不思議なハートの力

ひろの助

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第Ⅵ章。「光の神イクタス」

1、転校生①②

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--転校生①--

「今日は、受業じゅぎょう前にフォームルームをします」
みなさんと今日から一緒に授業を受ける転校生がいます。
 教室に入って。どうぞ」
「ガラガラ、ァガラ」
細身の小柄こがらだが眼光がんこうするどい男の子が入って来た。
サット。先生の隣に立つ。
教壇きょうだんには、はちの花がかざってある。
(このエピソードをおぼえている?まだ、水やり続いていますよ)筆者の声です。
「お名前をどうぞ」
神海天導しんかいてんどうです」
何かみんなを魅了みりょうする魅力みりょくがある。
「空いている席は。
 そう。
 真菜美まなみさんの横の席に。
 そこに座ってください」
先生は、言った。
(呼びてなんよね。あ!『さん』付けてた。下読み?)おこわい教育係です。
「はい。分かりました」
神海は、教室の真ん中を進み後ろから2番目の右の席に着いた。
「よろしくね」
真菜美は、機嫌きげんよく挨拶あいさつした。
真菜美は、性格せいかく面倒見めんどうみがいい。
(私が言うのも可笑おかしいが)筆者の心の声です。

「よろしく」
神海も挨拶した。
挨拶あいさつ普通ふつうよね)
朋子ともこは、思った。
教室のみなは、めいめいに「がや。がや」話していた。
朋子は、真菜美が親切しんせつなのが少し面白おもしろくなかった。
朋子は、しゃべらない。
(わざとか?それとも単にずかしいだけか?)筆者ひっしゃの声です。

「ホームルームは、終わり。
 授業に入ります。
 みなさん。静かにしてください」
先生の声が何かを暗示あんじしている様にみょうに朋子にひびいた。

--転校生②--

授業が始まる。
神海は、本もノートも持ってきていなかった。
手ぶらである。
けど、こまった様子ようすはない。
真菜美は、そういう神海しんかいの様子を見ていた。
そして、見かねて声をかける。
「神海君。一緒いっしょに本を見る?」
「いいよ。ありがとう」
神海は、あっさりことわった。
「でも、」真菜美は、食いがろうとした。
「次の時間に本をもらいに行くから」
神海は、丁寧ていねいに断ろうと付けくわえる。
「この時間は、…どうするの…」
真菜美は、今度はさけびかけた。
「ガラガラ、ガラ」
教室の戸が開いた。
そこに居たのは、灰色のタキシード姿の白髪しらがの年のいった紳士である。
足のくつが光っている。
天導てんどうおぼちゃまに教科書を持ってきました」
執事しつじが入ってきた)みんなそう思った。
「おぼちゃま。教科書です」
「ありがとう」
天導は、あごうなずき、教科書一式を受け取った。

「執事。????」
(え。うそ。神海君てどんな家に住んでんの)Σ(・□・;)
真菜美は、朋子は、興味津々きょうみしんしんである。
「お お はよう」
朋子は、おそおそる声をかけた。
「おはよう」…(@@)朋子の顔です。
神海は、平然へいぜんとしていた。


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