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◆毒草の王太子◆
3 ※
「ひとつ確認したいのだけどね」
馬車の中でエドアルドが尋ねてくる。
「君はカルミネのことは好きかい?」
「……嫌いな人が困っていても、あんなことはいたしませんわ」
「なるほど。僕たちと比べてどのぐらい愛している?」
「……それは。……比べられませんわ」
もうこれで最期なのだからと、正直に告げる。
彼らはそれぞれとても魅力的だけれど、気持ちのタイプも違う。
憧れて萌えるのがエドアルド。
頼りにして守られたいのがチェリオ。
そして、助けてあげたいのはカルミネだ。
もちろん、他のふたりが困っていても助けるけれど、ハラハラと見守りたい気持ちになるのはカルミネだった。彼も成績優秀で仕事ができる男なのに、そんなことを聞いたら怒るだろうけれど。
「……なるほど、僕はずいぶん運が良かったようだ」
エドアルドはうなずいた。
◆ ◆ ◆
「まずは、検査だよ。ローザ」
城の一室だ。ローザにとっても初めて通された広い客間だった。これから断罪されるには不釣り合いな豪華な家具ばかりだ。
大きな窓の向こうには夕暮れがせまっている。
室内にはチェリオとリリィがいて、戸惑う。
「……検査、ですか?」
「明日に処遇を決める前に、本当に君が、あれからオナニーをしていないのか調べないとね」
頬が熱くなる。
「し、しておりませんわ! 約束しましたもの!」
その憤慨を聞いて、チェリオが苦笑を浮かべた。
「しかしローザさまは、俺たちが忙しいから他の男に慰めてもらったのでしょう? 貴女の欲が底無しなのを分かっていたのに、フォローしなかった俺たちのミスです。……貴女は、聖女だけど淫乱だ」
「っ、い、淫乱だなんて……」
確かに、カルミネの牡を慰めたあげくに、自分の性欲も満たしてもらってしまった。
言い訳なんて出来ない。
これが断罪なら受け止めるべきだった。
「さあ、ローザさま。証明してくださいな」
リリィがこちらに差し出したのは薄布だった。広げると、ローザのものに似たネグリジェだ。ただし生地はずいぶんと透けている。
「カルミネさんから、詳細に聞き取りをしましたわ。こちらに着替えて、そもそもの夜を再現してください」
そもそもの夜?
首をかしげたローザは知らない。自室での自慰行為が、カルミネに見られていたことを。そして、婚約者たちがそれに嫉妬をしていることを。
図書館ではカルミネは、その話をしてはいなかったのだ。
エドアルドがローザの手をとった。小さなナイフを手にしている。
「さあ、証明してくれるね?」
人差し指に巻かれた赤い糸が、プツンっと切られた。
奥の部屋は暗くて、大きなベッドがあった。
手前側のサイドテーブルには、光の向きを調節できるランプ。ほかの照明は落とされていて壁紙の模様すらはっきりしていない。
こちらを眺めているだろう彼らの姿はよく見えなかった。
光の中におずおずと横たわったローザに、暗がりからエドアルドの声が飛ぶ。
「この一週間は、自分を慰めていないんだろう?」
「……はい」
「下着をはずして、足を広げてごらん」
っ。
顔が熱い。
もぞもぞとショーツを脱いで、仰向けのまま足を開く。
「もっと、ちゃんと足を開いて。自分の手で尻を広げてよく見せてくれないかな、ローザ。君がいじっていないって証明してくれないとね」
「……は、い。エドアルドさま」
膝を曲げて大きく足を開いて、指先で陰唇に触れて広げる。
「こ、これでよろしいかしら……」
あまりにも恥ずかしくて、目を堅く閉ざす。
「……綺麗だ」
「クリトリスがぴくぴくしていますね」
チェリオの揶揄に、お腹の奥からトロッとしたものがあふれてくる。暗がりにいる彼らには何もかも丸見えなのだ。チェリオは嬉しそうに続ける。
「ローザさまは、その可愛い牝チンコにも、触ったりコスったりしていないんですよね?」
「……ええ。ず、ずっと触ってませんわ」
だから、こうしていても辛くてしかたない。彼の下品な物言いに、感じてしまった。この小さな突起をコスったらどれだけ気持ちいいだろう。足をこすり合わせたくて、もじもじしてしまう。
「触りたいですか?」
触りたい。摘みたい。
「……ええ」
「なら、ちゃんと言ってごらん。ローザ」
エドアルドの優しい声がした。
「『ずっと我慢してたので、オナニーしたいです。わたくしが牝チンコをイジるところを見てください』って、お願いしなさい、ローザ」
あっ
「い、言ったら触ってもよろしいのですか?」
「もちろん。ちゃんとおねだりできたら、先週のようにシテいいんだよ、ローザ」
ローザはあえいだ。
みんなに見られている。
この恥ずかしいところが、すべて。
お腹の奥から熱いトロリとした雫が溢れてくる。
「……わたくし、ずっと我慢っ……してたので、お、オナニーがしたいですわ。わたくしが、め、牝チンコをイジるところを、見て、ください」
「……どうぞ。よく言えたね、ローザ。僕たちに君の痴態を見せておくれ」
興奮を抑えた甘い声。
「は、はいっ」
糸が外された指先で尖りに触れる。
それだけでイキそうになる。
「あんっ」
「いつもは、どうやってるの? 中に指は入れてるのかな?」
「そ、それは怖いので、あんっ、このお豆だけいじって……ふぁっ、ますの……」
ぐりぐりと指先で潰す。
温かな液がどんどんあふれてくる。お漏らしのようで、恥ずかしい。
「あ、や、もういっちゃう」
ひとりで部屋でやっていた時はなかなか浮上しなかったのに、大好きな人たちに見られていると思うと、それだけで達しそうになる。
「ローザさまはおっぱいも自分で触ってますの?」
リリィの声もまた、色と好奇心にまみれていた。その情欲に煽られて、ネグリジェの胸元をはだける。
「あ、あまり、上手には……あんっ。できないのですけれど……」
自分で揉んで乳首をこりこりと摘む。
「みんなに、触られる、ほうが……あっ、あっ、気持ちいいの……」
大好きなみんなに見られながら、ローザは軽くイッた。
→次章に続く
馬車の中でエドアルドが尋ねてくる。
「君はカルミネのことは好きかい?」
「……嫌いな人が困っていても、あんなことはいたしませんわ」
「なるほど。僕たちと比べてどのぐらい愛している?」
「……それは。……比べられませんわ」
もうこれで最期なのだからと、正直に告げる。
彼らはそれぞれとても魅力的だけれど、気持ちのタイプも違う。
憧れて萌えるのがエドアルド。
頼りにして守られたいのがチェリオ。
そして、助けてあげたいのはカルミネだ。
もちろん、他のふたりが困っていても助けるけれど、ハラハラと見守りたい気持ちになるのはカルミネだった。彼も成績優秀で仕事ができる男なのに、そんなことを聞いたら怒るだろうけれど。
「……なるほど、僕はずいぶん運が良かったようだ」
エドアルドはうなずいた。
◆ ◆ ◆
「まずは、検査だよ。ローザ」
城の一室だ。ローザにとっても初めて通された広い客間だった。これから断罪されるには不釣り合いな豪華な家具ばかりだ。
大きな窓の向こうには夕暮れがせまっている。
室内にはチェリオとリリィがいて、戸惑う。
「……検査、ですか?」
「明日に処遇を決める前に、本当に君が、あれからオナニーをしていないのか調べないとね」
頬が熱くなる。
「し、しておりませんわ! 約束しましたもの!」
その憤慨を聞いて、チェリオが苦笑を浮かべた。
「しかしローザさまは、俺たちが忙しいから他の男に慰めてもらったのでしょう? 貴女の欲が底無しなのを分かっていたのに、フォローしなかった俺たちのミスです。……貴女は、聖女だけど淫乱だ」
「っ、い、淫乱だなんて……」
確かに、カルミネの牡を慰めたあげくに、自分の性欲も満たしてもらってしまった。
言い訳なんて出来ない。
これが断罪なら受け止めるべきだった。
「さあ、ローザさま。証明してくださいな」
リリィがこちらに差し出したのは薄布だった。広げると、ローザのものに似たネグリジェだ。ただし生地はずいぶんと透けている。
「カルミネさんから、詳細に聞き取りをしましたわ。こちらに着替えて、そもそもの夜を再現してください」
そもそもの夜?
首をかしげたローザは知らない。自室での自慰行為が、カルミネに見られていたことを。そして、婚約者たちがそれに嫉妬をしていることを。
図書館ではカルミネは、その話をしてはいなかったのだ。
エドアルドがローザの手をとった。小さなナイフを手にしている。
「さあ、証明してくれるね?」
人差し指に巻かれた赤い糸が、プツンっと切られた。
奥の部屋は暗くて、大きなベッドがあった。
手前側のサイドテーブルには、光の向きを調節できるランプ。ほかの照明は落とされていて壁紙の模様すらはっきりしていない。
こちらを眺めているだろう彼らの姿はよく見えなかった。
光の中におずおずと横たわったローザに、暗がりからエドアルドの声が飛ぶ。
「この一週間は、自分を慰めていないんだろう?」
「……はい」
「下着をはずして、足を広げてごらん」
っ。
顔が熱い。
もぞもぞとショーツを脱いで、仰向けのまま足を開く。
「もっと、ちゃんと足を開いて。自分の手で尻を広げてよく見せてくれないかな、ローザ。君がいじっていないって証明してくれないとね」
「……は、い。エドアルドさま」
膝を曲げて大きく足を開いて、指先で陰唇に触れて広げる。
「こ、これでよろしいかしら……」
あまりにも恥ずかしくて、目を堅く閉ざす。
「……綺麗だ」
「クリトリスがぴくぴくしていますね」
チェリオの揶揄に、お腹の奥からトロッとしたものがあふれてくる。暗がりにいる彼らには何もかも丸見えなのだ。チェリオは嬉しそうに続ける。
「ローザさまは、その可愛い牝チンコにも、触ったりコスったりしていないんですよね?」
「……ええ。ず、ずっと触ってませんわ」
だから、こうしていても辛くてしかたない。彼の下品な物言いに、感じてしまった。この小さな突起をコスったらどれだけ気持ちいいだろう。足をこすり合わせたくて、もじもじしてしまう。
「触りたいですか?」
触りたい。摘みたい。
「……ええ」
「なら、ちゃんと言ってごらん。ローザ」
エドアルドの優しい声がした。
「『ずっと我慢してたので、オナニーしたいです。わたくしが牝チンコをイジるところを見てください』って、お願いしなさい、ローザ」
あっ
「い、言ったら触ってもよろしいのですか?」
「もちろん。ちゃんとおねだりできたら、先週のようにシテいいんだよ、ローザ」
ローザはあえいだ。
みんなに見られている。
この恥ずかしいところが、すべて。
お腹の奥から熱いトロリとした雫が溢れてくる。
「……わたくし、ずっと我慢っ……してたので、お、オナニーがしたいですわ。わたくしが、め、牝チンコをイジるところを、見て、ください」
「……どうぞ。よく言えたね、ローザ。僕たちに君の痴態を見せておくれ」
興奮を抑えた甘い声。
「は、はいっ」
糸が外された指先で尖りに触れる。
それだけでイキそうになる。
「あんっ」
「いつもは、どうやってるの? 中に指は入れてるのかな?」
「そ、それは怖いので、あんっ、このお豆だけいじって……ふぁっ、ますの……」
ぐりぐりと指先で潰す。
温かな液がどんどんあふれてくる。お漏らしのようで、恥ずかしい。
「あ、や、もういっちゃう」
ひとりで部屋でやっていた時はなかなか浮上しなかったのに、大好きな人たちに見られていると思うと、それだけで達しそうになる。
「ローザさまはおっぱいも自分で触ってますの?」
リリィの声もまた、色と好奇心にまみれていた。その情欲に煽られて、ネグリジェの胸元をはだける。
「あ、あまり、上手には……あんっ。できないのですけれど……」
自分で揉んで乳首をこりこりと摘む。
「みんなに、触られる、ほうが……あっ、あっ、気持ちいいの……」
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→次章に続く
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