魔王やめて人間始めました

とやっき

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少年期・ギルド編

3-10 魔王様、パーティーするピープルに混ざる

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「どうかなエル君! あたしのドレス姿似合ってる?」

「あーはいはい、似合ってるよアイリス」

「もう、照れちゃって。エル君可愛いんだからっ! ねぇねぇエル君この中、ノ・ゾ・キ・タ・イ?」

 ヒラヒラとドレスのすそのレースをたくし上げるアイリス。
 とりあえずバカなことを始めたアイリスにチョップを打ち込んでおいた。

「はぁ、誰だよこんな変態を育てたのは。全く親の顔が見てみたいところだ」

 両親二人が目の前にいる中、皮肉をたっぷりと込めてエルリックは愚痴をこぼした。

「あらあら、エル君はアイリスのドレス姿なんかじゃ満足いかないみたいね。それなら、ママのドレスを見てもいいわ! 小さいときこのドレスの中に入ってキャッキャと遊んでいた頃を思い出してやっていいわよ! さあ来て!」

 おい母様エリーゼ、嘘をつくんじゃない。
 俺は小さい頃の記憶、全てあるからな。

 子供が記憶違いが多いことを利用して、勝手に思い出みたいなものを捏造するんじゃない。

「エルリックすまないね。エリーゼもアイリスもエルリックと一緒にパーティーに行けるとなって、どうしても舞い上がってしまっているんだ。許してあげてね」

 父様セドリック、あんたは妻の言動をまず注意すべきだろ。

「エルリック、それと今日ははっちゃけ過ぎてはいけないよ。いくら貴族の美少女がパーティーにいっぱい来ているからって、誰かとワンナイトしたら流石の僕も怒るからね。するなら深いキスくらいまでにしておきなさい。あと軽はずみな婚約はしないようにね」

 はあ、変態セドリック、いい加減に俺がまだ幼児だということを理解してくれ。
 それと自分の子供にそんなことを言うんじゃない。

「大丈夫だよ父様! エル君の貞操はお姉ちゃんのあたしが守ってみせるから!」

「それなら安心だけど、アイリスにも同じことを言っておくよ。まだエルリックに手を出したらダメだからね。あの約束はしっかり守ること」

「もちろん! エル君が十歳になるまで女としてのアプローチはしないから、安心して父様!」

 なんか俺の知らないところで変な約束が交わされているようだ。

 十歳になったら俺は一体何をされるというのだ。
 この約束、予想する限りではメリーナも関わっていそうだな。

 二人からいつもブラコンオーラを全開に感じていたが、何もされたことがなかったのはこの約束とやらが理由っぽい。

 十歳になるまでに冒険者にでもなって家を出てしまおうか。
 気ままな一人旅というのも悪くない。出て行ったらみんな泣きそうだけど。

「それじゃあ王城に向かうから馬車に乗ってね。僕とエリーゼはあっちに乗るから、エルリックとアイリスは後ろの別の馬車に二人っきりで乗るといいよ」

「父様ありがとう! エル君と二人っきり、うふふ」
「身の危険を感じるんだがなぁ」


 それから馬車に乗り込み、王城へと向かった一行。

 エルリックは初めてのパーティーに緊張しながら、立食形式のパーティーだし特にテーブルマナーとかなくて大丈夫かな、などと不安な気持ちになりながら入城するのであった。





「うわっ、人めっちゃいっぱいいるな」

「大丈夫だよエル君! あたしがエスコートしてあげるよ!」

 既に百人以上の貴族たちの姿が見える。

 恰幅が良くていかにも貪欲そうな男や、痩せ細っているが鋭い目付きをしていて切れ者そうな男に、馬鹿っぽくてひ弱そうな男子。

 真っ赤なドレスを着てにこにこしている優美な女や、片手にヒラヒラしたうちわのようなものを持って偉そうにしている女に、見た目とは裏腹に腹黒そうな女の子とその侍女。

 おっと、最後のは知り合いだったな。

「エルリック様! 嬉しい、来てくださったんですね。わたくし、今か今かとお待ちしておりました!」
「姫様、エル様と一緒にいるときくらいは化けの皮取ったらどうです? エル様、正装お似合いです。少年が背伸びしているようで可愛いですよ」

 そうだな、どうせ俺の正装なんて七五三のような感じなんだ。
 皮肉なことに本当に五歳なところが、追い討ちをかけるように何とも言えないような気持ちにさせられてしまう。

「セニャも水色のドレスとっても似合ってるよ。ココレラもまあ、見た目だけなら絵本の中のお姫様に見えるくらい可愛いぞ」

「いや実際に姫なんだけど・・・」
「姫様、心の声が漏れてます」

 そういえば、ココレラって王女だったな。

「それはそうと、この料理ってもう食べていいのか? 食べないで来たからお腹減っちゃってな」

「お料理の方でしたら乾杯の挨拶までお待ち下さいね」
「大臣がやる手筈になっています。あ、ちょうど陛下と大臣が来ましたよ」


 優雅な音楽が奏でられながら、今日の誕生日ボーイならぬ誕生日キングがパーティー会場に来場した。

 国の君主の登場に会場全体が緊張感で包まれる。
 しかしエルリックは、なんか王様機嫌が良さそうだなー、などと呑気なことを考えていた。

「諸君、今日は余のためにこうして集まってくれたことに感謝する。そして余から重大な知らせがあるので、心して聞いて欲しい」

 重大な知らせという言葉にビクッとする貴族たち。
 より一層の緊張感で空気がピリピリと張りつめた。

「まず諸君らに嘘をいていたことを詫びよう。余の最愛の妻は身籠って表に出れず安静にしておると発表したが、これは偽りであった。余の妻は難病を患い寝込んでおったのだ」

 どよっと騒めきが起こったあと、貴族たちのヒソヒソ話が広がった。

 エルリックは、だからこの前王城に行ったときに、謁見の間に王妃がいなくて他の王女(看破スキル持ちのやつ)がいたんだなー、とほんのちょっと納得しながら話を聞き流していた。

「しかし、とある信仰教会が崇める神様のおかげで、妻の病は完治した。このことについて興味のある者は、後で余のところに聞きに来るといい。特に病に苦しむ家族を持つ者はな。余の妻は一応大事をとって、もう少し休んでもらうことにしておる。その信仰教会については、本当に本当に感謝しておる。この場を借りて礼を言いたい、ありがとう」

 その言葉を聞いて一部の貴族たちが騒ついた。
 恐らく病気の家族か知り合いでもいるのだろう。

 話から察するに宗教とかに属する神官が、高位の治癒魔法が使えるとかで、病気を治してもらったんだろうな。

 ちなみに俺はそんなに治癒魔法が得意ではない。
 まず怪我することは無かったし、そもそも勇者に負けようとしていたから治癒魔法を覚える必要が無かったからだ。いや、ちょっとだけ半分くらい体力が削られたところで一度だけ全回復ベ○マとかもやってみたいとか思ったけどな。

 まあそれでも部位欠損の修復や、瀕死状態からの完全回復くらいは一応できる。

 死者を蘇生する魔法は闇属性だからもちろん使える。
 死んでから何百年経過しようが、遺骨とか遺灰が残っていたら可能である。

 これは一度だけ魔王城近くにある墓で実験してしまった。日本での倫理観が死者への冒涜ではないかと頭の中で訴えてきたが、まあ異世界だから何してもいいかなと腹を決めた。

 だって、あのときは魔王だったもの。
 魔王は諸悪の根源だから何でもやって良い筈だ、という自論というか暴論だ。


「さて、話はもう一つある。どちらかというとこちらが重要な案件だ」

 再びパーティー会場に緊張感が走る。

 その頃エルリックは、誰だか分からずに適当に復活させてしまった魔族の少女のことを考えていた。

 本人的にはもう一度魔族として生きられることを喜んでいたし、実験で墓を掘り起こして勝手に復活させたことは怒っていなかった。

 魔王城に部屋を与えて好きなように暮らしていいぞと言っておいたが、元気に暮らしているかな。


「この度、冒険者ギルドからの申請により、我が国初のSSランク冒険者が誕生することとなった!」

 急に騒がしくなった会場に、エルリックは少し驚いた。

 余計なことばかり考えていて、国王の話が全く頭の中に入ってきていなかったのだ。

 流石に反省して国王の言葉に意識を向け始めるエルリック。


「エルリック殿!」

 何故か国王に名前を呼ばれたと錯覚したエルリック。

 話を聞いてなくて怒られたのであろうか?
 いや、意識を集中し過ぎて幻聴でも聞こえたのか?

 実際にはどちらも的外れで、どうやら普通に名前を呼ばれていた。

「エルリック殿、前へ来てもらえるかな?」

「え、何ですか。おいココレラ、国王どうしたんだ?」

「分かりません。何故エルリック様を呼んでいるのでしょうか」
「姫様もエル様も鈍感過ぎませんかね? このタイミングで名前を呼ばれるということは、そういうことだと思いますよ」

「ごめんセニャ、考えごとしててさっきから国王の話まるで聞いてなかった」

 だって日本の校長先生のお話レベルで、国王の話がどうでもいいものだったからな。
 俺の中で同列に扱ってしまっている。

 ちなみに最初から国王はエルリック一点を見て話していたのだが、よそ見ばかりしていたエルリックはそのことに気づいていなかった。
 つまり先ほどの国王の感謝の言葉は、エルリックに向けられていたのだが、本人は上の空で聞いてさえいなかったようだ。

「エルリック殿にお越しいただけないなら、こちらが向かうとしよう」

 自分に向かって歩いて来る国王。
 自然と貴族たちの視線はエルリックに集まる。

 いやいや、何か注目されちゃってるんだが。
 おい国王、これは何の罰ゲームだ?


 国王は青紫に発光するプレートを取り出し、持ち上げてみんなにアピールし始めた。

「これは鉱山都市ドルティスからしか採れぬ征服されぬ魔結晶 アダマントクリスタルで作られた冒険者プレートだ。そして今日この日、世界で四人目のSSランク冒険者が誕生する。さあエルリック殿、これを受け取って欲しい!」

「え、何言ってるんですか?」

 理解できなかったエルリックは、無理矢理にでも変な冒険者プレートを渡そうとする国王から距離を取るように後ずさった。

「な、何故受け取らぬのだ? そうか、いきなりこれを持っても貴族たちが反発するとのお考えであるな。諸君! エルリック殿はSSSランク級のモンスターを軽々と討伐するほどの強さを持っている! 文句を申すものはおらぬよな!!」

 ビビって一斉に首を縦に振る貴族たち。
 その行動はまるで事前に練習していたかのようにタイミングが揃っていて、圧巻の一言であった。

「ささ、エルリック殿。珍しい魔結晶で作られたSSランク冒険者プレートをどうぞ」

 献上するかのように膝をついて俺にキラキラ光っているプレートを差し出してくる国王。

 訝しんだ俺は冒険者プレートに鑑定スキルをかけたところ、何かヤバイものがプレートの中に入っているとの結果が出た。

 こんなものを俺に渡そうとしているなんて、この国王は俺に喧嘩でも売っているのだろうか。


「いやこんなもの要りませんから。なんかヤバイものが原料ですよ、ソレ」

わらわの正体を見抜くとは、世界神が認めただけはあるよの』

「なぬっ!? プレートから声がしただと!?」

 慌てて手を滑らせ、プレートを落としてしまう国王。

 カランと耳心地の良い音を立てながら地面に落ちたプレートに、エルリックはそっと無詠唱で封印魔法をかけた。

『あばばばばばばばばば!? なななななななな!?』

 壊れたラジオのような声をあげる、プレートの中の何か。

 強めの封印をしたのに声を出せるとか凄いじゃないか。

 流石、鑑定結果で破壊神の一部と出ただけあるな。

『ふふふふ封印をををを解いててててくださいいいいいい!!』

 そうだな。まだ何もしてないのに破壊神だからといって偏見で封印してしまうのは良くなかったと思う。

 しょうがない、普通に声が出せるくらいには封印を弱めよう。

『はぁはぁ、助かったのじゃ。まずは自己紹介しておこうかの。妾は破壊神アダマンティナ。長いからマティナとでも呼んで欲しいのじゃ』

 やっぱり鑑定通り破壊神か。

 何を破壊したいのかは知らないが、取り敢えずこのプレートに入っている意味を聞こうか。

「何で冒険者プレートなんかに破壊神の一部が入ってるんだ? 異物混入か?」

『ああ、それは妾が入りたくて入ってるわけではないぞよ? アダマントクリスタルは、妾の体の一部が結晶化したものじゃ。それをドワーフ共が勝手に採掘し、加工して使っておるだけよ。今、妾は世界中のあちこちに散らばっているようなものじゃよ』

 なんかエゲツない話に聞こえてきた。

 自分の体を切り刻まれて加工されるとか、どんなホラー話だよ。
 グロ耐性あんまり無いから勘弁してくれ。

『憐れみは不要じゃ。別に妾からしてみれば痛みは感じぬ。妾は既に半分死んでいるからの。肉体は朽ち果てた末に結晶化し、今は思念のみの存在よ。妾を笑わば笑え』

「妾を笑わば笑えというフレーズ気に入った。なかなか洒落しゃれていると思うぞ」

『親父ギャグみたいにとらえないで欲しいのじゃ! 普通に言っただけなのじゃ!』

 なんか面白いやつだし、そこまで悪いやつじゃなさそうだな。

「それでマティナの本体はどこにあるんだ?」

『ドワーフたちが鉱山と呼ぶところに埋まっておるのじゃ。ちなみに妾の体が全て採掘されたら、妾の意思も消えると予想しておるのじゃ。そうじゃのう、採掘され尽くすのには少なく見積もってあと三百年くらいかかるかの』

 ファンタジー鉱石ならぬ、ファンタジーな結晶の正体は、破壊神の体の一部だったというわけか。

 なんか不憫なやつだな。

『憐れみの目を向けるのはよせというのじゃ。妾を殺したのはお主と懇意にしておる世界神クレニルヒアじゃぞ? 暇だったから世界でも破壊しようとしたら、クレニルヒアと喧嘩になっての。気づいたら死んでおった。で、地上に妾の死体が捨てられ、何万年の年月を経て、こうして体が結晶化しちゃった挙句、冒険者プレートなんぞに加工される始末じゃよ。だからクレニルヒアと仲良しのお主は嫌いなのじゃ! クレニルヒアはもっと大っ嫌いなのじゃ!』

「いや世界を破壊しようとしたお前が全面的に悪い」

『ぐぅの音も出ないのじゃ。妾の暇という感情を破壊したかったのじゃ。破壊神だけにの』

「今のは30点だな」


「あのー、エルリック殿、SSランクの証であるこのプレートが破壊神の曰く付きであることと知らなかった。本当に申し訳ない」

 深々と頭を下げて謝罪する国王。

 完全にあんたの存在忘れてたわ。

「いやまあ、知らなかったなら別に良いんですよ。多分俺が正体を見抜こうが見抜くまいが、こいつは何かをする力はなさそうなんで。せいぜいがぺちゃくちゃ話しかけてきて鬱陶しいくらいでしょうから」

『ぐぅ、確かに妾は何をする力も残っておらぬ。ただの喋られる硬い結晶というだけじゃ』

「そこはぐぅの音が出るんだな」

 まあ話し相手としてはクレアより面白いと思う。
 なんか面白そうなやつだから、このプレート貰うのは正直アリだ。

「あい分かった。しかし落とし前として、これを用意した冒険者ギルド長はしっかりと叱っておこう。それでだがエルリック殿、SSランク冒険者となった心境はどうであろうか?」

「え、マジでそんなものになるんですか? てっきりドッキリか何かだと思っていたんですが」

『確かに妾が加工されたプレートを持っているのはこの世界の中でも強い者ばかりじゃの。お主は飛び抜けて強すぎて全盛期の妾でも瞬コロされちゃいそうじゃ。おー、怖いのう怖いのう』

 というか、Sランク冒険者が最高じゃないんだな。
 これならSSSランクもあるのかもしれない。

 この後知ることになったが、どうやらSSSランク冒険者というものそのものが存在しないらしく、SSランクが最高らしい。

「ドッキリではなく、エルリック殿には当然のものである。何せ貴殿は神・・・いや、神がかった強さをお持ちであるからだ!」

「別にランクは高い方がなんかモチベーション上がるんでSSランクでも良いですが、これ付けないとダメなんですよね?」

 付けるか付けないかまだちょっと迷っている。
 万が一、急に力を取り戻すとかあったらたまったものじゃない。

 さっきも思ったように面白いから付けるのはアリだがな。安全面が心配だ。

「いやいや、このプレートは付けなくとも良い。エルリック殿が宜しければSランクと同じものをすぐにでもギルド長エーリンテに用意させますから。あ、ごほん、用意させよう」

 何故か焦って五歳児相手に敬語がポロッと出てしまった国王に、さっきからどうしたんだ国王という怪訝な目を向けるエルリック。

「そ、そうだ! 余はちょっとエルリック殿と二人きりで話がしたい。諸君、余の妻の病をとある信仰教会に治していただいたことと、エルリック殿がSSランク冒険者になったことの二つで話は以上である! 大臣、先に乾杯の音頭を頼んだぞ! さあエルリック殿、こちらの部屋にどうぞ」

「え、マジで何なんですか」

 別室へと国王に連行されるエルリック。

 ココレラとセニャそしてアイリスは、訳がわからずポカンとしながら、同じく唖然とする貴族たちと一緒に、連れて行かれるエルリックを眺めていた。





「エルリック様、先ほどからの度重なる無礼! 誠に申し訳ございませんでした!」

 そしてエルリックは別室にて、国王の渾身の土下座という訳のわからない謝罪をされて、ポカンとしてしまうのであった。




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