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プロローグ
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死にたいと思うのは、駄目なことなのだろうか。
人間は生きている限り、辛いことから逃れられない。
人それぞれ苦しみがあって、他人と比べても意味はないのだと、人は言う。
時間が解決してくれることもある。
人生を変えるような出来事が起こることもある。
そう信じている人もいる。
けれど、死にたいと思うこと自体が駄目なのかと聞かれたら、
それは駄目じゃない、と答える人もいた。
その人は静かに、こう言った。
「今の世の中、国民の六割が生活が苦しいと感じている。
物価は上がり続けて、皆が疲れきっている。
こんな状態で、死にたいと思わないほうが不思議だ」
特に若い人は大変だ、とその人は続けた。
物価高で、コンビニのおにぎりが高すぎて買うのをやめた、
そんな記事を見たことがある。
それを知ったとき、私は恐ろしくなった。
コンビニでおにぎりすら、気軽に買えない世の中なのだと。
それでも私は、考えてしまう。
死にたいと思う気持ちを抱えながら、
それでも生きる意味はあるのだろうか、と。
これは、私が生きる価値を探す物語だ。
人間は生きている限り、辛いことから逃れられない。
人それぞれ苦しみがあって、他人と比べても意味はないのだと、人は言う。
時間が解決してくれることもある。
人生を変えるような出来事が起こることもある。
そう信じている人もいる。
けれど、死にたいと思うこと自体が駄目なのかと聞かれたら、
それは駄目じゃない、と答える人もいた。
その人は静かに、こう言った。
「今の世の中、国民の六割が生活が苦しいと感じている。
物価は上がり続けて、皆が疲れきっている。
こんな状態で、死にたいと思わないほうが不思議だ」
特に若い人は大変だ、とその人は続けた。
物価高で、コンビニのおにぎりが高すぎて買うのをやめた、
そんな記事を見たことがある。
それを知ったとき、私は恐ろしくなった。
コンビニでおにぎりすら、気軽に買えない世の中なのだと。
それでも私は、考えてしまう。
死にたいと思う気持ちを抱えながら、
それでも生きる意味はあるのだろうか、と。
これは、私が生きる価値を探す物語だ。
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