闇と光の慈愛のコントラスト

ひろの助

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第Ⅲ章。「光と闇がまじわるとき」

5、薬草

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--薬草--

アクデシアは、アイリスに草の病に効くこけを取ってくるように命じた。
「アイリス 西の谷にある緑園ゴケを取ってきてくれ」
「はい 行ってきます」アイリスは答えた。
「私も行きたいのですが」エンビは尋ねた。
「それなら一緒に連れて行ってあげなさい」アクデシアは答えた。
アイリスは、少し嬉しかった。
「では、行ってまいります。
 エンビさん 行きましょうか」
アイリスは、そう言うとかごを持ち歩き出した。
エンビも後に続く。
闇の種族の土地は、西と東と北に山、南に海がある。
要は、山に囲まれた土地であり、土は肥えていた。
そして、その平原は、広大である。
「闇の種族て言うから、化け物みたいな人が出てくると思っていました」
とエンビは、アイリスに言った。
「うちらは、土の民です。自然と共存する。闇は主に夜と言う意味です。
 夜は、人をいやします。」
アイリスは、答えた。
2人は、いろんなことを話しながら西の谷に向かって歩いた。
いろいろお互いのことを理解していった。
そして、3時間ぐらいすると谷に着いた。
「ここが西の谷です」アイリスは言った。
「早く作業を済ませましょう」エンビは言った。
谷の岩にこびりついる苔をむしり、
暫くして、籠一杯の苔が取れた。
「苔も籠一杯とれましたし、帰りましょうか?」アイリスが言うと、
「そうですね。もう十分ですか?」とエンビが尋ねた。
「はい。帰りましょう」アイリスは答え、2人は来た道を帰った。

これが、2人の恋の始まり、そして、両種族の運命を変える出会いでもある。
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