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一万八千個
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目が覚めると目の前に穴が空いている。
(なんやかんだ言ってもポロモのやつ仕事はしてくれたようだな。
ただ、だ……。
どう見てもこれ垂直だよな?
スロープを作ってくれと言えば良かった。
どの程度の深さだろう?
大して深く無いとは思うが……)
飛び込むのに躊躇する。
(何か調べる手段はないだろうか?
石を落として、音の反響を聞いてみるとかはどうだろう?)
早速落としてみた。
コーーーーーン
(?)
(わからん。
何か他の方法はないか?)
(あっそうだ。)
『バルバレス』
『なんじゃ?』
『『一つの契約は一つの者としか結ぶことしか出来ない』そう言ってたよな』
『それは、俺の心臓に関する契約(呪い)だけに適用されるんだよな?』
『そうじゃ』
『ならば、その他の契約については結ぶことは可能か?』
『先の契約を無効とするものでなければな。』
『『例えば……俺がこの世界で生きている限り俺をサポートしろ』とか契約を結ぶことはできるのか?』
『それは儂に眷属となれと言うことか?』
『ん?まあ、そういったところだ。』
(まあ、無理だろうな。)
『ふむ。それは……対価次第じゃな。』
(えっマジか……)
『ホーンラビットの魔石いくつ分なら話に乗れる?』
『まあ、2万か。一括なら1万8千でよいぞ』
(ということは……3600ウルフ……360ゴブリン……2オーガ!!)
(そんなもんで?)
『まあ、人の身としては厳しいであろうな』
『ん?よし乗った。
ホーンラビットの魔石1万8千分で間違いないな?渡した段階で眷属になると言うことで契約成立な。』
『……ああ。二言はあるまいよ。まあ気長に待つとしよう。
ただ、お前はもう一つ期限を負っていること忘れるでないぞ。』
『とにかく契約、契約を先にしよう。』
やれやれと言う念話がくるのが分かったが、取り敢えず話には乗ってくれたらしい。
ゴホンと言う咳払いと共に、バルバレスから契約の文言が紡がれていった。
『お主が儂に要求の魔石を納入した時より儂バルバレスはお主……?』
『佐藤 隼人だ。』
『佐藤 隼人の眷属となることをここに誓う』
バルバレスが唱え終わると俺の手の甲に蛇のような紋章がうっすらと浮かんだ。
(おおっすごい)
『あくまで仮の紋章じゃからな。』
俺は頷くいた。
『ところで……』
『なんじゃ』
『ちょこっと、ここの深さ教えてくれると助かるかな~なんて』
『はあ~』
とため息をつきながら、それでも穴の中にバルバレスは潜って行ってくれた。
(なんやかんだ言ってもポロモのやつ仕事はしてくれたようだな。
ただ、だ……。
どう見てもこれ垂直だよな?
スロープを作ってくれと言えば良かった。
どの程度の深さだろう?
大して深く無いとは思うが……)
飛び込むのに躊躇する。
(何か調べる手段はないだろうか?
石を落として、音の反響を聞いてみるとかはどうだろう?)
早速落としてみた。
コーーーーーン
(?)
(わからん。
何か他の方法はないか?)
(あっそうだ。)
『バルバレス』
『なんじゃ?』
『『一つの契約は一つの者としか結ぶことしか出来ない』そう言ってたよな』
『それは、俺の心臓に関する契約(呪い)だけに適用されるんだよな?』
『そうじゃ』
『ならば、その他の契約については結ぶことは可能か?』
『先の契約を無効とするものでなければな。』
『『例えば……俺がこの世界で生きている限り俺をサポートしろ』とか契約を結ぶことはできるのか?』
『それは儂に眷属となれと言うことか?』
『ん?まあ、そういったところだ。』
(まあ、無理だろうな。)
『ふむ。それは……対価次第じゃな。』
(えっマジか……)
『ホーンラビットの魔石いくつ分なら話に乗れる?』
『まあ、2万か。一括なら1万8千でよいぞ』
(ということは……3600ウルフ……360ゴブリン……2オーガ!!)
(そんなもんで?)
『まあ、人の身としては厳しいであろうな』
『ん?よし乗った。
ホーンラビットの魔石1万8千分で間違いないな?渡した段階で眷属になると言うことで契約成立な。』
『……ああ。二言はあるまいよ。まあ気長に待つとしよう。
ただ、お前はもう一つ期限を負っていること忘れるでないぞ。』
『とにかく契約、契約を先にしよう。』
やれやれと言う念話がくるのが分かったが、取り敢えず話には乗ってくれたらしい。
ゴホンと言う咳払いと共に、バルバレスから契約の文言が紡がれていった。
『お主が儂に要求の魔石を納入した時より儂バルバレスはお主……?』
『佐藤 隼人だ。』
『佐藤 隼人の眷属となることをここに誓う』
バルバレスが唱え終わると俺の手の甲に蛇のような紋章がうっすらと浮かんだ。
(おおっすごい)
『あくまで仮の紋章じゃからな。』
俺は頷くいた。
『ところで……』
『なんじゃ』
『ちょこっと、ここの深さ教えてくれると助かるかな~なんて』
『はあ~』
とため息をつきながら、それでも穴の中にバルバレスは潜って行ってくれた。
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