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四竅
36、砦の焦燥
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ベルンチャ族の襲撃を逃れた廉郡王とダヤン皇子の一行は、そのまま全力で駆けて砦に逃げ込んだ。報せを受けた騎士団団長のパーヴェルは絶句する。
蛮族に皇子が連れ去られるなど、帝国二千年の歴史においても初めてのことだ。それも、皇子は一人だけではない。三人もだ。
「マルインの奴がもたもたして、馬を射られて落馬しやがったのだ! それでアイリンを巻き込んだ! だから、もっと早くから、まともな馬術の師をつけろと、俺は前から!」
廉郡王が悔しさに地団駄を踏む。彼は、兄の肅郡王に対し、悪態をつき顎でこき使っているように見えながら、常に気づかい、守ってきたのだ。それを、みすみす目の前で蛮族どもに攫われた。大切な子分でもある、ただ一人の兄を。この悔しさたるや筆舌に尽くしがたい。
廉郡王は肅郡王が落馬したのを見た時、おそらく確実に囚われる彼を庇うために、その場に彼も留まろうとしたのだ。だが、正傅のゼクトと、侍従文官のゲルフィンらに止められた。
「殿下には二百の聖騎士を率いる義務があるのです!私情を優先させてはなりません!」
廉郡王は渋々、馬首を返す。その視界の端に、恭親王が二人を守るために馬首を巡らすのを収めながら。
「あの二人はともかく、ユエリンの腕なら逃げ切れたはずだ! 何で戻った!」
ゼクトが、沈痛な面持ちで言った。
「おそらくは……お二方の楯となるために、一緒に虜囚となる道を選ばれたのです」
「俺はダメで、あいつはいいのかよ!」
その役柄が許されるのであれば、肅郡王の弟である、廉郡王こそが担うべきだ。
「懼れながら。今現在では、殿下と恭親王殿下では、人質としての価値が断然異なります」
「何だとぉ?」
ゼクトの言葉に、廉郡王が色を生す。恭親王とは仲がいいが、自分が奴に劣っているのは容姿ぐらいだと思っている。
「殿下は皇太子殿下のご嫡男、正嫡ではございますが、皇太子殿下がご即位なさるまでは、皇位継承権がありません。対する恭親王殿下は皇后よりお生まれになった唯一の皇子、皇帝鍾愛のご愛子にございます。言わば、皇帝陛下が何に替えても取り戻そうとする、絶対に失われてはならない皇子にございます。……ですが、他のお二方はそうではない。あのお二方のお命を楯に、あちら側が何を要求しても、皇帝陛下は突っぱねる可能性が高い。そうなればまず、お命はありますまい。恭親王殿下もまた捕えられているとなれば、皇帝陛下もいくらかは譲歩せざるを得ない。……あなた様では、そこまでの譲歩を引き出すことは期待できません」
廉郡王は悔しそうに唇を引き結んだ。たしかに、廉郡王はそこまで皇帝には愛されていない。恭親王は、絶対に皇帝が、自分を見捨てない自信があるのであろう。
「……では、俺はどうしたらいい?」
「今は機会を待ち、情報を集めることです。敵を知らねば、勝つことはできません」
「わかった……。お前の配下を、潜入させられないか?」
「接触できるよう、命じてはいます。彼らを脱出させることは、おそらく無理でしょう」
三皇子に、傅役が三人、侍従武官が三人、文官が一人、さらに、皇宮騎士団派遣の聖騎士が三人。いかな凄腕の暗部といえ、十三人もの人間を包囲を破って逃がすことはできない。
すでに帝都には早馬を走らせている。北方異民族からも、おそらく遠からず接触があるであろう。
騎士団の副団長であるオロゴンが沈痛な面持ちで言った。
「何を目的として皇子を攫ったのか。それを知る必要があります」
「どーせ、賠償金あたりを要求するんじゃねーの?」
「彼らの暮らしは、一部、ベルン河の交易で嗜好品などを購入することもありますが、基本、自給自足です。莫大な賠償金など使いようもありません……おそらくは、ベルン南岸の土地を要求してくるでしょう」
廉郡王の言葉に、オロゴンが反論する。
「ベルンを以て帝国の北の境とするのは、始祖龍皇帝以来の聖法だ。それを違えるなんて、皇上にだってできねぇよ!」
廉郡王が叫ぶ。ゼクトも眉間に皺を寄せた。
「……成郡王殿下と肅郡王殿下のお二人だけでしたら、交渉の余地も無し、とお二人をお切り捨てになられたでしょうな。……恭親王殿下のためであれば、交渉だけは続けようとなさるでしょう」
ゼクトの言葉に、団長のパーヴェルが腕を組み、目を閉じた。北方辺境の寒風に晒された肌は日に焼け、髪には白いものが混じる。やはり白髪混じりの太い眉の間には、深い縦皺が刻まれる。
「少なくとも、蛮族が南下してすでにベルンを越えていたのに気づかなかった責任は、取らねばならぬでしょうな。殿下方と遭遇しなくとも、辺り一帯がすでに蹂躙され、占拠されていたかもしれぬ」
騎士としての彼の堅実なキャリアの中で、最大の汚点とも言うべき、痛恨の出来事である。
「こちらから交渉を申し出ることはできないの?」
ダヤン皇子が躊躇いがちに言う。彼は帝国の西方辺境の出であるから、異民族との交渉には慣れている。だが、ダヤン皇子の見知っている異民族は、髪の色や風俗こそ異なるものの、いずれも聖地の〈禁苑〉が説く陰陽の教えを奉ずる者たちだ。陰陽を奉じない者たちの考えることは想像もつかない。
「まず、ベルンを越えなければなりませんが、その先、北岸のどこに野営しているかすら、我々は掴んでおりません」
パーヴェルが苦い顔で言う。ダヤンは普段は軽薄そうにも見える端正な顔を歪ませ、心配そうに首を振った。
「一つ、気になることがあるのです」
それまで黙って聞いていた、廉郡王の侍従文官であるゲルフィンが言った。辺境の生活ということで、普段とは異なり髪も油で固めたりせず、片眼鏡も外している。彼が実の弟より可愛がっている甥のトルフィンもまた、恭親王とともに蛮族の手の内にある。
「彼らは凍ったベルンを越えて南岸に渡ってきたが、皇子たちを攫い、また北岸の野営地に戻りました。もともと、我々皇子ら一行に出会わなければ、そのまま南岸の村々を襲撃し、南岸に野営する予定だったと思われます。皇子を人質に有利な条件で南岸の割譲を要求するのであれば、南岸に陣を張っても構わないはずです」
「相変わらず、おめぇの話は回りくどいんだよ。要するに何が気になるのか、はっきり言えよ!」
廉郡王がイライラと自身の見るからに文系の侍従を睨みつける。文系ではあるが、そこらの騎士よりも剣も馬も使うのである。
「はい。皇子らを北岸に連れていく、理由があるのではないか、ということです」
「人質だから大事に囲い込もうってことじゃね?」
廉郡王の言葉に、ゲルフィンは首を振る。
「あれだけの数の遊牧民の野営地、南岸であろうが、騎士団とて用意に踏み込めません。ましては人質は皇子、絶対に危険にさらすことはできないのですよ。要求を通すための交渉のためならば、北でも南でも同じですよ。何か、別の理由があるのですよ。……皇子たちを北に連れていかなければならない、理由が」
ゲルフィンの言葉を表情を押し殺して聞いていたゼクトが、掠れた声で言った。
「それは……あまり縁起のいい話ではないな」
「はい。……もし彼らにとって皇子が特別な意味を持つならば、同行している者たちは邪魔者でしかありません」
ずっと沈黙を守って議論の行方を見守っていた、廉郡王の副傅エルドが思わず息を飲んだ。エルドは傍系ながら十二貴嬪家のリーフ家の出で、ゲルフィンらゲスト家と姻戚関係にある。
「つまり……侍従や傅役たちは不要として殺される恐れがある、と?」
エルドの言葉に、ゲルフィンは普段と変わらぬ表情で頷いた。
「ええ。始祖龍皇帝の聖法を違えるのは、皇子の身柄と引き換えであっても、認められるものではありません。だとすれば、それ以下の側近たちなど何の価値もないと、すぐに気づくでしょう。彼らは実際的であり、また食糧事情も厳しいのですよ。無駄飯を食わせてくれるとは思えませんな」
ほんのわずかに、聞きなれた者にしかわからぬ程度、ゲルフィンの声が震えた。ゲルフィンが懸命に抑え込んでいる動揺が、そのほんの少しの揺らぎに現れていた。
「とにかく、俺もいろいろ文献を漁ってはみます。交渉に入れば、捕虜への適切な扱いなどは要求できるでしょうし、捕虜のための食糧などの差し入れも、申し出てみてもよいかもしれません」
希望を捨てずにできることをするしかない。
砦に逃れた者たちも、これから長い焦燥の時を過ごすことになる。
蛮族に皇子が連れ去られるなど、帝国二千年の歴史においても初めてのことだ。それも、皇子は一人だけではない。三人もだ。
「マルインの奴がもたもたして、馬を射られて落馬しやがったのだ! それでアイリンを巻き込んだ! だから、もっと早くから、まともな馬術の師をつけろと、俺は前から!」
廉郡王が悔しさに地団駄を踏む。彼は、兄の肅郡王に対し、悪態をつき顎でこき使っているように見えながら、常に気づかい、守ってきたのだ。それを、みすみす目の前で蛮族どもに攫われた。大切な子分でもある、ただ一人の兄を。この悔しさたるや筆舌に尽くしがたい。
廉郡王は肅郡王が落馬したのを見た時、おそらく確実に囚われる彼を庇うために、その場に彼も留まろうとしたのだ。だが、正傅のゼクトと、侍従文官のゲルフィンらに止められた。
「殿下には二百の聖騎士を率いる義務があるのです!私情を優先させてはなりません!」
廉郡王は渋々、馬首を返す。その視界の端に、恭親王が二人を守るために馬首を巡らすのを収めながら。
「あの二人はともかく、ユエリンの腕なら逃げ切れたはずだ! 何で戻った!」
ゼクトが、沈痛な面持ちで言った。
「おそらくは……お二方の楯となるために、一緒に虜囚となる道を選ばれたのです」
「俺はダメで、あいつはいいのかよ!」
その役柄が許されるのであれば、肅郡王の弟である、廉郡王こそが担うべきだ。
「懼れながら。今現在では、殿下と恭親王殿下では、人質としての価値が断然異なります」
「何だとぉ?」
ゼクトの言葉に、廉郡王が色を生す。恭親王とは仲がいいが、自分が奴に劣っているのは容姿ぐらいだと思っている。
「殿下は皇太子殿下のご嫡男、正嫡ではございますが、皇太子殿下がご即位なさるまでは、皇位継承権がありません。対する恭親王殿下は皇后よりお生まれになった唯一の皇子、皇帝鍾愛のご愛子にございます。言わば、皇帝陛下が何に替えても取り戻そうとする、絶対に失われてはならない皇子にございます。……ですが、他のお二方はそうではない。あのお二方のお命を楯に、あちら側が何を要求しても、皇帝陛下は突っぱねる可能性が高い。そうなればまず、お命はありますまい。恭親王殿下もまた捕えられているとなれば、皇帝陛下もいくらかは譲歩せざるを得ない。……あなた様では、そこまでの譲歩を引き出すことは期待できません」
廉郡王は悔しそうに唇を引き結んだ。たしかに、廉郡王はそこまで皇帝には愛されていない。恭親王は、絶対に皇帝が、自分を見捨てない自信があるのであろう。
「……では、俺はどうしたらいい?」
「今は機会を待ち、情報を集めることです。敵を知らねば、勝つことはできません」
「わかった……。お前の配下を、潜入させられないか?」
「接触できるよう、命じてはいます。彼らを脱出させることは、おそらく無理でしょう」
三皇子に、傅役が三人、侍従武官が三人、文官が一人、さらに、皇宮騎士団派遣の聖騎士が三人。いかな凄腕の暗部といえ、十三人もの人間を包囲を破って逃がすことはできない。
すでに帝都には早馬を走らせている。北方異民族からも、おそらく遠からず接触があるであろう。
騎士団の副団長であるオロゴンが沈痛な面持ちで言った。
「何を目的として皇子を攫ったのか。それを知る必要があります」
「どーせ、賠償金あたりを要求するんじゃねーの?」
「彼らの暮らしは、一部、ベルン河の交易で嗜好品などを購入することもありますが、基本、自給自足です。莫大な賠償金など使いようもありません……おそらくは、ベルン南岸の土地を要求してくるでしょう」
廉郡王の言葉に、オロゴンが反論する。
「ベルンを以て帝国の北の境とするのは、始祖龍皇帝以来の聖法だ。それを違えるなんて、皇上にだってできねぇよ!」
廉郡王が叫ぶ。ゼクトも眉間に皺を寄せた。
「……成郡王殿下と肅郡王殿下のお二人だけでしたら、交渉の余地も無し、とお二人をお切り捨てになられたでしょうな。……恭親王殿下のためであれば、交渉だけは続けようとなさるでしょう」
ゼクトの言葉に、団長のパーヴェルが腕を組み、目を閉じた。北方辺境の寒風に晒された肌は日に焼け、髪には白いものが混じる。やはり白髪混じりの太い眉の間には、深い縦皺が刻まれる。
「少なくとも、蛮族が南下してすでにベルンを越えていたのに気づかなかった責任は、取らねばならぬでしょうな。殿下方と遭遇しなくとも、辺り一帯がすでに蹂躙され、占拠されていたかもしれぬ」
騎士としての彼の堅実なキャリアの中で、最大の汚点とも言うべき、痛恨の出来事である。
「こちらから交渉を申し出ることはできないの?」
ダヤン皇子が躊躇いがちに言う。彼は帝国の西方辺境の出であるから、異民族との交渉には慣れている。だが、ダヤン皇子の見知っている異民族は、髪の色や風俗こそ異なるものの、いずれも聖地の〈禁苑〉が説く陰陽の教えを奉ずる者たちだ。陰陽を奉じない者たちの考えることは想像もつかない。
「まず、ベルンを越えなければなりませんが、その先、北岸のどこに野営しているかすら、我々は掴んでおりません」
パーヴェルが苦い顔で言う。ダヤンは普段は軽薄そうにも見える端正な顔を歪ませ、心配そうに首を振った。
「一つ、気になることがあるのです」
それまで黙って聞いていた、廉郡王の侍従文官であるゲルフィンが言った。辺境の生活ということで、普段とは異なり髪も油で固めたりせず、片眼鏡も外している。彼が実の弟より可愛がっている甥のトルフィンもまた、恭親王とともに蛮族の手の内にある。
「彼らは凍ったベルンを越えて南岸に渡ってきたが、皇子たちを攫い、また北岸の野営地に戻りました。もともと、我々皇子ら一行に出会わなければ、そのまま南岸の村々を襲撃し、南岸に野営する予定だったと思われます。皇子を人質に有利な条件で南岸の割譲を要求するのであれば、南岸に陣を張っても構わないはずです」
「相変わらず、おめぇの話は回りくどいんだよ。要するに何が気になるのか、はっきり言えよ!」
廉郡王がイライラと自身の見るからに文系の侍従を睨みつける。文系ではあるが、そこらの騎士よりも剣も馬も使うのである。
「はい。皇子らを北岸に連れていく、理由があるのではないか、ということです」
「人質だから大事に囲い込もうってことじゃね?」
廉郡王の言葉に、ゲルフィンは首を振る。
「あれだけの数の遊牧民の野営地、南岸であろうが、騎士団とて用意に踏み込めません。ましては人質は皇子、絶対に危険にさらすことはできないのですよ。要求を通すための交渉のためならば、北でも南でも同じですよ。何か、別の理由があるのですよ。……皇子たちを北に連れていかなければならない、理由が」
ゲルフィンの言葉を表情を押し殺して聞いていたゼクトが、掠れた声で言った。
「それは……あまり縁起のいい話ではないな」
「はい。……もし彼らにとって皇子が特別な意味を持つならば、同行している者たちは邪魔者でしかありません」
ずっと沈黙を守って議論の行方を見守っていた、廉郡王の副傅エルドが思わず息を飲んだ。エルドは傍系ながら十二貴嬪家のリーフ家の出で、ゲルフィンらゲスト家と姻戚関係にある。
「つまり……侍従や傅役たちは不要として殺される恐れがある、と?」
エルドの言葉に、ゲルフィンは普段と変わらぬ表情で頷いた。
「ええ。始祖龍皇帝の聖法を違えるのは、皇子の身柄と引き換えであっても、認められるものではありません。だとすれば、それ以下の側近たちなど何の価値もないと、すぐに気づくでしょう。彼らは実際的であり、また食糧事情も厳しいのですよ。無駄飯を食わせてくれるとは思えませんな」
ほんのわずかに、聞きなれた者にしかわからぬ程度、ゲルフィンの声が震えた。ゲルフィンが懸命に抑え込んでいる動揺が、そのほんの少しの揺らぎに現れていた。
「とにかく、俺もいろいろ文献を漁ってはみます。交渉に入れば、捕虜への適切な扱いなどは要求できるでしょうし、捕虜のための食糧などの差し入れも、申し出てみてもよいかもしれません」
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