜いて仲間の後を追った。
★★★★★★★★
「おらぁ!」
思い切り振り下ろされたロイダの大剣が、ラットマンの頭を真っ二つに割った。
「ベロニカ!宝箱の中身はどうだい?!」
ロイダに声を掛けられ、部屋の奥に置かれた宝箱のカギを開錠したベロニカは答える。
「これは……空っぽだよ!」
「ちくしょう!罠か!」
宝箱を見つけ部屋に入ったところ、突然入り口の扉が閉まり魔物たちが湧き出した。
ロイダの大剣とサンドラの魔法で魔物たちを相手にしている間に、ベロニカが宝箱を開けたが空っぽであったのだ。
ダンジョンには往々にしてこういうことがある。
「くそう!他に出口は?!」
「見当たらない!」
「ベロニカ!今度は入り口を開けてくれ!」
「分かった……」
そんなベロニカへ、ラットマンが向かってゆく。
「こっちだネズミども!」
ロイダは盾と剣を強く打ち付けて、ガンガンと激しい音をかき鳴らす。その音を聞き、ラットマンは標的を変えロイダへと歩き出した。
それは盾役職の者が使う技能、≪挑発≫。魔物の標的を自分へと向けさせる。
魔物の狙いから外れ、入り口の扉までの進路が確保されたベロニカは走り出す。その間にもロイダはラットマンを剣で叩き切り、サンドラの魔法はラットマンを焼き尽くす。
「どうだベロニカ?!」
「鍵がかかってて、開けるのに時間がかかりそうだ!」
「くそっ!」
扉の鍵を開けようとしている間、ベロニカに魔物を向かわせないよう、ロイダは≪挑発≫を続ける。
挑発に寄せられ、他に出入り口のない部屋なのに、次から次へとラットマンが湧いてくる。
そう、この部屋の中に、魔物の#_自然発生_ポップ__#する場所があるのだ。
「ロイダ!きりがないよ!」
いくら殺しても湧いてくるラットマンに、一緒に戦っていたサンドラが悲鳴を上げる。
さすがにロイダも疲れてきており、焦ってベロニカに声をかける。
「ベロニカ!まだかい?!」
「ごめん、まだ……外からは簡単に開いたのに……」
その時、突然扉は開いた。
「あっ?!」
そこにいたのは、アルマだった。
内側からはなかなか開かない扉だったが、三人の歩みの速度に付いてゆけず遅れてやってきたアルマが、外から開けたのだった。
「でかしたアルマ!」
「え?!」
ベロニカのその言葉の意味が分からず戸惑うと、目の前に広がる数多くのラットマンにアルマは言葉を失う。
「逃げるよ!ロイダ!扉が開いたよ!」
「分かった!行くよサンドラ!」
ロイダとサンドラは入り口へと走り出した。
「早く!」
ベロニカに急かされてアルマも逃げ出す。
四人を追って部屋の中のラットマンたちはぞろぞろと付いてきた。
「くそ!どこまで付いてくる気だ?!」
ロイダは舌打ちをする。
足の遅いアルマにロイダたちはすぐに追いつくと、ロイダは何か思いついた顔をし、そしてアルマを突き飛ばした。
「え?!」
何が起きたか分からないまま、簡単に突き飛ばされ転倒するアルマ。
ラットマンたちはぞろぞろと近寄ってくる。
慌てて立ち上がろうとしている間にロイダたちはどんどんと先へ行ってしまう。
置いていかれた?!
アルマの頭が真っ白になる。あの数のラットマンに取り囲まれたら生き延びる自信は全くない。
慌てて走り出したアルマにラットマンの群れが追いつこうとした時、通路の先から再びロイダの声が響いた。
「畜生!こっちはゾンビだ!どきやがれ!」
大声の後、ガンガンと武器を打ち鳴らす音が響く。
すると次の瞬間、ラットマンたちはロイダを無視して音のする方へと歩き出した。
「え?!」
ラットマンだけではない。わき道からは大コウモリが現れ、そしてロイダ達へと向かってゆく。
アルマがその光景を見ている間にも、ロイダの≪挑発≫の轟音は鳴り響く。
そう、ロイダが迷宮の中の魔物をどんどんと集めているのだ。
「あの音を鳴らすのを止めさせないと!」
だが非力なアルマには、何もできることがなかった。
「おい!もたもたしてるんじゃない!早くしな!」
「すいません!」
大声で叱責したのは、鋼鉄の大剣と丸盾を持つ金属の鎧を着た大柄な女。
その怒鳴り声におののき、謝罪して少し後ろから追いかけてくるのは、白いローブ姿の小柄な少女だった。
大柄な女は見た姿の通り戦士であり、このパーティーのリーダーであるB級探索者、名をロイダといい、かつてはA級探索者として最前線で戦っていたことがある。
ロイダはかつて組んでいたA級探索者たちのパーティーと喧嘩別れした後、決まったメンバーでパーティーを組むことが少ない。それは彼女のあまりにもチームワークというものから離れた行動に一緒に組みたがる者がおらず、それでもクランで用意されたメンバーでパーティーを組んでいるからだ。
そんな経緯から次第に格下の仲間だけになってゆき、いつの間にかA級探索者から降格する羽目になっていた。
それは彼女にとっては仲間が悪いせいであり、元A級であったというプライドだけは高い。
そんなことがあって、ロイダは何か問題があるたびに仲間のせいにして恫喝しているため、パーティーの仲間たちからも怖がられている。
遅れてきた白いローブの少女が息を切らせながら「すいません」と謝罪すると、ロイダは舌打ちしながらつぶやいた。
「まったく、とんだ足手まといだよ。何もできないだけならまだしも、足を引っ張りやがる」
「すいません、荷物が重くて……」
「はあ?!」
白いローブの少女が思わず言い訳をした瞬間、ロイダは顔を赤くしながら烈火のごとく激怒した。
「おまえが戦闘で何もできないから、せめて荷物持ちをやらせてやってるんじゃないか!それにすら文句言ってくるなんてどんだけ面の皮が厚いんだい?!それじゃおまえ何ができるって言うんだよ?!」
「ひっ!す、すいま……」
「寄越しな!」
ロイダは白ローブの少女の背負っていた布袋を奪い取ると、腰に差してあった予備のショートソードを抜いて彼女の前の地面に突き刺した。
「ひっ!」
驚いて尻もちをついた少女に、ロイダは次の言葉を言い放つ。
「荷物持ちができないなら前に出て戦いな!私らがどれだけ大変な仕事をしてるか身をもって理解するんだよ!」
「でも、私は回復術士なので……」
「ああ?!」
「す、すいません……」
「その回復魔法を使う機会がないんだから、言ってるんだろ?!おまえだけ遊んでて、みんなと同じ報酬をもらうつもりか?!」
「そんな……」
「べつにお前だけ前に出て戦えって言ってるじゃないんだよ!私がフォローしてやるって言ってるんだ。いくら回復術士って言ったって、戦闘になったら普通槍や弓でフォローするもんだろ!武器は重くて持てないなんてふざけたこと言ってるんじゃないよ!それが嫌ならここでお前を置いて行ってもいいんだよ!」
「それは……」
「わかったらその剣を取って付いてくるんだね!」
ロイダはそう言うと再び前に向かって歩き出す。
少女に他の仲間が声を掛ける。痩身の女だ。
「アルマ。あんただってロイダの言い分もわかるだろ?私らだってあんたが何もしないことにいら立ってるんだよ。見てごらん、あたしもベロニカもあんたと目を合わせもしないだろう?」
そう言われて、白ローブの少女は他の仲間の顔色も伺う。
声を掛けてきた魔法使いサンドラも、もう一人の弓を背負った女ベロニカも不機嫌そうな顔をしていた。
そう。自分はこのパーティーに歓迎されていない。それは早い段階から気づいていた。
白いローブを着た少女の名前はアルマ。
迷宮探索者では珍しい、回復術士だ。
回復術士アルマは後方支援しかできず、パーティーメンバーから悪く思われていた
迷宮探索者の中の回復術士はレアである。なぜなら回復術を使える者は、大抵神殿に就職してしまうからだ。
迷宮探索者は常に命の危険が伴うが、神殿で治療希望者への回復魔法を掛ける毎日には命の危険はない。
余程迷宮探索への憧れを持っているか、ハイリスクハイリターンを求める命知らずでなければ、回復魔法が使えて迷宮探索者を志すことはない。
アルマはそんな貴重な回復術士として期待されたが、実際は出番が少ない。回復魔法しか使えないからだ。
回復術士が少ないという現状は、怪我の治癒には回復薬に頼るしかない。回復薬というものは決して安いものではない。効果の高いものになるほど値段が跳ね上がる。
そのため迷宮探索者は怪我をしないよう、慎重に探索を進めるのが常だ。
だから回復魔法しか使えないアルマはほとんど何もできないお荷物のような存在になっている。
他のメンバーは戦闘中危険に身を晒して戦い時には傷ついているのに、アルマは安全な後方で隠れて何もしない。そんな現状をずるいと受け止められたようだ。
回復術士といえども普通は槍や弓などを使い、後方から戦闘にも参加するものだ。だが非力なアルマは攻撃には何の役にも立てないどころか、逆に足を引っ張ってしまうばかりであった。
家族からも期待されてこの迷宮都市に出てきたのに、うまくいかない現状にアルマは悔しくてたまらない気持ちになる。
目を潤ませたアルマは今にも流れ出そうになっている涙をこらえると、仕方なくロイダが地面に刺した剣を引き抜いて仲間の後を追った。
★★★★★★★★
「おらぁ!」
思い切り振り下ろされたロイダの大剣が、ラットマンの頭を真っ二つに割った。
「ベロニカ!宝箱の中身はどうだい?!」
ロイダに声を掛けられ、部屋の奥に置かれた宝箱のカギを開錠したベロニカは答える。
「これは……空っぽだよ!」
「ちくしょう!罠か!」
宝箱を見つけ部屋に入ったところ、突然入り口の扉が閉まり魔物たちが湧き出した。
ロイダの大剣とサンドラの魔法で魔物たちを相手にしている間に、ベロニカが宝箱を開けたが空っぽであったのだ。
ダンジョンには往々にしてこういうことがある。
「くそう!他に出口は?!」
「見当たらない!」
「ベロニカ!今度は入り口を開けてくれ!」
「分かった……」
そんなベロニカへ、ラットマンが向かってゆく。
「こっちだネズミども!」
ロイダは盾と剣を強く打ち付けて、ガンガンと激しい音をかき鳴らす。その音を聞き、ラットマンは標的を変えロイダへと歩き出した。
それは盾役職の者が使う技能、≪挑発≫。魔物の標的を自分へと向けさせる。
魔物の狙いから外れ、入り口の扉までの進路が確保されたベロニカは走り出す。その間にもロイダはラットマンを剣で叩き切り、サンドラの魔法はラットマンを焼き尽くす。
「どうだベロニカ?!」
「鍵がかかってて、開けるのに時間がかかりそうだ!」
「くそっ!」
扉の鍵を開けようとしている間、ベロニカに魔物を向かわせないよう、ロイダは≪挑発≫を続ける。
挑発に寄せられ、他に出入り口のない部屋なのに、次から次へとラットマンが湧いてくる。
そう、この部屋の中に、魔物の#_自然発生_ポップ__#する場所があるのだ。
「ロイダ!きりがないよ!」
いくら殺しても湧いてくるラットマンに、一緒に戦っていたサンドラが悲鳴を上げる。
さすがにロイダも疲れてきており、焦ってベロニカに声をかける。
「ベロニカ!まだかい?!」
「ごめん、まだ……外からは簡単に開いたのに……」
その時、突然扉は開いた。
「あっ?!」
そこにいたのは、アルマだった。
内側からはなかなか開かない扉だったが、三人の歩みの速度に付いてゆけず遅れてやってきたアルマが、外から開けたのだった。
「でかしたアルマ!」
「え?!」
ベロニカのその言葉の意味が分からず戸惑うと、目の前に広がる数多くのラットマンにアルマは言葉を失う。
「逃げるよ!ロイダ!扉が開いたよ!」
「分かった!行くよサンドラ!」
ロイダとサンドラは入り口へと走り出した。
「早く!」
ベロニカに急かされてアルマも逃げ出す。
四人を追って部屋の中のラットマンたちはぞろぞろと付いてきた。
「くそ!どこまで付いてくる気だ?!」
ロイダは舌打ちをする。
足の遅いアルマにロイダたちはすぐに追いつくと、ロイダは何か思いついた顔をし、そしてアルマを突き飛ばした。
「え?!」
何が起きたか分からないまま、簡単に突き飛ばされ転倒するアルマ。
ラットマンたちはぞろぞろと近寄ってくる。
慌てて立ち上がろうとしている間にロイダたちはどんどんと先へ行ってしまう。
置いていかれた?!
アルマの頭が真っ白になる。あの数のラットマンに取り囲まれたら生き延びる自信は全くない。
慌てて走り出したアルマにラットマンの群れが追いつこうとした時、通路の先から再びロイダの声が響いた。
「畜生!こっちはゾンビだ!どきやがれ!」
大声の後、ガンガンと武器を打ち鳴らす音が響く。
すると次の瞬間、ラットマンたちはロイダを無視して音のする方へと歩き出した。
「え?!」
ラットマンだけではない。わき道からは大コウモリが現れ、そしてロイダ達へと向かってゆく。
アルマがその光景を見ている間にも、ロイダの≪挑発≫の轟音は鳴り響く。
そう、ロイダが迷宮の中の魔物をどんどんと集めているのだ。
「あの音を鳴らすのを止めさせないと!」
だが非力なアルマには、何もできることがなかった。
0
あなたにおすすめの小説
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
SE転職。~妹よ。兄さん、しばらく、出張先(異世界)から帰れそうにない~
しばたろう
ファンタジー
ブラック企業で倒れたSEが、
目を覚ますと――そこは異世界だった。
賑やかなギルド、個性豊かな仲間たち、
そして「魔法」という名のシステム。
元エンジニアの知識と根性で、男は再び“仕事”を始める。
一方、現実世界では、
兄の意識が戻らぬまま、妹が孤独と絶望の中で抗っていた。
それでも彼女は、心ある人々に支えられながら、
科学と祈りを武器に、兄を救う道を探し続ける。
二つの世界を隔てる“システム”の謎が、やがて兄妹を結びつける。
異世界と現実が交錯するとき、物語は再起動する――。
《「小説家になろう」にも投稿しています》
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
婚約破棄された翌日、兄が王太子を廃嫡させました
由香
ファンタジー
婚約破棄の場で「悪役令嬢」と断罪された伯爵令嬢エミリア。
彼女は何も言わずにその場を去った。
――それが、王太子の終わりだった。
翌日、王国を揺るがす不正が次々と暴かれる。
裏で糸を引いていたのは、エミリアの兄。
王国最強の権力者であり、妹至上主義の男だった。
「妹を泣かせた代償は、すべて払ってもらう」
ざまぁは、静かに、そして確実に進んでいく。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました
okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。
ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活
天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる