ピアスを開ける

梨織

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ピアスを開ける

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ピアスを開ける。

自分の身体に穴を開ける。

親から貰った体に傷をつける。

そんな親不孝者が世の中にはたくさん居るらしい。

少年は、少女は、何故ピアスを開けるのだろうか

「痛」

「お前またテストの点を取らなかったか!!」

殴られる。痛い。少年は少女は考える。何を?何故?どうして?

怖いから。

殴られる瞬間の強張り、腹の底がキュッとなる。拳を握る。目ををぎゅっと瞑る。

怖いから。

少年は、少女はピアスを開ける。

何故?どうして?そんな事を?

「あのねぇ。君はもう大学に進学するんだよ?そういった生徒はもう推薦取り消しですから。」

「すみません。」

「謝るのならしないでよ。はぁ、もう帰って良いよ。貴方の親にキッチリ報告しますから。」

「はい。」

少年は、少女は川に行く。

水が冷たい。

「もう、良いかな」

少年は、少女は一つ思いつく。

何か。

「あ、、、はは、、、最後に一回ピアス開けよ」

少年は、少女は左耳にピアッサーを当て、震え、血の気が引き、手が冷たくなり、足先が冷たくなり、耳が冷える。

でも顔は暑い。

涙が出そうなほど怖い。

自分の身体傷つける。

お洒落じゃない。カッコつけじゃない。ただ。

「痛」

耳から血が軽く流れる。

「っ、、、、、、嫌だ、、、、死にたくなんてないよ。」

少年は、少女は川から上がり、どこかへ行く。

終わり
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