呟きの箱

十四年生

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天の川

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天の川

天の川 キミを思い出す
空の果て 手を伸ばして
天の川 キミを思い出す
忘れては いけないと

星のひとつ 輝いて
空をすべり 落ちていく
星のひとつ 輝いて
キミの笑顔 重ねている


静かに 笑う
キミの 声
光の中 消えていく
静かに 笑う
キミの 声
忘れないでねと 小さく

どうしてキミが
そんなことを僕に言うのか
気づかない
どうしてキミが
そんな胸の内僕にいうのか
わからなかった

天の川 キミを思い出す
空の果て 手を伸ばして
天の川 キミを思い出す
忘れないで お願いよと

流れて落ちる 流星群
消える美しさを君は言う
流れて光る 流星群
魂は星になって 還っていく

天の川 キミを思い出す
空の果て 手を伸ばして
天の川 キミを思い出す
忘れては いけないと

星のひとつ 輝いて
空をすべり 落ちていく
星のひとつ 輝いて
キミの笑顔 重ねている

天の川 キミのイタズラ
振り向いて 唇重ね
天の川 キミのイタズラ
忘れないように おまじない

天の川 ボクは忘れない
唇の 震えていたこと
天の川 ボクは忘れない
なきそうな声の 告白

天の川……
天の川……

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