魔王やめて人間始めました

とやっき

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幼年期編

1-8 魔王様、ストーキングされる

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 もうすぐ三歳になる時期の今の俺には、ちょっとした悩みがある。

「にいさま! あそぼ!」

 やんちゃなお年頃の妹のミルシャが、とにかく俺と一緒に遊びたがるのだ。

「なあミルシャ。アイリス姉様とメリーナ姉様に遊んでもらったらどうだ?」

「やー! にいさまとあそぶの! ねえさまたちこわい!」

 もうずっとこの調子なのだ。

 最初は妹という存在が無性に可愛く思えて目一杯遊んであげたんだが、それが毎日毎日となってくるとこっちの身がもたない。

 俺も体は同い年の子供なんだが、精神的に疲れるのはどうしようもないということだ。

「お兄ちゃんは勉強しないといけないんだよ。そのために本を読みに行くんだよ」

「いっしょ! いっしょにいく!」

「なあミルシャ。書庫にある本は難しくて子供にはつまんないぞー。もう退屈で退屈で死んじゃうくらいになっちゃうぞー。どうだ、怖いだろー?」

「にいさま、しんじゃうの?」

「あ、いや、お兄ちゃんは死なないぞ」

「にいさま、こどもじゃないの?」

 グサッ。なかなかやりおるわこの子。

「えっとな、兄様は子供だけど勉強するためだから我慢できるんだよ。姉様だって勉強嫌いなんだぞー(主にアイリスだけだが)」

「にいさまがまん! ボクもがまん!」

 あ、伝え忘れてたが、ミルシャはボクっ娘になりました。最高に可愛いです、父様ありがとう。

「分かったよ。じゃあ一緒に行くか?」

「うん! いく!」

 あーもう、可愛いから許す!


「エル君がミルシャに甘い、エル君がミルシャに甘い、エル君がミルシャに甘い・・・」
「メリーナ、しー! エル君に気付かれちゃうでしょっ!」
「姉様どうしよ。エル君が泥棒猫に取られちゃうよ!」
「しーっ! しーっ! 後でミルシャに説教していいからっ!」
「そうですね姉様。冷静に尾行しましょう」

 何か遠くから呪いの言葉のような声が聞こえるが、気のせいだよな。
 何か姉さんたちの声みたいだけど、気のせいだよな。

「あのー、書庫に向かわれますか? エルリック様」

「ああプリュム。それじゃあ行こうか」

「にいさまにいさま! て、つなご!」

「いや、それやったら俺まで呪い殺されそうだから遠慮しとくわ」

「ボクと、て、つなぐの、いや?」

 グッ、涙目からの上目遣いおねだりだとっ!?

 そんな上級テクどこで覚えてきたんだよ、こんちくしょう。

「わ、分かった。ちょっとだけだからなー」

「にいさま、ありがと! だいすき!」

 ぐはっ。まだ少し涙目なままで満開に咲いた笑顔を向けてくるとは。

 ダメだ。俺は可愛い妹には勝てない。
 抗う術なく負けるしかないんだ。

「エル君がミルシャにメロメロ、エル君がミルシャにメロメロ、エル君がミルシャにメロメロ・・・」
「メリーナ、しーっ! バレちゃうって!」

 いや、あんたら最初からバレてますからね。


 ライフがごっそり削られながら書庫に到着した俺。
 なんで一人で移動したいのに、いつのまにか五人になってるんだよ。
 いや、お付きのメイドのプリュムは仕方ないけどさ、後の三人は追っかけみたいなものだ。

「さて、今日は魔法理論でも、勉強しておくか」

「あ、あれーっ! エル君奇遇だねっ! あたしたちも書庫で勉強しようかと思ってきたんだよ!」
「エル君。分からないところがあったら、メリーナお姉ちゃんにいっぱい聞いていいんですよ。エル君が分かりやすいように、じっくり教えてあげますからね」

 わざとらしく演技しながら書庫に入ってきたアイリス。アイリスは勉強大っ嫌いだろ。
 そして堂々と入ってきてスッと俺の隣に陣取ったメリーナ。何で腕を絡めてくるんですかね、メリーナ姉様?

「エルリック様、魔法理論に関する書物を探してまいりました。良さそうなものはこの二冊かと」

 ふむ、どれどれ・・・。

『魔法と魔術の違いから考察する、自然発生する魔法の原理』
[フレナンド・ゴリアスキー著]

『魔術の究極効率化! 魔術が分かれば無駄が省ける!』
[レクレイスター王立魔法学園:筆頭著者レイブン・アングリュース]

「うん、両方興味あるから読む」

「え、おほんよむの、ひとつじゃないの?」
「うひゃー、何その難しそうな本っ! あたし生理的に受け付けないんだけどっ!」
「うっ、流石はエル君です。メリーナが教えてあげられる範囲を、逸脱しちゃってるのです。エル君のために、もっと勉強しないと・・・」

「あの、エルリック様。申し訳ありませんが、そちらの二冊は私でもお教えできないかと」

「大丈夫大丈夫。パラパラっとめくってみたけど、別に内容は難しくなさそうだから」

 俺は魔王だったし、ある程度魔法に関する知識はある。というか、自然と理解できるようになると言った方が適切だな。

 なんか特殊な能力かなんかだろうか。分からん。

「さ、流石はかみ・・・こほん。何でもありません。お嬢様方、エルリック様のお邪魔はなさらないでくださいね」

「分かってるわよぉ。エル君を眺めるだけで我慢しておこうかなー。抱きつきたいけど」
「私はエル君に負けないようにもっと勉強するです。お姉ちゃん魂を見せるときです」
「にいさまとあそびたい。でも、がまん!」

 三人とも諦めてくれたようだ。まあ、メリーナ以外はジーっと俺のことを見てくるから集中力的にはやめてほしいが、邪魔してこないだけ文句は言えないよな。メリーナもチラチラ見てくるけど。


「さてさて、魔法と魔術って、どう違うんだろうなーっと」


『魔法と魔術は、法と法律の違いと似通っていると私は考える。魔法とは広義の意味であり、魔力が用いられることによって起こる事象、おおよそ全てが魔法である。自然発生した魔法災害は魔術災害とは言い変えることができない。つまり何らかの生物が介入することにより、魔法は魔術になるのだ。魔術は定型的なもので、法則性がある。この法則は不変的なものであり、例えば・・・』


 あーやべ、頭痛くなってきた。

 いや、何故か読んでいるだけで知識がスラスラと入ってくるんだが、使っている言葉がお堅いせいで、頭は痛くなるんだよなぁ。

 頼むからもっと優しい言葉、簡単な言葉に直してくれ!


 その後も難しい文字と格闘しながら、一冊目を何とか読み終えた。

 マジで、文字との戦いだった。
 内容は新しい発見ばかりで面白いのに、もったいないな。


「エルリック様、ずっと渋い顔をなさっていらっしゃいましたので、そろそろご休憩になさってはどうでしょうか?」

「そうだね。ちょっと休憩にしようか」

「にいさま、つらそーだった」
「でもしっかり読んでたよねー。あたしの弟とは思えないわよ。そこがカッコいいんだけど・・・」
「姉様は勉強を嫌いすぎです。やってみると面白いんですよ。年長者なんですから、エル君を見習ってちゃんと勉強してくださいね」

「あ、あたしは勉強しなくても剣があるから~」

「姉様?」

「う、はい・・・」


「皆さん、お茶を入れましたので書庫から移動しましょう」

「「「「 はーい 」」」」


 そういえば、アイリスは剣の腕を自慢していたなー。
 こっそり稽古の様子を魔法で見てみたが、子供にしてはたしかに剣筋が鋭かったと思う。

 だがやはり、勇者の剣技を見てきた俺にとっては、子供の遊びにしか見えなかった。
 何せ勇者の戦いは一年間かかさずに見てきた俺だからな。

 勇者が剣で一騎打ちしたいと言ってきた用に、完璧に模倣できるまでに上達もしたしな。
 ついでにあの女騎士の剣技も模倣できるし、その上をいくことも可能だ。

 ちなみに、勇者の剣技も越えられるのだが、勝っちゃダメだと思って自重した。


「アイリスは剣技で学園に入学するの?」

 魔法学園に入学する方法は三つだ。
 座学試験での入学、魔法実技での入学、武術実技での入学だ。

 簡単に説明したら、頭がそこそこ良ければ入学できるし、魔法が得意なら入学できるし、剣の技術や体力が優れていれば入学できる。

 あ、ちなみに全部受けないといけないが、どれか一つでも合格すれば入学できるようだ。
 これで頭が良くて運動できない子も、その逆も救われるという良いシステムだ。プラスして魔法だな。

 そういえば三つともギリギリで落ちたら、繰り上げ入学で入れるというのもあるらしい。
 まあ、俺は最低入学年齢の五歳から受けようと思っているが、魔法でも座学でも大丈夫だろう・・・多分。いやなんか不安になるなぁ。

 体の方はまだまだ未発達なため、武術は無理そうだな。
 今でもアイリスには勝てる自信があるけど。

「そうよエル君。私は武術の剣技で入学するのよ! って、何でエル君、最近私を姉様って呼んでくれないの?」

 そういえば、最近はアイリスのことは姉様付けなくなったな。

「え、だって、姉っぽくないし、威厳がないからなぁ・・・」

「ヒドイ! そこは嘘ついてでも、恋人みたいに呼び捨てが良いって言うところでしょ!」

 いやいや、アイリスと恋人とかナイナイ。そもそも姉弟だし。

「メリーナも、エル君から呼び捨てで呼ばれたいです」

「いや、メリーナ姉様は『姉様』って感じですから」

 もちろん敬語も使いますぜ、メリーナ姉様。

「アイリス姉様は良くて、メリーナはダメなんですか・・・?」

 ぐふっ、メリーナまで上目遣いを習得しているだと!?
 なかなかやりおるわ。これは俺が折れるしかないのか。


「じゃ、じゃあ。め、メリーナ」

「はうぅぅぅ!」

「ちょ、メリーナ。あんた鼻血出てるわよ!」
「ち、ちがでてる! にいさま、こわいよー!」

 どうやらメリーナには大ダメージだったようだ。
 

「うふ、うふふふ、だ、大丈夫です」

 何とか持ち直したようだ。良かった良かった。

「あれ。そういえば学園へは、プリュムも俺に付いてくるんだったよね?」

「はい。エルリック様と同じ年に試験を受ける予定です。エルリック様が五歳の時に試験可能なので、私が十一歳ですね。もちろん、合格致しますのでご安心ください」

 お、おう。断言しちゃってるよ。
 相当な自信があるんだろうな。

 確か初年度入学時の一般的な年齢は十歳だったか。そこからプラスマイナスして五歳までが入学可能みたいだから、五歳~十五歳までだな。

 そうなってくると、プリュムが特別歳上で浮いちゃうってこともなさそうだし、別に大丈夫そうだな。

 あ、浮くのは俺だ。最年少じゃん。

 いやいや、誰かしら同い年がいるはずだ!
 友達だって作りたいし!

「メリーナも一緒の年に受けます! そしたら、エル君と同級生になれるので、私を呼び捨てで・・・うふふ」

 マジすか姉様。
 メリーナと一緒なのは、まんざらでもないかもなー。

「えー!? メリーナも同じこと考えてたの!? あたしもだよ。ちょうどその頃十歳だしさ」

 アイリス。お前もか。

「え、え、ボクも! ボクも、にいさまといっしょ!」

 焦った様子でミルシャも言い出した。
 これは真似っこが好きなお年頃というやつか。

「あはは。ミルシャはまだ早いんじゃないかなー」

「エル君、ミルシャってエル君と同い年だからね」
「姉様の言われる通りですね」

「あ、そうだったけか」

 可愛いから忘れてたわ。生まれた日は一週間しか違わないんだよな。


「いっしょ! にいさまといっしょ!」

「そうだなー。一緒に頑張って勉強しようなー、ミルシャ」

「うん! べんきょーする!」


 張り切るミルシャをよそに、部屋にいるミルシャ以外の四名は無理だろうなーと考えているのであった。


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