呟きの箱

十四年生

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忘年会

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忘年会

懐かしい顔ぶれが
集まって
いつもの店で酒を飲む
話すことはいつも
ばらばらで
今日は仕事の話だった

まじめな話もする
軽い話しもする
恋の話もする
俺は枯れたと

それはいけないと
誰かが言えば
勝手に見合いの話をしだす

興味がないからと
やんわりことわって
また酒を頼んで
つまみを食う

集まる時間は
いつも決まってる
22時こえたら
終わりの空気

来年もまたきっと
全員で
集まって話して呑もうよ
生きているかな?ってわらいながら
またねさようならと手を振った

懐かしい顔ぶれが
集まって
いつもの店で酒を飲む
また集まろうって
約束をして
また自分たちの今に戻った
戻った
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