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3、過去の瑕
情事*
到着する東の貴族の中には、恭親王が個人的に謁見しなければならない者もおり、必然的に執務の時間が取られて書類の処理が後回しにされる。夕食すらアデライードと同席できず、夜遅くまでかかる書類の処理に疲れ切り、ただただアデライードに癒されたいと速足で寝室に帰れば、すでに熟睡しているアデライードを見下ろして、恭親王はその翡翠色の瞳が見られないことに落胆を覚える。きっと、何の躊躇いもなく当たり前に先にベッドに入ったのであろうアデライードの、いっそ清々しいほど無邪気な寝顔を眺め、小さな溜息をつく。
愛されていないわけではないと思うが、明らかな愛情の偏りに少しばかり哀しくなる。
たしかに、雄の龍種はほとんど狂気のようにその番を求めるが、雌の龍種はそれほどでないと言われる。
かつて、自分に無償の愛を注いでくれた側室に冷たくした報いであろうかと、それでも眠るアデライードから視線を外すことができず、じっと見つめたまま恭親王は衣服を解く。ピンを外して肩衣を脱ぎ、それを寝台脇の椅子の背にかけ、上着を脱ぎ捨てる。黒革の長靴を脱ぎ、傍らに用意されている夜着に自分で着替え、静かに寝台の上にあがると、アデライードの隣に身体を横たえた。
後宮の暮らしにすっかり馴染み、汚されてしまった自分と違い、アデライードはどこまでも清純で、濁りのないままだ。片腕で頬杖をつきながら、もう片方の手でアデライードの白い額を撫でた。指先から、アデライードの〈王気〉が流れ込んでくる。その甘さに抗しきれずに唇を近づけて優しく唇を奪う。柔らかい感触と、流れ込む〈王気〉、そして鼻腔をくすぐる薔薇の香り――。
気持ちよさそうに眠っているのを起こすのは可哀想だと思いながら、恭親王は触れたことでどうしようもなく動く自らの欲を制御できず、アデライードの上に覆いかぶさるようにして、アデライードの唇を舌でこじ開けてその口内を蹂躙する。
「……ん……」
息苦しさにアデライードが顔を背ける。その細い首筋の白さが目に痛いほどで、思わずそこに唇を寄せて吸い上げる。
「……んん……」
深い眠りの底にいるアデライードは少しばかり身体を動かすが、まだ目を醒ます徴候もなかった。恭親王は彼女の白い絹の夜着の紐を解き、前をはだけて白い胸を露わにする。形のよい、真っ白で美しい二つの丘。丘のあわいには、昨夜彼が執着のままに吸い上げてつけた、紫色の鬱血痕が花弁のように散っている。まるで探し求めていた稀覯本を手に入れた蔵書家が、所蔵の歓びに押しまくる蔵書印のように、彼もまた、彼女の肌に自分の所有印を刻まずにはいられなかった。
今夜も彼はその柔らかな白い膨らみに顔を押し付け、芳しい香りと滑らかで柔らかな感触に酔い痴れる。
(ああ気持ちがいい……いっそ小人になってこの谷間で暮らしたい……)
唇と舌とときには軽く歯を立てて、彼は二つの膨らみの愛撫に没頭する。両手で膨らみを揉みしだきつつ、刺激を受けて色づいて立ち上がった頂きの赤い蕾を口に含み、舌で転がし、吸い上げてはちゅぽんと口から離す。唾液でてらてらと輝くそれは愛らしく、限りなく淫靡に見えて、歯で噛みちぎってしまいたいほど、彼の獣性を刺激する。もう一度くちに咥えて執拗に舌と唇で舐めしゃぶっていると、アデライードはさすがに少しばかり息を荒げ始める。
「……んんっ……はっ……ああっ……」
耳に入る甘く儚い声が、彼の脳天を焼く。可愛い、愛しい、好きだ、我慢できない、無茶苦茶にしてしまいたい。そんな衝動に突き動かされて、彼はひたすら乳首を吸い続ける。
「はあっ……ん……ふっ……あっ……」
相当深く眠っていたのか、アデライードの意識はまだ浮上しなかった。それでも首を振り、眉根を寄せて微かな喘ぎ声をあげる。恭親王は唇を腹から臍へと滑らし、アデライードの夜着を全て脱がせると、白くか細い脚に手をかけてそれを開いた。
眠りの中で愛撫されて感じているのか、その秘密の場所はすでに濡れて妖しく光っていた。大きな掌で内股を撫でながら、秘所に唇を寄せる。舌からアデライードの強烈な〈王気〉が流れ込み、一瞬で彼の全身を駆け抜ける。媚肉を舌で割って、襞を舐めとるようにして、流れ出る蜜を味わう。甘い――。パンにつけて喰いたいくらい甘い。変態だと嫌われそうだからしないけれど。
「あっ……あん……ああっ……ふぁっ……えっ……あああっ?」
ふいに喘ぎ声の調子が変わった。
「だ……だれっ……なにっ……を……ああああっ……やああっあっあっ」
アデライードはどうやら強烈な快感に目を醒ましたらしい。誰かが自分の秘所に顔を埋めている状況にパニックを起こす。同時に容赦なく与えられる快楽にただ驚愕して身体を捩った。
「ああっやあっ……あっああ――――――っ」
舌で愛撫して赤く膨れた花芯を強く吸ってやると、アデライードが白い身体をしならせて達する。そうして肩で息をしながら身体を起こし、両脚を抱えるようにして秘所に舌を這わせる夫を見て、言葉も出ないようであった。
「あ……でん、か……?」
「すまない、アデライード。あまりに可愛すぎて、我慢できなかった。……挿れて、いいか?」
普段はある余裕が、今夜に限ってはなぜかなかった。一刻も早くアデライードと一つになり、彼女が自分のものだと確認したかった。
「でも……ちょっとまって……その……」
アデライードは寝込みを襲われて、状況が理解できないのであろう。否応なく与えられた快楽の余韻に震えるだけだ。恭親王は素早く夜着を脱ぎ捨てると、アデライードの細い身体を抱き寄せ、すでにはちきれんばかりに猛り立った自身の剛直に手を添えて、彼女の蜜口に押し当てる。ずぷり、と切先を埋め込んで、ゆっくりと彼女の体内に入り込んでいく。
「あっ……あああっ……あふっ……」
「はあっ……アデライード……相変わらずキツい……」
彼を包み込む襞が蠢いて、アデライードの〈王気〉が彼の肉楔に流れ込んでくる。強烈な快感。
内部を味わうように最奥まで貫いて、恭親王ははあと熱い息を吐いた。
「奥まで……つながった……あなたは、私のものだ……」
両脇の下から腕を差し込んでアデライードを抱きしめる。ぎゅっと身体を寄せ合えば、アデライードの柔らかい胸が、恭親王の鍛え上げた固い胸に潰される。密着した肌と肌から互いの〈王気〉が流れ込み、交じり合い、純化される。
「ああ……アデライード……愛してる……」
力強い両腕でアデライードを掻き抱き、首筋に這わせた唇を顎から耳に伝わせ、耳朶を口に含む。舌で耳の穴を舐めれば、アデライードが身体をびくりと震わせて甘い喘ぎを漏らす。
「は……ああっ……そこっ……だめっ……」
首筋に唇を這わせたままアデライードを横たえると、片足の膝の裏を掴んでより深いところを抉るように腰を動かす。最奥を突けば、アデライードが悲鳴のような嬌声を上げた。
「ああっ……あああっ……奥……だめっ……」
「だめじゃないだろう? イイんだろう?」
そう揶揄うように耳元で囁きながら、腰を動かす。深く浅く、ゆっくりと何度も嬲るように動かせば、アデライードは首を振り、髪を乱して快楽み身悶え、あっと言う間に上り詰める。体内を熱い楔で穿たれ、縦横に突き上げられ揺すぶられ、何度も何度も、男の望むままに媚態をさらし、羞恥で狂いそうになりながら、快楽の淵に沈められる。やがて男の方も息を荒げ、腰を打ち付ける速度がどんどんと早まり、最後は狂ったように腰をぶつけてきた。
「くっ……はっ……ああっ……アデラ、イード……」
アデライードの膝の裏を両手で掴んで膝が胸につくほど折り曲げ、寝台に彼の楔で縫いとめるかのように幾度も腰を打ち付けて、最奥に熱い飛沫を浴びせかける。男の脳天から爪先まで、信じられないような快感の痺れが突き抜け、男は鍛え上げた身体をしばらくそのままの姿勢で硬直させていた。恭親王の顎に溜まった汗の滴が、アデライードの丸い柔らかな胸の谷間に滴る。絶頂に至るまでの狂ったような激しい動きとは違う、ゆったりとした抽挿を数度繰り返してあるだけの精を吐き出し、それでもまだ彼女の中から出たくなくて、挿れたままでアデライードの身体を抱きしめ、唇を塞いだ。
愛されていないわけではないと思うが、明らかな愛情の偏りに少しばかり哀しくなる。
たしかに、雄の龍種はほとんど狂気のようにその番を求めるが、雌の龍種はそれほどでないと言われる。
かつて、自分に無償の愛を注いでくれた側室に冷たくした報いであろうかと、それでも眠るアデライードから視線を外すことができず、じっと見つめたまま恭親王は衣服を解く。ピンを外して肩衣を脱ぎ、それを寝台脇の椅子の背にかけ、上着を脱ぎ捨てる。黒革の長靴を脱ぎ、傍らに用意されている夜着に自分で着替え、静かに寝台の上にあがると、アデライードの隣に身体を横たえた。
後宮の暮らしにすっかり馴染み、汚されてしまった自分と違い、アデライードはどこまでも清純で、濁りのないままだ。片腕で頬杖をつきながら、もう片方の手でアデライードの白い額を撫でた。指先から、アデライードの〈王気〉が流れ込んでくる。その甘さに抗しきれずに唇を近づけて優しく唇を奪う。柔らかい感触と、流れ込む〈王気〉、そして鼻腔をくすぐる薔薇の香り――。
気持ちよさそうに眠っているのを起こすのは可哀想だと思いながら、恭親王は触れたことでどうしようもなく動く自らの欲を制御できず、アデライードの上に覆いかぶさるようにして、アデライードの唇を舌でこじ開けてその口内を蹂躙する。
「……ん……」
息苦しさにアデライードが顔を背ける。その細い首筋の白さが目に痛いほどで、思わずそこに唇を寄せて吸い上げる。
「……んん……」
深い眠りの底にいるアデライードは少しばかり身体を動かすが、まだ目を醒ます徴候もなかった。恭親王は彼女の白い絹の夜着の紐を解き、前をはだけて白い胸を露わにする。形のよい、真っ白で美しい二つの丘。丘のあわいには、昨夜彼が執着のままに吸い上げてつけた、紫色の鬱血痕が花弁のように散っている。まるで探し求めていた稀覯本を手に入れた蔵書家が、所蔵の歓びに押しまくる蔵書印のように、彼もまた、彼女の肌に自分の所有印を刻まずにはいられなかった。
今夜も彼はその柔らかな白い膨らみに顔を押し付け、芳しい香りと滑らかで柔らかな感触に酔い痴れる。
(ああ気持ちがいい……いっそ小人になってこの谷間で暮らしたい……)
唇と舌とときには軽く歯を立てて、彼は二つの膨らみの愛撫に没頭する。両手で膨らみを揉みしだきつつ、刺激を受けて色づいて立ち上がった頂きの赤い蕾を口に含み、舌で転がし、吸い上げてはちゅぽんと口から離す。唾液でてらてらと輝くそれは愛らしく、限りなく淫靡に見えて、歯で噛みちぎってしまいたいほど、彼の獣性を刺激する。もう一度くちに咥えて執拗に舌と唇で舐めしゃぶっていると、アデライードはさすがに少しばかり息を荒げ始める。
「……んんっ……はっ……ああっ……」
耳に入る甘く儚い声が、彼の脳天を焼く。可愛い、愛しい、好きだ、我慢できない、無茶苦茶にしてしまいたい。そんな衝動に突き動かされて、彼はひたすら乳首を吸い続ける。
「はあっ……ん……ふっ……あっ……」
相当深く眠っていたのか、アデライードの意識はまだ浮上しなかった。それでも首を振り、眉根を寄せて微かな喘ぎ声をあげる。恭親王は唇を腹から臍へと滑らし、アデライードの夜着を全て脱がせると、白くか細い脚に手をかけてそれを開いた。
眠りの中で愛撫されて感じているのか、その秘密の場所はすでに濡れて妖しく光っていた。大きな掌で内股を撫でながら、秘所に唇を寄せる。舌からアデライードの強烈な〈王気〉が流れ込み、一瞬で彼の全身を駆け抜ける。媚肉を舌で割って、襞を舐めとるようにして、流れ出る蜜を味わう。甘い――。パンにつけて喰いたいくらい甘い。変態だと嫌われそうだからしないけれど。
「あっ……あん……ああっ……ふぁっ……えっ……あああっ?」
ふいに喘ぎ声の調子が変わった。
「だ……だれっ……なにっ……を……ああああっ……やああっあっあっ」
アデライードはどうやら強烈な快感に目を醒ましたらしい。誰かが自分の秘所に顔を埋めている状況にパニックを起こす。同時に容赦なく与えられる快楽にただ驚愕して身体を捩った。
「ああっやあっ……あっああ――――――っ」
舌で愛撫して赤く膨れた花芯を強く吸ってやると、アデライードが白い身体をしならせて達する。そうして肩で息をしながら身体を起こし、両脚を抱えるようにして秘所に舌を這わせる夫を見て、言葉も出ないようであった。
「あ……でん、か……?」
「すまない、アデライード。あまりに可愛すぎて、我慢できなかった。……挿れて、いいか?」
普段はある余裕が、今夜に限ってはなぜかなかった。一刻も早くアデライードと一つになり、彼女が自分のものだと確認したかった。
「でも……ちょっとまって……その……」
アデライードは寝込みを襲われて、状況が理解できないのであろう。否応なく与えられた快楽の余韻に震えるだけだ。恭親王は素早く夜着を脱ぎ捨てると、アデライードの細い身体を抱き寄せ、すでにはちきれんばかりに猛り立った自身の剛直に手を添えて、彼女の蜜口に押し当てる。ずぷり、と切先を埋め込んで、ゆっくりと彼女の体内に入り込んでいく。
「あっ……あああっ……あふっ……」
「はあっ……アデライード……相変わらずキツい……」
彼を包み込む襞が蠢いて、アデライードの〈王気〉が彼の肉楔に流れ込んでくる。強烈な快感。
内部を味わうように最奥まで貫いて、恭親王ははあと熱い息を吐いた。
「奥まで……つながった……あなたは、私のものだ……」
両脇の下から腕を差し込んでアデライードを抱きしめる。ぎゅっと身体を寄せ合えば、アデライードの柔らかい胸が、恭親王の鍛え上げた固い胸に潰される。密着した肌と肌から互いの〈王気〉が流れ込み、交じり合い、純化される。
「ああ……アデライード……愛してる……」
力強い両腕でアデライードを掻き抱き、首筋に這わせた唇を顎から耳に伝わせ、耳朶を口に含む。舌で耳の穴を舐めれば、アデライードが身体をびくりと震わせて甘い喘ぎを漏らす。
「は……ああっ……そこっ……だめっ……」
首筋に唇を這わせたままアデライードを横たえると、片足の膝の裏を掴んでより深いところを抉るように腰を動かす。最奥を突けば、アデライードが悲鳴のような嬌声を上げた。
「ああっ……あああっ……奥……だめっ……」
「だめじゃないだろう? イイんだろう?」
そう揶揄うように耳元で囁きながら、腰を動かす。深く浅く、ゆっくりと何度も嬲るように動かせば、アデライードは首を振り、髪を乱して快楽み身悶え、あっと言う間に上り詰める。体内を熱い楔で穿たれ、縦横に突き上げられ揺すぶられ、何度も何度も、男の望むままに媚態をさらし、羞恥で狂いそうになりながら、快楽の淵に沈められる。やがて男の方も息を荒げ、腰を打ち付ける速度がどんどんと早まり、最後は狂ったように腰をぶつけてきた。
「くっ……はっ……ああっ……アデラ、イード……」
アデライードの膝の裏を両手で掴んで膝が胸につくほど折り曲げ、寝台に彼の楔で縫いとめるかのように幾度も腰を打ち付けて、最奥に熱い飛沫を浴びせかける。男の脳天から爪先まで、信じられないような快感の痺れが突き抜け、男は鍛え上げた身体をしばらくそのままの姿勢で硬直させていた。恭親王の顎に溜まった汗の滴が、アデライードの丸い柔らかな胸の谷間に滴る。絶頂に至るまでの狂ったような激しい動きとは違う、ゆったりとした抽挿を数度繰り返してあるだけの精を吐き出し、それでもまだ彼女の中から出たくなくて、挿れたままでアデライードの身体を抱きしめ、唇を塞いだ。
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