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第3章:ウェルギリウス
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私の名前はヴィルヒリオ。ごく普通の男だといえるだろう。毎朝ベッドから起き、シャワーを浴び、服を着て、コーヒーと朝食を用意し、食べ終えると仕事に向かう。私は友人が創業した会社で秘書として働いている。彼の名前はダンテで、彼は次元やマルチバースを移動できる力を持っており、別の世界へ行くことができる。その力のおかげで、彼は他の世界へ送られた人々の「未解決の問題」を扱う会社を立ち上げた。聞こえは面白い仕事だが、慣れてしまうと繰り返しのように感じられる。
ちょうど事務所に着くと、ダンテが客を相手にしていて、ベアが彼らのためにお茶を用意していた。見た目は無邪気な女の子で、体つきも顔立ちも可愛いベアだが、見かけに騙されてはいけない。ベアは実は狂気じみた精神の持ち主で、ゴア(流血描写)に中毒になっている。前に私たちが始末した相手の頭蓋骨を保管していたこともある。言い忘れていたが、この会社は依頼による殺しも受けている。とはいえ「会社」と呼んでいるだけで、実際にはここで働いているのは私たち三人だけだし、事務所自体がダンテとベアの住まいでもある。事務所には彼らの居間へ通じる扉もある。さて、事務所に着くと私は自分の机に行き、少しくつろいだ。
ダンテが私に気づいて言った。
「おはよう」
私は答えた。
「おはよう、ダン」
ダンテとは相互に信頼し合っている。彼は無愛想で気難しいところもあるが、根は人を助けるのが好きないい奴だ。ただ時々ひどく悲観的で頭が痛くなることもある。さて、机の上からバッグを取り出し、紙とペン、インクを取り出して詩を書き始める。実は私はこの世界で評価されている詩人だが、匿名を貫いている。多くの人に囲まれるのは望まないからだ。普段は人生の良い面も悪い面も題材にして詩を書く。詩作は私の情熱であり、この事務所で働くことは私の書き方を大いに向上させてくれた。環境のせいかもしれないが、ここで働くのがとても楽しい。
ダンテがちょうど客との話を終えると、ベアに言った。
「ベア、仕事がある。超機密で君しか手伝えない」
ベアは文句も言わずすぐに引き受けた。彼女はこういうことに興奮するのだ。次にダンテは私に尋ねた。
「ねえ、ヴァージル、君も行かないか? 君の神秘的な力があれば助かるんだが」
私は答えた。
「いいえ、ここで詩を書いていたいです」
彼は言った。
「わかった。せめてトイレットペーパーを買いに行ってくれないか。もう切れてるんだ。それとコピー機のインクもない。ここの世界では売ってないから、金を渡すし、世界間を移動させる宝石の欠片も少し渡すから行ってきてくれ」
私は「わかった」と答えた。
彼らは出かけ、事務所には私一人だけになった。私は一人でいるのが好きだ。二人がいないと事務所は静かで、詩を書くにはとても落ち着く。詩を書くと天にも登るような気持ちになり、内面的な平安を感じる。詩作は私にとって非常に治療的でもある。すでに一時間が過ぎ、いくつかの原稿を書き終えた。休憩を取るタイミングも自分でわかる。昼食時にはいつもお気に入りのパスタを頼み、食べ終えるとダンテに頼まれた買い物に出かける時間だ。トイレットペーパーは街のギルド近くの店で売っている。あとはインクだ。インクはダンテがくれた宝石の欠片を使って「別の世界」へ行き、そこから買うつもりだ。ポータルを開き、その世界の店に入ると、親切な店員が迎えてくれた。
「おはようございます。何をお探しですか」
私は人と話すのが得意ではない。ここの言語は私の世界の言葉に似ているが、話すのは難しい。
「コピー機用のインクをください」
言葉はうまく出た。
「申し訳ありません、全部売り切れてしまいました。誰かが全部買っていきました」
それで別の店に行ったが、そこにもインクはなかった。行く店ごとに同じことを言われた。「誰かが全部買っていった」と。私は(誰がそんなに大量のインクを何するんだろう)と疑問に思ったが、仕方なく事務所へ戻ることにした。事務所の近くで、路地のそばにいる謎めいた人物に出会った。その人物は言った。
「友よ、君が探しているもののありかを知っている」
私は答えた。
「本当ですか? 教えてください」
するとその男は、探しているものの場所を教え始めた。
「君が探しているのは伝説の宝だ。世界の最も遠い隅でしか手に入らない。多くの魂がそれを求めて命を落とした。ここに地図をやろう。勇者だけがその秘宝を手にできる」
単なるコピー機のインクが伝説の秘宝だというのは大げさに思えたが、この世界ではコピー機自体が手に入りにくい物だから、多少の理屈は通る。私はその地図を受け取り、旅に出た。山や川を越え、旅の途中で何人かの友人を作り、いくつかの貴重な魔法の品を手に入れ、強力な敵とも戦った。しかし旅の目的を忘れたことはなかった。ついにその男が示した場所にたどり着いた。そこは店のようには見えなかったが、文句は言えない。目の前には大きな扉があり、私はそれを店の入り口だと思って開けた。中には地図をくれたあの謎の男がいて、言った。
「ここまで来たか、若き冒険者よ。もしその貴重な秘宝を手に入れたいなら、私を倒さねばならない」
すると男は本性を現し、炎の翼を持つ巨大な悪魔の姿になった。自らを地獄の第三の円の最強の悪魔だと名乗り、激しく襲いかかってきた。私には、ただコピー機のインクのためにここまでやるのは過剰だと思えたが、黙って見ているわけにもいかない。そこで私は自分の神秘的な力を使うことにした。
「私は詩人だ。詩は私の存在、私の魂の反映だ。書くことがすべてであり、詩は私の武器だ」
私の能力は、詩の形で何かを描写すれば、その物を創造できるというものだ。ただし、私がその仕組みを理解している物に限られる。だからまず詩で電気ショックを与える銃を作った。あの、ケーブルを飛ばして高電圧で相手を無力化するタイプの銃だ。それから別の詩で、ナトリウムを基にした水(導電性のある液体)を作り、部屋を満たした。安全な場所に移動してから悪魔に向けて電気銃を撃つと、水が導体となって放電し、致命的なダメージを与えた。悪魔は焼け焦げて床に倒れた。さらに別の詩でいくつかのスポンジを作り、水を吸い取らせた。私は悪魔に近づくと、彼は言った。
「ふふ、よくやった。勝ったな。宝を受け取れ」
目の前に光り輝く箱が現れた。開けると、最高級の聖剣が入っていた。悪魔は言った。
「その剣は選ばれし者しか扱えない。君は暗黒の力と戦う伝説の英雄として選ばれたのだ、そして…」
私は遮った。
「それがどうしてコピー機のインクを見つけるのに役立つんだ?」
悪魔は答えた。
「何を言っているんだ?」
私は言った。
「コピー機のインクが必要なんだ。それを手に入れるためにここまで来たんだ」
悪魔は言った。
「坊や、何のことだかわからないが構わない。今や君は選ばれし者だ…」 *(私は悪魔の頭を一撃した)*
剣で彼の頭を打ち、怒りを込めて言った。
「聞け…こんなゲームじみた茶番をインクのためにやっているんだ。俺は『選ばれし者』なんて興味ない。コピー機のインクが欲しいだけなんだ」
悪魔は怯えて言った。
「何のことか知らない…ただ仕事をしているだけだ」
私は答えた。
「俺も自分の仕事をしたいんだ。つまらないこともあるし、いら立つこともあるが、それでも楽しんでいる。楽しめる限り続けるつもりだ」
悪魔は尋ねた。
「ところで、どうしてその力を使わなかったんだ?」
「え?」
「君の力は物を創造できるんだろう? 探しているものを自分で作ればいいじゃないか」
…
私はすぐに事務所に戻った。トイレットペーパーを所定の場所に置き、力でコピー機用のインクの詰め合わせを作った。それから自分の机に戻り、いくつかの詩の草稿を書き続けた。やがてダンテとベアが任務から戻ってきた。二人とも興奮しているようだった。ダンテは言った。
「最高だった! 人生で一番のミッションだ。こんなの初めてだ。裏切りもあったし、陰謀もあったし、キャラクターの成長もあった」
ベアは答えた。
「血もたくさんあったし、狂気もあったし、何よりロマンスが多かったわ」
ダンテはベアを抱きしめ、優しく言った。
「ロマンスが多すぎるよ、僕の愛しいキャラメル」
ベアは色っぽく返した。
「後で部屋で待ってるわよ、私のハニーパイ」
ベアは二人の居間へ向かい、扉を閉める前にダンテにキスを投げた。あの二人があんなに甘々なのを見たのは初めてで、私はその甘さに吐き気を催しそうになった。やがてダンテが私に尋ねた。
「ねえ、ヴァージル、頼んだもの買ってきたか?」
私は答えた。
「はい、買ってきました」
彼は言った。
「君には簡単だっただろう。実際、君の仕事はあまりにも単純だ。きっと一日中退屈しているんだろう。君の顔を見ているといつも退屈そうに見える」
私は答えた。
「そうかもしれないね」
彼は言った。
「まあいい。今日は残りの時間を休みにしろ。俺は結婚した女の子の下品な欲望を満たすのに忙しいから」
私は言った。
「わかりました」
荷物をまとめて家に帰った。時々この仕事は退屈だ。あの二人のようにミッションに出ることはないだろうが、それでもここで働くのが好きだ。楽しめる限り、退屈だったり伝説の悪魔と戦ったりしても構わない。私はこの仕事を続けるつもりだ。本当に自分の仕事を楽しんでいるのだから。
ちょうど事務所に着くと、ダンテが客を相手にしていて、ベアが彼らのためにお茶を用意していた。見た目は無邪気な女の子で、体つきも顔立ちも可愛いベアだが、見かけに騙されてはいけない。ベアは実は狂気じみた精神の持ち主で、ゴア(流血描写)に中毒になっている。前に私たちが始末した相手の頭蓋骨を保管していたこともある。言い忘れていたが、この会社は依頼による殺しも受けている。とはいえ「会社」と呼んでいるだけで、実際にはここで働いているのは私たち三人だけだし、事務所自体がダンテとベアの住まいでもある。事務所には彼らの居間へ通じる扉もある。さて、事務所に着くと私は自分の机に行き、少しくつろいだ。
ダンテが私に気づいて言った。
「おはよう」
私は答えた。
「おはよう、ダン」
ダンテとは相互に信頼し合っている。彼は無愛想で気難しいところもあるが、根は人を助けるのが好きないい奴だ。ただ時々ひどく悲観的で頭が痛くなることもある。さて、机の上からバッグを取り出し、紙とペン、インクを取り出して詩を書き始める。実は私はこの世界で評価されている詩人だが、匿名を貫いている。多くの人に囲まれるのは望まないからだ。普段は人生の良い面も悪い面も題材にして詩を書く。詩作は私の情熱であり、この事務所で働くことは私の書き方を大いに向上させてくれた。環境のせいかもしれないが、ここで働くのがとても楽しい。
ダンテがちょうど客との話を終えると、ベアに言った。
「ベア、仕事がある。超機密で君しか手伝えない」
ベアは文句も言わずすぐに引き受けた。彼女はこういうことに興奮するのだ。次にダンテは私に尋ねた。
「ねえ、ヴァージル、君も行かないか? 君の神秘的な力があれば助かるんだが」
私は答えた。
「いいえ、ここで詩を書いていたいです」
彼は言った。
「わかった。せめてトイレットペーパーを買いに行ってくれないか。もう切れてるんだ。それとコピー機のインクもない。ここの世界では売ってないから、金を渡すし、世界間を移動させる宝石の欠片も少し渡すから行ってきてくれ」
私は「わかった」と答えた。
彼らは出かけ、事務所には私一人だけになった。私は一人でいるのが好きだ。二人がいないと事務所は静かで、詩を書くにはとても落ち着く。詩を書くと天にも登るような気持ちになり、内面的な平安を感じる。詩作は私にとって非常に治療的でもある。すでに一時間が過ぎ、いくつかの原稿を書き終えた。休憩を取るタイミングも自分でわかる。昼食時にはいつもお気に入りのパスタを頼み、食べ終えるとダンテに頼まれた買い物に出かける時間だ。トイレットペーパーは街のギルド近くの店で売っている。あとはインクだ。インクはダンテがくれた宝石の欠片を使って「別の世界」へ行き、そこから買うつもりだ。ポータルを開き、その世界の店に入ると、親切な店員が迎えてくれた。
「おはようございます。何をお探しですか」
私は人と話すのが得意ではない。ここの言語は私の世界の言葉に似ているが、話すのは難しい。
「コピー機用のインクをください」
言葉はうまく出た。
「申し訳ありません、全部売り切れてしまいました。誰かが全部買っていきました」
それで別の店に行ったが、そこにもインクはなかった。行く店ごとに同じことを言われた。「誰かが全部買っていった」と。私は(誰がそんなに大量のインクを何するんだろう)と疑問に思ったが、仕方なく事務所へ戻ることにした。事務所の近くで、路地のそばにいる謎めいた人物に出会った。その人物は言った。
「友よ、君が探しているもののありかを知っている」
私は答えた。
「本当ですか? 教えてください」
するとその男は、探しているものの場所を教え始めた。
「君が探しているのは伝説の宝だ。世界の最も遠い隅でしか手に入らない。多くの魂がそれを求めて命を落とした。ここに地図をやろう。勇者だけがその秘宝を手にできる」
単なるコピー機のインクが伝説の秘宝だというのは大げさに思えたが、この世界ではコピー機自体が手に入りにくい物だから、多少の理屈は通る。私はその地図を受け取り、旅に出た。山や川を越え、旅の途中で何人かの友人を作り、いくつかの貴重な魔法の品を手に入れ、強力な敵とも戦った。しかし旅の目的を忘れたことはなかった。ついにその男が示した場所にたどり着いた。そこは店のようには見えなかったが、文句は言えない。目の前には大きな扉があり、私はそれを店の入り口だと思って開けた。中には地図をくれたあの謎の男がいて、言った。
「ここまで来たか、若き冒険者よ。もしその貴重な秘宝を手に入れたいなら、私を倒さねばならない」
すると男は本性を現し、炎の翼を持つ巨大な悪魔の姿になった。自らを地獄の第三の円の最強の悪魔だと名乗り、激しく襲いかかってきた。私には、ただコピー機のインクのためにここまでやるのは過剰だと思えたが、黙って見ているわけにもいかない。そこで私は自分の神秘的な力を使うことにした。
「私は詩人だ。詩は私の存在、私の魂の反映だ。書くことがすべてであり、詩は私の武器だ」
私の能力は、詩の形で何かを描写すれば、その物を創造できるというものだ。ただし、私がその仕組みを理解している物に限られる。だからまず詩で電気ショックを与える銃を作った。あの、ケーブルを飛ばして高電圧で相手を無力化するタイプの銃だ。それから別の詩で、ナトリウムを基にした水(導電性のある液体)を作り、部屋を満たした。安全な場所に移動してから悪魔に向けて電気銃を撃つと、水が導体となって放電し、致命的なダメージを与えた。悪魔は焼け焦げて床に倒れた。さらに別の詩でいくつかのスポンジを作り、水を吸い取らせた。私は悪魔に近づくと、彼は言った。
「ふふ、よくやった。勝ったな。宝を受け取れ」
目の前に光り輝く箱が現れた。開けると、最高級の聖剣が入っていた。悪魔は言った。
「その剣は選ばれし者しか扱えない。君は暗黒の力と戦う伝説の英雄として選ばれたのだ、そして…」
私は遮った。
「それがどうしてコピー機のインクを見つけるのに役立つんだ?」
悪魔は答えた。
「何を言っているんだ?」
私は言った。
「コピー機のインクが必要なんだ。それを手に入れるためにここまで来たんだ」
悪魔は言った。
「坊や、何のことだかわからないが構わない。今や君は選ばれし者だ…」 *(私は悪魔の頭を一撃した)*
剣で彼の頭を打ち、怒りを込めて言った。
「聞け…こんなゲームじみた茶番をインクのためにやっているんだ。俺は『選ばれし者』なんて興味ない。コピー機のインクが欲しいだけなんだ」
悪魔は怯えて言った。
「何のことか知らない…ただ仕事をしているだけだ」
私は答えた。
「俺も自分の仕事をしたいんだ。つまらないこともあるし、いら立つこともあるが、それでも楽しんでいる。楽しめる限り続けるつもりだ」
悪魔は尋ねた。
「ところで、どうしてその力を使わなかったんだ?」
「え?」
「君の力は物を創造できるんだろう? 探しているものを自分で作ればいいじゃないか」
…
私はすぐに事務所に戻った。トイレットペーパーを所定の場所に置き、力でコピー機用のインクの詰め合わせを作った。それから自分の机に戻り、いくつかの詩の草稿を書き続けた。やがてダンテとベアが任務から戻ってきた。二人とも興奮しているようだった。ダンテは言った。
「最高だった! 人生で一番のミッションだ。こんなの初めてだ。裏切りもあったし、陰謀もあったし、キャラクターの成長もあった」
ベアは答えた。
「血もたくさんあったし、狂気もあったし、何よりロマンスが多かったわ」
ダンテはベアを抱きしめ、優しく言った。
「ロマンスが多すぎるよ、僕の愛しいキャラメル」
ベアは色っぽく返した。
「後で部屋で待ってるわよ、私のハニーパイ」
ベアは二人の居間へ向かい、扉を閉める前にダンテにキスを投げた。あの二人があんなに甘々なのを見たのは初めてで、私はその甘さに吐き気を催しそうになった。やがてダンテが私に尋ねた。
「ねえ、ヴァージル、頼んだもの買ってきたか?」
私は答えた。
「はい、買ってきました」
彼は言った。
「君には簡単だっただろう。実際、君の仕事はあまりにも単純だ。きっと一日中退屈しているんだろう。君の顔を見ているといつも退屈そうに見える」
私は答えた。
「そうかもしれないね」
彼は言った。
「まあいい。今日は残りの時間を休みにしろ。俺は結婚した女の子の下品な欲望を満たすのに忙しいから」
私は言った。
「わかりました」
荷物をまとめて家に帰った。時々この仕事は退屈だ。あの二人のようにミッションに出ることはないだろうが、それでもここで働くのが好きだ。楽しめる限り、退屈だったり伝説の悪魔と戦ったりしても構わない。私はこの仕事を続けるつもりだ。本当に自分の仕事を楽しんでいるのだから。
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