裕也の冒険 ~~不思議な旅~~

ひろの助

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第3章。「チベット」

1、チベット①②③

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--チベット①--

裕也は、職場に戻った。
もう、火曜日に成っていた。
無断欠勤である。
係長にあやまりに行く。
こっぴどくられる。
怒られるのは、まだ、見放されていない証拠であると自分を納得させる。
そして、デスクに向かって、書類に目を通す。
融資ゆうしの当番の資料がやまずみに積まれていた。
財務状況を調べ精査せいさして、資料を作る。
ミディアムでの出来事は、夢のようであった。
とりあえず、
光と闇は、結ばれたのである。
私の血の縁によって。
魔族は、つまり誤解していたのである。
異形の能力を誇ることもあるが、
普通の姿になることを望んでいたのである。
闇の種族が悪のではない。
闇の種族が悪に罰を与えた時代もある。
光と闇の種族は、ともにソースで生まれていたのであり、
歴史は、闇と光の二人の遺伝子から始まったのである。
そして、インドに舞台は移る。

--チベット(02)--

裕也は、アメリカにいる。
金融の仕事をしている。
裕也の勤めてるビルは、ニューヨークのウォール街の端にある。
立派なビルではない。赤レンガ造りの古びた建物である。
しかし、一階のフロントには、相談窓口があり、
忙しく、社員と資産の管理を相談しに来る訪問客が出入りしている。
裕也も水曜日は、窓口に座る。日本人の顧客の方も多い。
彼は、日々の仕事の忙しさに追われていた。

そんなある日、仕事から帰宅し、ポストを何気なく見ると珍しく手紙が入っていた。
両親からは、ほとんど手紙は、来ない。
海外にだすのがめんどくさいらしい。
(おや。何の手紙だろう)
裕也は、手に取り裏側の送り主を探した。
(何も書かれていない。少し重い)
金属か何かが入っている気がする。
恐る恐る封を切る。
送り主の住所が書かれていた。
インディア ガテジョーズ305 チベットガテマラ・テンプル
チベットのある寺院から手紙が来たようである。
(う。チベット?インディア?
 チベットて中国と違うの?)

確かに、裕也宛ではあった。


--チベット(03)--

手紙の内容を書きます。
手紙は、タイピングされていた。
文は、短い。

--手紙--

TO Yuya Aibu.


後は、日本語で書くことにします。(筆者)


愛武 裕也 さまへ。



あなたは、こころの声を聞いたことがありますか?

あなたは、人の痛みを感じれますか?

もし、あなたが本当に心の声をお持ちなら、

私達の寺院を一度お尋ねください。

私は、あなたの声を感じました。

インドの北部。カールネイバ305に来てください。

FROM アジェスタ。

インディア カールネイバ305 チベットガテマラ・テンプル。

--手紙終わり--

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