闇と光の慈愛のコントラスト

ひろの助

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第Ⅳ章。「侵略」

7、侵略⑧⑨⑩⑪

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--侵略(008)--

「待て」
アイリスの目の前を人影がさえぎった。
雲の隙間すきまから、月の光がれる。
そして、その人影を照らす。
エンビは、目を見張った。
「お父さん」
その影は、エンビの父ロイアナであった。
他にも数人の村人が周りを囲んでいた。
そうである。
エンビを追跡ついせきしていたロィタは、エンビとアイリスが、
ロイアナが指示した方角とは逆に東に向かうのを見定めて、ロイアナに知らせに言ったのである。
ロイアナは、数人の村人を連れエンビを先回りして東に向かった。
そして、エンビを見つけひそかに追跡していたのである。
「お父さん。なぜ、ここに」エンビは驚いて尋ねた。
しかし、村人達は、問いかけに答える前にアイリスを捕まえていた。
「エンビ。良くやった」ロイアナはエンビに答えた。


--侵略(009)--

「お父さん。逃がしてくれるんじゃなかっの?
 お願い。見逃してください。
 アイリスから手を放して」
 エンビは、悲痛ひつうな声を上げた。
「闇の種族を許すわけにはいかないのだ。
 闇の種族は、この一番良い土地を我が物顔でのさばっている。
 この土地は、光の神のもののだよ。
 我々のものなのだ。
 エンビ。わかるな。
 闇の種族は、滅ぼさなければならないのだよ」
ロイアナは、滾々こんこんと言った。
そして、エンビとアイリスを光の村に連れて帰り、牢屋ろうやに閉じ込めた。

--侵略(010)拷問1--

アイリスは、手と足を縛られている。
「闇の者。詰問きつもんの時間だ」村人がやって来てアイリスを連れ出した。

暗い地下の部屋である。
そこにアイリスを投げ出した。
(痛い。うぅ)アイリスは、石の床に打ち付けられる痛みをグッとえた。
目の前には、ロイアナが立っていた。
「問う。闇の長の家は村のどこにある?」
「知らない」
「やれ」
村人は、アイリスの背中を木の板で思い切り3度叩いた。
「バシ。バシ。バシ」
「答えろ」
「言うもんか。ペェ」アイリスは、口から血を吐いた。
「答えなくて良い。答えるまで何度も繰り返すだけだ」
「やれ」
 :
 :
それでも、答えなかった。
今度は、足を正座させ、その上に石の板を乗せた。
何枚も何枚も乗せた。
足はきしみ、アイリスは、悲鳴を上げた。

そうして、拷問ごうもんは、一日中繰り返された。
そして、アイリスは、とうとう答え始めた。

--侵略(011)拷問2--

拷問の結果、アイリスから村長のアクデシアの居場所を聞き出す事が出来た。
アクデシアの住居は、闇のの村の南の奥にある。
光の村人一人が密かに潜入せんにゅうしブラハブ剣でアクデシアを仕留しとめる。
村人は、大人子供を合わせて約5000人ぐらいで、
武器になるものは、農作業で使用する木のくわくらいである。
村人は、昼間は農作業をしているため夜寝静まってから襲うことにした。
村に火をつけ、出てきた者を光の武装部隊がおそうことにする。
これが決まった戦略である。

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