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5話
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風の流れもあってか、この山脈の頂上付近に、俺の『プレイス』のある雲が引っかかった状態になった。例のハーピーは、何が楽しいか毎日ここに来ては、俺の事を見て何か言ったり、歌ったりして、一人遊びのようなことを繰り返しては満足そうに去っていく。
何を言ってるのかわからないんだったら、わかる様になればいいじゃない? と気が付いたのが、これを繰り返して5日目の頃だった。
そばに寄ってきて、何か喋り出したハーピーの言葉らしきものを、頭の中にインストールしていく感じにしていく。インストールがすんだら、流れ出てくるものから、その源流を突き止めるようにして、そのものを圧縮して、ファイル化。あとはソレをダウンロードすれば、あら不思議……あれほど何を言っているかわからなかった、ハーピーの言っていることが嘘の様にわかるようになりました。本当にやろうと思えば色々できるんだな。
「ねぇ! ねぇ! あなた~誰~? 誰~? 私、メートっていうの、ねぇ! ねぇ! 聞いてるぅ?」
うん……。
一層、喧しく感じるようになった事だけは確かだな(苦笑)。
それでも、初めてのお客さんになるメートを『プレイス』に入れるには抵抗もあるので、一応返答だけはしてみる。それは、声だけを『プレイス』の向こうへ届けるというイメージさえすれば簡単にできた。
「聞こえている、聞こえているよ。俺の名前は雨宮というんだが、君は何をしにここまで毎日来ているんだい?」
「おぉぉ! 聞こえてる? 聞こえてる! それは素晴らしいね。うん、メート、私メートね! メートって言ってね。キミじゃないよ?」
どうやら知能はそこそこらしい。ただなんだろう……片言っぽいような、幼児っぽいようなそんな風に聞こえる。もしかしたらしばらくすると、ちゃんと聞こえて話せるようになっていくのかな? 改めて俺はメートに色々聞いてみることにした。
名前は?
「メートだよ」
性別は?
「メス? おっぱいあるからメス!」
そうか……その認識には少々不安もあるが、ところで何をしに来てたの?
「空に変なモノがあったから気になって見に来てたの。そうしたらアメミヤがいて、暇そうだったから声をかけてた」
そうか……まぁ暇っちゃぁ暇かもなぁ……。
「でしょ?」
そういって白い歯を見せてニコッと笑う。なんだろうなぁ……案外いい奴なのかもしれないね。
メートは話が通じるようになってから、今まで以上によく来るようになった。折角なのでこの付近のことなどを聞いてみることにもした。
丁度『プレイス』がいま引っかかっているのは、標高2000強レベルの山々が連なっているところらしい。クランド連峰とかいうところだとさ。このクランド連峰でもひときわ高い山に彼女たちの住処はあるらしい。世界の名前を聞いたがよく知らないと笑っていた。そうか知らないでも問題ないのか……。
この世界のハーピーはどうやら鳥の習性が強くらしく、群れを作って住んでいるらしい。群れはおおよそ20とか30とかで構成されているとか。メートはそこの偉いハーピーの娘だとかいうから驚きだ。いわゆるお嬢様らしいのだが、大丈夫か? お嬢様一人でこんなところに来ているけど。
「ふ~ん、メートはお嬢様ってやつだな」
「うん、メートはお嬢様だよ。なんかみんなそう言ってるから」
「いいのか? お嬢様……。こんなところに一人で来ていて」
「あ、それね~内緒で来てるから大丈夫」
「そうか~内緒か~じゃぁ……うん、大丈夫じゃないね?!」
「へいきへいき~」
っとまぁこんな感じだ。ハーピーと話していると、頭の中で、ファンファーレと少年神の声が聞こえてきた。どうやらレベルアップしたらしい。
『おめでとうアメミヤ! これで君はレベル2になったよ。レベル2の恩恵は相手に君の出したものを渡すことができるだ。面倒じゃなかったら、これからもこの世界を楽しんでね~♪』
神様……軽いだろ……。
まぁ上がったらしいのでありがたいことなのだろうけどな。そうか、これでこの間、俺の食ってた、お菓子が食いたいと駄々をこねてた、メートにお菓子をやることができるのか。とりあえず折角なのですぐ試してみよう。
いつものようにお菓子をイメージする。
ついでに国民的爽やかになる炭酸系のあの飲み物も出してみる。
「わぁ……じゅるっ」
うん、いい反応だな~。目がキラキラと輝いているな~。昔、近所にいた子供によくねだられていたっけかなぁ…。そういや、俺って、同年代には俺は受けは悪かったが、老人と子供には受けが良かったんだよなぁ……。
「食いたいか? お菓子」
「うん!」
「即答かw」
「うん!!」
俺はそっと窓の側にお菓子を持っいって、メートにお菓子をあげたいとイメージをする。窓が少し開いて、俺の手が出る。ただ、なんだろう手の周りにの空気は変わっていない気がする。お菓子の乗った俺の手と俺の顔を何度か見返して、メートがキョロキョロしている。
「ほらいいぞ、今ならそのお菓子が食べられるはずだ」
「う~んでも……」
「じゃあ俺が食べるけどいいか?」
「ダメ~~~!! メート食べたいもんそれ」
「じゃあ食べればいいだろ?」
手もあるし、受け取ればいいだろうと思って俺は、手の上にのせてメートにお菓子をあげていた。そのお菓子と俺を未だ交互に見比べているメート。しばらくそれを繰り返した後、周囲をさらに注意深く見て、意を決したように俺の手からお菓子を、口で加えて食べた。なんかそれを見た俺の感想はあれだ、小鳥に餌を手頭から与えたようなあの感覚。ちょっと可愛く感じたので頭をなでる。
「むふっひゃうっ!」
一瞬なんか変な声が上がっていたが、すぐに俺の手に残っている菓子を美味そうに食べだす。まぁこの時、なんとなくだけど、メートの態度が俺も少し変だなぁとは思っていたんだが、そのときはさほど気にしなかった。
「げふぅ~」
コー〇に関しては、飲みづらさそうだったのだが、それもこちらでペットボトルを持って、口を開けさせて、飲ませておいた。色々気に入って頂けたようで何よりだ。
口の側についている菓子くずを羽で拭いて目を輝かせているメート。あぁ、まだないかって感じね? じゃあ追加でも出しますか……と思っていたら、メートの後ろから少し慌てているような、俺には怒気を含んだような声が聞こえてきた。
「メート様!! 嫁入り前の娘が、な……なんていうことを」
「ひゃぁっ! ア……アナァ…?」
そこにはメートよりはだいぶ年上のメスのハーピーがいた。
目の前の光景が信じられない! といった感じにわなわなと震えながら。
何を言ってるのかわからないんだったら、わかる様になればいいじゃない? と気が付いたのが、これを繰り返して5日目の頃だった。
そばに寄ってきて、何か喋り出したハーピーの言葉らしきものを、頭の中にインストールしていく感じにしていく。インストールがすんだら、流れ出てくるものから、その源流を突き止めるようにして、そのものを圧縮して、ファイル化。あとはソレをダウンロードすれば、あら不思議……あれほど何を言っているかわからなかった、ハーピーの言っていることが嘘の様にわかるようになりました。本当にやろうと思えば色々できるんだな。
「ねぇ! ねぇ! あなた~誰~? 誰~? 私、メートっていうの、ねぇ! ねぇ! 聞いてるぅ?」
うん……。
一層、喧しく感じるようになった事だけは確かだな(苦笑)。
それでも、初めてのお客さんになるメートを『プレイス』に入れるには抵抗もあるので、一応返答だけはしてみる。それは、声だけを『プレイス』の向こうへ届けるというイメージさえすれば簡単にできた。
「聞こえている、聞こえているよ。俺の名前は雨宮というんだが、君は何をしにここまで毎日来ているんだい?」
「おぉぉ! 聞こえてる? 聞こえてる! それは素晴らしいね。うん、メート、私メートね! メートって言ってね。キミじゃないよ?」
どうやら知能はそこそこらしい。ただなんだろう……片言っぽいような、幼児っぽいようなそんな風に聞こえる。もしかしたらしばらくすると、ちゃんと聞こえて話せるようになっていくのかな? 改めて俺はメートに色々聞いてみることにした。
名前は?
「メートだよ」
性別は?
「メス? おっぱいあるからメス!」
そうか……その認識には少々不安もあるが、ところで何をしに来てたの?
「空に変なモノがあったから気になって見に来てたの。そうしたらアメミヤがいて、暇そうだったから声をかけてた」
そうか……まぁ暇っちゃぁ暇かもなぁ……。
「でしょ?」
そういって白い歯を見せてニコッと笑う。なんだろうなぁ……案外いい奴なのかもしれないね。
メートは話が通じるようになってから、今まで以上によく来るようになった。折角なのでこの付近のことなどを聞いてみることにもした。
丁度『プレイス』がいま引っかかっているのは、標高2000強レベルの山々が連なっているところらしい。クランド連峰とかいうところだとさ。このクランド連峰でもひときわ高い山に彼女たちの住処はあるらしい。世界の名前を聞いたがよく知らないと笑っていた。そうか知らないでも問題ないのか……。
この世界のハーピーはどうやら鳥の習性が強くらしく、群れを作って住んでいるらしい。群れはおおよそ20とか30とかで構成されているとか。メートはそこの偉いハーピーの娘だとかいうから驚きだ。いわゆるお嬢様らしいのだが、大丈夫か? お嬢様一人でこんなところに来ているけど。
「ふ~ん、メートはお嬢様ってやつだな」
「うん、メートはお嬢様だよ。なんかみんなそう言ってるから」
「いいのか? お嬢様……。こんなところに一人で来ていて」
「あ、それね~内緒で来てるから大丈夫」
「そうか~内緒か~じゃぁ……うん、大丈夫じゃないね?!」
「へいきへいき~」
っとまぁこんな感じだ。ハーピーと話していると、頭の中で、ファンファーレと少年神の声が聞こえてきた。どうやらレベルアップしたらしい。
『おめでとうアメミヤ! これで君はレベル2になったよ。レベル2の恩恵は相手に君の出したものを渡すことができるだ。面倒じゃなかったら、これからもこの世界を楽しんでね~♪』
神様……軽いだろ……。
まぁ上がったらしいのでありがたいことなのだろうけどな。そうか、これでこの間、俺の食ってた、お菓子が食いたいと駄々をこねてた、メートにお菓子をやることができるのか。とりあえず折角なのですぐ試してみよう。
いつものようにお菓子をイメージする。
ついでに国民的爽やかになる炭酸系のあの飲み物も出してみる。
「わぁ……じゅるっ」
うん、いい反応だな~。目がキラキラと輝いているな~。昔、近所にいた子供によくねだられていたっけかなぁ…。そういや、俺って、同年代には俺は受けは悪かったが、老人と子供には受けが良かったんだよなぁ……。
「食いたいか? お菓子」
「うん!」
「即答かw」
「うん!!」
俺はそっと窓の側にお菓子を持っいって、メートにお菓子をあげたいとイメージをする。窓が少し開いて、俺の手が出る。ただ、なんだろう手の周りにの空気は変わっていない気がする。お菓子の乗った俺の手と俺の顔を何度か見返して、メートがキョロキョロしている。
「ほらいいぞ、今ならそのお菓子が食べられるはずだ」
「う~んでも……」
「じゃあ俺が食べるけどいいか?」
「ダメ~~~!! メート食べたいもんそれ」
「じゃあ食べればいいだろ?」
手もあるし、受け取ればいいだろうと思って俺は、手の上にのせてメートにお菓子をあげていた。そのお菓子と俺を未だ交互に見比べているメート。しばらくそれを繰り返した後、周囲をさらに注意深く見て、意を決したように俺の手からお菓子を、口で加えて食べた。なんかそれを見た俺の感想はあれだ、小鳥に餌を手頭から与えたようなあの感覚。ちょっと可愛く感じたので頭をなでる。
「むふっひゃうっ!」
一瞬なんか変な声が上がっていたが、すぐに俺の手に残っている菓子を美味そうに食べだす。まぁこの時、なんとなくだけど、メートの態度が俺も少し変だなぁとは思っていたんだが、そのときはさほど気にしなかった。
「げふぅ~」
コー〇に関しては、飲みづらさそうだったのだが、それもこちらでペットボトルを持って、口を開けさせて、飲ませておいた。色々気に入って頂けたようで何よりだ。
口の側についている菓子くずを羽で拭いて目を輝かせているメート。あぁ、まだないかって感じね? じゃあ追加でも出しますか……と思っていたら、メートの後ろから少し慌てているような、俺には怒気を含んだような声が聞こえてきた。
「メート様!! 嫁入り前の娘が、な……なんていうことを」
「ひゃぁっ! ア……アナァ…?」
そこにはメートよりはだいぶ年上のメスのハーピーがいた。
目の前の光景が信じられない! といった感じにわなわなと震えながら。
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